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初期公開日:2024年2月2日更新日:2024年3月29日

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第5回 黒岩知事と当事者とのオンライン対話 開催結果

第5回 黒岩知事と当事者とのオンライン対話

令和6年1月24日に開催した「黒岩知事と当事者とのオンライン対話」で当日ライブ中継をした映像です。

開催概要

令和6年1月24日に開催した「黒岩知事と当事者とのオンライン対話」の結果概要を掲載しています。

※意見募集は令和6年3月24日で終了しました。

テーマ「eスポーツがもたらす未来を考える」

近年、世界各国で盛り上がりを見せているeスポーツ(electronic sports)。神奈川県内に拠点を置く当事者から、その魅力やそれぞれの取り組み状況をお聞きし、eスポーツへの理解を深めるとともに、地域社会におけるeスポーツの未来を考える場とします。

参加者

  • プロeスポーツチーム DONUTS VARREL(OVERWATCH部門所属) NICO 選手
  • アマチュアeスポーツ選手(専門:ぷよぷよeスポーツ) shocole 氏
  • 一般社団法人神奈川県eスポーツ連合 代表 森 泰志 氏
  • 株式会社ワンライフ(就労継続支援B型事業所ONEGAME運営)濱川 博成 氏
  • 小田原市長 守屋 輝彦 氏
  • 横須賀市文化スポーツ観光部観光課 主任 関山 篤 氏
  • 小学生eスポーツ選手(専門:ぷよぷよeスポーツ)いつき氏 ※インタビュー動画紹介

実施記録

神奈川県 情報公開広聴課長
情報公開広聴課長の望月と申します、よろしくお願いいたします。この対話は、様々な課題に対する当事者の皆様の生の声を直接知事が伺い、当事者目線の意見を得ることで今後の県の施策につなげていくものです。この様子はYouTubeでライブ配信を行うとともにアーカイブで県のホームページにも掲載いたします。今回のテーマは「eスポーツがもたらす未来を考える」です。
eスポーツは一体どんなものなのかを理解し、当事者目線でその活用方法などを当事者の皆様からお話を伺うとともにeスポーツの現状の課題やeスポーツがもたらす未来について当事者の皆様と意見交換を行うものです。本日は1時間、16時35分前後までを予定してございます。YouTubeをご覧の皆様は是非Xからご意見をお寄せください。それでは意見交換に先立ち、黒岩知事から挨拶申し上げます。

知事
神奈川県知事の黒岩祐治です。今回はご参加いただきまして誠にありがとうございます。この当事者とのオンライン対話というのは、去年の4月の選挙の時に、当事者の皆さんと様々なテーマでこのオンラインで議論したんですね。そこで生の声を聞いて、それは非常に私にとって実り多いものだった。それを次々施策化したこともあるんですけども、知事になった後もこれを継続しています。そして毎回毎回テーマを探しているんですけども、今回は「eスポーツがもたらす未来を考える」ということであります。正直申し上げて私eスポーツをあまりよく分かってないんですね。でもなにかすごい大きな可能性を感じるので、そのあたり本当はどんなものなのか、どんな未来が待っているのか、今県として何をするべきなのかといったあたりの率直なご意見聞かせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

神奈川県 情報公開広聴課長
それでは進行司会の渕之上様にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

司会
はい、本日の進行役を務めます渕之上と申します。皆様どうぞよろしくお願いいたします。ちょっとパワポを用意いたします。それでは私の方から本日ご参加の皆様をご紹介いたします。

1 まず始めに横浜市を本拠地とするプロeスポーツチーム、VARREL所属のNICOさんです。NICOさんの競技タイトルは「オーバーウォッチ」。国内外の大会において輝かしい成績を収めており2023年にはオーバーウォッチワールドカップ日本代表に選出されました。NICOさんよろしくお願いいたします。
2 続きまして、アマチュアeスポーツ選手のshocoleさんです。shocoleさんの専門は、「ぷよぷよeスポーツ」。元美容師の経歴から、「美容ぷよらー」の肩書で知られ、オンラインおよびオフライン大会の実況・解説もこなすプレイヤーです。2022年には、全国都道府県対抗のeスポーツ選手権の神奈川代表として出場されました。shocoleさんよろしくお願いいたします。
3 続きまして、一般社団法人神奈川県eスポーツ連合代表の森泰志さんです。2020年12月、eスポーツのスポーツとしての普及、認知拡大、選手育成を目的とした団体「神奈川県eスポーツ連合」を発足。2021年には「日本eスポーツ連合」の神奈川支部の認定をされました。本日はeスポーツについての解説も務めていただきます。森さん、よろしくお願いいたします。
4 株式会社ワンライフ、eスポーツコンテンツ担当。パラeスポーツ連盟、群馬県eスポーツ協会理事の濱川博成さんです。株式会社ワンライフでは、就労継続支援B型「ONEGAME」を現在全国で運営されており、障害福祉とeスポーツの発展をメインで活動されております。2024年に1月に、神奈川県初となるONEGAME川崎貝塚がオープンしました。濱川さんよろしくお願いいたします。よろしくお願いいたします。
5 小田原市の守屋輝彦市長です。神奈川県内でeスポーツに力を入れている自治体としてご参加いただきました小田原市では、小田原eスポーツと題し、eスポーツを新たな観光コンテンツとして、様々な事業を展開しております。本日は、小田原市のリーダーとして事業を牽引されている守屋市長に、その取り組みをご紹介いただきます。守屋市長よろしくお願いいたします。
6 同じく神奈川県内でeスポーツに力を入れている自治体として、横須賀市より横須賀市文化スポーツ観光部観光課主任の関山篤さんにお越しいただきました。横須賀市ではeスポーツに関わる人々によって地域コミュニティの活性化及び新たな文化が定着することを目指す事業、横須賀eスポーツプロジェクトを推進しております。関山さん、本日はよろしくお願いいたします。
7 そして最後に、小学生eスポーツ選手として活躍されているいつき選手です。全国都道府県対抗eスポーツ選手権小学生の部では、神奈川県代表として多数の出場経験を持っております。本日は事前収録したいつき選手のインタビュー動画を紹介させていただきます。参加者は以上となります。少々お待ちください。

それでは、最初のテーマは、「eスポーツってそもそも何?」です。今回森さんにeスポーツの概要説明をしていただきます。森さんよろしくお願いいたします。

森様
よろしくお願いいたします。少々お待ちください。画面の方展開いたします。はい、ありがとうございます。ご紹介を受けました神奈川県スポーツ連合代表の森でございます。自己紹介の方は、後半の方にさせていただきますので、時間も限られておりますので、まずeスポーツの概要説明の方をさせていただければと思います。eスポーツとは何かですが、これはeスポーツという言葉なんですが、2000年頃に、eスポーツという単語が使われ始められた経緯がございます。1980年にコンピューターゲームが誕生して様々なゲーム大会が行われました。その中でスポーツ性、eスポーツというタイトルが選ばれ始めまして、eスポーツという単語が2000年ごろに産声を上げたという経緯がございます。要はゲームですべてがeスポーツになるのかというとそれは間違っておりまして、ゲームのジャンルの中で大きく分かれまして、対戦型と呼ばれるところがeスポーツのタイトルとして選出されます。競技性だったり、相手がいて、技術を競い合ったり、そういった分野のゲームタイトルがeスポーツというタイトルとして選ばれております。対戦型です。ではそもそもスポーツとは、スポーツ基本法からの抜粋なんですが、最後の行です、個人・集団で行われる運動競技、その他の身体活動がスポーツの概念と言われております。では、eスポーツではどうなのか。スポーツは大きく2つに分かれます。フィジカルスポーツ、マインドスポーツ。eスポーツは、このマインドスポーツの概念の中に含まれます。チェスや将棋とかの要は頭脳を使ったスポーツ、その分野の中が一角としてeスポーツが選ばれているという形になります。スポーツの中の1種という認識です。2025年からeスポーツ市場をどのようにするのか。市場規模としては、170億円を突破して、ずっと右肩上がりの市場規模、増えております。また、eスポーツ人口ですが、これもずっと右肩上がりでして、2025年には1,200万人を超えると言われております。まさに拡大している業界の形です。eスポーツタイトルもそれに伴って様々生まれております。パズルゲームだったり、スポーツ、またシューティングだったり様々なタイトルが選ばれておりまして、その中で対戦型というゲームタイトルが選ばれ続けている状態です。世界的にどうなのかと。これ中国の北京の国家体育場で行われたeスポーツのタイトルですが、観客動員6万人と、いろんな方が世界から集まって、一室何十万円という席が飛ぶように売れたり、「リーグ・オブ・レジェンド」っていう有名なタイトルの世界大会で、真ん中にいるeスポーツ選手を観に応援に駆けつける、野球やサッカーと同じようなeスポーツの発展を見えるような写真です。こちらはニューヨークで行われた大会です。こちらも大変盛況で、賞金も3億3,000万円、16歳の少年がゲットしたという有名な大会になっております。直近では、杭州のアジア大会でeスポーツタイトルが正式に種目として選ばれまして、eスポーツの大会がにぎやかに行われた写真でございます。世界的にも発展を続けているという状況です。また我々神奈川支部の属している日本eスポーツ連合がサウジアラビアと国際親善試合をやらせていただきまして、国際親善の大会にもeスポーツが選ばれているという状態です。また国内では、ねんりんピックというご高齢向けの大会も、今年から鳥取の大会から正式にeスポーツが選ばれまして、これも我々の神奈川県eスポーツ連合が、神奈川県横浜、川崎と選手を選出するような形になっています。はい、ざっと3分以内なので本当に足早でしたが、eスポーツの世界的にも発展を続けるeスポーツの概要の説明とさせていただきます。以上となります。

司会
はい、森さんありがとうございました。続いてNICOさんにお話いただきたいと思います。NICOさんよろしくお願いします。

NICO様
はい。よろしくお願いします。先ほども紹介あったと思うんですけど、eスポーツっていうのはビデオを用いたゲームの競技です。eスポーツには様々なジャンルがあって、FPSというシューティングゲームだったり、スポーツのゲームだったり、格闘ゲームだったり、さっきも紹介あったと思うんですけど、様々なタイトルがあります。自分はオーバーウォッチっていう、FPS、シューティングゲームのタイトルでプロゲーマーをやっています。オーバーウォッチって何か、とちょっと簡単に説明すると、競技性がすごく高いゲームで、リアルのその、例で挙げると、将棋とか囲碁とかの戦略性だったり、反射速度が必要なゲームです。一昔前までは、自分の中でeスポーツとかゲームとかって、遊びでよくないものとして、親から教えられたり、周りの目が、そう見られたりしたと思うんですけど、今はeスポーツの競技性の高さが認められて、一種のスポーツとして確立されていたり、やっぱりその熱狂的な、自分も熱狂的なファンの方とか、実際に会って思うんですけど、プレーヤーとかコミュニティとかの熱量がかなり高いところから若者を中心に、今爆発的に人気を誇っているというところです。そのような熱狂的なコミュニティのおかげで今自分がプロチーム、プロとしてやらせていただいてるんですけど、そういったeスポーツにも、リアルのスポーツのサッカーとか野球と同じようにスポンサーがついていて、トレーニング合宿みたいな、ブートキャンプっていうんですけど、ブートキャンプをやったり、様々な企業の方からスポンサーシップを受けて、活動しているっていう現状になります。自分がeスポーツを始めた当時って、親からも、2016年、5、6年前ぐらいから自分はeスポーツのプロ選手として活動しているんですけど、2016年、2017年の頃って、親から、自分が18歳だったので親から批判されたり、そんな道やめたほうがいいよって、言われていたんですけど、今はやはりeスポーツがどんどん人気になってきて、親の世代も理解してくれるようになったし、職業として、新しい職業としてeスポーツという道が、自分の中ではあるのかなっていうのは思います。はい。以上です。

司会

ありがとうございました。次にshocoleさんにお話いただきたいと思います。shocoleさんよろしくお願いいたします。

shocole様

はい。shocoleです。よろしくお願いいたします。本日ご貴重なお時間いただきましてありがとうございます。私が行っているゲームが「ぷよぷよeスポーツ」っていうタイトルになるんですが、ぷよぷよeスポーツをどうして始めたのかっていうところになると、私はもともとただのゲーム好きです。先ほどご紹介にもあったんですが、もともと美容師をやっておりまして、仕事が忙しかった中で、あまりゲームをやる時間がなかったのですが、転職をした際に、またゲームの業界に戻ってきたタイミングがありまして、そのときにたまたま一番やりこんでいたゲームがeスポーツになっていたっていうところで、これはちょっと力入れてやらなきゃなっていうところが私のeスポーツを始めたきっかけになっております。ぷよぷよっていうゲームですと結構、世代で広く知られている方って多いんじゃないのかなと思うんですけど、4つくっつけたら消えるゲーム。すごく単純なルールなんですよね。ただ、めちゃくちゃ奥が深くて、ここからの話をしてしまうとちょっと時間が、もう何時間も話してしまうので、割愛させていただくんですが、私が今eスポーツに対してどのように取り組んでいるかというところに関してが、私自身今選手としても、一応前線でやらせていただいております。2年前、国体で神奈川県の代表として出させていただいたり、あとは毎月、リーグ戦というものに出ておりまして、それで切磋琢磨しているところでございます。ただ私自身他の選手と大きく違って力を入れているところが、実況・解説っていうところにもかなり力を入れさせていただいております。先ほどちょっとお話したんですが、ぷよぷよってすごく単純なゲームなんですよ。ただ、その中に奥深さだったりっていうのがたくさんあるんですが、これって一般の人にどうやって伝わるんだろうっていうのが私の中にすごく疑問でありまして、たまたまなんですけど、ぷよぷよのコミュニティの大会で、とある文化祭で大会が行われることがありまして、またそこに選手として、参加していたんですけど、やはり文化祭ということで、一般の方が、たくさん見てたんですよね。その時に、プロの選手が実況・解説をその場でしておりまして、その時にその解説を聞いて、全く、ぷよぷよを触ったことない一般の方が、「おぉー」とか、とか「あぁー」とか「わぁー」とかって歓声を出してたんですよ。それを聞いて、あっ、ここにやっぱ需要ってあるんだと、私自身が好きなゲームで、選手としてもやっているゲームなのでやはり認知度を上げたいなという気持ちもありまして、今そういった事業開設っていう部分にはかなり力を入れてやらせていただいております。まだまだ選手としても、伸びたいなと思っていますし、先ほどNICO選手、ちょっと経歴見て、ぞっとしちゃったんですけど、私ともうちょっと比にならないぐらいすごい輝かしい選手だなと思ったんですけど、私もそういったちょっと違うところで活躍できればというところで、今ちょっと幅を広げながら展開させていただいているところでございます。以上になります。

司会

はい、ありがとうございました。次に、小学生eスポーツ選手にインタビューをさせていただきましたので、動画でご紹介させていただきます。少々お待ちください。

(インタビュー動画)

司会
お名前をお願いいたします。

いつき氏
いつきです。
司会
年齢は幾つですか。
いつき氏
10歳です。4年生です。
司会
いつき選手の専門のゲームは何ですか。
いつき氏
ぷよぷよです。
司会
ぷよぷよっていうのはどういうゲームですか。
いつき氏
同じ色を合わせて4つ消すゲームです。
司会
ぷよぷよは、いつからやっていますか。
いつき氏
4歳からです。
司会
ぷよぷよを始めたきっかけは何ですか。
いつき氏
姉がやっているところを見て、楽しそうだったから、ぷよぷよ、やりました。
司会
大会に出ようと思ったきっかけは何ですか。
いつき氏
プロとかが、たくさんいるのを知って、はい。大会に出たくなりました。
司会
楽しかったですか。
いつき氏
はい。ドキドキしたりしました。
司会
親御さんは、eスポーツ活動を応援してくれていますか。
いつき氏
はい。
司会
元気ですね。ありがとうございます。eスポーツをやってよかったなって思うことはありますか。
いつき氏
はい。友達がいっぱいできたりするからです。
司会
eスポーツに関して、夢や目標って持っていますか。
いつき氏
ぷよぷよのプロになることです。
司会
最後ですね、黒岩知事にメッセージがあれば、お願いします。
いつき氏
いつか一緒にぷよぷよをプレイしましょう。

(インタビュー動画終了)

司会
はい。ありがとうございました。それでは2番目のテーマに移りたいと思います。2番目のテーマは、「神奈川県におけるeスポーツの現状と課題」です。始めに森さんにお話いただきます。森さんよろしくお願いいたしします。

森様
お願いいたします。また画面の方から展開させていただきます。はい、当団体の紹介からさせていただきます。神奈川県eスポーツ連合は、日本eスポーツ連合、通称JeSU、ジェスの神奈川支部として誕生しております。神奈川県、各県に1つだけ設置される大切な支部としての任命を受けまして、eスポーツの発展に寄与するために2021年に一般社団法人化、非営利として登記しております。県内にさまざまなeスポーツ協会がございますが、一応その中の代表という位置付けになっております。協力パートナーなどからも、企業様ですね、力を借りて、神奈川県を盛り上げようという形で進んでおります。直近では横浜にある合同会社BOOST様とパートナーシップ契約を結ばせていただきまして、エンターテイメント分野に、インターネット分野でもゲーム会社とかPRとかの国際的な招待実績があるんですね。BOOST様と今後協議をして、していければと思っております。我々、様々な大会行って参りました。オンライン・オフライン問わず、今紹介したshocole選手も一緒に1つの大会を神奈川県の中で、地道にほとんど毎週やっていたっていうような、形で進めております。また横浜の商工会議所や川崎市役所とか様々なところで、eスポーツの発展に寄与するためにご紹介をさせていただいてる次第でございます。また、県内で、神奈川県最大規模になる、e-VERSEという施設を設計のところから携わらせていただきまして、アドバイザーという形でeスポーツの施設の設計の方まではいっております。県内のeスポーツ事情というところです。様々、eスポーツ協会や小田原の方もいらっしゃるんですが、後で紹介があるかもしれないんですが、eスポーツ大会、実際に行われております。またですね、ご高齢の方のeスポーツタイトル、非常に注目されておりまして、我々JeSU神奈川、神奈川支部と横浜市老人クラブ連合会様。会員数も8万6000人いらっしゃる老人クラブの方も、eスポーツタイトルを実際に大会やコミュニティのツールとして使われようという動きがございます。また、都道府県のスポーツ選手権、毎年行われておりますが、2021年におきましては、黒岩知事様から神奈川県eスポーツ代表選手にビデオコメントをいただいて、その節はお世話になりました。応援メッセージいただきまして、この当時小学生部門で、神奈川県の選手が1人優勝したという経緯もありまして、またいろいろとお力をお借りできればと思います。また昨年、eスポーツ選手権、鹿児島で行われております。これにおいても、神奈川県、非常に優秀な成績を収めておりまして、2位という形で、総合ポイント2位です。神奈川県、全国の中でも、強豪県となって、eスポーツの本当に強い県として有名な県になっております。また県内に様々なeスポーツ施設が生まれております。横浜駅だったり川崎だったり、湘南だったり、もうオフラインの大会をしたり、オンラインの大会をしたり、eスポーツ施設がどんどん生まれている現状です。ホテルなんかも関西で生まれている状態、eスポーツホテルなんかもございます。また県内で我々の方で、力を入れている障害者のスポーツ文化センターラポール様と協業で障害者の方にeスポーツを教えたり、大会を開いているという福祉活動も行っております。また定期的にコミュニティ大会の方も力入れておりまして、神奈川県内で、e-VERSEというお店を使って、神奈川県内の様々なeスポーツタイトルを定期的に開催している現状がございます。また重複してしますが、はばたけ鳥取2024年、eスポーツ種目が正式に採用されましたので、こちらについても神奈川県、横浜、川崎については、我々は神奈川県eスポーツ連合が3名ずつ選手を選出するような形で進めている現状でございます。はい。では神奈川の現状と自己紹介になりました。以上でございます。お願いいたします。

司会
はい。ありがとうございました。次に濱川さんにお話いただきたいと思います。濱川さんお願いいたします。

濱川様
はい。よろしくお願いいたします。では自分の方も画面共有をいたします。はい、まずONEGAMEの説明をする前に就労継続支援B型とはというお話からさせていただきます。就労系継続支援B型というのは、障害のある方が、一般の企業に就職することに対して不安があったりとか、就職することが困難だったりする場合に、雇用契約を結ばずに生産活動などを行う。そういった事業所になっております。よくありますのが、ミシン作業だったりとか、パンやお菓子の製造だったりとか、パソコンの入力作業というものがよくあります。そこで今回ONEGAMEというところでは、スポーツでの作業をメインとした、新たな就労の形と行っております。行う作業っていうのも、目的によって分かれていまして、ゲーム技術を挙げて動画制作を行う選手コース。声を使って様々な場面を盛り上げる実況・解説・MCコース。機材を使って、実際にイベントを行うイベントコース。この3コースが障害者の方が実際にこちらの事業所に通いまして日々練習の方を行っております。今このONEGAMEで実際に目指していることが、障害者による障害者eスポーツ大会を全国で行う、というところを今目指しております。参加者が、障害者の方、また、観覧する方も、障害者の方が来やすいような形だったりとか、あとはMCや実況・解説の方も障害者の方で、イベント運営のことも障害者の方、当事者だからこそ、eスポーツの大会を作るというところで、新たなeスポーツ市場を事業所から発信して、世界に、こういうパラeスポーツというところで、推していきたいというふうに考えております。実際にこのONEGAMEで行っていることの事例の方を伝えますと、ONEGAMEに関しましては、群馬県太田市にありまして、そこの太田市役所さんと今一緒にシニアeスポーツ事業というものをスタートしております。そこでは、市にある老人クラブの方に出向きまして、スポーツ体験会っていうものを行っております。実際にシニアの方に、eスポーツのレクチャーをするんですが、それを実際に障害者の方が行ったりとか、イベント進行の方も障害者の方が行ったりとか、そういった取組みの方もしております。また、群馬県太田市に関しましては、スバルの町というところでスバル車をすごく企業は知る場所になっております。そこで、地域とのイベントっていうところで、近隣の企業さんを巻き込みまして、スバルのレースゲーム大会を開催いたしました。実際にこのときも、MCもイベント運営も選手のサポートも全部障害者の方が行っております。実際にこういったイベントに市長またはスバルの工場長も呼びまして、実際にeスポーツ体験会を行いました。また、障害者eスポーツ大会というものも、今全国規模で行っていまして、実際に明後日行うんですけども、そういったものも全部障害者の方が行うというところを目指しております。こういうふうに、地域、または自治体さんと連携して一緒に行うことによって、障害者の方が企業と繋がるチャンスを掴むことができます。実際にこういった活動を行って、障害者雇用として繋がった事例とかもございます。今月、川崎に初めて、神奈川県で初めてオープンしまして、今年も小田原市の方にオープン予定になっていますので、ぜひ連携できることがありましたら、一緒にできればなと思っております。以上となります。

司会
はい。濱川さんありがとうございました。ここまで2つのテーマで当事者よりお話いただきました。ここで黒岩知事よりご感想や質問をいただきたいと思います。黒岩知事よろしくお願いします。

知事
ありがとうございます。もう僕は、インベーダーゲームで最初こけたところから、全くこういうゲームの世界には縁がなかったので、今話聞いただけでも、仰天するような話ですよね。自分の想像する以上なすごい広がりがあることが、今まで話を聞いていただけでも、驚き驚きの連続でしたけども、まだ知らないこと山ほどあるんだけども、プロっていうのはどういうこと、プロってのは、プロですよというのは何かこう、基準があるんですか。森さんが教えてもらえますか。

森様
はい。ありがとうございます。各企業からスポンサードを受けて、それを生業としてやっているプロという形と、もう1つ我々JeSUと言われている団体が正式にプロ認定をするっていう形だったり、あと、ゲームタイトルのメーカー様からプロ認定を受けるという、様々な企業様から、もしくは協会から、団体からのプロ認定というような形が今散在しているような状態がプロ認定という形になっています。

知事
NICOさんこれ、プロの試合とアマチュアの試合ってはっきりわかれているんですか。

NICO様
わかれてるところもあります。わかれてるところもあるし、わかれていないところもあります。

知事
これ、要するに賞金ってもらうわけでしょ。

NICO様
はい、賞金をもらいます。

知事
これ、アマチュアはもらえない。

NICO様
アマチュアももらえます。

知事
アマチュアももらえる。

NICO様
もらえます。それは等しくもらえますけど、プロでしか参加できない大会があったり、アマチュアとプロも両方参加できるオープンの大会もある、みたいなイメージで持ってもらえれば。

知事
さっきの、すごく大きな何万人も集まるような大会っていうのは、あれだったらもう金額もすごいでしょ。

NICO様
そうですね。総額とかだともう10億円とかも当たり前の世界で。

知事
どのぐらい、十分生活できるんですよね。

NICO様
そうですね。実際のところほとんどのプロはやっぱりスポンサーシップでその企業さんからお金をいただいて、自分たちがその企業の製品だったり、この今ユニフォームにもついていると思うんですけど、こういうロゴとか入れて、それで生活しているっていうのが、現状のプロの形になります。

知事
shocoleさん、実況・解説って言ってたけども、それは何か認定とかされる資格とかあるんですか。

shocole様
今のところはないですね、有志でやっているのと、あとは今回のタイトルのぷよぷよで言うと、ナンバーワンを決める大会みたいのを開催したことがありまして、その時にちょっとしゃべらせていただいて、その力量で今お仕事いただいている形ですね。

知事
さっき何かあったよね、そういうトレーニングするコースもあると。あれは、障がい者のところでしたっけ。

濱川様
はい、そうです。

知事
でも、このeスポーツの世界入ると、障害ってあんま関係ないんですかね。

濱川様
そうですね。実際に例えばパラスポーツですと、実際現地に行ったりとかそういう移動が発生します。発生してしまうんですが、eスポーツっていうところだとネット回線があれば例えば、もう北海道から、沖縄から、一緒に対戦できたりとか、チーム組んだりとかができます。

知事
要するにパソコン1個あればできちゃうってこと、参加できちゃう。

濱川様

はいそうです。

知事
そう、それとさっき驚いたんだけど、その高齢者の大会とか、そんな状況なんですね。

森様
そうですね。高齢者の大会も、横浜は特に盛んでして、シニアの祭典だったり、ねんりんピックだったり、eスポーツ、ご高齢でもできるというのが強みではあります。

知事
何か、すごいなっていう。X来ています。県としての中期長期的な目標やビジョンがぜひ知りたいです。手伝いたいと思う県民にとっても重要な取っかかりではないかと。
中期長期的な目標ビジョンを掲げる前に私まず勉強しなきゃいけないので、今日はその勉強の会とさせていただきたいと思います。どうもありがとうございます。次のコーナーにいきましょうか。

司会
ありがとうございました。ここで3つ目のテーマ、地域社会におけるeスポーツの影響に移ります。初めに、小田原市の守屋市長にお話いただきます。守屋市長よろしくお願いします。

小田原市長 守屋様
はい。改めて小田原市長の守屋です。このような機会、本当にありがとうございます。本市は、令和4年度から、eスポーツいろんな事業を行っております。その背景ですけども、実は令和4年は、コロナの前、ずっと前も振り返っても過去最高の観光客、入込観光客数がありました。726万人、過去最高です。ただ小田原市を訪れる方は、小田原城の歴史とか文化、そういったことに興味を持たれるので比較的年齢層が高い。若い方があまり来られないので、では、そういう方に来ていただくため、観光の誘客コンテンツとしてeスポーツに取り組みました。そして、初回が小田原城の本丸広場でアンバサダーのTIMさんをお招きして、イベントをやりました。私自身も実際対戦したんですけど、ちょっと通信環境があまりよくなくて、ぼろ負けしてしまったんですが、屋外でやるときの通信環境の大切さを改めて感じたところでございます。その後いろんなイベント、春の陣であるとか、秋の陣、そういう大会をしました。これも結構屋外でやるケースが多かったんですが、結構雨の確率があって、屋外大会のリスクを感じたところでございます。そして今年はもう少しその事業を進めまして、この間、私も関西に行ったんですが、企業、市内の企業の対抗戦であるとか、もしくは一般の方が参加できるようなチャレンジカップ、というようなものを行ったりもしているところでございます。そして、この裾野を広げていこうということで、いつでもeスポーツが誰でも体験できるようなスポットを開設いたしました。加えて、先ほど若い人にこれを広げていくっていうことで、市内の県立高校、具体的に申し上げれば、今手を挙げていただいているのが西湘高校です。eスポーツ部の設立に向けて動き出しております。いろんな機材にお金がかかるので、小田原市が所有する、いろんなモニターであるとか、ゲーミングチェアだとかそういったものをお貸ししているところでございます。このような取組みによって、eスポーツの理解、普及促進を務めてきたところでございます。3月には、小田原城本丸広場において、大きな大会をする予定でございますので、今日、この対話の広場ご覧の方にも、ぜひ注目をしていただきたいと思っております。加えて、先ほど横浜市の老人クラブのお話もありました。本市は市内の公共施設そして公民館にすべてWi-Fiを入れているんですけども、高齢者同士のコミュニティ、もしくは多世代の交流のツールとしても、非常に人気があるeスポーツとなっておりますので、eスポーツの広がりを今実感しているところです。以上です。

司会
はい。続きまして、関山さん、よろしくお願いいたします。

横須賀市 関山様
はい。横須賀市です。よろしくお願いします。横須賀市は、横須賀eスポーツプロジェクトというところで2019年からeスポーツの取組みをしております。まず、何で横須賀市がeスポーツに取り組んでいるかというところで、横須賀の魅力の創造発信強化ブランディングというところが、観光課でやっているというところもあってメインになってくるかなと思っています。よく言われるeスポーツの可能性というところで記載させていただいてるんですけども、子どもの可能性の拡大ですとか、誰でも取り組める、先ほどお話ありましたけども、年齢とか障害問わず取り組めるっていうところも可能性として感じているところです。横須賀のeスポーツプロジェクトの特徴としましては、eスポーツを単発のイベントで終わらせることはなく、文化として定着することを目指して、2019年からスタートしております。ちょっと今日は時間がないので、かいつまんで説明させていただきますけども、高校生を中心にいろんな施策をこちらに記載のとおり進めさせていただいています。主には高校支援ということで、高校の先ほどちょっと小田原市さんからもありましたけども、高校eスポーツ部の創設支援ということをしております。市内14校高校があるんですけどもそのうち10校にゲーミングPCとその一式を貸与しておりますし、あとはeスポーツは回線が重要というところで回線の支援ですとか、あとは強くなるためのプログラムの受講支援というのも高校に向けてやっております。また写真のとおりゲーミングPCの組み立て教室ですとか、あとは横須賀らしさというところで国際交流イベント、eスポーツを通じたイベントというのもやっております。あと、去年の12月からスタートしたんですけども、市内のやる気のある高校生5名を選抜して、記載のとおりプロによるコーチングですとか、自宅環境の整備、またはイベントの見学ということで、eスポーツだけではなくて、将来を考えて欲しいというところで取り組んでいるところです。それとあわせて高校生向けの大会を開催しております。横須賀eスポーツカップということで、オンラインになるんですけども全国の高校生が参加する大会をやっております。タイトル等も試行錯誤しながら記載のとおり最初はなかなか集まらなかったところがだんだんと数が増えていて、おかげさまでたくさん高校生、全国から参加いただいているところです。また市内の対抗戦というところもやっております。あと、産学民間連携というところで横須賀eスポーツパートナーズ制度というのも去年立ち上げました。こちら企業様とか、教育機関、プロeスポーツチームなども参画していただいて、よりスピーディーかつフレキシブルにeスポーツを進めていこうというところでスタートしております。徐々に団体数も増えていて、いろいろな事業をやっていけたらなと思っているところです。これまで4年間やってきたところで、感じてきたことと言いましては、4年経つんですけども、やはり高校生をターゲットとして、教育的な要素というのを盛り込んだスeポーツ施策をやっておりまして、そういったところも注目をいただいていたりですとか、企業様からの評価をいただいているのかなと思っています。その中でたくさんの関係ができてパートナーズ制度というのも発足できたかなと思っています。また部活動も本当に各校eスポーツ部員が年々増加していて、横の交流というのもeスポーツを通じて生まれてきたかなと感じています。やはりeスポーツを通じて自分の将来の目的、目標というのを見つけて、本当に自分がやりたいことを見つけて、頑張るっていう前向きな子たちも増えてきたかなと考えているところです。こちらは課題というところになるかなと思うんですけども本当に年齢、障害問わないスポーツの特徴がございますので、まだ我々、高校生というところがメインターゲットになっているんですけども、記載のとおりいろんな年齢層の方にeスポーツを知ってもらうことが文化の定着に繋がるかなと思っております。自走化というところで、市が今まで先頭立って頑張ってきたんですけども、なるべくeスポーツを通じて、熱い思いを持つ方が集まって事業展開していければより良いものになるんじゃないかなと考えているところです。中長期的な目標として、横須賀市がeスポーツの聖地と呼ばれるようになれるように、今頑張っているところで、2019年からスタートしましたけども、中長期的にはこういった目標を掲げて、eスポーツの町と呼ばれるように頑張りたいなと思っているところです。以上になります。

司会
はい、ありがとうございました。ここで黒岩知事より感想や質問をいただきたいと思います。

知事
はい。もうなんか随分やっていらっしゃるんですね。あまり知らなかったな。これ、例えば県で考えたときに、県でやるときにeスポーツは、どのセクションが担当すればいいんだと思うんだけど、関山さんはどのセクションにいるんですか。

横須賀市 関山様
私は観光課の部内におります。

知事
観光課が引き受けているわけですか。

横須賀市 関山様
はい。将来的には横須賀に魅力を感じてもらって、eスポーツを通じて横須賀に来てもらったりとか、知ってもらうっていうことが、観光課としては目標になるのかなと思っています。

知事
関山さん、ちょっとご自身のこと聞いて申し訳ないんだけど、関山さんは普通の職員ですか。

横須賀市 関山様
はい。普通の職員です。

知事
特別にそういう、eスポーツとかが詳しいから採用されているんじゃなくて。

横須賀市 関山様
ゲームはたまにするぐらいだったんですけども、eスポーツは仕事を通じて、今勉強しているところです。

知事
eスポーツの専門家の声とかが聞けないと、なかなか新しい事業だからわからなかったと思うんですよ。それはどういうふうやったんですか。

横須賀市 関山様
いや、本当におっしゃるとおりで現場、それこそ現場の声というかチームの方だったり、協会の方とかいろんな方の声とか、そういった方々に理解していただかないとやはり進まないかなと思うので、そういったところの声を聞きながら、横須賀市ができることは何かという考えてやってきたつもりです。

知事
守屋市長、小田原市はセクションどこが引き受けているんですか。

小田原市長 守屋様
やっぱり観光課です。

知事
観光課ですか。

小田原市長 守屋様
さっきちょっと触れたんですけど、若い人の観光客が少ないので、何か引き寄せるネタがないかなと思って考えました。

知事
我々も考えて、eスポーツだから、スポーツだからスポーツ局が扱って、スポーツ局に任せるというのもなんか、ちょっとピンとこないよなって。どこに任せりゃいいだろうって言って、議論したところなんですけどね。でも、観光というところから始まってもまた何かもっと展開ありそうですよね。

横須賀市 関山様
おっしゃるようにやっぱ年齢層とかターゲットによっても変わってくるかなと思いますし、先ほどお話あった高齢者の方とか障害者の方とかっていうところであれば、そういった部署の方も、もちろん携わっていただくことになると思いますし、無限にあるなと思っています。可能性は。

知事
そうでしょうね。本当、だから障害福祉の担当者のところにあってもいいだろうし。森さん、こういう自治体が区分化をするときに、どういう考えで組めばいいと思いますかね。

森様
そうですね、やはり全国大会をやるときに各省庁様、管理はすごい苦慮されていて、スポーツ課だったり、全国大会は文化課だったり、文化課様の方が、いろいろと幅広いんじゃないかという意見もあったり、その辺はちょっと今、多分上の行政の判断待ちというところが現状ではありますね。

知事
そうですね、関山さん、さっきの発言の中で、ゲーミングPCっていう話が出てきましたけど、初歩的な質問で申し訳ないけど、ゲーミングPCって普通のパソコンとは違うんですか。

横須賀市 関山様
そうですね。やはりその処理速度だったり、ゲームをする上で、やっぱり大事なところになってくるので普通のPCでやっぱなかなか動きが硬くなっちゃったりとか、やっぱり勝てないっていう現象が出てくるのかなと思いますので、eスポーツやる上ではゲーミングPCというのが必要になるかなと思っています。

知事
それは基準があるんですか。

横須賀市 関山様
メーカーさんがゲーミングPCと謳っているものになるかと思うんですけど、その辺はそのパソコンのスペックの処理速度だったりそういったものを見れば、ゲーミングPCだなっていうのはわかる、ある程度は分かるのかなと思います。

知事
NICOさん、その大会とかやるときっていうのはそのパソコンはもう会場に用意されているものですか。

NICO様
会場には用意されているものですね。自宅のものは、プロの場合は大体パソコンメーカーと契約していて、いただくことは結構あるんですけど、実際の会場には絶対にそのパソコンとモニターが置いてあるっていう状況です。

知事
そう、競い合うときに例えば、処理速度のすごい速いパソコン持っている人が有利とかそういう話もあるんですか。

NICO様
そういう話もめちゃめちゃあります。

知事
ああ、じゃあその部分の競争もあるわけ。

NICO様
その部分の競争も、一番上までいくと、ないんですけど、やはり下の方になってくると、やっぱりそこの低スペックのところでやっぱり実力の差が出てくるかなとは思います。

知事
オリンピックの競技なんかでも例えば水泳なんかも、水着を開発することによっての競争みたいなものも、ありますもんね。そういう面もじゃあ、あるんですかね。

NICO様
あります。

知事
shocoleさん、そういう面での何かこう、そういうPCの開発の会社とタイアップしてとかそういうのもあるんですか。

shocole様
私自身は今ないんですけど、やはりインフルエンサーの方だったり、今のプロ選手みたいな方がスポンサーとして契約してそういったプレゼンをしていたりとか、自作PCみたいな形で宣伝していたりっていうものがあったりもするので、そういったところで今ゲーミングPCってのはかなりネームバリューも広がってきていたりとか、皆さん何となく耳にしたことあるかなっていうぐらいには知名度が広がっているものかなと思います。

知事
はい、ありがとうございます。じゃあ、次いきましょうか。

司会
はい。では最後のテーマですね。「eスポーツがもたらす未来」になります。本日参加の皆様全員より、eスポーツにおける夢や目標、そして今後の展望についてお話をいただきたいと思います。まずはNICOさんお願いいたします。

NICO様
はい。今のeスポーツの現状は、右肩上がりで、ますますeスポーツ大会だったりイベントがもう巨大化していく中で、今はもうスタジアムとかアリーナとかで、1万人入ったり2万人入ったりっていうライブイベントが増加しています。将来的には、このイベントがもっと大規模になって、スポーツイベントと変わらないぐらいになっていると思っています。その面、やはり自分はそこの舞台に立てるべく、もっと努力して、プロとしてこの道を極めたいと思っております。以上です。

司会
ありがとうございます。shocoleさんお願いいたします。

shocole様
はい。本日は貴重なお時間いただきまして、ありがとうございました。私もやはり今のNICOさんと被るところなんですが、スポーツに負けないほど大きくしていきたいという気持ちはかなり強くありまして、その中でやはり今一般のeスポーツ競技じゃない方の知名度ってところはまだまだなのかなと思っております。なので、やはり一般に広げるための施策っていうところに力を入れたりとか、私自身経歴が、正直eスポーツの選手としては独特というか、美容に携わっていたりもするので、美容とeスポーツのタイアップっていうのも掲げていったりとか、あとは先ほど横須賀市さんだったりとかいろんなところから発表もあったんですが、本当にいろんな老若男女、かつ身体のハンデとかも全く関係ない競技なのかなと思いますので、そういったところも、やはり、いろいろな部分を乗り越えて、同じ舞台で戦えるというのは、なかなかスポーツだとありえないのかなと思うので、そちらがeスポーツですと可能なのかなと思うので、将来的には本当にスポーツを越えて、ワールドカップみたいなものができたらかなり盛り上がるんじゃないのかなと思っております。本日はありがとうございました。

司会
ありがとうございます。森さんお願いいたします。

森様
はい、ありがとうございます。今日は貴重なお時間いただきましてありがとうございました。私はeスポーツのもたらす未来については伸びしろしか、私自身も業界にいる人間として感じていないと。世界的に見ても、日本が今一番ちょっと遅れ気味というところもありますので、これから、年齢層の垣根を越えて、高齢者だったり、例えばお子様だったり、小学校なんかに私は行くんですが、eスポーツのタイトル、知らない方がいないという現状もありまして、これを、行政だったり我々の団体が、どうやって盛り上げていくのかによって、例えば企業様だったり、例えば福祉施設だったり、いろんなところに波及していくんじゃないかと。業界のところの垣根を超える唯一のスポーツ種目としてちょっと期待しているところではございます。以上になります。

司会
ありがとうございます。濱川さんお願いいたします。

濱川様
はい。本日はありがとうございました。先ほど障害者のeスポーツ大会を行うというお話をしたんですけども、やはりその障害と言っても十人十色っていうところで、様々な障害者の方がいらっしゃいます。例えば、キーボード・マウスを触れない障害者の方が、いかにどうやってゲームを行ってeスポーツに競技として入っていくかというところもうちの考えている課題点というところで、デバイスを、障害者用のデバイスを考えて開発したりとか、そういった様々な方に向けたそのeスポーツ取組みというところも今後行っていければなと思っております。また今後、神奈川県のONEGAME事業所からパラeスポーツというところで、選手がどんどんどんどん参加していただければなと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

司会
ありがとうございます。守屋市長お願いいたします。

小田原市長 守屋様
はい。2点申し上げたいと思います。先ほどお話したんですが、本市においてはまだまだこう、行政主導でやっている部分がありますので、これがいつでもどこでも誰でもできるような環境にしていくということ。そのためには先ほど、eスポーツ部の取組みもご紹介させていただきましたが、そういった展開が必要かな。それからもう1つが、本市が行った子どもの生活実態調査の中で、将来の夢、何になりたいですかというアンケート項目を設定したんですけど、なんと、小学校5年生は第2位が、YouTuberも含めてですけど、ゲームの制作だとか、ゲームコンテンツに関わりたいということ。それから中学2年生はちょっとランクが落ちるんですけども、これも9位ですね。実際子どもたちにとっては、これは職業、サッカー選手になりたい、プロ野球選手になりたい、と同じような感じで、eスポーツ選手になりたいみたいな感覚を持っている子どもがいる。そんな夢が実現できるようにサポートできたらいいなと思います。ありがとうございました。

司会
ありがとうございました。関山さんお願いいたします。

横須賀市 関山様
はい。本日はありがとうございました。本当にeスポーツというテーマだけで、これだけ他ジャンルの方々が集まってお話できるっていうのもeスポーツの魅力だなと思っています。横須賀市、小田原市さんも含めて自治体も頑張っているところも多いですし、土壌というものはできているのかなと思ってますので、ぜひ神奈川県の方とも一緒に、タッグを組んでeスポーツで盛り上げていけたらなと思っています。よろしくお願いします。ありがとうございました。

司会
ありがとうございました。では黒岩知事より、ご感想や質問をいただきたいと思います。

知事
本当に、びっくりすることばっかりだったですね。やっぱりまだまだ僕らが古いのかなって。さっきちょっと話があったけど、ゲームなんかばかりやっていないで勉強しなさいよとか、ゲームばっかりやっていないでちょっと表に行ってスポーツしなさいよとかっていうようなもんだなっていう、どこか引きずっていますよね。それとはもう世界がまるで違っているということですよね。だから僕自身このテーマに入るまで、今日議論し始めるまでも何でこれがスポーツっていうのかなというところをずっと思っていたんだけども、もう今そんなことを言っているレベルじゃないですね。もうびっくりですよね。そういった流れの中でやっぱりいかにこう政策の中に落とし込んでいくのかって言ったときに、まだまだ可能性がいっぱいあるなというか、今日芽がいっぱい見えましたよね。その障がい者とかと年齢を超えるとか、そういうのって我々神奈川県は、ともに生きる社会、共生社会を目指しているという中で、非常に大きなツールになるのかなということを感じましたね。やっぱり孤立しているご老人なんかも、おうちでeスポーツをやることによって、何か新たな仮想空間上のコミュニティに参加できて、そこで何か競い合えるとかいうようなことできてくると、何かすごく大きな、未病改善にも繋がるような、eスポーツの世界が展開できるのかな、なんてことまで感じましたけどね。最後にもう1つ皆さん、神奈川県にこれだけはやって欲しいというのがあったら、一言ずつお願いしたいと思いますけどね。いかがですか。

司会
NICOさんいかがでしょうか。

NICO様
はい。現状でいうところで、日本と世界って結構eスポーツの環境が違っていたりするので、そういった気軽にeスポーツに触れられるっていうところの、eスポーツの入口っていうところの施設などあれば、すごく助かると思います。

司会
はい。shocoleさんいかがでしょうか。

shocole様
はい。私も今NICOさんと同じような意見を言おうとしていまして。施設があれば、やはり今若い選手とかがどんどんどんどん育ってきているので、そういった選手をやはり大事に、本当に小さい頃からeスポーツ選手として育て上げて、やはり先ほど森さんの、発表にもあったんですけど。1位とりたいなっていう気持ちがあるので、神奈川県で。そこがもう本当に目標かなと思うのでそういったところで、施設があったら嬉しいなと思います。以上です。

司会
森さんいかがでしょうか。

森様
ありがとうございます。やはり、神奈川県、全国の中でも、人口数、もう最大というか、関東の中でも、有数の県というところで、高校だったり中学だったりそういったところの部が活動できるような、パソコンという単語もありましたが、パソコン以外でもスマホでも、eスポーツできるというで、そういったところもありますので、行政の方からバックアップできるような、学校の中でeスポーツ部がどんどんできるような、そんな政策ができれば、未来につながるんじゃないかなと思っております。以上です。

司会
濱川さんいかがでしょうか。

濱川様
はい。私としましては障害者の方がより参加しやすいeスポーツ大会っていうところを、神奈川県の方で行っていただければなと思っております。以上です。

司会
ありがとうございます。守屋市長いかがでしょうか。

小田原市長 守屋様
一部重なるかもしれませんが、やっぱり、県大会を開いて、県のチャンピオンを決めるというのが、1度やってみたいなと思います。本当にいろんな企業対抗戦なんか盛り上がっています。県大会の提案をします。

司会
関山さんいかがでしょうか。

横須賀市 関山様
はい。今日のテーマにもつながると思うんですけど、現場の声というのをたくさん聞いていただけるとすごく嬉しいなと思います。それは学校もそうですし、例えば職員の方とか、eスポーツとかゲーム好きな方もいらっしゃると思いますので、そういった方の意見というのもぜひ取り入れていただけると、横須賀市も実際そんな感じでやっているので、と思っています。

知事
さっき施設というお話があったけど、施設ってどんな施設がいいんですかね。

NICO様
そうですね。eスポーツ大国の韓国とかだと、身軽にさわれるPC版、ネットカフェみたいなところがめちゃくちゃあるんですよ。この前自分、大会で韓国行ってきたんですけど、歩けばあるみたいな。eスポーツが身近にある環境なんで、やっぱり若い新しい子たちもそこで友達と遊ぶし、そこから、外に出る機会も増えて、町の活性化にもつながるし。

知事
ネットカフェとは違うんですか。

NICO様
いやネットカフェですね。ネットカフェでも、eスポーツ専門のネットカフェみたいなイメージです。

知事
専門の。ああ、そういうのがある。shocoleさんもそういう意味、施設さっきおっしゃっていたけど。

shocole様
そうですね。私もイメージは、今のNICO選手が言ったのに近いところと、あとはe-VERSEだったり、交流ができる場っていうところも、やはり箱として大きいところとしてあるとまた嬉しいなと思います。

知事
ありがとうございました。本当に今日はとっても勉強になりましたね。自分が全く不得意で、全然知識も何もなかった中で、皆さんの話を聞いて、非常に大きな課題だなっていうか、しっかり取り組むべき話だなっていうことを痛切に感じますね。本当にありがとうございました。これから、今いただいた、それぞれの県に対する要望も踏まえながら、政策として実現できるようしっかり頑張っていきたいと思います。本当にどうもありがとうました。

司会
それではお時間となりましたので、本日のオンライン対話を終了させていただきたいと思います。そのまま課長の方にお繋ぎしたいと思います。

神奈川県 情報公開広聴課長
はい。進行役を務めていただきましてありがとうございました。本日ご参加の皆様貴重な意見をありがとうございました。またYouTubeでご視聴いただいた皆様ありがとうございました。本日の様子は県のホームページに掲載し、YouTube動画を配信いたします。またご意見につきましても受け付けておりますので、県のホームページにアクセスしてご意見をお寄せください。それではこれをもちまして、第5回黒岩知事と当事者とのオンライン対話を終了いたします。皆様ご参加ありがとうございました。ありがとうございました。

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