相模湾試験場の紹介

掲載日:2018年2月5日

試験場長からご紹介します

日本3大深湾である相模湾の恩恵に預かる試験場

相模湾海底地形の画像

相模湾は富山湾、駿河湾とともに日本3大深湾と呼ばれています。
小田原漁港から船で沖に出ると僅か数分で、水深1000m以上の海域に到達します。
このとても深い相模湾には主に2つの海水の層があり、それぞれ相模湾に恩恵をもたらしています。
1つ目は、表層には温かい黒潮系の海水が流れており、これにより多様な魚が相模湾に運ばれてきます。
2つ目は、水深約250mから1,000m付近に北からの冷たい親潮系の海水が流れ込んでおり、相模湾に豊富な栄養がもたらされます。
また、箱根や丹沢など主に県北西部の森からも、酒匂川などの河川を経由して栄養分が相模湾に流れ込んでいます。これらにより、相模湾では日本の沿岸に生息する種類の半数以上である1,600種を超える魚をみることができ、各々の季節ごとに多くの魚が漁獲され、およそ300種が食用として流通しています。

私たち相模湾試験場の職員は、この豊かな恵みをもたらす相模湾の漁場環境を守りながら、より活力のある漁業創出をサポートして県民の食を支えるために様々な取り組みを行っています。

写真:定置網の急潮被害ゼロ、調査研究の推進と指導普及の充実庁舎内掲示中の私たちの責務

当試験場は、先端技術を活用した水産工学研究を主体に、相模湾海域の漁業や漁場環境に関する研究開発を行っています。
特に、現場での調査と回流水槽実験を組み合わせて行う定置網等漁具の改良や、急潮による定置網被害の防止策の開発を通じて、本県沿岸漁業の大黒柱である定置網漁業の振興に寄与しています。
また、当試験場には、漁業調査指導船「ほうじょう」、船外機船「はやかわ」が配備されており、その機動性を活かして藻場や養浜事業による環境への影響調査等、漁場環境の保全に係る調査・研究を展開しています。

なお、相模湾試験場は、水産分野の試験機関としては全国的にも珍しく駅から近い場所にありますので、ぜひ一度お越しください。


担当区

調査・研究業務は、県内の相模湾沿岸区域(水産工学分野については神奈川県全域)
普及・指導業務は、藤沢市から湯河原町まで
船舶の活動範囲は、相模湾全域、東京湾全域


組織と主な業務 

組織図
環境農政局 水産技術センター 相模湾試験場 場長 次長 管理 西部漁港管理事務所兼務
研究 専門研究員、主任研究員、研究員
普及 普及指導員
船舶 船舶職員

管理 予算の管理・執行、施設の維持管理、見学の受付等を行っています。

研究 漁具漁法の改良開発研究、漁場造成技術の開発研究、定置網漁業に関する資源調査などを行っています。

普及 漁業者を対象とした新技術等の指導普及や漁業者の研究活動の支援等を行っています。

船舶 漁業調査指導船「ほうじょう」、船外機船「はやかわ」の運行及び管理を行っています。


沿革はこちらをご覧ください。

アクセスと連絡先

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 水産技術センター

 水産技術センター内水面試験場