ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化交流・国際交流 > 第14回国際言語文化アカデミア外部評価委員会・異文化理解支援事業小委員会「審議結果」
更新日:2021年3月31日
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審議(会議)結果
次の審議会等を下記のとおり開催した。
審議会等名称 |
第14回国際言語文化アカデミア外部評価委員会・異文化理解支援事業小委員会 |
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開催日時 |
平成28年10月20日(木曜日)13:30から15:30 |
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開催場所 |
神奈川県立国際言語文化アカデミア 205討議室 |
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(役職名) 出席者 |
(役職名)◎代表委員 ◎岡 秀夫 (東京大学名誉教授) 加藤 重廣 (公募委員) 渡邊 愼介 (関東学院常務理事) |
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次回開催予定日 |
平成29年1月 |
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問い合わせ先 |
所属名、担当者名 国際言語文化アカデミア 井伊・焼石 電話番号 045-896-1091 ファックス番号 045-896-0096 |
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下欄に掲載 するもの |
議事録 |
議事概要とした理由 |
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審議経過 |
【議題1】平成28年度講座実施状況報告に係る意見交換 〇 事務局から平成28年度の講座実施状況について報告。 ・ ボランティアを目指すための語学講座では初歩編・基本編に加え、本年度から発展編を展開。英語の初歩編は特に応募者が多かったことから(2回合計定員36名に対して申込者278名)、落選者対象に無料の一回講座を開講予定であり申込者は120名となっている。 ・ 成果指標については、英語基本編発展編で実施中。Can-Do方式により初回と最終回で実施する。 ・ 日曜開講については、アジア系言語・文化に関する講座及び英語購読講座で実施しているが、受講者数は予想よりも少ない状況である。 ・ ボランティアを目指すための語学講座修了者へのフォローアップとして「修了者の集い」を10月2日に開催し、200名程度の対象者に対して申込84名、当日は69名と予想を上回る多くの出席者数となった。地球市民かながわプラザと連携して、ボランティア情報の提供など実践につなげるための第一歩となった。 ・ プロジェクト研究については、初歩編のニーズの高さを踏まえて、初歩編レベルを中心とした内容にしていきたいと考えている。 ・ 行政職員向け講座では、職員キャリア開発支援センターと連携して英語力アップ研修、グローバルコミュニケーション研修を実施中。グローバルコミュニケーション研修は大変多数の申込があった。 ・ 青少年向け講座については前年度までの出前講座からアカデミアでの実施へ変更。11月12日に3講座を実施予定。 〇 平成28年度講座実施状況報告に関する意見交換 (委員) 応募者多数の場合の抽選はどのように行っているのか?応募多数に対する来年の対応についてどのように考えているのか? (事務局) パソコンによる抽選を行っている。英語初歩編については講座の増加だけでは高いニーズに対応しきれないことから、自主学習できる教材の作成で対応することを検討している。また、11月5日に初歩編の抽選に落選した方向けのフォロー講座でアンケートを行い、さらにニーズをつかみ計画に反映させていきたい。 (委員) 教材開発を行うということだが、受講希望者は直接講師から学ぶことを求めているのではないか。現在はオンライン学習などもあることから、様々な手法について検討してもらいたい。 (委員) 行政職員の参加状況はどうなっているのか。 (事務局) 県のグローバル戦略に基づき、県職員の研修を行っているキャリア開発支援センターと連携して実施している。英語力アップ研修は参加対象課があらかじめ決まっているが、県職員全体を対象としたグローバルコミュニケーション研修では6倍近い応募があった。 (委員) 小学生英語の教科化への対応はどうなっているか? (事務局) 外国語に係る教員研修事業で小学校教員向け講座を実施対応している。学習指導要領の改訂の動きから、小学校の課題認識も高まっていると思われるが、まだ現場では具体的な危機感は必ずしも高まっていないように思われるし、市町村教委の認識にも差がある。教育委員会を通じて各市町村へアカデミア講座を周知している。 (委員) 市町村により対応がさまざまであるので、是非アカデミアで支援していってもらいたい。 (委員) アジア系語学講座の受講状況が芳しくないようだがどうか。 (事務局) ニーズの高い言語の把握、そしてそれに対応する外部講師の確保が難しいところではあるが、初学者向けの講座を実施することでニーズを探っているところである。今後工夫していきたい。 (委員) 高校生講座の状況は? (事務局) 昨年度までの出前による実施から、本年度からアカデミアを会場として11月12日に実施する。教育委員会や校長会を通じて周知に務めている。 (委員) Can-Do方式による成果指標を実施しているが、開始時と同じ質問内容を終了時に行うのか? (事務局) そのとおりである。その変化を検証していきたい。 (委員) 授業内容と連動させて、実証データを積み上げていってもらいたい。 (委員) ボランティアを目指す語学講座修了者のフォローアップの具体の状況は? (事務局) 10月に研修ホール及び隣接の地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)を使って実施した。修了後の状況についての情報交換や、あーすぷらざ職員からのボランティア情報提供やあーすぷらざの活用方法について案内いただいた。その場で勉強会を立ち上げるグループも出るなど、修了者への良い刺激となる機会となった。 (委員) どのように修了者に対して機会を与え、ネットワークへつなげることができるか、是非工夫し継続してもらいたい。 (委員) 予算の状況はどうなっているか? (事務局) 人材を確保するためにはやはり予算が必要ではあるが拡充は難しい中、工夫を図っている。 (委員) 教育には結果が出るまでに時間がかかるものであるので、長期的に考えて予算の充実を図ってもらいたい。 議題1意見まとめ ・ 応募者の多い講座については工夫して対応し、県民の熱意に応えて、より良く発展する方向としてもらいたい。 ・ 行政向け講座については、今後も連携して講座の充実を図ってもらいたい。 ・ 成果指標については、今後も実施して実証データを積み上げ、単に語学力の変化だけではなく意識変化も含め検証してほしい。 ・ 講座修了者へのフォローについては引き続き実施してもらいたい。 ・ 講座をさらに充実させるためにも、人材確保や予算の拡充は重要であり努力して拡充に努めてほしい。 ・ 学校との関わりについては、グローバル人材の育成を目指し、若い世代の県民に対応した事業展開を行ってもらいたい。 【議題2】 平成29年度講座計画に係る意見交換 ○ 事務局から平成29年度の講座計画についての検討内容を報告。 ・ 来年度は機関評価が実施されることから、事業体系についての大きな変更は行わない。 ・ コミュニケーション支援ボランティア養成講座においては、各言語間で基本路線は共有しながらも、適宜カリキュラム調整を行う。 ・ 専任教員の業務において、外部講師を適宜有効に活用するなどにより事業運営のためのマネジメント業務の比重を増やす。 ・ 成果指標については、本年度の結果を見て適宜微調整を行う。 ・ 講座修了者に対しては、引き続き「集い」の開催やアンケートを実施してその後の活動状況を把握していく。 ・ プロジェクト研究では、英語初歩編へのニーズの高さを踏まえ、ボランティア希望者の裾野を広げる意味で初歩編を充実させた自主学習教材の開発を行う。 ・ 行政向け講座については、引き続き職員キャリア開発支援センターとの連携を進めるとともに、市町村職員向け研修についても、特に市町村研修センターとの連携を所全体として図っていきたい。 ・ 青少年向け講座については、本年度の実施結果を踏まえて来年度も同規模で実施することとしたい。 ○ 平成29年度講座計画に関する意見交換 (委員) 講座への申込はネットがほとんどか?アンケートもネットを通じて実施できれば経費を抑えることができるのだが。 (事務局) 郵送やファクシミリによる申込も一定程度あるので、ネットのみでのアンケート実施は難しい。 (委員) 機関評価の実施について詳細を聞かせてもらいたい。 (事務局) 前回は平成26年度に県機関としての設置意義、組織や運営のあり方、今後の機能・あり方についての評価を受けた。当初5年に一度を想定していたが、前回の機関評価の提言において3年に1度とされた。 (委員) 3年に一度では頻繁すぎるのではないか。機関評価のための業務が繁忙となり、本来業務である講座運営に支障をきたすことがないか心配だ。安定的な事業運営を行っていくために見直してはどうか。 (委員) 来年度の予算の状況はどうなっているか。 (事務局) 現在作業中である。限られた中でできるだけ質を保つことができるよう努めている。 (委員) 前回の外部評価委員会の中で、他の委員からアカデミアがあることで神奈川の英語教育の理論と実践がかみ合ってとても良いものとなっていると他から評価されているとの話があった。こういった良い点をアカデミアとして積極的に発信していってもらいたい。 (事務局) 外部監査でも、リピーターの満足度は高いのであるから、もっと広報の充実を図るようにとの意見をいただいている。他事業においては、横浜西口の会場を使って講座実施や、出前講座を積極的に行うなどして、口コミも含めてアカデミアの良さを広めていっている。 議題2意見まとめ ・ 機関評価があるということで難しい部分もあるが、予算や人材の確保を図って、講座の充実に努めてほしい。 ・ 広報活動をもっと活発に行って、さらにアカデミアの存在・良さを発信していってほしい。 ・ 講座においては外部講師の活用等も行って充実を図り、教材開発も外に向けて積極的に発信するものとしていってほしい。 ・ 成果指標については、実証的なものを提示してほしい。それを活かして講座を組み立てていってもらいたい。 以 上 |
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