いただいたご意見への対応状況
意見
私はヘルプマークを付けて外に出たが、知られていないのか、席を譲られたり声を掛けられることがなかった。そこで、サポートマークという、ヘルプマークの反対である「助けるよ」という趣旨のマークを作った。作った際には、内閣府の障害者ページに掲載されている団体さんの許可を取った。東京都ではヘルプマークを立ち上げた。神奈川県でもぜひ推進してほしい。
対応状況
障がい者に関するマークを紹介するホームページ(別ウィンドウで開きます)内に、サポートマークを新たに追加した。また、令和5年12月に県庁にて開催した障害者週間のイベントにおいてリーフレットを配布し、周知に努めた。
対応状況一覧(PDF:166KB)
実施結果
司会
皆様こんばんは。
ただいまから令和5年度黒岩知事と県民との対話の広場live神奈川横浜会場を開催いたします。
改めまして私は司会を務めます吉野と申します、どうぞよろしくお願いいたします。
本日は知事の挨拶に続き県の総合計画の紹介、ゲストのプレゼンテーションに続き会場の皆様との意見交換と進めてまいります。
それではまず本日のゲストをご紹介いたします。
認定NPO法人こまちぷらす理事長 森 祐美子様です。
学生団体ニューコロンブス3代目船長 池田 大和様です。
また会場の様子はライブ中継するとともにTwitter改めにXよる会場以外からのご意見も受け付けております。
意見交換時にご紹介させていただくこともございます。
インターネット中継をご覧の皆様にご案内申し上げます。
この中継をご覧いただきながらTwitter改めXでご意見を投稿できますので是非お寄せください。
それではお待たせいたしました。黒岩知事からご挨拶を申し上げます。
知事
こんばんは。神奈川県知事の黒岩祐治です。ようこそ神奈川県庁へお越しいただきまして、本当にありがとうございます。
県民との対話の広場でありますけど、これコロナでちょっと中止せざるを得なかったんですけど、私が知事になってからずっとやってて、これまでですね、1万3000人を超える皆さんとずっとこうやって直接お話をしてまいりました。
私にとっては非常に刺激的というかワクワクする、直にお話をしましてね。この中で今までもありますけど、いい話聞いたなと思って、それをそのまま政策に反映したこともあります。直結ですからそういう場を是非生かしていただきたいと思います。
毎回毎回テーマを決めておりましてね、皆さんいろんなことを言いたいかもしれませんけど、その都度その都度そのテーマに合わせたお話をするということを是非お約束をさせていただきたいなという風に思っています。
今回のテーマはですね、このみんなで作る、『みらい未来をつくる協働~協働型社会の実現~』ということです。
我々は行政という立場ですけども、民間という方もいらっしゃいますね。それとNPOという、こういう活動をされてる方もいらっしゃるわけですね。そういう人たちが皆さんこううまくこう協働してくるとですね、痒いとこに手が届くっていうかすごくいい政策がいっぱいできるんじゃないのかなといったことで、今日はまずはですねそれを実践されているゲストの方お2人に話をお伺いしながら、あとは皆さんの直接の対話をしていきたいと思います。
今日は高校生もね、随分たくさん来てくださっててね、この場の面白いところっていうのはですね、高校生とこの年配の方が同じところで同じテーマについて語り合うというのはなかなか普通ないですよね。
これがこの面白さでもありますね。しかも今回はネット中継もされてますからね。Twitterでもどんどん意見も来ますから、それに対してどんどんお答えしてまいりたいと思います。
それでは1時間半ですけどね、楽しい充実した時間を過ごしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
司会
黒岩知事ありがとうございました。
さて今年度の対話の広場は2040年の神奈川を展望する新たな総合計画の策定に向けて開催しております。ここで県の総合計画について政策局政策部の山崎政策部長から簡単にご紹介させていただきます。
政策部長
皆さんこんばんは。改めまして政策部長の山崎と申します。
私の方からですね。今ご紹介ありました通り、県の総合計画について簡単に説明をさせていただきたいと思います。これは時間軸です。まず計画がどういう構想になってるかというのをちょっとお話をさせていただきたいんですけども、今こちらですね、基本構想ということでこれは中長期的にどういった政策を進めていくかっていうことの長期ビジョンを描いたもので目標年次は2025年度になっております。一方、じゃあそれに向けてどんなことをやっていくのかという短期的な目標ですとか具体的な取り組みを書いたものが実施計画として定めておりまして1、2、3期やってきましたということです。
現在ですね、今ここにいますけども今年度1年かけて色々見直しをしているという状況でございまして、基本構想については2040年度を目途に新たな神奈川の姿を描いていきたいと、それから実施計画については当面4年間やっていきたいなということで具体的な取り組みなどを記載していく予定でございます。
まず基本構想なんですけども、目標年次は今申し上げました通り2040年で、基本理念としましてはいのち輝くマグネット神奈川を実現するということで今までと同じことの理念を継承したいという風に思っております。
神奈川の将来像については3つ
誰もが安心してくらせるやさしい神奈川
誰もが自らの力で力を発揮して活躍できる神奈川
変化に対応し持続的に発展する神奈川
こういう3つの将来像を掲げております。
次に実施計画ですけれども2024年度から4年度間を考えております。
4年後の目指すべき姿として県民目線のデジタル行政でやさしい社会の実現というテーマを掲げております。
具体的にはですね、この4年後の姿の実現に向けて5つのテーマで13のプロジェクトに取り組んでいきます。
これがどういったことをやっていくかという内容になります。
ちょっと今日は粗々ですけどもご紹介をさせていただきたいと思います。
まず、テーマ1ですけども、希望の持てる神奈川ということです。
今少子化が進み神奈川でも明らかに人口減少社会に突入をしているという状況にあります。
安心して子どもを産み育てるための子ども子育てですとか、子ども若者への支援それから変化の激しい社会に対応できる人材の育成教育ですね。
とか、人を呼び込む地域づくり、それから未病改善による健康寿命の延伸とか誰もがスポーツ文化に楽しめる取り組みなんかを実施していきたいと風に考えております。
次がテーマ2 持続的に発展する神奈川でございます。
今デジタル社会 デジタル化が進展している中で産業構造の大きな変化なんかが見込まれますので、県内産業ですとか農林水産業の持続的な発展に向けた取り組みを進めるとともに地球温暖化の防止それから脱炭素社会の実現、こういったことをやっていきたいという風に考えております。
テーマ3 自分らしく生きられる神奈川です。
将来の不確実性が高まる中で経済的困窮とか社会的な孤立などの社会問題がありますので、そういったところにもしっかり対応していこうということ、それから障がいの状態ですとか国籍性別に関わらず誰もがその人らしい社会を、その人らしくくらせる地域社会、こういったものを実現していきたいということを考えております
テーマ4 安心してくらせる神奈川です。
今特殊詐欺とかサイバー空間における脅威、こんなものが深刻化してます。
それから激甚化する自然災害ですとか新興感染症のリスクといった様々なリスクに対応してくらしの安全確保、防災減災を進めたいと考えております。
最後テーマ5ですけども、神奈川を支える基盤作りということでこれは今までご説明した各テーマの重点政策を下支えさせる政策としてですね、交通ネットワークの充実ですとか活力があるまちづくりこんなことを進めていきたいという風に考えております。
今日は簡単にご説明しました。
今パブリックコメント実施中ですので、是非検索していただきますと出ますので是非ご参加いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
ここまでが総合計画のお話なんですけれども、今日のテーマに関して県でどんなことをしてるか2つちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。
県の協働連携の推進の取り組みの事例です。
これはNPOと県の協働の事例でございます。
かながわボランタリー活動推進基金21っていうのを設けまして、社会の課題解決に向けたNPO等のボランタリー団体との協働に負担金を出しております。
これ、子どもホスピス設立運営事業というもののちょっと様子を表してるものでございます。
それからもう1個、県やNPOなど多様な主体との連携を進めるマッチングを行っておりまして、この様子はですねそのマッチングイベントから生まれたNPOと高校、企業の協働の事例で環境啓発カードの体験ワークショップを行っているところでございます。
このような協働事業なんかも行っております。
こういったことを参考にですね今日いろんなご意見いただければと思います。
ありがとうございました。
司会
山崎部長ありがとうございました。
続きましてゲストにプレゼンテーションをしていただきます。
お1人目は認定NPO法人こまちぷらす理事長 森祐美子様です。
森様は大学卒業後トヨタ自動車株式会社へ入社し、海外営業及び海外調査に従事しておりました。
第1子出産直後に育児の孤独を感じ地域での活動により救われた経験をしました。
退職後にはママ友数人と共に2012年に団体を設立しウェルカムベビープロジェクトの実施や、こまちカフェ、こよりどうカフェの運営など『子育てをまちでプラスに』を合言葉に、子育てがまちの力で豊かになる社会を目指して活動中です。
それでは森様よろしくお願いいたします。
森様
皆さんこんにちは。今ご紹介に預かりました認定NPO法人こまちぷらすの理事長しております、森と申します。
今日は本当に、ここから見てるとですね、前方が学生さんがたくさんいて、なのでちょっと話すこと最初変えようと思ったんですけど、実は、今活動は11年目になるんですが、実は大学時代に1日だけカフェを運営したことがあるんですね。
それは新潟県の魚沼っていうところで、東京でバスをチャーターして若者たちをわっと新潟に連れて行って地元のおばあちゃんおじいちゃんたちと一緒に1日カフェを運営するってことをやった時に、カフェって誰でもいろんな形で参加できて一緒に作れるんだってそこを実感したことが今の事業にすごい繋がってます。
なので、今日の協働っていうテーマの中で池田さんがいるってすごい大きなことだなと思って、協働の中でやっぱ子どもたちを子どもたち扱いしないで、大人たちがいろんなチャンスを作って任せてっていうことが、本当に次の世代を作っていくってことだと思うので、ぜひ皆さん頑張ってくださいっていうところを最初にお伝えもしたくその話をしました。
私たちのやってる活動なんですけれども、認定NPO法人こまちぷらすという団体なんですが、この団体名が実は目指しているビジョンそのまんまなんですね。
子育てをまちの力でプラスにしていくっていうことを目指しています。それが目指してるビジョンなんです。
なので、協働がテーマですけれども協働のための協働ってあんまり意味がなくて何のために協働するのかっていうのが、まずは活動の中で位置づけるってことがすごく大事なんだと思うんですが、私たちとしては子育てを1人でとかパートナーとだけじゃなくっていろんな街の人たちで子どもを育てるっていうのが、当たり前の社会になったらいいなと思って、それがそのままビジョンでもあり名前でもあります。
今、ご紹介に預かったところはもう重複するので言わないですけれども、ちょっと赤線のところだけちょっとハイライトしたいんですが、子どもを出産した時に言葉にならない孤独感があったんです。
言葉にならなかったから悩んでることを相談するっていう発想がなかったんです。
いろんな支援の窓口はあったとしても、そこに行くっていう発想がなかったんです。
なので、今の活動はそういう発想がなくても行ける場所、もしくはリーチできるっていうことをすごく重きをおいています。
加えて参加って書いてあります。街の活動に参加することによって救われた。
当然ながら支援によって救われている人たちもいっぱいいると思いますけれども、
私の場合は、その活動に街の中であった活動に参加することによって私って存在してていいんだな、社会の中に存在してるんだな、私にはまだ力があるのかもしれないっていうこと思えたことでぐっと力が湧いてきて、すごく欝々とした状態から浮上をすることができました。
なので、街の力で参加っていうところ、そこはすごくポイントですし協働っていうところにおいてはいろんな人たちが参加している。
それによって、すごく力が湧いてくるみんな力が湧いてくる。
そんなことが大事なポイントかなという風に思っています。
そうですね。やっている事業は色々あります。
大きく分けて8つほどあるんですけれども、今日はこまちカフェ、こよりどうカフェって場は運営していますが右下の方にあるウェルカムベビープロジェクトというところに焦点を当てて協働についてお話ししたいと思います。
どんなプロジェクトかは、後ほど詳しくお話ししますね。
スタッフは本当にママ友数人で始めたんですが、今約50人とあとボランティアの方が約290人登録してくださっています。
その皆さん1人1人の力なくしてこの活動はできてきませんでしたし、今もできません。
予算規模は、約4800万円ということで半分が利用者の方がご負担いただいている様々なカフェの売上とかですね。
残りの半分が社会の皆さんたちにご寄付とかご協賛などで支えていただいております。
こまちカフェがこんな感じの雰囲気で戸塚区っていうところで、戸塚駅から徒歩7分の商店会の中で運営しています。
あんな形でですね、見守りの方が毎日カフェに座ってくださっていて、赤ちゃんを抱っこしたり、子どもと遊んでくれてる間、ゆっくりあったかいうちにご飯が両手で食べられるっていうのが大きなポイントです。
雑貨が売ってたり、地元の農家さんと一部連携しながら乳製品小麦粉肉なども使っていない料理なども提供しています。
あとは、昨年度オープンしたばかりですけれども、お寺の中でこよりどうカフェというカフェも運営をしております。
今日の本題ですけれども、ウェルカムベビープロジェクトというプロジェクトをやっていまして名前がそのままですけれども、街のみんなで赤ちゃんをウェルカムってするプロジェクトですね。2016年に始めました。
ヤマト運輸さん神奈川主管支店さんと1年ぐらい協議して一緒に立ち上げたプロジェクトになります。
実は北欧の方では、国が国策としてプレゼントを作って送るってことをだいぶ昔から1940年代からやっていますけれども、私たちはその送るプロセスの中でどれだけ街の人たちがここに参加するかっていうことに重きをおいてやっています。
戸塚で始めたところ、今は全国で4箇所に広がっていて各地域で各支部がNPOが支部を運営しています。
最初は戸塚で生まれた赤ちゃんのうち10分の1の人に届けていたんですが、今は2人に1人は届けられるようになって、地区も増えて年間1700人ぐらいの方々に出産祝いを街のみんなで作ってヤマトさんが届けるっていうこと、戸塚でやってますし、他の地区でも皆さんにお渡しするっていうプロジェクトをやっています。
出産祝いはこんな感じですね。
絵本が入ってますけれども、商店会の人たちがお金を出し合ってみんなで絵本を買って街のみんなでこうメッセージを書いたりですとか、あとはちょっと右の方にですね、背守りって書いてありますけれども、こんなお守りを街中のおばあちゃんたちが家の中で老人ホームの中でたくさん縫っていて、それをメッセージ付きで送るっていうことをやっています。
その背守りについてもうちょっと強調してお話したいんですけど、これが実際作ってる様子ですね。子育支援拠点さんの場所を借りておばあちゃんたちが縫ったり地域ケアプラザで縫ったりしてるんですけれども、あんな感じでメッセージが書いてあります
そのメッセージは例えばこんな感じなんですけど、
ご出産おめでとうございます。お子様がすくすくと元気に大きくなりますように。1人で悩まないでねっていうことを60代の2児のお父さんが書いてくれていたり、下は21歳の学生さんですね。母には昔反抗したけど今は感謝してるみたいな。
こう学生さんからのメッセージなんかもたくさんあります。
右は実際にもらった方だったり実際に子育て真っ最中の方のメッセージです。
やっぱもう受け取った方からはもう本当に1つ1つ商品作ってくれた方や梱包してくれたみんなにお礼を言いたいですとか、ワンオペの育児だった分も本当に心に染みたっていうことですとか、やっぱ引っ越してきて同時に出産って方も多いんです。
その知り合いもいなくて不安だったけど、とっても嬉しい気持ちになったっていうようなお声もいただいています。
ここがみそなんですけど、これを作ってる皆さんの声ですね。
これはおばあちゃんたちがいっぱい縫ってますけれども、同じような趣味を持って人たち同士でこうどんな赤ちゃんに届くのかなと思いながら作ることだったり、それぞれの生い立ち、昔はねこうだったよね、とか私はこういうとこで生まれてねっていうそういうこと話しながら昔話をしながら作ることが楽しいですとか、今はこれが生きがいだっていうような方々もいらっしゃいます。
こんな風に協働って言った時に、こう嬉しい嬉しいっていうことが循環していくことが長く続くことなのかなと、もらって嬉しい、作って嬉しい、届けて嬉しいっていうそこの循環を作っていく。一方向じゃないってことが大事なポイントかなと思っています。
実はこれ、全て寄付と協賛で成り立っていまして、これも先ほど協働のポイントでもあるんですけどもう業種は様々なんですね。
物作りをしてるメーカーから地元の薬局さんまで、商店会から地元の中小企業の方から業種は本当様々なんですけど、例えば建設会社でもスタイを作ったりとかという風に私はそんなことに関わらない関わる余地がないわと思う人たちも、私はこんな形だったら関われるんじゃないかっていうことをですね、皆さん考えてくださって、で協賛してくださったり出産祝いを一緒に作ってくれたりしています。
こうやってみんなが関わるプラットフォーム舞台を作るっていうことがすごく大事かなと思っています。
こういうプラットフォームを作ってると、いろんな業者の人が集まるようになったんですね。
色んなワークショップするんですけど、1人のお父さんがオムツが自販機で売ってたらいいなっていうことを呟いてくれて、そしたらキリンさんと花王さんがそこにいらして、花王さんはメリーズを作ってると、東京キリンビバレッジさんは、うちは自販機を作ってるっていうことでうちら作れるんじゃないってなって日本で初めてオムツ自販機が生まれました。
通常こういう商品開発って何万回ってテストしたり何万人に対して調査して何年かけてってやるんですけど、たった1人のお父さんの声でこういう新しいものができていくってそういうダイナミックなことを目撃しました。
今やもう全国で100機ぐらいにこのキリンさんだけで広がってますし、他社も参入していてそこ含めても何百と広がっています。
受け取った方そういった先ほどみたいに一緒に作っていると私も今日もしてるんですけれども、みんなが自分事になってですね、これ私たちが作ったんじゃなくて地元の商業施設の方が作って各店舗さんのテナントのショップ店員さんがつけてるんですけど、自分たちもなんか作りたいって言って作ってくださるんですね。
誰かのために誰かがやるっていうそういう関係じゃないのが協働かなと思っています。
これ、整理してくださった表をお借りしてますけれども、なんかの目的のために例えばaさんのためにbが協力するっていうのは、それは1つの協働ですけど、どっちかていうとあっちですね。
それぞれの目的はあるけれども、真ん中に同じビジョン同じ夢同じ目標を置いてしたいことは違うけれども、一緒に共有できる目標を作るっていうことが大事なんだなってことをつくづくと思います。協働して私たちも第2のオムツ自販機を作ろうなんて思って色々やってみたことあるんです。うまくいかなかったんですね。うまくいく時とうまくいかない時やっぱあります。
やっぱうまくいく時とのその差は何かなと思うと、やっぱりその事業を何のためにやるのかってこと見失ってったり、やっぱそこが共有できてないとやっぱうまくいかないなとか、あとみんなの思いもある。共有できてるビジョンもある。
でも、タイミングが今じゃなかったってこともあるので、まだやり直すことも大事かなっていう時もありますし、やっぱ熱意ですね。なんとしてもいろんなハードルあるんです。
協働で何かやろうと思ってもでも、どうしても突破したいと思っても誰かがいるかっていうことはすごく大きい。
あとはこの人のためにこれやっぱ実現したいっていえば、利用者だったり喜ぶ人の顔が思い浮かぶみたいなことは大事かなと思っています。
こういうことがですね増えてくと、昔はサービスとか制度っていうのがスカスカでそれをコミュニティっていうクッションが受け止めてたけれども、ありがたいことにいろんな政策サービスもできてて、でもお互い助け合わなくてもなんとかなるみたいなクッションが弱くなっちゃってますが、目指したいのはやっぱここかなと思って、いろんな協働が生まれて、そうするとお互い日頃やってることは違うけれども、うちでキャッチした誰かの困り事が制度と制度の間の隙間で落ちてきてもうちで受け止めきれなくても、あっちではなんか相談乗ってくれるかもよ、とかお互いつなぎ合えるその小さな小さな泡のような形で、いろんな団体とか企業とか住民の方が繋がっていくといいなという風に思っています。
そうするとなんとかなると思える社会になるんじゃないかなと思っています。
そんなことを考えてる団体ですので色んな資料をですねフリースペースに置いておきましたのでよかったらご覧ください。
今日は皆さん聞きに来てくださってあとオンラインの方もありがとうございました。
司会
なんとかなるクッションと嬉しいの循環が広がっていくといいですね。
森様ありがとうございました。
続きまして学生団体ニューコロンブス3代目船長である池田大和様のプレゼンテーションに移ります。
学生団体ニューコロンブスは、コロナ禍に学生が主体となって地域のために活動できる場所の少なさを感じたことがきっかけで2020年5月に設立された団体です。
高校生から大学生まで70名を超えるメンバーが集い、地域の環境整備や若者と地域のつながりを促進するプロジェクトをこれまでに9つ立ち上げ、地域の活性化に寄与している団体です。
池田様は、高校生の時にこの学生団体ニューコロンブスへ加入し2023年4月に3代目船長に就任しました。
それでは池田様よろしくお願いいたします
池田様
皆様こんにちは。
ニューコロンブス船長の池田大和と申します。
本日は学生団体ニューコロンブスの活動紹介、そして行政と企業との取り組みをご紹介させていただきます。
本日は私プロフィールを簡単に紹介させていただきます。
現在19歳で救急救命士の学校に通っております。
日々医療を学びながらボランティア活動をさせていただいてます。
こちらの写真は私3年目になりますが海のライフガードも行わせていただいてまして、これは今年の夏業務してた際の写真になります。
これから、学生団体ニューコロンブスの活動の紹介をさせていただきます。
学生団体ニューコロンブスは鎌倉を拠点に活動する鎌倉最大級の学生団体になります。
その取り組みを紹介させていただきます。
簡単なプロフィールになります。
2020年5月約3年前にコロナ禍コミュニティの激減をきっかけとして立ち上がりました。
現在のメンバーは総勢79名。
年代は高校1年生から社会人2年生までが所属をしています。
鎌倉市内に住んでいるメンバーに加え湯河原であったり、横浜川崎そしてシンガポールの方までメンバーが所属をしてます。
私たちの団体はプロジェクト中心が最大の特徴です。
8つのプロジェクトの中から関心のある部門を選んでいただき自分自身の思いを形にしていただきます。
主な8つ以外には右側に書いてあります。
放課後かまくらっ子と呼ばれる子ども支援であったり、防災そして花火大会の実行員なども行わせていただいています。
本日はその中で2つに絞ってご紹介させていただきます。
ビーチクリーントレジャーハンティングイベントMiiGo
鎌倉をつなぎ広げる鎌倉を盛り上げの集い
この2つをご紹介させいただきます
MiiGoのプロジェクトの概要になります。
謎解きと海岸清掃を組み合わせ遊びながら鎌倉を綺麗にする。
「自分の街に感謝する1日に」というのをコンセプトに開催を行い、これまでに10回以上開催を行っています。
そして総勢300名を超える参加者の方に参加をしていただいております。
イベントの様子になります。
まず私たちのイベント集まっていただいた際にですね、私たちの学生団体の公式LINEの方に登録をしていただきます。
登録していただきましたら、まず左上の謎解きの問題を配布させていただきます。
まず謎解きを解いていただきまして、その回答を公式LINEの方に送りますと正解か不正解かが送られてきます。
第2問目、第3問目に進むには、ゴミ袋いっぱいにした写真を送らないと第2問目がもらえない仕組みになっていますので、小学生中学生が参加される際には、第2問目進むにはゴミ拾わないとダメなんだよっていう理由付けを行いながら開催をしています。
第4問目をクリアしますと、左下の宝箱の在りかにたどり着きます。
たどり着きますと、トレジャーハンターとして称号がもらえるというイベントになっています。
このプロジェクトの意義ですが、問題の作成から全て学生が行っていまして、作ることで自分が作られていく感覚、そしてメンバーで作り上げる中で広がる興味自分の思い出として残っていく記録というのがこのイベントの意義になっています。
次に、私が最初主催を行っていた鎌倉を盛り上げようの集いについてご説明させていただきます。
鎌倉を、分野を超えてつなぎ新しいチャレンジをというのをコンセプトに開催を行っていまして、鎌倉には産官学民様々な方が集結をしています。
そこで新たな繋がりから新たな挑戦へ鎌倉の学生の取り組みを発信し、今まで2回行ってきまして200名以上の方にご参加いただきました。
こちらイベントの様子になります。右下の写真をご覧ください。
向かって左側が鎌倉市長の松尾市長になります。
向かって右側が、クルミッ子で有名な鎌倉紅谷の社長の有井社長になります。
このような有識者の方に来ていただきまして右上の写真こちら学生がピッチを行っております。
これからの鎌倉をどうして行くべきか若者が考えるピッチを行いまして、市長であったり有井社長にフィードバックをもらうというイベントを開催しています。
このイベントの意義ですが、全て協賛を取るところから学生が全てこちらも行っていまして、イベントを行うことで知り合った方と顔の見える関係性に変化する。
そして学生が応援され大人に応援されるというのをコンセプトに行っています。
この2つのプロジェクトを紹介いたしました。
このプロジェクトを行う意義は、人との出会いの中で新たな自分になる
これがプロジェクトを行う最大の意義だと私たちは考えます。
私たちの活動理念は、可能性のスタート地点と定めていまして、僕たち学生はいろんなことに挑戦できるそんな年代だと思っています。
自分の大切なものを仲間に共有し、社会に関わる自信を持てるコミュニティプラットフォーム居場所の役割としてこのような理念を定めています。
僕が考える可能性のスタート地点
私たちはこう生きる。
自分の可能性を信じて生き続ける。
いつかきっと自分はできるようになる。
いつかきっと作りたい未来を作ることができる。
自分にはきっと幸せが訪れる。
漠然ですが、確信もないですが、その確信を持って進み続ける人間になりたいと思っています。
ここからは学生団体ニューコロンブスと企業行政との事例紹介をさせていただきます。
これまで僕たちいろんな方との事業をさせていただきました。
学生視点から新しい斬新な意見を採用してもらうため、右側プロジェクト一覧を作成させていただきました。
この中で本日は2つに絞ってご紹介させていただきます。
1 湘南菱油様とビーガンクレープ店ニコフル
2 右側鎌倉市様と銭湯活発化事業
の銭湯を行わせていただいてます。
湘南菱油様
こちらは湘南一体でガソリンスタンドを運営されている会社さんです。
私たちとコラボいたしまして、プラントベースクレープのカフェを開店させさせていただきました。
学生主体の運営そして営業になりまして約1年間営業を行いました。
こちら向かって左側の写真ですが、こちらはガソリンスタンド内の休憩所を改装いたしましてカフェに変えております。
研修から全てバイトでは体験できない商品管理、そしてマネジメントシフト管理給与管理など全て学生が行い、店舗運営と社会経験を行いました。
企業に対して、学生の価値観を伝えるとても良いチャンスだと思います。
次に鎌倉市と行っている銭湯プロジェクトについてご紹介いたします。
私たちは現在鎌倉市と共同事業を行っておりまして、多世代交流をメインに行わさせていただいています。
鎌倉には4つの銭湯がありまして、現在利用者が減っているという現状があります。
そこを、学生の意見を取り入れて盛り上げてほしいという依頼がありまして、今私たちとして考えているのがこちらのスタンプラリーになります。
小学生中学生を対象に、こちらのスタンプラリーを今月11月から開始する予定です。
小学生中学生を対象に行うことによって、おじいちゃんそして親世代保護者世代の方にも参加していただけるイベントを考えております。
ここで私たち学生と行政が協働する意味について僕の考えをご紹介します。
協働とは僕の考えですが、お互いの強み弱みを結び合うものだと思っています。
学生は流行りがとても好きで、行政はその流行りに乗ることがあまりできないと考えています。
そこで私たちは、多様な観点からの流行を掲げ、それを行政に伝えます。
その斬新な意見を、行政は流行に乗りつつ実現できるように枠組に落とし込むそういう企画能力がとても優れていると考えています。
行政と学生のみにしか生み出せない価値。
行政と学生の交流や協働行うことで行政はこれからを担う学生の声が市政に取り組まれる。
学生は行政と関わることで、街のこれからを知ることで未来に備えた行動変革が起こる。すなわち学生が暮らしやすくそして持続する街の実現だと思っています。
行政と学生の交流によって持続する都市の実現に貢献できると考えています。
今日は学生の方がめちゃめちゃ来ておりますので、僕たちの活動に是非賛同していただけたら、僕たちと是非一緒に活動していければ嬉しいです。
また、私たちの活動に理解そして協力してくださる企業の皆様、そして本日開催しております神奈川県の皆様本日はありがとうございます。
これからも私たち学生の活動を広げていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ここまでお送りいたしましたのは学生団体ニューコロンブス船長池田大和がお送りいたしました。
ありがとうございます。
司会
数々の素晴らしいプロジェクトが鎌倉発信で広がってくといいですね。
池田様ありがとうございました。
それではこれより意見交換となりますがその前に舞台転換を行います。
(後半へ)