汚物処理・消毒のポイント

掲載日:2018年3月8日

消毒について

本来、菌やウイルスに1番効果的なのは熱消毒。しかし、現実には全てのものに熱湯がかけられるわけではありません。アルコールは、手洗い後の擦り込みやインフルエンザウイルスには有効ですが、ノロウイルスには、塩素系漂白剤などの「次亜塩素酸ナトリウム」が効果的です。「次亜塩素酸ナトリウム」は強いので、直接手に擦り込んで消毒することには使わないでください。

塩素系漂白剤などの次亜塩素酸ナトリウムの使い方

台所などでの使用を目的として市販されているものは5から6%程度のものがほとんど。実際の消毒には、手すり・ドアノブなどの消毒には0.02%、嘔吐物などの処理には0.1%の濃度のものを使うため、使うときに水で指定の濃度に薄めます。

市販の5%の塩素系漂白剤を消毒に使用するとき

消毒するもの

濃度

薄め方

手すりやドアノブなど 0.02% ペットボトルのキャップ半分の塩素系漂白剤に、500ミリリットルの水
便や嘔吐物が付着した床など 0.1%

ペットボトルのキャップ2杯の塩素系漂白剤に、500ミリリットルの水

※使用の都度作ることとし、作りおきしてペットボトルに入れたまま保管しないでください。また、ペットボトルには消毒液であることをはっきりと明記するほか、小さいお子さんなどが手の届くところに置かないようにして、誤って飲むことがないように注意しましょう。

手すりやドアノブなどの消毒

インフルエンザウイルスや腸管出血性大腸菌など、アルコールが有効なもの

ペーパータオルなどに消毒用アルコールを含ませて拭き、自然乾燥させる

ノロウイルスなど、次亜塩素酸ナトリウムが有効なもの

ペーパータオルなどに0.02%の次亜塩素酸ナトリウムを含ませて拭き、10分後に水拭きをする(水拭きをしないと、金属製のものは錆びることがあります)

※次亜塩素酸ナトリウムを含ませたペーパータオルは素手で触らず、ゴム手袋などを使いましょう。

ノロウイルスなどが疑われる患者の嘔吐物を処理するとき

嘔吐物処理手順のダウンロード

ダウンロードしてご自由にお使いください。

ポスター見本

「保健所直伝 嘔吐物処理」 【A4縦版】
処理手順がイラストで確認できます。

「保健所直伝 嘔吐物処理」ダウンロード [PDFファイル/494KB]

処理のポイント

  • 嘔吐物等は速やかに処理し、処理中・処理後は十分な換気を心がける
  • ノロウイルスは乾燥すると粉塵として舞い上がり、これを吸い込むことでも感染するので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要

用意するもの

使い捨て手袋(2双)、使い捨てマスク、使い捨てエプロン、拭き取るためのペーパータオル、バケツ、ビニール袋、次亜塩素酸ナトリウム、新聞紙など

処理の手順

1

ステップ1

嘔吐物は飛散するので、処理中は、汚染区域に他の人が近づかないよう注意

手袋、マスク、エプロンをつけて準備をする

手袋二重の絵※このとき、手袋は二重にしておくとよい

2

ステップ2

嘔吐物に新聞紙などをかぶせ、嘔吐物の量と同量の0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを静かに注ぐ

※最初はペーパータオルでなく新聞紙でOK

3

ステップ3

嘔吐物は広がらないようにペーパータオルで外側から取り除く

※同一面でこすると汚染が広がるので注意

※ここからは、きれいなペーパータオルで!

4

ステップ4

拭き取ったペーパータオルは、0.1%次亜塩素酸ナトリウムを入れたビニール袋に入れる

このとき、外側の手袋だけを外し、拭き取ったペーパータオルとともにビニール袋に入れる

5

ステップ5

汚れた床の上にペーパータオルを置き、その上から0.1%の次亜塩素酸ナトリウムをかけて浸し、10分程度おいておく

6

ステップ6

汚染場所を広げないようにペーパータオルで拭き取る

嘔吐物の処理をした人のスリッパの裏側も消毒する

7

ステップ7

拭き取った後は、水拭きをする

8

ステップ8

使い捨ての手袋、マスク、エプロンを注意して外し、拭き取ったペーパータオルとともにビニール袋に入れ、袋の口をしっかりと閉める

さらにもう一重ビニール袋に入れ、袋の口を閉めてから捨てる

9

ステップ9

処理後はよく手を洗い、換気をする

   

床などの清掃には

  • ノロウイルス等の症状が出ている期間の床清掃は、できるだけ捨てられるもので行うことが望ましい
  • モップ等の掃除用具を使用する場合、ノロウイルスが付着した掃除用具からウイルスの粉塵が発生したり、掃除用具にウイルスが付着して清掃時に広める可能性があるので、室内ではなく屋外に干すなどしましょう

 嘔吐物が衣類、カーペットなどに付着したときは

  • 嘔吐物を上記の手順で処理した後、0.02%の塩素系漂白剤などの次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒する(浸けられるものは、30から60分浸けておく)
  • 洗えるものは、洗う
  • 熱消毒の場合は、85℃を1分以上保つ(熱湯に浸けられれば理想的だが、大型で不可能なときはスチームアイロンをあてて熱で消毒する)
    ※熱湯をかけるだけではすぐに温度が冷めてしまうので、アイロンの方が手軽で効果的

問い合わせ先

神奈川県厚木保健福祉事務所 保健予防課
電話 046-224-1111(代表) 内線3226から3228、3239
ファックス 046-221-4834
〒243-0004 厚木市水引2-3-1 厚木合同庁舎3号館

※厚木保健福祉事務所(本所)の所管は、厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村です。大和市・綾瀬市は、厚木保健福祉事務所 大和センターの所管です。

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。