県西地域のニホンザルについて

掲載日:2018年6月8日

生息状況

県西地域には、古くから「箱根山のサル」の存在が知られていました。西湘地域個体群は、生態系のうえで貴重な存在に位置付けられています。昭和30年代から40年代には、観光目的等で餌付けが行われ生息数が増大しました。昭和50年代から農業被害が生じ、餌付けの中止や被害防除対策の実施に伴い、平成3年度の203頭をピークに減少してきました。平成29年度には85頭となっています。

県西地域には、丹沢地域個体群のうち丹沢湖群が山北町を中心とする西丹沢地域に生息し、平成29年度には33頭となっています。

県西地域のサル生息頭数のグラフ

西湘地域個体群の生息頭数

年度(平成) 頭数
8年 139 
9年 131
10年 136
11年 141
12年 142
13年 152
14年 132
15年 137
16年 111
17年 121
18年 110
19年 111
20年 105
21年 98
22年 95
23年 99
24年 110
25年 114
26年 111
27年 106
28年 108
29年 85

県西地域の群れ

  • S群とH群の位置情報は小田原市のホームページでご確認ください。
  • 小田原市:サル情報はこちらをご覧ください。

S群(17頭)

この群れは、もともと生息していた須雲川(箱根町)の頭文字から「S群」と呼んでいます。小田原市入生田、風祭、板橋、城山、箱根町湯本周辺の市街地等に出没し、例年夏場には小田原市久野、府川、南足柄市沼田方面に移動しています。平成30年6月1日現在、3頭の生息が確認されています。

S群のサルの画像1S群のサルの画像2

S群のサルの画像3S群のサルの画像4

H群(35頭)

この群れは、もともと生息していた広河原(湯河原町)の頭文字から「H群」と呼んでいます。小田原市早川から真鶴町岩の間の海岸線に平行した山野を移動し、農地・市街地等に出没しています。

H群のサルの画像1H群のサルの画像2

P1群(5頭)

この群れは、もともと生息していた湯河原パークウエイ(湯河原町)の頭文字から「P群」と呼んでいます。群れの分裂により、「P1群」と「P2群」に分かれましたが、現在「P1群」のみ確認されています。「P1群」は、主に熱海市泉、伊豆山方面などを利用し、湯河原町での出没はあまり見られなくなっています。

P1群のサルの画像1P1群のサルの画像2

P1群のサルの画像3P1群のサルの画像4

T1群(28頭)

この群れは、もともと生息していた天照山(湯河原町)の頭文字から「T群」と呼んでいます。群れの分裂により、「T1群」と「T2群」に分かれましたが、現在「T1群」のみ確認されています。「T1群」は湯河原町宮下、宮上、城堀、鍛冶屋、吉浜などの農地や市街地等から真鶴町真鶴を利用し、熱海市泉方面にも出没しています。

T1群のサルの画像1T1群のサルの画像2

サルによる被害を防止するために

  • サルに近寄ったり、サルと目を合わせないでください。
  • サルに餌を与えたり、餌になるものを戸外に置かないでください。捨てられた農作物はサルだけでなく様々な鳥獣を呼び寄せますので、適切に処分しましょう。

サルが捨てられたミカンを食べている画像サルに食べられたスイカの画像

  • 人家への侵入を防ぐために、窓や引戸に鍵を掛け、戸締りを徹底してください。窓のカーテンを閉め、中が見えないようにするとより効果的です。

サルが住居に侵入しようとしている画像サルの簡易防止柵の画像