更新日:2023年1月11日
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「かながわ商店街大賞」について、ご紹介します。
県と県内の経済団体で構成する「かながわ商店街大賞実行委員会」が実施する表彰事業、第11回「かながわ商店街大賞」が、次のとおり決定しましたので、お知らせします。
「かながわ商店街大賞」は、「商店街部門」と「大型店・チェーン店部門」の2部門があり、県内の頑張っている商店街の優れた取組や、商店街との積極的な連携を図っている大型店・チェーン店などの優れた取組を表彰し、広く紹介することにより、あらためてより多くの県民や来街者の皆さまに商店街の役割や魅力を知っていただくとともに、他の商店街の活性化の参考としてもらい、県内の商店街全体の活性化に寄与することを目的としています。
かながわ商店街大賞実行委員会は、神奈川県・公益社団法人商連かながわ・神奈川県商店街振興組合連合会・一般社団法人神奈川県商工会議所連合会・神奈川県商工会連合会・神奈川県中小企業団体中央会・公益財団法人神奈川産業振興センターで構成しています。
【商店街部門】(応募数:13団体、応募期間:令和4年8月3日から9月30日まで)
【受賞者の取組、成果】
<地域資源を最大限に生かしながら時代に合った取組も推進>
馬車道は横浜開港以来、外国文化への玄関口として独自の発展を遂げてきた。歴史的建造物もあり、開港当初の面影を色濃く残している商店街。日本における「発祥の地」という歴史や文化などの地域資源を最大限に活かし、「アイスクリーム発祥記念行事」や「ガス灯点灯式」等の様々なイベントを開催している。さらに、QRコードを読込むと店舗情報が英語で表示される案内板を商店街に設置している等、インバウンド需要を取り込む観光客への対応も積極的に図るなど、社会が変化する中で、その時代にあった取組も進めていることが評価された。今後も地域特性を大事にしつつ、ハード・ソフトの両面から総合的な街づくりを推進していくことが期待できる。
【受賞者の取組、成果】
<認知症の人にやさしい街プロジェクトで安心して暮らせる街づくりを実践>
東急田園都市線・横浜市営地下鉄線あざみ野駅前を中心に広範囲にわたって会員店が立地する商店会。「あざみ野認知症の人にやさしい街プロジェクト」を通じて地域の様々な団体と連携を図り、高齢者の方が住みやすい街づくりを実践している。会員店は「認知症サポーター養成講座」を受講し認知症への理解を深め、認知症の人やその家族の方が来店しやすい環境づくりに努めるとともに、この活動が地域に広まり理解されていくことで、次世代へと繋がる持続可能な街づくりを目指している。その他、あざみ野スクラッチなど会員店の集客や売上に繋がる事業にも取り組んでおり、そうした事業と社会貢献的事業とが総合的に進められている。また広いエリアに会員店がある商店会で、一体性を保って事業を展開していることも評価された。
【受賞者の取組、成果】
<SDGsをテーマに個店のPRにもつながる取組みを意欲的に展開>
東急東横線元住吉駅東口に広がり、チェーン店と個人店がバランスよく存在している商店街。「オズ・みんなの食堂」は、商店街の会員店が提供するおかずと、自治体から寄贈される賞味期限の迫った備蓄米のご飯を詰め合わせたお弁当を、子ども達やひとり親世帯等に配布することで、社会的課題の解決と併せて会員店の認知度アップも目指している。また当イベント開催の1か月前には、地域家庭に眠っている食材を集めるフードドライブイベントも実施し、集まった食材はお弁当と同時に配布している。商店街への注目度が上がり、会員店舗のPRにもなる取組は、商店街事業への参加や加盟の促進にもつながっている。また役員の世代交代を図り、若手の機動力を活かした連携などにより、SDGsをテーマとした事業に積極的に取り組んでいることが評価された。
【受賞者の取組、成果】
<まちラボで地域と商店街をつなぐ魅力あるまちづくり>
JR石川町駅近くの歴史ある施設も立地する古くからの住宅街にあり、近年は個性的な店舗も出店している商店街。町内会、商店街、近隣学校等が連携し、地域とこれらをつなぐ「まちラボ」を立上げて、ボランティア活動の枠組みを作り、イベントや祭事で交流を図りながら、地域の催事の持続を目指している。未来を担う世代との連携も図られ、今後の事業継続の効果に期待が持てる。「こども食育食堂」「おしごと体験」プロジェクトにより、商店が子どもや家庭の地域における居場所になる取組が進められており、商店街や店舗の周知や利用にもつながっている。このような地域とつながりのある独自性の高い活動が評価された。
【受賞者の取組、成果】
<継続的なイベントや街路灯の広告宣伝看板など商店街の一体感ある取組>
小田急線愛甲石田駅周辺の住宅街にあり、会員店舗が点在している商店街。長年にわたって継続している祭事や様々なイベント等により地元団体とも連携して地域を盛り上げている。また、線路を挟んで店舗が広く点在して立地している商店会ながら、街路灯の看板を商店会の名前から会員店名の広告看板に変更するなどの工夫によって、会員の宣伝を強化し一体的な連帯意識の向上を図っている。その広告看板の展開に独自性があり、会員点在型で街路灯を有する商店街の取組として、モデル的要素が認められると評価された。
【大型店・チェーン店部門】(応募数:2団体、応募期間:令和3年8月3日から9月30日まで)
【受賞者の取組、成果】
<商店街と一緒に地域のイベントを盛り上げる>
長年にわたり、厚木なかちょう大通り商店街振興組合の会員として継続的に商店街と連携を図ってきており、店長は理事として在籍している。商店街、地域で多くのイベントを行っているが、その開催時には、いつも商店街と一緒になって率先して活動し、令和4年1月から開始した商店街プレミアム商品券の販売時にも自ら手伝いを申し出て、顧客の勧誘や説明等などを行った。超大型店でありながら、地域連携意識が非常に高く、今後も引き続き商店街との積極的な連携の継続が期待できると評価された。
【受賞者の取組、成果】
<商店街のイベントに積極的に協力するとともに、商店街の誘客にも貢献>
モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合に出店以来、組合員としてサマーセールやウィンターセールなどのあらゆる商店街事業に積極的に協力している。また、現在の社長は商店街の青年部にも所属して活動しており、他の若手商店主などに情報を発信している。店舗も厳選した良品の提供を通じて高い集客力を発揮しており、商店街の誘客にも大きく貢献していることが評価された。
【日時】
令和5年1月5日(木曜日)15時30分から
【場所】
横浜ロイヤルパークホテル 3階 鳳翔
【実施主体】
かながわ商店街大賞実行委員会
【後援】
神奈川新聞社・tvk(テレビ神奈川)
第1回、第2回、第5回につきましては、国立国会図書館のウェブアーカイブ「WARP」によりお知らせします。
第10回(令和3年度)第9回(令和2年度)第8回(令和元年度)
第7回(平成30年度)第6回(平成29年度)第5回(平成28年度)
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第1回(平成24年度)
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このページの所管所属は産業労働局 中小企業部商業流通課です。