障害者雇用優良企業インタビュー(大栄株式会社)[No.83]

掲載日:2018年8月9日

管理部総務・経理課山崎様に聞きました。

・横浜市中区相生町1-1
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大栄(株)写真

障がい者雇用のきっかけについて教えてください。

平成27年4月に製造現場から辞めた方の補充の要請があり、障がい者を含めて新規採用を検討したことがきっかけです。当社の近くに障害者就業・生活支援センター(以下、「支援センター」)があり、障がい者雇用について相談したところ、「1日だけの職場体験もできます」と伺い、1名職場体験を行いました。その方がとても優秀で、「十分戦力になる」と現場からフィードバックがあったため、3ヵ月間のトライアルを経て採用することになりました。

━その後、採用なさった方もトライアル期間を経て採用なさったのでしょうか?
そうです。最初に受け入れた方がとても優秀だったので、支援センターにもう一人推薦を依頼しました。その方も職場体験からトライアルの流れで採用しています。

━支援センターとつながりを持てたことが大きいのですね。
そうですね。当社にとって障がい者雇用は初めての経験だったので、障がい者の方にどのように接すればよいかや、障がい者の方の職場での状況を説明し、その状況に応じた対応方法等を教えていただきました。また、障がい者の方も、私たちには直接言いにくいことを相談することができるようなので、私たちと障がい者の方、双方にとって心強い存在です。今でも、不定期に「今日伺います」とご連絡をいただいて、アドバイスをいただいています。

障がい者の方がなさっている業務について教えてください。

現在3名の精神障がい者の方が勤務していますが、最初は完成品の検査業務をしてもらいました。その後、業務の幅を拡げたいという本人の意欲に応えて、徐々に業務範囲を拡げています。1名の方は現在、部品の組立工程を担当していますが、1つの作業に対する集中力があり、かつ、仕上がりがきれいなので現場からの評判は非常に良いです。

━職場でのご様子は3人とも順調ということですね。
そうですね。安心して仕事に取り組めるよう、3人にはそれぞれ職場指導員をつけています。その職場指導員が2ヵ月に1回面談の場を設け、「作業内容で分からないことはありませんか」や「集中して取り組めていますか」、「人間関係で困っていることはないですか」等を確認しています。また、面談の場で服薬の状況や通院の状況も確認するようにしています。

━体調面の把握もなさっているのですね。
体調について確認すると、「最近よく眠れない」というようなことを把握することができます。そのように体調について把握できれば、「最近調子が悪いのかな?」と注意して目を配ってあげられますので、しっかりと確認しています。

━定期的に面談を行ったり、また、支援センターの方がいらっしゃることで、心が安定し、モチベーションがしっかりと保てるのですね。
そう思います。やはり、気にかけてもらっていると分かれば本人たちは心強いでしょうし、支援センターの方のように職場のことを分かっている方が近くにいて、会社の人には言い出しにくいことでも、話しを聞いてくれるというのは非常に良いと思います。

━ともに働く現場の方々も精神障がいがあり、体調に波があることをご存知なのでしょうか?
違和感なく職場に溶け込めていますし、お休みも少ないので、障がいがある方だというのは知らないと思います。

障がいがあるからこそ、それが強みになっていると感じることはありますか?

黙々と集中して取り組む点と、絶対に手を抜かない職人気質の点が強みだと思います。また、一つの工程を極めるという意欲もありますし、向上心もあります。

━どういった点に向上心を感じますか?
去年、ある工程に欠員が出ましたが、その際は自分から手を挙げて、慣れ親しんだ検査工程から異動してくれた方がいました。会社としてとても助かりましたし、高速の生産ラインに対応するために一生懸命勉強してくれました。今後も「これをやってみたい」という本人の気持ちに応えるようにしていきたいです。また、3人ともトライアル後は時短勤務でしたが、少しずつ勤務時間を延ばすことができたのも、向上心があったからこそだと思っています。

障がい者雇用に関して他の企業に伝えたいことがあれば教えてください。

支援センターとのつながりを持つことが大切だと思います。障がい者の方の個性を活かすためには、支援センターのアドバイスはとても大切ですし、障がい者雇用を続けられている理由だと思います。障がいに対する周囲の理解があれば、必ず障がい者雇用は上手くいくと思うので、ぜひトライしてほしいですね。

訪問を終えて

職場指導員や支援センターの方が、障がい者の方の心を安定させ、モチベーションを喚起する役割を担っていました。そしてそれが、障がい者の方が向上心を持って仕事に取り組む秘訣だと思いました。
(平成30年6月21日取材)

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