県営住宅の耐震性について

掲載日:2018年6月6日

県営住宅の耐震性について

 

鉄筋コンクリート造りの県営住宅には、柱と梁で建築物を支える「ラーメン構造」と壁で支える「壁構造」の2種類があり、県営住宅の大部分を占める5階建て以下の中層住宅は、そのほとんどが壁式構造となっています。

 

この「壁式構造」は箱形の構造で、耐震壁がバランスよく配置されているため、耐震性は非常に高いといわれており、先の阪神・淡路大地震でも、5階建て以下の「壁式構造」については被害がほとんどありませんでした。また、少数の被災事例も、地盤の関係で沈下や傾斜が生じたものであり、建物の壁等の破損は皆無でした。

 

一方、「ラーメン構造」の建物では、いわゆる「新耐震設計基準」が導入された昭和56年以前に建設されたものに被害が見られました。そこで、「ラーメン構造」の県営住宅について平成7年度から9年度に耐震診断を実施し、その結果、補強が必要とされた建物については、これまでに耐震補強工事などの対策をすべて実施しました。

 

一般に、適切に施工されたコンクリート建築物の物理的な寿命は80年から100年と云われており、実際に建設後30年以上経った県営住宅のコンクリート強度を実測したところ、所要の強度を下回った事例はないことから、県営住宅は総じて耐震上問題がないといえます。

 

最近、構造計算書を偽装したマンションが問題になっていますが、県営住宅は、建築基準法に基づくチェックのほかに、設計や工事の各段階で、県の技術職職員がチェックを行うなど、二重三重の検査体制のもとで建設しています。

 

県では、今後とも県営住宅の設計・施工段階における一層の適正管理を行うとともに、適正な維持管理を行うことにより、県民の皆様が安全かつ安心して居住していただけるよう努めてまいります。