障害者雇用優良企業インタビュー(株式会社エコス)[No.75]

掲載日:2018年9月20日

リユース事業本部 本部長の山口様にお聞きしました。

・平塚市明石町10-3 浜田平塚ビル5階

http://kaitoriecos.com/

エコス写真
(エコスに勤務される星様のお写真です)

障がい者雇用のきっかけについて教えてください。

私の親戚が透析をしており、時間のしばりがあるため「仕事が見つかりづらい」とよく聞いていたのですが、当社の業務であるコールセンターの業務なら、時間に融通が利きますし、話すことが仕事なので、身体的なハンディキャップがある方にも仕事の機会を提供できるのではと思い、まず透析を受けている方を1名採用したのがきっかけです。今では、身体障がいのある方が3名勤務していますが、皆さん一生懸命取り組んでくださいますし、ご本人も身体的なハンディキャップを感じることがないため、生き生きと仕事ができると言っています。

ー透析を受けている方は、通院の関係で勤務に配慮が必要だと思いますが、障がいのある方の勤務に関してどう配慮していますか?

週3日透析を受けていますので、通院の日は15時以降からの勤務にしています。また、その方の体力にも配慮して、週30時間未満の勤務時間にしています。また、別の身体障がいの方については、ご家族が送り迎えをしているので、ご家族の負担を考慮して、午後からの出勤にしたりしています。

ーその方にあったシフトで働くことができるのですね。

そうです。通常は1ヶ月単位でシフトの希望を提出してもらう会社が多いと思いますが、当社は1週間ごとに提出してもらい、急な体調の変化や、ご家庭の事情に合わせられるようにしています。そして、透析をしている方は疲れやすいので、就業時間にはかなり気を遣っています。ただ、今働いている方たちは障がい者だからといって気を遣わないで普通に接してもらいたいと思っているように感じますので、障がいの有無によって特別な配慮は敢えてしないようにしています。給料も一緒ですし、成果をあげた方には、リーダーなどの役職にも就いてもらっています。

ー障がいのある方に対して特別な設備はあるのですか?

以前は駅からのアクセスがあまり良くない場所に立地していましたが、障がい者の方の通勤等も考慮して、現在の駅から近い場所に移ってきました。その際は、身体障がいの方がいらっしゃいますので、エレベーターがあるビルということを条件にしました。

採用はどのようなルートでなさっていますか?

ハローワークです。障がい者の方は業務に対して真面目な方が多く、戦力として十分に評価しています。当社は体が不自由で仕事が見つからない方に、働く機会を提供したいと思っていますし、ハローワーク平塚にも障がい者雇用に積極的な企業と認知していただき、障がい者の方におすすめいただいています。コールセンターの業務は、身体的なハンディキャップは関係なく、やる気が一番大事な仕事なので、これからも障がいの有無にかかわらずやる気のある方を積極的に受け入れたいと思っています。

障がい者の方がなさっているコールセンター業務について教えてください。

一般のご家庭に、不要品を買い取らせてくださいというお電話をしています。トークスクリプトという電話応対のマニュアルがあり、入社してからは、専任の担当者がマンツーマンでマニュアルの内容を指導しています。また、身体障がいの方のパソコン入力は代わりの者が代行しています。

ー障がい者雇用をして良かったと思う点は、真面目に一生懸命仕事に取り組んでくれるという点でしょうか?

そうですね。電話でのアポイントを粘り強く取ってくれますし、もちろん必要以上に残業することはないのですが、アポイントの件数が目標に届かない時は、自分から残業を申し出てくれます。相手に電話をして、不要品を買い取るアポイントを取ることはなかなか難しいですが、断られても諦めない心をお持ちですし、コミュニケーション能力も高いです。

ー障がい者の方と接する上で意識なさっていることはありますか?

自分の障がいについて人に話せる人と、障がいには触れてほしくない人がいると思います。ですから、私は障がいのことには触れないように気を遣っています。また、もし同じ障がいがあれば、お互いに気持ちを共有することができますが、そうでなければ、相手の気持ちを本当に理解することはできませんので、社内で障がいについて触れることはしないように社員に言っています。

ー皆さんが働いておられる、社内の雰囲気はどうですか?

成績を上げなければならないので、緊張感が漂う場面もありますが、その雰囲気を和らげるために、みんなが冗談を言い合ったりもします。

ー障がい者の方を含めて、働く方の能力を引き出す秘訣はどういったものがあるとお考えですか?

私たちは大きな会社ではないので、近い距離で仕事のこと、プライベートのことを含めて、何かにつけてみんなと話しをするのが大切だと思います。また、仕事で成績が上がればしっかりと褒めるようにしていますし、だめなことがあれば当然注意をします。働く雰囲気を良くすることが、障がい者を含めて社員を定着させて、かつ、成績を上げる秘訣だと思います。その中で障がいのある方も、長期間にわたって勤めてくれていますし、これからもずっと勤めていただきたいと思っています。

これから障がい者雇用に取り組む企業にアドバイスをお願いします。

私は、これからもこの会社を、働く意欲のある人が、障がいの有無や年齢にかかわらず働くことができる会社にしたいと思います。みんなともに働く仲間という意識が持てれば、障がい者雇用も高齢者雇用もハードルは高くないと思います。

訪問を終えて

働く意欲のある人へ、働く機会を提供したいという企業の姿勢が印象的でした。ともに働く人全員を仲間だと思い、意欲があれば、活躍できる環境を企業として整えていると感じました。

(平成30年6月28日取材)

本文ここまで
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