帷子川の紹介

掲載日:2018年6月5日

帷子川の紹介

帷子川は、横浜市旭区若葉台に源を発し、旭区、保土ヶ谷区、西区の市街地を西から東へと貫流し、横浜港へ注ぐ都市河川のひとつです。
 上流部では、二俣川、中堀川、新井川等の支流を合流し、下流部では今井川、石崎川、新田間川(あらたまがわ)等の派川を分合流する流路延長約17km、流域面積約58km2の二級河川です。

名前の由来

帷子川(かたびらがわ)という名前の由来についてはいくつかの説があるようですが、(保土ヶ谷区歴史資料地図)によると、現在の天王町一帯は昔、一方が山で他方が田野で平らな地形をしていたため、片平「かたひら」と呼ばれ、その中を流れていた川を「かたびらかわ」と呼んでいたそうです。
 また漢字の「帷子川」」ついては、文明12年(1480年)の太田道灌(おおた どうかん)の平安紀行に「帷子」という地名(現在の天王町付近)があり、現在の帷子川はここからきたものとされています。
 他にも海が入江となっていたことから「潟かた」と呼ばれ、これが転化したという説、または、地形が衣料の帷子に似ているからという説などがあります。(出典:川とみずの文化研究会編「水辺からのレポート」より)

帷子川の主要事業

事業のあらまし

昭和20年代まで帷子川は、耕地のかんがい等を目的に利用されており、治水事業として、本格的な改修は行われていませんでした。 帷子川は、昭和33年の台風22号で床上浸水2,851戸、床下浸水1,803戸の大きな被害を受けたことを契機に、堤防を高くしたり、川底を深くしたり、護岸の補強等を行うことによって、本格的な河川の改修工事を行って来ました。

抜本的な治水対策 -帷子川分水路-

流域の急速な市街化に伴い、雨水の浸透量が低下し、短時間のうちに雨水が集中して河川に流出するようになり、沿川の住宅地や商店等は幾度となく水害に見舞われました。

しかし、治水対策を講じていくために、川を拡幅することは、沿川の密集状況からも非常に困難です。そこで、河川の途中から新たな河道を掘削して、洪水の一部を直接海に放流する「分水路」を整備することになりました。

昭和57年の出水状況(保土ヶ谷区)

昭和57年の出水状況(保土ヶ谷区)


分水路の名称は帷子川分水路といい、横浜市との協調事業として建設し、平成9年に完成しました。

帷子川分水路のルートは、帷子川中流部の横浜市旭区白根一丁目から地下トンネルを経て、横浜駅北側の旧派新田間川を利用し、横浜港までです。

地上からトンネルまでの深さは、最深部で約60m、平均約30mとなっています。これは、トンネルが通る丘陵地帯の標高が30mから70mと高低差があるためです。

帷子川分水路トンネル

帷子川分水路トンネル


帷子川分水路取水庭

帷子川分水路取水庭

パンフレット [PDFファイル/3.08MB]

治水機能を高める帷子川下流の高潮対策

帷子川の河口部は、地盤が低く高潮が発生すると、河道内を遡上し堤防を越え、大きな被害を与える危険性を持っていました。このことから、昭和48年に帷子川高潮対策計画を策定して、事業に着手しました。
具体的には、高潮による潮位の異常上昇や、都市化によって河川に雨水の流出する量が増大し、それに対処するため、鋼管矢板による護岸の根継(護岸の基礎部分の深さを継ぎ足すこと)や嵩上(かさあげ)(護岸の高さを上げる)を実施しています。また、地震対策として、河床の地盤改良をし、護岸を強化する対策を行っています。帷子川下流の高潮対策

帷子川標準断面図

親水護岸の整備

都市河川は水質の向上とあいまって、都市化された街の中で貴重なオープンスペースとして、重要な役割を担っています。    
帷子川では、川にふれあい親しむ場として、川辺町と川島町に親水護岸を整備し、人々に親しまれています。川辺町親水護岸 柳橋下流

川辺町親水護岸

帷子川分水路の施設見学について

横浜川崎治水事務所では、河川や水害に対する県民の皆様の理解を深めることを目的として、帷子川分水路の施設見学を受け付けています。

見学をご希望の方は、あらかじめ、当事務所河川第一課までお問い合わせください。

施設見学申込書 [Excelファイル/14KB]

  • 見学は、原則として平日の午前10時から午後4時までの間で実施します。
  • 施設内は照明がなく足元が悪いため、ペンライト等を持参し、スニーカー等歩きやすい格好での参加をお勧めします。
  • 大雨その他業務に支障がある場合には、ご要望に添えないことがあります。
  • 申込は希望日の一ヶ月前までに郵送・FAX等で行ってください。受付後、日程調整のうえ連絡します。

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