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更新日:2021年12月7日

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座談会「地域のみんなで考えるこれからの学校」

令和3年度インクルーシブ教育推進フォーラム座談会「地域のみんなで考えるこれからの学校」をテーマにお話を伺いました

はじめに

これまでも、学校教育はその時代に生きる子どもたちに必要な力とは何かを考えながら、発展してきました。これからの時代は予測が困難な時代と言われていますが、どんな時代であろうとも、目の前の子どもに合わせて、学校はどうあるべきかを考え続けることが重要であると考えます。

第1回インクルーシブ教育推進フォーラム座談会では、会場である横須賀の地域にいる方とともに、これからの学校について、それぞれの立場からお話を伺いました。座談会を通して、改めてみなさまとともに、全員参加型の社会、共生社会の実現に向けた議論をしていきたいと考えています。

座談会に参加された方

 

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伊藤大郎さん

鎌倉女子大学

教育学部教育学科

准教授

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船木久美子さん

横須賀市立保育園

園長

 

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川上倫世さん

横須賀市立小学校

総括教諭

 

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原田楓夏さん

横須賀市立高等学校

2年生

 

 

座談会記事PDF版

座談会「地域のみんなで考えるこれからの学校」

伊藤先生をコーディネーターに迎えて、就学前教育に携わる方、小学校教育に携わる方、そして実際に地域の学校で育ってきた高校生から、地域における教育やこれからの学校のあり方についてそれぞれの立場からお話をうかがいました。

自己紹介

伊藤さん(以下、伊藤) 座談会を始めます。よろしくお願いいたします。私は、県立の養護学校、神奈川県教育委員会で勤め、現在、大学で教えています。横須賀市内に住んでいて、地域にはいろんな繋がりがあると思います。よろしくお願いします。

船木さん(以下、船木) 私は、横須賀市立保育園の園長をしております。現在の園に着任して三年目ですが、その前から当園では、子ども主体の保育に積極的に取り組んでいます。子どもが自分で考えて、自分がしたいことをたっぷり楽しむことを見守っていく保育です。毎日子どもが朝から本当に楽しそうに過ごしています。よろしくお願いいたします。

川上さん(以下、川上) 私は、横須賀市立小学校の教員をしております。昨年、一昨年は教育相談コーディネーターという役割を担っていました。教育相談コーディネーターになって、インクルーシブ教育について基本から勉強し始め、学校の中でどうしたら在籍している子どもたちみんなが一緒に過ごせるか考え、日々試行錯誤をしてきました。今年は学んだことを活かして、特別支援学級の教員と共に通常の学級の担任としてクラス運営をしています。いろんなお話の中で子どもたちとの関わり方を考えていきたいと思っています。よろしくお願いします。

原田さん(以下、原田) 私は、横須賀市立高校の二年生です。横須賀市内の幼稚園、小学校、中学校の出身です。今日はしっかり話し合いに参加できたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

個の思いに寄り添い、主体性を育む

伊藤 まず、原田さんから話を聞いていきたいのですが、ご自身の幼稚園のときの思い出はどんなことがありますか。

原田 マラソンや跳び箱をがんばったことがいい思い出です。マラソンは、列になって園の外に出て走ることが多かったのですが、お互いに声掛けをしながら走っていました。また、私は運動が得意な方ではなかったのですが、跳び箱ではみんなでがんばろうという雰囲気があって、楽しいなと思っていました。私の通っていた園は、団結力や協力することを重視していたと思います。

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伊藤 みんなで頑張るっていうところがよかったということですね。原田さんはそういった中で育ってきたってことなのですが、船木先生は園長先生として、保育で心がけていることは何ですか。

船木 みんなで頑張ろう、苦手なことも努力してやって、みんなでできてよかったねっていうことも大切にしていますが、今は、子ども一人ひとりを大切にする、個の思いに寄り添うところを一番大切にしています。

全員で一緒のことをやろうとすると、率先して取り組む子もいれば、ちょっと苦手で嫌々取り組む子もいます。ですから「あなたはどうする?」と、取り組むか取り組まないかを子ども自身に考えて決めさせるようにしています。やりたいと言う子はそのまま参加させますし、今日はやめておくと言う子には、その子の選択を尊重して無理には参加させません。みんなの様子を見て、明日は私もやってみようかなと言う子もいます。

子ども自身が参加したいと思う気持ちを大切にした方が、子どもは楽しいのかなと思いますし、充実感や達成感がより得られるのではないかと思うので、一人ひとりの気持ちになるべく寄り添うことを大事にしていますね。

伊藤 楽しさを味わう中で主体性が育っていくということですね。皆と同じように行動することは、一見そろっていて良いように見えるけれど、内面を見てみると、嫌々取り組んでいる子がいたりする。個に寄り添った保育を提供することで、他の子がやっているのを見て、明日自分もやってみようと思って参加した方が、主体性は育つし、最終的に子どもたちの協働性も豊かなものになるような気がします。

船木 そうですね。そう感じますね。

自分の意見を言うこと、分かってもらうことは楽しい

伊藤 では原田さん、今度は小学校の時の思い出を教えてもらえますか。

原田 小学五年生の時のことなのですが、担任の先生が討論会を頻繁に開いていたので、議論する機会がたくさんありました。その討論会は先生が主体で進めるのではなく、みんなで議論を進めて解決していくのです。私はそれがいつも楽しかったですね。みんなも楽しんでやっていたのではないかな、と思います。自分の意見を言えるのも、人の意見を聞いて納得できるのも楽しかったです。

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伊藤 議論というのは例えばどんなテーマで議論をするんですか。

原田 いろいろなテーマがありました。クラスをよくするためにはどうしたらよいか、みんなが楽しめるクラスのレクは何かなど、身近なことについてのテーマは特によく覚えています。

伊藤 では、その議論をした経験が、今の自分に役に立っているなという感じはありますか。

原田 はい。とてもあります。小学校四年生まで、私は自分の意見を人に伝えることが苦手でした。また、自分の意見をはっきり人に言ってしまうとイジメられるんじゃないかっていう意識が強く、まわりに合わせていました。ですが、五年生になって話し合いの機会が増えて、みんなに自分の意見を言える機会がちゃんとあるから、自分も意見を言っていいんだ、という意識が出てきたのです。きちんと自分の意見を言った方がすっきりするし、相手にも分かってもらえるんだということをそこで学びました。本当に小学五年生の頃の出来事が私にとって大きく、今にもつながっています。

気持ちを言葉で伝える、相手の気持ちを理解する

伊藤 自分の意見をはっきり言う、ということと、先ほど船木先生がおっしゃった主体性のお話が繋がっているような気がするのですが、いかがですか。

船木 小さい子どもたちにも、自分がやりたいことを言葉にしたときに、それを認められると自信になっていくことがあります。頭ごなしに大人が否定してしまうと、話してみようという気持ちに子どもがなれないと思います。ささいなことでもその子が言ったことに耳を傾けて、気持ちに寄り添うことで、話してもいいんだ、考えてもいいんだ、という思いを子どもが体験し、それが積み重なることで、自分で決めていいという主体性に繋がっていると思います。

私たちは、子どもがケンカをしても、しばらくお互いの気持ちをぶつけあわせるようにしています。年長ぐらいになると、しっかりとした理由があってケンカをしているので、相手がどんな思いをもっているのか、自分はどう思っているのかというのを、職員が仲立ちをする形で、それぞれの気持ちをわかりやすい言葉に変えながら、最後は子どもたちにゆだねるようにしています。hunaki2

大人が途中で介入して、「ごめんねって言っちゃいな」とか、「ごめんねって言ったからもういいでしょ」というように強制的にケンカを終わらせてしまうと、子どもたちの中にモヤモヤとしたものが残ってしまいます。ケンカの場面でも、自分の思い、気持ちを言っていいという場を作ってあげることは、小さい時から大切なんだなと、日々感じています。自分のことを聞いてもらえてうれしかったという経験から、相手のことも聞くようになり、それが「人の意見をきちんと聞く」ことにつながるのかなと最近感じています。

伊藤 何を言うかとか、言ったことが正しいか間違いかということも大事ですが、積極的に他者や世界と関わっていく意欲を引き出していくことが大切なのだと思います。自分は言っていいんだ、認められているんだっていうことに繋がりますよね。

ケンカの話も非常に興味深いですね。言葉で表現することの大切さを理解するし、相手の気持ちを理解する、自分と違う気持ちがあることにも気づけます。自分の言動が相手の気持ちを傷つけたり、嫌な思いにさせたりしているんだ、ということをお互いに知って、着地点を見出していく経験は、他者との関係の中から、自分の主体性や関係意識、他者意識を醸成していくことができます。

一つ質問があるのですが、大人がケンカを止めたくなる理由の一つには放っておいたら手が出てしまうんじゃないかと考えるからではないかと思うのですが、その辺りは、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。

船木 ケンカが始まったらサッと職員がそばに行って、子どもたちにケガをさせないよう、いつでも止められるようにしています。どうしても発達段階からして言葉が十分ではない分、手が出てしまう場合もあり、防ぐのが間に合わない場合もあります。そういう時は叩かれてしまった子の方に痛かったよね、と話を聞いたあとで、叩いてしまった子に、どうして叩きたくなったのかなど、まずは話を聞き、受けとめてあげるところに気をつけています。

伊藤 気持ちを言語化できないから手が出てしまうので、どんな気持ちだったかを言語化してあげて、相手の気持ちを理解する経験を重ねていくことで、手が出ることをなくしていくということですね。

一人ひとりに居場所があるということ、大事にされていると感じること

伊藤 今、お二人のお話を聞いて、小学校の教員として何か感じられることはありますか。

川上 自分の思いを言葉にすることは難しいことだけど、大事なことですよね。小学校だと、他の子の気持ちを考えながら自分の事を話す子も増えてくる段階です。私は、様々な場面で他の子はあなたの言動をどう思っていると思うか、あなたの気持ちとみんなの気持ちは同じではないときもある、と声をかけながら、自他を意識するよう働きかけています。

ケンカの話がありましたが、幼稚園や保育園で丁寧な指導をしてくださっているので、小学校では穏やかに過ごす子が増えているな、と感じています。一方で、言いたいことを言わずにトラブルを避け、我慢してしまう場面も見られます。相手を傷つけないか気を付けながらも、自分の思っていることを相手にきちんと伝えることは大事なことである、と伝えるようにしています。kawakami2

それぞれの考え方や意見の違いを認めたりする際にも、「あなたを大事にしている」という土台の部分を意識して子どもたちに接していくべきだと思います。そうすることで、子どもが自分の意見を自信をもって言えるようになっていくのではないかと思います。

伊藤 とても大事なお話だったと思うのですが、授業などの場面で、支援の必要な子に対して「あの子ばかり見てもらえてずるい」というような反応が考えられると思うのですが、先生方はどのようにしているのでしょうか。川上先生が大事にされていることはなんですか。

川上 子どもが学習内容を理解できるようにすることは、私たちの大切な仕事のひとつなので、支援が必要な子には支援をしていきます。したがって、一時間の授業の中で誰に対しても均等に関わるというのは難しいです。ですが、ちょっとした声掛けを大事にしながら、一日一回はその子とは会話をする、必ず数回は目を合わせる、口数が少ない子には休み時間に声をかけるなど、一日の中でなにかしらの関わりを持つことを心掛けています。子どもたち一人ひとりが、自分はここにいてよかったって思えるようしたいですね。

伊藤 今の川上先生のお話から、たとえば、「今日あの子は少し元気なさそうだから、少し多めに声かけようかな」と、毎日様々なことに配慮しながら子どもと接しておられる先生方の姿が目に浮かびます。子どもにとっては、自分の居場所はここにあって、自分が大事にされているという感覚を持てれば、何回声をかけられてもらったとか、何分見てもらったなんていうことは関係ないのかもしれませんね。

子どもを信じること、待つこと

伊藤 学校は、どんなことを地域から期待されているとお考えですか。また、「これからの学校」はその期待にどのように応えていったらよいのでしょうか。

船木 保育園は、子どもが主役ですけれども、働いている保護者を支援するのも、保育園の大きな役割となっています。我が子が毎日保育園に行くのが楽しい、嬉しいと通ってくれること、つまり保護者の方が安心して通わせられることが期待されていると思います。私たち職員は、どの子どもにとっても、その日が楽しい一日であって欲しいと思っています。だから、子どもたち自身が自分の過ごしやすい場所で過ごせるようにする、その日に取り組むことを自分で決めるなど、その子が充実して楽しく過ごせるように支援しています。

伊藤 なるほど。保護者支援がポイントで、そのためには子どもたちが毎日楽しく保育園に通うことが期待されているということですね。では、どうやったら毎日楽しくなるのかというと、子どもに選ばせる、子どもの答えを待つという最初の話に戻るというわけですね。関連がよくわかりました。一つ質問ですが、今、保育園が抱えている課題はありますか。

船木 子どもがやりたいことに対して、職員が頭ごなしに駄目っていうのはやめよう、子どもの話を聞こうという姿勢でやっているのですが、ときに子ども自身もやっちゃいけないだろうと思っていることをやってしまうことがあります。職員が日々感じている課題としては、子どもに対してどういう言い方で、してはいけないことを伝えていけばいいのか、子どもがどうして駄目なのかその理由に気づき、やらない方がいいと学んでいけるようにしていくにはどうすればいいのか、ということです。

以前、ある子が遠足に行って、昼食場所に着く前にお菓子を食べたくなってしまい、自分のカバンからお菓子を出し始めたことがありました。昔だったら、そういった子に時計を見せて、まだ昼食時間ではないこと、みんなまだ食べていないことを説明していました。

ですがその時は、「食べたかったら食べてもいい、でも食べてしまったら後でみんなが食べるときにお菓子はない」と状況を整理して伝え、特にしつこく言いませんでした。するとその子は、しばらくして、「ちょっとだけ袋を開けていいか」と聞いてきました。理由を聞くと、「ちょっと開けておけばご飯を食べる場所に行った時にすぐ食べられるから」と返してきました。

昔からこうやって子どもを待ってあげられていたら、無駄なパニックを起こさないで済んだ子がいたのかもしれない、と考えさせられました。子どもを信じることが大事だなということを、その子を通して、学ばせてもらいました。いろんな伝え方をしながら子どもを信じて、子どもの気づきを待つことが一番大切であると思っています。

伊藤 そういう対応することによって子どもが自分で考えて、自分で我慢することを選んだところがいいお話だなと思いました。

子どもと地域をつなぐ大人の存在

伊藤 では小学校の話に移りますが、地域から期待されていることはどんなことだとお考えでしょうか。

川上 保護者としては、保育園と同様に、まず子どもが元気に小学校に通ってくれるということを期待していると思います。地域の方々にはそういった期待と同時に、様々な形で学校を支えていただいています。例えば、地域の方の見守り活動などです。子どもにあいさつしてくださったり、通りの角の所でじゃんけんをせがむ子の対応をしてくださったりと、子どもが元気に学校に通えるよう見守っていただき、とてもありがたいです。何らかの形で子どもに関わろうとしてくださっている大人がたくさんいて、子どもと地域の方のそうした関わりを通して、町の中にちょっと自分が知っている大人がいることは、子どもにとっては大きな安心感にもなります。一方で、「ボールを公園で投げていて車にぶつかりそうだった」、「道の歩き方が悪くて危ない」とか、「最低限のルールを学校でも学ばせてほしい」という声を、地域の方々からいただくこともあります。

伊藤 私の町内には、小学生の登校時の見守り活動を18年続けている方がいらっしゃいます。町内会の人達も、子どもの名前を覚えて声をかけていて、そういう踏み込みすぎず、離れすぎない距離感がとてもいいと思います。これからもいろいろな地域とのつき合いができる可能性があるのではないかと思います。

お互いに認め合うこと、違いを否定しないこと

伊藤 では、次に原田さんにお聞きします。幼稚園から高校まで経験してきて、これからの学校に期待することは何かありますか。

原田 人間関係のトラブルは、きっと相手のことを理解し合えていないから起きてしまうのではないかと思います。なので、先ほどお話ししたような討論会などをクラスで行ったりして、自分の考えをお互いに伝え合うような機会をつくってほしいと思います。互いを認め合う経験を積んだり、実はこういうことで悩んでいるんだよねと、いろんな人に相談したりすることができるような環境があれば、相手の気持ちを理解できるようになって、自分の力で今の状況を良くしていくこともできるのではないかと思います。

伊藤 ちゃんと自分で考えるということ、そして考えたことが違うからといって否定しないこと、主体性を発揮させること、引き出すこと、そういうところがやっぱり解決策であると思います。自分の考えを表現する場がなかったり、先生から認めてもらっていなかったりすると、成長が阻害されてしまうと思います。zennkei2

自分の意見が尊重されて、否定されない。そして、自分で考え直す機会を与えてくれる学校であることが大切ということですね。結局のところ、これからの学校というのは、コミュニケーションを上手に取りあうことができるとか、自分が認められるとか、そのようなことが担保されることが大切なのかもしれませんね。

みんなが一緒に進める環境がインクルーシブ

伊藤 では最後に、おひと方ずつ、まとめとしてお話をいただけますでしょうか。テーマは、地域のみんなで考えるこれからの学校です。では、船木先生お願いします。

船木 私たち職員には、現在保育園で取り組んでいる活動を通して、10年後15年後に、自分で主体的に判断できる子になってほしいという思いがとても強いです。自ら考え、自分で決める、という経験が積み重なり、子どもたちが15、6歳になったとき、すべきでないこと、すべきことに自分から気づける子、そのぐらい逞しい子に、育ってほしいという思いでいます。大人が全部与えてしまう保育ではなく、自分で考えて自分で納得して行動できる基礎を育てることで、10年後15年後の姿を楽しみにしたいなと思っています。

伊藤 きっとその未来がくると思います。積み重ねはとても大切ですよね。与えるのではなく、考えさせる。そこが非常に大事だなってことがわかりました。では、川上先生お願いします。

川上 子どもを信じることが大切だと思います。たとえば、私は、自分も含め、大人が自分の子どもの時を思い出しながら子どもに接していれば、温かさが出てくるのではないかと思います。子どものことを見守っていくことが大切だと思っています。

伊藤 見守る、信じる。それは基本のこととして大切にしたいですよね。最後に、原田さんお願いします。

原田 先生とか親とかの指示待ちではなくて、自分から動けるように、自分たちの力を少しずつ積み重ねていって発揮していけるようなことが大切だと思います。きっといろんな人がいて、全員が全員同じ意見を持っているわけではないから、自分だけではなく、まわりも一緒にできる、一緒に前に進んでいけるように、それこそ主体性を人に育ててもらうのではなくて、自分で気づいて進んでいきたいなと思います。また、自分でもそういう環境を作っていけたらいいなと思います。

伊藤 今、原田さんがおっしゃってくれた、みんなで一緒に進めるような環境が大切であるということが、インクルーシブ教育を推進する上でも大切なことだと思います。何か難しいことではなく、障がいのある子をどうしようかという話だけではなくて、保育園にいるみんな、幼稚園にいるみんな、学校にいるみんな、その地域にいるみんなが一緒に進んでいけるような環境を作りましょうということが、共生社会ということだし、インクルーシブということだと思います。

それは、何か難しい専門性が必要なことではなくて、この座談会を通して皆さんがおっしゃってくださったように、主体性を重んじるとか、否定しない、子どもを信じる、ということが大切なことですから、誰でもできることだと思うのです。そういったことが、今日の皆さんのお話の中から私が感じたことです。本日はどうもありがとうございました。

 

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