川崎県民センター情報アーカイブ 1906

掲載日:2019年6月13日

令和元年6月12日前半の放送 両立支援セミナーほか

「かながわ労働センター川崎支所」の事業について
 出演者:かながわ労働センター川崎支所 小川 みゆき(おがわ みゆき)

(佐藤)スタジオには川崎県民センターの立川さん、かながわ労働センター川崎支所の小川さんにお越しいただいています。立川さん、今日はどんな情報ですか。
(立川)はい。番組前半で「かながわ労働センター川崎支所」が行っている事業について紹介をします。そして、番組の後半では、市内の県立高校が実施する「学校説明会」と「夏休みイベント情報」についてお知らせします。よろしくお願いいたします。

(佐藤)それではさっそく、小川みゆきさんに、お話を伺おうと思います。まず、「労働センター」ではどんなお仕事をされているのでしょうか。
(小川)はい。県の機関である「かながわ労働センター」は、県内に4か所ありまして、本日紹介する「かながわ労働センター川崎支所」はそのうちの1つです。「かながわ労働センター」では、主に働く方や事業主の皆様が抱える色々な労働問題を解決するための「労働相談」と、様々な方を対象とした「労働に関する各種講座やセミナー」を開催しています。
参考までに、平成30年度のかながわ労働センターで受けた労働相談件数は、12,816件で例年1万2千件前後あります。相談内容としては、「解雇・雇止め・退職」、「労働時間」、「賃金」が多く、女性からの相談は過去最多で7年連続で男性を上回っています。

(佐藤)「働き方改革」と言われていますから、相談も増えているのでしょうね。最近はパワハラや職場のいじめなどが社会問題になっていますが、実際にはどんな労働相談を受けていらっしゃいますか。
(小川)はい。基本的には解雇に関する相談や賃金不払い、労働時間などの労働条件に関する相談が多いのですが、最近の傾向としては、いまおっしゃられたようなパワーハラスメントなどの人間関係に関する悩みの相談も目立ってきています。
パワハラなどの解決法を検討するには具体的な事実が分かった方が対応しやすいということを付け加えておきたいと思います。私どもが労働相談を受けていて、よくあるケースは、漠然と「ひどい目にあっているんです」、「パワーハラスメントを受けています」と単純に訴えてこられることです。いじめなどの事実はなかなか証拠に残らないものですから、何時、どこで、誰から、何をされたか具体的に記録をしておくことも重要です。
こうした問題は簡単には解決できないケースも多いのですが、注意していただきたいことは、たとえ労働者同士の問題だとしても、それにより職場環境が悪化する事態になれば使用者も責任を問われる可能性があるということです。
これは職場環境配慮義務といわれているものです。

(佐藤)ハラスメントのほかにはどのような相談がありますか。
(小川)対象となる相談は、職場で起きるさまざまなトラブルなどの労働問題全般を取り扱っておりまして、解雇や有期労働契約の雇止め、退職、賃金や労働時間などの労働条件、労働組合に関することも相談できます。

(佐藤)労働相談の範囲は広いですね。「かながわ労働センター川崎支所」の相談体制はどのようになっているのでしょうか。
(小川)はい。労働センター川崎支所においでいただくか、お電話により、私ども職員が対応するものと、職員が駅の近くの会場でご相談を受ける「街頭労働相談会」、弁護士がご相談にお応えする「弁護士労働相談」があります。

(佐藤)それでは実際に相談したい場合はどうすればよいか教えてください。
(小川)はい。労働センター川崎支所では、職員が休日、年末年始を除く月曜から金曜まで、午前は8時30分から12時まで、午後は1時から5時15分までご相談にお応えしていますので、お電話いただくか、直接おいでください。
さらに、6月からは職員による夜間相談を開始しました。この夜間相談は、毎月第3木曜日の午後5時15分から午後7時30分まで、前日までに予約を入れ、来所していただいた方の相談を受けます。一回の面談時間は40分以内となっており、今月は20日木曜日に実施します。

(佐藤)夜間相談もできるようになって、予約を入れておけば、休みを取らなくても会社帰りに相談できるようになったということですね。
(小川)はい。次に「街頭労働相談会」ですが、これは、もっと気軽に立ち寄ってご相談いただけるようにという趣旨で、駅の近くなどの場所をお借りして行うものです。
ちょうど本日、JR登戸駅多摩川口で午前11時から午後5時まで、普段の労働センターでのご相談と同じように、職場で起きる様々なトラブルなどの労働問題全般についてのご相談に応じております。その際は皆さんのお役に立ちそうな労働関係の資料も配布させていただいています。
私もこの放送が終わったら、登戸駅に向かい、ご相談を受ける予定です。
さらに、来月は7月4日木曜日にJR南武線武蔵溝ノ口駅の南北自由通路で、午前11時から午後5時まで実施する予定ですので、是非、お立ち寄りください。

(佐藤)今日この放送が終わった後、そして、7月にも「街頭労働相談会」があるということですね。あと、弁護士相談もあるのでしたね。
(小川)はい。より高度で専門的なアドバイスが必要な方のために、毎月第4火曜日には、弁護士がご相談にお応えする「弁護士労働相談」を実施しています。
「弁護士労働相談」では、損害賠償や訴訟手続きなど、かなり法律的に高度な知識を必要とするものもございます。そういったものに対応するために特に労働分野に高い専門性をお持ちの弁護士にお越しいただいて面談による相談が受けられます。
ただし、弁護士労働相談は、電話での相談はおこなっておりませんので、事前に予約が必要です。一回の面談時間は40分以内となっております。

(佐藤)弁護士相談は予約してから「かながわ労働センター川崎支所」まで行くのですね。そういえば4月の放送で、今年度川崎市内の県機関がいくつか移転するということを聞きましたが、確か労働センターも今年度移転されたのですよね。
(小川)はい。先月20日にかながわサイエンスパークからJR武蔵溝ノ口駅、または東急田園都市線溝の口駅から徒歩5分のところにある、県と民間の複合施設のリンクス溝の口1階に移転しました。

(佐藤)以前の場所よりずいぶん駅に近くなったのですね。夜間相談も始まり、より相談しやすくなりましたね。
次に、番組の冒頭で、相談業務のほか「労働に関する各種講座やセミナー」を開催しているとお話しいただきましたが、こちらもご説明いただけますか。
(小川)はい。「かながわ労働センター川崎支所」では、ご相談を受けるかたわら、県民の皆様に、トラブルを未然に防ぐために労働法や働くルールをご理解いただくため、労働講座も実施しています。8日間で体系的に労働法を学ぶ中期労働講座を10月ごろ、非正規雇用の問題などの課題を取り上げる講座を11月ごろに開催する予定です。
開催が決まり次第、ホームページに掲載しますので、ご覧いただければと思います。
また、高等学校や大学などへ職員が出向いて、働く前に知っておきたいことをお話しする「若者労働講座」や労働者または使用者のご要望にお答えし、ご希望のテーマで職員がお話しする「出前労働講座」も随時行っています。

(佐藤)労働法についての講座、これから社会に出ていく若い人向けの講座、経営者からの要望に応えて実施する出前講座、と色々な講座が開かれるのですね。そのほかにもセミナーを企画されているということですが、こちらもご説明をお願いできますか。
(小川)はい。かながわ労働センター川崎支所では、今申し上げた各種労働講座のほかに、出産しても働き続けたい方や、仕事と子育ての両立をがんばっているお母さんを対象に、不安や悩みに対して、女性と仕事に詳しい、経験豊かな女性カウンセラーがお応えするワーキングマザーカウンセリングを毎月第3土曜日などに予約制で、無料の託児と併せて行っています。
また、「両立応援セミナー」というものを年2回開催していて、今年度の第一回目を7月7日に実施します。

(佐藤)「両立応援セミナー」では、どのようなことが実施されるのでしょうか。
(小川)仕事をしながら子育て中の女性、育児休業中の女性、今後出産を考えている働く女性を対象に「3人の子育て中の働くママが教える家事と仕事の両立のコツ」というテーマで、開催します。
講師は、人気ブログ「ママイーナ」の管理人のアオハさんです。
アオハさんには、3兄妹を育てながら、共働き11年目のママが、実際に家事と育児を両立するためにどんな工夫をしているのか、楽しみ方、仕事復帰の不安の解消の仕方など、すぐに実践できる方法について、お話していただきます。
会場は、JR南武線・横須賀線、東急東横線・目黒線が乗り入れる「武蔵小杉駅」近くの「川崎市中原市民館」です。
講座は、7月7日、日曜日の午後2時から4時までの開催です。定員は、先着35名で、受講料は無料です。また、セミナーの開催中は、事前申し込みにより、0歳から6歳までのお子さんをお預かりします。
セミナーでは、受講者の皆さんで交流できる時間もあります。受講希望の方は、かながわ労働センター川崎支所へお電話でご予約いただくか、ホームページからお申し込みください。ただ今申し込み受付中ですが、人気のセミナーですので、お早めにお申し込みください。

(佐藤)それでは、職場で起こる様々なトラブルなどの労働問題の相談を受ける場合の問い合わせ先について教えてください。
(小川)はい。以上お話した事に関する労働相談、先ほどお話しました街頭労働相談会、両立応援セミナーに対するお問合せは、私どもかながわ労働センター川崎支所までお願いします。
お問合せ先の電話番号は044-833-3141です。
また一般労働相談については電話以外に面談でもお受けしていますので、かながわ労働センター川崎支所に直接お越しいただいても結構です。場所はJR武蔵溝ノ口駅、または東急田園都市線溝の口駅から徒歩5分のところにある、リンクス溝の口1階です。日時は休日、年末年始を除く月曜から金曜まで、午前は8時30分から12時まで、午後は1時から5時15分まで、毎月第3木曜日は予約制で来所の相談を午後5時15分から午後7時30分まで相談をお受けしております。
夜間相談と弁護士相談については、予約制ですので、かながわ労働センター川崎支所まで電話でお申し込みください。

(佐藤)最後に、リスナーの方にメッセージをお願いします。
(小川)はい。労働問題はこじれると解決が難しくなるケースがたくさんあります。ですから、早め早めの対応が求められます。何か職場で困ったことがあったら、ためらわず、すぐ相談に来られることをお勧めします。こんな程度のことで相談したら申し訳ないかなという迷いは不要です。どうかお気軽に相談していただきたいと思います。