第22回国際言語文化アカデミア外部評価委員会・異文化理解支援事業小委員会「審議結果」

掲載日:2021年3月31日

審議(会議)結果

審議会等名称

第22回国際言語文化アカデミア外部評価委員会・異文化理解支援事業小委員会

開催日時

令和2年1月29日(水曜日) 11時10分から12時10分

開催場所

神奈川県立国際言語文化アカデミア 104討議室

出席者【会長・副会長等】

田倉 保(公募委員)、福富 洋志(放送大学神奈川学習センター所長)、渡邊 愼介((学)関東学院常務理事)【代表委員】

次回開催予定日

令和2年5月

所属名、担当者名

国際言語文化アカデミア 西田

掲載形式

議事録

議事概要とした理由

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審議(会議)経過

【議題】2020 年度事業計画(案)の評価に関する意見交換
講座群II コミュニケーション支援ボランティア養成講座
《事務局説明》
・ 訪日外国人や外国籍県民は今後も増加傾向にあると考えられ、言語だけでなく文化的背景を理解した上でそれらの人をサポートするコミュニケーション支援ボランティア育成のため、目的や対象などはこれまでどおりに実施していく。
・ 来年度の講座編成について、1つ目の課題として、成果指標に基づいた講座内容と教授方法の改善ということで、成果指標の結果をもとに、不十分な結果項目に対しては、講座ごとにその原因を検討し、指導内容と方法の改善を図るとともに、全講座横断的に指導内容と方法を再検討し、改善を図っていく。
・ 2つ目の課題は、神奈川県の地域資源に目配りするとともに、訪日外国人等の一層の増加を踏まえての高い共生意識の醸成である。これに対しては、地域で中心となって活躍できる実践的な人材育成を進めるため、英・中・西・仏の4言語の講座については、基本編、発展編に加え、より実践性の高い表現や各言語圏の文化、社会事情等について補足的学習を行うことを目的とした「フォローアップ講座」を引き続き実施していきたいと考えている。
・ 各講座においては、身近な地域で活動していただくことを念頭に、神奈川県の特色や地域資源に関することを内容に盛り込みつつ、各自の状況に合わせて深めていけるような講座内容を引き続き工夫していく。
・ 我が国に身近なアジア諸国や、本県に在住者が多い南米系の言語・文化に関する講座を、神奈川県の状況を勘案しながら充実することとして、異文化理解にとどまらず、共生意識が醸成されるような講座内容の提供に努めたい。
・ アジア・南米の文化入門講座のような受講対象者の範囲が広い講座や、複数のクラスを設置する講座は、引き続き土曜日、日曜日に開講することとして、平日に受講できない社会人等の参加機会を広げていきたい。
・ 3つ目の課題として、2020 年度末に予定されているアカデミアの廃止がある。これについては、英語・中国語・スペイン語・フランス語の4言語の初歩編は廃止し、2019 年度初歩編修了者を主な対象に、年度内に発展編まで学習できるよう受講機会を提供する。
・ また、異文化理解につながる新たな事業を一部試験的に導入し、かながわ国際交流財団と共同で実施することを検討する。
・ 4つ目の課題として、講座修了者がなかなか実践活動に向かっていただけないという状況があるが、引き続き地球市民かながわプラザとの連携による情報提供や、ホームページを利用した情報提供を実施していく。
・ 例年、「講座修了者の集い」を実施し情報提供を行っているが、今年度はアカデミア廃止後の方向性がはっきりしないことから実施しなかった。来年度は2018、2019 年度の修了者を対象に実施し、県やかながわ国際交流財団等のボランティア情報を提供する。
・ また、2020 年度の修了者については、「コミュニケーション支援ボランティア名簿」への登録は行わず、これまでの登録者名簿についても廃止する。

《意見交換内容》
(渡邊委員) 今回は初歩編を廃止したということだが、理由をご説明いただきたい。
(事務局) 初歩編・基本編・発展編の3段階になっているが、来年度初歩編を受講いただいても、その後の基本編・発展編の受講機会を提供できないため廃止とする。また、今年度の初歩編修了者が、来年度基本編・発展編まで修了できるよう、それぞれ週2回の速習コースを設けている。
(田倉委員) 週2回通うというのは厳しい気がする。1日2コマにすることはできないか。
(事務局) それも考えられるが、続けて3時間同内容の講座は、集中力が続かないのではないか。
(福富委員) どちらが大変かという比較になるかと思う。
(田倉委員) 基本編だけ修了し、発展編までは受講しないという人もいるのではないか。
(事務局) 来年度は人員的な問題もあり、多種のコース設定は難しいところがある。以前週2回と1日2コマの講座を実施したことがあったが、週2回の講座の方が修了率が高かったことがある。
(福富委員) 発展編だけ実施するという考えもある。
(事務局) 今年度の初歩編修了者へのフォローとして、基本編は必要と考えている。基本編・発展編の実施方法については検討させていただく。
(渡邊委員) かながわ国際交流財団と共同で実施する講座は、具体的にはどうなるのか。
(事務局) 昨年1度話し合いを行ったが、今のところ具体的には何も決まっていない。
(田倉委員) 国際交流財団では現在、アカデミアのような講座を行っていないので、共同でと いっても無理なのではないか。
(渡邊委員) 全体会議の国際課からの説明で、言語に関する講座は廃止の方向とあったが、どの部分が廃止になるのか。
(事務局) 言語に関する講座はすべて廃止と聞いている。
(渡邊委員) 国際化、グローバル化といわれている中で、言語に関する講座がすべて廃止というのは深刻な問題だと思う。民間との役割分担というのは便利な言葉だが、具体的にどう分担していくのか。
(福富委員) コミュニケーション支援ボランティアに関する講座は行わないということは、県として今後養成は行わないということになる。これまでコミュニケーション支援ボランティア名簿を作成していたが、これも廃止するということか。
(事務局) 事業移管後の活用をお願いしていたが、廃止するということである。
(田倉委員) 移管するといっても、実際には何もないのではないか。
(事務局) そうである。
(福富委員) 国際交流財団では、アカデミア教員の知見を活かす余地がないのではないか。
(事務局) 財団としても、財政的に県からの予算措置がなければできないということもある。
(福富委員) 県の他部署で、ボランティア養成を行っているところはあるのか。
(事務局) 観光ボランティアのための短時間の研修は実施しているが、アカデミア講座のように長期に渡るものはない。
(福富委員) 事業に対する評価を行う外部評価委員会とは別に、アカデミアという機関に対する評価を行う機関評価委員会があるが、その中でもアカデミアに対する否定的な結論はなかったはずであり、なぜ組織廃止という流れになったのかがわからない。
 

講座群III 行政職員コミュニケーション能力向上講座
講座群IV 青少年向け異文化理解・コミュニケーション能力向上講座
《事務局説明》
・ 行政職員コミュニケーション能力向上講座は、県の職員キャリア開発支援センターが行う職員研修の一環として、県職員向けの研修講座を要望に合わせた内容で実施している。
・ 内容としては、ネイティブ教員による英会話研修と異文化理解のためのグローバルコミュニケーション研修があり、来年度も同様に実施する予定である。
・ 青少年向け異文化理解・コミュニケーション能力向上講座は、平成30 年度は休止しており、今年度は新しい形で実施している。以前に比べると参加人数は増加しており、来年度も同様に、英語の実践的な内容に異文化理解を加味したものを行う予定である。
・ 今年度は午後に開催したところ、3講座のうち後になるほど参加者が減っており、時間帯を変えたほうがいいというご指摘もあったので、来年度は午前の開催を考えている。

《意見交換内容》
(渡邊委員) 組織廃止後もこの2つの講座は実施できるのか。
(事務局) 行政職員向け講座は、職員キャリア開発支援センターからの依頼で行っており、組織廃止後、国際交流財団に依頼するのかは不明である。ただし、英会話研修は1部会の英語ネイティブ教員が行っており、1部会事業は総合教育センターに移管されるため、継続はできないと思われる。青少年向け講座は、国際交流財団でも高校生対象の事業を実施しているとのことなので、そちらに移管となるかもしれない。
(渡邊委員) 行政職員向け講座の評価などはどうか。
(事務局) 受講者アンケートの結果では、毎年度いい評価をいただいている。
 

以上