更新日:2022年1月14日

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小水力発電のページ

寒川浄水場で作られた水は、各ご家庭に配水する前に配水池に送水しています。配水池に到達する際に残っている水圧を有効利用した小水力発電設備の設置例を紹介しています。

写真:稲荷小水力発電設備

小水力発電設備とは

 寒川浄水場で作られた水は送水ポンプにより配水池へ送られ、そこからお客様へ配水しています。
 配水池に水が入水するためにはエネルギーが少しでも残っていないと入水することはできません。また、配水池に水が入水する際の未利用エネルギーを少なくするようにポンプを制御するのは困難です。

 そこで、配水池に送られてきた水に残っている未利用エネルギーを有効利用して、クリーンな発電を行い、環境負荷の低減を図るため、配水池に小水力発電設備を設置しました。

 発電した電気は、配水池に併設されているお客様へ配水するポンプ等で使用することにより、購入する電力を削減しています。

イラスト:稲荷小水力発電設備の概略

 

小水力発電機のしくみ

 稲荷配水池に設置した小水力発電機はインライン型水車発電機といい、水車と発電機が一体となった構造で、水道の配管の途中に設置できるようになっています。また、上図に描かれているとおり、発電機が水道管の中に設置されているため、騒音が大変少ないことも特徴となっています。
 発電方法は、水道水が下図の発電機右側より流れ込み、出口にある水車ランナーを回転させることにより発電を行います。

イラスト:小水力発電機の構造

写真:芹沢小水力発電設備 写真:葛原小水力発電設備

芹沢小水力発電設備          葛原小水力発電設備

 

小水力発電機概要

項目 稲荷 芹沢 葛原
発電機最大出力[kW] 90 55 24
使用水量[立方メートル/h] 約4,000 約1,260 約1,080
有効落差[メートル] 約10 約21 約14
年間発電電力量[kW/h] 約343,000 約200,000 約150,000
一般家庭で使用する電力量[軒分] 約100 約57 約43
二酸化炭素ガス削減量[トン/年] 約130 約84 約58
森林のもつ炭酸ガス吸収量[ha] 約5.6 約3.7 約11.7
運転開始 平成20年2月 平成22年3月 平成23年2月
所在地 藤沢市稲荷 茅ヶ崎市芹沢 藤沢市葛原

 

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