第20回「黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川」開催結果

掲載日:2018年4月20日

概要

第20回対話の広場Live神奈川の様子

テーマ

スマイルかながわ

第1弾:女性の活躍推進と子ども・子育て支援

日時 平成29年7月18日(火曜) 18時30分から20時
会場 県立青少年センター多目的プラザ
参加者数 100名
 
 
 
 

実施結果(テキスト版)

司会

本日はお忙しい中、また、お足元の悪い中、当会場にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
ただいまから、第20回黒岩知事との対話の広場Live神奈川を開催いたします。
本日は知事の挨拶とゲストのプレゼンテーションに続き、会場の皆様との意見交換と進めてまいります。
まずは、本日のゲストをご紹介いたします。神奈川県男女共同参画審議会副会長松田正樹様です。続きまして、株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長宮川佳子様です。
なお、本日は、ライブ中継とともに、ツイッターによる会場外からのご意見も受け付けております。意見交換の中でご紹介させていただくこともございます。
インターネット中継をご覧の皆様にご案内申し上げます。この中継をご覧いただきながらツイッターでご意見を投稿できますので、是非お寄せください。
さてここで、皆様にお伝えしたいことがございます。県では本年度から、津久井やまゆり園事件が発生した7月26日を含む週の月曜から日曜までの1週間を、ともに生きる社会かながわ推進週間とすることにいたしました。今年度は来週24日月曜日から30日日曜日が推進週間でございます。本日はここで、ともに生きる社会かながわ憲章を読み上げます。

ともに生きる社会かながわ憲章

一 私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします

一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します

一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します

一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます

ともに生きる社会かながわ憲章スライド平成28年10月14日神奈川県

以上でございます。
それではお待たせいたしました。黒岩知事からご挨拶を申し上げます。

知事

こんばんは。神奈川県知事の黒岩祐治です。大変暑い中、そして、大嵐になっていましたが、よくお集まりいただきました。誠にありがとうございます。県民との対話の広場は、私も楽しみにしているイベントであります。ちょうど今、知事になってから7年目に入っていますが、この間に8,400人近くの方とこういう形で、生で話をしてまいりました。ここにはシナリオがありません。基本的には大きなテーマはありますけど、どう展開するかシナリオはありませんから、皆さんのご意見を受けながら、私がこのシナリオを作って行きます。ぜひ、ご参加よろしくお願いしたいと思います。

このライブ版では、大きなテーマを年間で決めておりますが、このテーマがスマイルかながわということであります。ちょっとご紹介したいと思いますので、スライドをご覧いただきたいと思います。

2017年のテーマはスマイルかながわスライドスマイルかながわ、これは、今年作ったマークです。人生100歳時代、我々は、もう100歳の時代が当たり前になってくると、こういうふうに言っています。1963年に、100歳以上の人は、全国で153人でした。それが、2016年は、6万6千人くらいいます。それが2050年になりますと、見てください。約70万人になります。100歳が当たり前、142人に1人が100歳以上という、こういう時代であります。今日は、大きなニュースが流れましたね。聖路加国際病院の理事長の、105歳の日野原重明先生がお亡くなりになったということで、私も日野原先生とは30年近くずっとお付き合いをさせていただいていて、様々なことをやってきました。本当にあの方はもう死なないんじゃないかと、ずっと思っていましたけれども、もうお元気でお元気で、最後の最後までお元気でしたけども、残念ながら、人間の寿命というものはあるんだなということを感じました。しかし、105歳まで元気にいらっしゃるあの日野原先生のような方の人生が当たり前になってくるという時代がやってまいります。そのような中で、いろいろなことに備えなければいけないなというのが大きな課題であります。
スマイルあふれるかながわスマイルあふれるかながわ、まず、共生でスマイル、未病改善でスマイル、マグネット力でスマイル、いろいろな政策を、このスマイルという言葉で、我々が、目指しているのはスマイルあふれる社会だよということでこのメッセージに込めています。今日は、具体に一つひとつしゃべるのではなく、共生でスマイルの中に、実は、こういう項目があります。

「女性の活躍の推進」

女性の活躍の推進ともに生きるという中で、男性も女性も共に生きていく、そのような中でやはり女性の活躍をもっと推進しなければいけない、こういう認識であります。神奈川県の特徴を言いますと、長時間労働ということで、全国第4位、長時間通勤、なんと全国第1位なんですね。3世代同居率、これは全国で、なんと下から4番目ということ、こんな感じになっています。これが、神奈川県の特徴です。自分たちの生活で考えてみると、何となくわかるなっていう感じがするのではないでしょうか。

 

M字カーブその結果、どうなっているか。これはM字カーブと言われているものなのですが、これは、女性が年齢を重ねていくと、どれぐらい働いているかというグラフなのですが、結婚なさって、そして、出産すると、だいたいちょっと落ち込んでくるんですよね。しばらくしてまた戻ってくるということになるのですが、この落ち込み方が、神奈川県の場合、深いのです。ドーンと落ち込む。神奈川県の女性は、2015年が、このオレンジですね。2010年が、もっとドーンと落ち込んでいますね。落ち込んでいるというのは、子育てしながら働けないという環境だということ、これが、全国の中でもなんと第1位だという、ある種不名誉な形になっているということですね。

 

夫の家事、育児関連時間6才未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連の時間を日本、アメリカ、フランスで見ていきますと、日本の男性は、海外に比べて、極端に少ないことも特徴ですね。
夫の家事・育児の時間というのは、全国と神奈川県は実はあまり変わらないです。ところが、妻の家事・育児にかける時間というのは、全国461分、神奈川県507分。先程のM字カーブがドーンと落ち込んでいるのとリンクしていて、専業主婦が多いという現状を、このようなデータからも見ることができますね。

かながわイクボス宣言そして、仕事と家事・育児の両立が難しい、結婚はどうしようかなと考えている方がいるのかなという中で、未婚率全国第3位、晩婚化・晩産化、これも全国第2位という状況ですね。そのような中で、我々もなんとかしなければいけないなと、色々なことをやっています。これは、かながわイクボス宣言で、神奈川県庁のホームページから動画を見に行っていただきますと、県庁の職員が、みんなで歌って踊っていますけれども、育児とか介護をやる職員を応援しようというイクボスを、みんなで宣言しているんですね。

神奈川なでしこブランド事業それから、神奈川発で、様々なこともやっています。神奈川なでしこブランド、これは、女性の目線で作った商品です。これをなでしこブランドという形で認定をして、県が全力をあげて売り出しています。女性がもっともっと、商品を作ることに参画するなど、いろいろなことをやってほしいという思いを込めています。おかげさまで評判がよく、なでしこブランドをもらったから銀行からお金が借りやすくなりましたという声も聞いているところであります。本当は、なでしこブランドなんて、やりたくないんです。というのは、女性が発想したから特別扱いということ自体が違うんじゃないかなと本当は思っているんですけれど、でもやはりまだ、このような形で女性を持ち上げないと、まだまだうまくいっていないという状況があるので、なでしこブランド事業の目標は、なでしこブランドなどという言葉の意味がなくなるというところをゴールにしています。
家事支援外国人受入事業それから、神奈川県発のアイディアとして、家事支援の外国人の受入事業ですね。神奈川県全体が今、国家戦略特区に選ばれています。この特区を使って外国人の家事支援、というのは外国人が国内で働くには様々な規制があるのですが、特に、女性の活躍を応援するために非常に家事の負担が重いということで、これをサポートしていただくために、外国人を招き入れましょうということで、神奈川から特区を使って提案をいたしましたところ、これが認められて、今、早速入ってきているところであります。
それから、待機児童対策です。女性が活躍、仕事をする場合には、保育所がしっかり子どもを見てくれるということが大事ですけれども、保育の人材を確保することが大変だということなんですね。それで我々は、またこの国家戦略特区によりまして、地域限定保育士試験といったものも実施いたしました。保育士の試験は年に1回なんですね。それをもう1回ということで、国家戦略特区を使って提案いたしました。その代わり、その地域限定です。この試験に通った人は、3年間は神奈川県内だけで働けるが、その後は全国で働ける、そういう地域限定の保育士にしようということでやったところ、1,330名がプラスで合格をしました。そうしたら、国の方も地域限定保育士試験をもう1回やるんだったら、保育士試験そのものを年2回やろうではないかということになり、保育士試験そのものが国レベルで年2回に変わりました。まさに、岩盤規制を突破するドリルの役目を果たした国家戦略特区でありました。しかし、神奈川県は、もっと貪欲でありまして、では、3回目の地域限定保育士試験をやろうということで、平成29年に県独自地域限定保育士試験を実施します。

かながわ女性の活躍応援団それから、かながわ女性の活躍応援団というのを作っておりまして、顔がよく見えないかもしれませんけれど、ズラッと並んだのはそうそうたる会社の社長さんたちであります。これ、実は、思わぬところで話題になりました。ネット上で炎上しました。女性がどんどん主役になるといいながら、おじさんばかりじゃないかと言われました。おっさんばっかり並んでどうするんだって、ネット上で来たんですけれども、これはあえて男性を選んだのです。というのは、女性のトップが、女性が活躍するのを応援しようと思うのは当たり前じゃないか。女性が本当に活躍するためには男性の意識が変わらなければいけない、しかも、トップの意識が変わらなければいけないということで、敢えて男性のトップを並べたということでありました。この中にアイネットの会長さんがいらっしゃいますけれども、今日、そこから宮川さんがお話をしてくださるということでもあります。また、こんな形で、男女共同参画推進プランについて、女性がどうやって活躍していけばいいかということへの皆さんのアイディアを、今、ちょうど募集しているところでありますから、今日のこの議論を通じて、どんどん、県の方に、ご意見をお寄せいただきたいと思います。

私からのプレゼンテーションをここまでとしまして、あとは講師の先生の話を、まずは聞いていただきたいと思います。ありがとうございました。

司会

黒岩知事、ありがとうございました。
続きまして、ゲストの方々にプレゼンテーションをしていただきます。初めに、神奈川県男女共同参画審議会副会長松田正樹様、お願いいたします。

松田様は、化学会社勤務中に、育児のための勤務時間短縮を決断、10年間の勤務後、退職され、北欧諸国の育児・介護制度や男女平等政策を視察されました。神奈川県子ども子育て支援推進協議会の委員や「男も女も育児時間を!連絡会」の事務局長も務めていらっしゃいます。それでは松田様、お願いいたします。

松田 正樹氏(神奈川県男女共同参画審議会 副会長)

ご紹介ありがとうございます。神奈川県男女共同参画審議会の松田です。今日は女性の活躍推進と子ども・子育て支援について国や神奈川県の政策あるいは問題点を紹介したいと思います。

国の計画や法律この計画や法律ですが、2000年に男女共同参画基本計画が定められました。その後、次世代育成支援対策推進法や子ども・子育て支援新制度、さらには昨年、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律いわゆる女性活躍推進法が定められ、従業員301人以上の企業や団体に女性管理職比率の調査や行動計画の策定を義務づけました。

さらに、今年の1月には、男女雇用機会均等法を改正しまして、マタニティーハラスメントの禁止も盛り込まれました。

そして、社会のあらゆる分野の指導的地位における女性の割合を2020年に30%にするという目標を立てました。また、25歳から44歳の女性の就業率を2020年に77%まで引き上げる、認可保育所の待機児童数を遅くとも2020年度末までに0人とする、さらには、保育士に月額6,000円の処遇改善を今年から始める、現在3%である男性の育児休業取得率を2020年には13%にする、液体ミルクの日本への導入の検討を開始すると計画しております。

計画や条例一方、神奈川県におきましては、1982年にかながわ女性プランを作成しまして、現在、かながわ男女共同参画推進プランに発展しております。また、活動拠点として神奈川県立婦人総合センターを作り、その後、かながわ女性センターに、そして現在は藤沢のかなテラスになっております。
2002年には神奈川県男女共同参画推進条例を作りまして、かながわぐるみ・子ども家庭応援プランを2005年に策定し、現在は、かながわ子どもみらいプランになっております。また、2007年には神奈川県子ども・子育て支援推進条例も策定いたしました。

その中で、今、知事からご紹介がありましたように、神奈川なでしこブランドの認定開始、かながわ女性の活躍応援団の設置、さらには今年の2月ですが、県庁内に働き方改革推進本部を設置いたしました。そして、県の課長級以上の女性の割合を2020年には20%にするという目標も立てましたし、今年の4月に新設された子どもみらい担当局長には、女性を起用されました。さらに、神奈川県は年1回、県民ニーズ調査というのをやっておりますが、その中の、安心して子どもを産み育てられる環境が整っていることという項目での満足度を2019年には20%にしようという目標も立てております。

そして民間企業におきましては、従業員の子ども・子育て支援に取り組む事業者をかながわ子育て応援団として認証して、今、520社ほどございます。さらには、保育所の不足を神奈川県も地域に還元しようといたしまして、今年の4月からは県立病院の院内保育施設を地域に開放しだしました。そして先ほど、知事のお話にもありましたように、県独自の保育士試験を導入しまして、年3回神奈川県では受けられます。さらに、外国人家事代行サービスを導入したり、若者労働ハンドブックを高校に配布したりして、若いうちからの啓蒙に努めております。その結果、県内の25から44歳の女性の就業率を2019年には70.3%にするという目標をたてました。
その一方で、県内の議員、これは国会議員、県会議員、市町村議員合わせて919人おりますが、その方々へ男女の人数を割り当てるというクオータ(Quota)制などについてのアンケートも実施いたしました。

さらなる理解をただ、その一方で、更なる理解を必要とする分野もございます。例えば、旧姓の使用の理解です。保育士や介護福祉士などは姓が変わると登録証を書き換えなければならない決まりになっておりますので、なかなか旧姓を使いづらいです。さらに、女性の更年期への理解です。これは、ホルモンケア推進プロジェクトという団体が35歳から59歳の管理職経験者を含んだ女性へのアンケート結果です。
更年期の症状が原因で昇進をためらったことがありますかという設問をしましたところ、なんと、昇進を辞退したという方が50%もいらっしゃいました。
また、月経に伴う不調が原因で昇進をためらったことはありますかという設問については、昇進を辞退した方が17%もいらっしゃいました。

すてきな神奈川の女性その一方で、神奈川県にはすてきな女性も多いです。今年の5月、モーター4個を使ったロボットカーを制作し、ボールを運ぶ大会で初参加の小学校5年生の女性が優勝しました。この建物の前に科学部というのがあるのですけれども、何回も参加している小学6年生の男子をも抑えて、小学校5年生の女性が優勝しました。また、このホールで毎年行っている神奈川県の中学生の主張ですが、昨年は決勝に進出した7人中6名が女性でした。また県立秦野高校チアリーディング部は、今年の3月、チアリーディングダンス全国選手権大会で優勝されました。国際数学オリンピックで日本人女性初の金メダルを受賞した方は、実は、県内の高校2年生でした。また、昨年、オーストリアで開かれた国際合唱コンクールで、清泉女学院高校の音楽部がグランプリを受賞されています。

また、小学校などの、これは公立と私立を含めた割合ですが、女性の校長先生が、なんと神奈川県には32%いらっしゃいます。中学校では13%、高校では17%です。高校の17%は低いかなと思われる方がいらっしゃったかもしれませんが、実は、全国一の高さです。また、県内の市町村議会におきましては、女性議員が例えば三浦市では31%いらっしゃいます。逗子市では33%、山北町と二宮町では36%。
鎌倉市では39%、大磯町では50%、そして、葉山町では54%です。これは全国1位の高い率です。
また、昨年、厚木市で女性消防団員のみによる初の合同訓練も実施し、成功しました。また、消防救助技術指導会というのがありますが、その神奈川県予選で、男性が多い中、初の女性チームが秦野消防署から登場しました。残念ながら、全国大会には行けなかったのですが、初めての素晴らしい取組でした。

また、厚木市で1億円を寄付された女性がいらっしゃいまして、厚木市はこれを基に保育士の奨学金返済用の資金の支給制度を新たに創設いたしました。
大隅萬里子さん、という方の夫が2016年にノーベル賞を受賞されましたが、神奈川県の大磯町に住んでおられます。その方の言葉を紹介したいと思います。「若気の至りで早めに結婚してしまったのですが、勉強は思う存分できる時代があります。きちんと勉強していれば、その後の人生はかなり違ったと思うのです。私は勉強することを放棄してしまったのですが、若い女性はチャンスがあれば仕事をして、できれば自分の幸せを実らせてほしい、今はそういう女性が増えているので期待しています」と、夫のノーベル賞受賞の記者会見で、萬里子さんがおっしゃいました。とっても素晴らしい言葉だと思います。

ご清聴、どうもありがとうございました。今日は皆様の率直なご意見やご提案をうかがいたいと思います。本日はどうぞよろしくお願いします。

司会

松田様、ありがとうございました。続きまして、株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長宮川佳子様をご紹介いたします。

宮川様は、同社の女性委員会の委員長として、女性社員及び男性社員との意見交換や意識調査アンケートを実施、働きやすい環境づくり、意識改革を推進されていらっしゃいます。それでは宮川様、よろしくお願いいたします。

宮川 佳子氏(株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長)

皆様、こんばんは。株式会社アイネットの宮川と申します。本日は短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。今日はせっかくの機会なので、私どもの会社の紹介を少しだけさせていただいて、その後、女性委員会の取組についてご紹介したいと思います。株式会社アイネットは、みなとみらいにある会社でして、今年で創業47年になるIT企業です。社員が全体で920人くらい、いるのですけれども、女性はその中の2割強います。私たちが携わっている情報処理サービスや、システム開発という仕事は、非常に女性に適していまして、働きやすい環境として、今後、ますます活躍できる場になるのではないかと思って、社長、会長など、経営者をはじめとして、女性活躍推進を後押ししたいということを強く願い、私たちの委員会の活動を支援してくださっています。

一方、事業展開ですが、こまごま書いていますが、情報処理のサービスと開発、機器販売などを行っていまして、主だったところとしてはクラウドサービスとデータセンター事業が今伸びています。

女性社員の支援私の部署はクラウドサービス事業部なのですが、実は、データセンターに10年以上勤務しておりまして、そこからクラウドサービス事業部へ異動しています。ちょうどこの領域が得意にさせていただいているところなので、私自身、活躍できているのではないかと思っています。私たちの会社は、先ほど言ったとおり、会長、社長といったトップの方から、活躍を推進するよ、応援するよと言っていただいている企業なので、神奈川県の認証や認定に積極的に取り組んでいます。それから先ほど、ご紹介のありました神奈川県の女性の活躍応援団に会長も所属していまして、設立当初から、活動しているメンバーの1人として名を連ねております。

 

女性社員の支援(最新トピックス)女性社員の支援ということで、最新のトピックスを1個だけ載せてきました。こちらは会社の取組の一つなのですが、横浜市とタイアップして、働くお母様のご支援をするサイトを立ち上げています。こちらは、弊社の女性委員会のメンバーもこの活動に参加しています。一見、女性活躍推進は、会社と連携せずに女性だけが独立して活動しているように見えるかもしれませんが、実は企業にとって非常にメリットがあります。私たちは横浜市と一緒に、こういった企業も活動しているということを皆様に公開することで、お金とか、人的リソースを出すだけではなくて、企業の宣伝というバックをもらえるということに、非常にメリットがあります。ですから、ちょっと奇妙かと思うのですけれども、女性活躍推進をすると言ったとき、女性だけがやりたい、というような状況ではなく、やはりトップの方や、それなりの役職に就いている男性社員も含めて、管理職層の人がいかにこれを理解して、会社にメリットがあるから一緒にやっていこうという流れに持っていくことが非常に肝ではないかと考えております。

アイネットの女性委員会とは女性委員会の話になります。ちょっと駆け足になり、わかりにくいかもしれませんが、また後でお声かけいただければ、ご紹介します。アイネットの女性委員会は、現在7名で活動しております。本当は、もっと多くの人とやりたいとは思うのですが、核となって動いているメンバーとしては7名。今、大きな事業所としては本社と蒲田、舞岡があり、各事業部や事業所からメンバーをそれぞれ配置して、幅広く声が集められるように対応している次第です。
キャッチコピーですが、「私らしさを活かす職場作りのお手伝い、あなたの『やりがい』、『働き方』をサポートします!」ということで、これは私たち女性委員会だけが引っ張って推進するのではなくて、やりたいと言っている女性をどんどん後押ししようとしています。もちろん、あるタイミングでは、やっていこうよと旗振りするのですが、やりたくないと言う人がもしもいたとしたら、それを押すというのは非常に大変ですし、難しい話です。ですので、やりたいと言っている人をどんどん後押しして、そういった方の姿を見て、みんながもっともっとやりたいと思うような流れに持っていくのが、私たちの実現したいことだと理解していただければと思います。

活動方針としては、男性にも女性にもいいところがありますので、それぞれの強みを、いいところをきちんと理解して、それを生かした企業活動につなげていくということです。それから、企業活動自体、働くことというのは、「働かされた」になってしまうとキツいのですけれども、「働かされる」のではなく「働きたい」という気持ちになってもらえるように、活き活きと働ける場所を提供するということを私たちはやっていきたいと思っています。
それから、こういったことを進めていくと今度は企業の風土がもっともっと良くなってくるので、企業活動自体も、もっと活性化するでしょうということで、やりたいメンバーと企業とがWin-Winの関係になれることを目標にしています。

今、話していることで、ロードマップのようなものをあらかじめ引いて、それに乗っかってもらうのも一つのやり方ですが、私たちの活動で大事にしていることとしては、私たちは独自に企業の風土を持っていますので、そこの意見をきちんと拾って、今、社員が困っていること、やりたいことは何かというところに必ず目を向けるようにしています。それが、密着型の進め方と書いているところですが、やはりこれは大切な活動の一つではないかと考えております。これまでの主な活動としては、色々と並べているのですけれども、自分たち自身で外部セミナーに行ったり、社内外の交流ということで、同グループ企業のISTソフトウェア様と一緒にタイアップしたり、近隣の企業様で、今、仲良くお付き合いさせていただいているリコージャパン株式会社神奈川支社様と一緒に交流をさせていただくこともしています。また、女性社員が抱えていることについてセミナー開催やアンケートを通じて、男性、女性の意見を拾い上げ、これらをインプットとして、アウトプットを行っています。

活動例1活動例の一つが、女性社員の意識改革セミナーということで、これは、株式会社Woomax様の講師を招いて女性社員の後押しをするセミナーを2回やりました。1年目は違いを知る、違いを知って違いを生かすといったこと、2回目は理解したことを使ってキャリアをみんなで考えていくということで、自分の歩んできた道を振り返りながら、自分がどうしたいのか意識をはっきり持ってもらうためのセミナーを開催しました。
次が意識調査アンケートで、細かい点はお見せできないのですけれども、男女ともに調査を行っています。座談会も開いていまして、これは年間で必ずやると決めてはいないのですけれども、この時はワーキングマザーの方に焦点を当てて、皆さんが困っている点、本当に言いたいことって何なのかというところを踏み込んで確認したものです。実際、この写真の中でパネラーになって話している先輩社員もいれば、ワーキンググループで意見をどんどん出してくれるメンバー、皆さんに向かって右側は、その時自分の部下だったメンバーですが、これから復職するのだからそのメンバーの声を聴くのはチャンスだと思って、参加しないかと誘ったら、お子さんを連れて参加してくれました。みんなやさしいママばかりなので、連れて来ても何の問題もなく、会社の中が賑わうという感じでやっていました。それから、こういったものをインプットとしてアンケート調査をかけた結果や、まとめてアウトプットしているのですけれども、ここにあげたもの以外、非常にたくさんあります。ですけれども今日は抽出して働き方の選択肢拡大と、コミュニケーション改善といったようなテーマの2つで出てきたアウトプットを、この後簡単に紹介したいと思います。

まず、対応例の1つとして女性社員向けの冊子を作りました。これは弊社の人事部と一緒にタイアップして作りました。制度は色々あるのですが、それをまとめて理解する機会はなかなかなく、少しずつ拾って理解して深めていくことが多いです。そこで、これをまとめるということをやりました。あとは、育児復職支援コミュニケーションシートで、復職する前後をきちんとカバーできるように、コミュニケーションをよくとりましょうというものです。

対応例3それから、最近やったものでは、コミュニケーションワークショップというのがあり、これは、課題の中で色々掘り下げていくと、実は男女というだけではなく、コミュニケーションではお互いのことの違いを知らないからズレが起きるということも結構あります。そこで、こういったことを理解するために、みんな違いがあるということを確認するためのワークショップをやってみました。これは、リコージャパン株式会社神奈川支社様とタイアップして、それぞれの会社から半々ずつ出て、男性社員は管理職中心、女性社員は広く一般の方々ということで、60名くらいで開催していました。これは大変好評で、今回に限らず、その後も開催して欲しい、実は男性社員から言われています。
というような感じで、ワークショップの成功した例でした。これは、その時の画像ですね。今後の活動ですが、今ご紹介したようなことに、まだまだ取組中です。ですから、女性社員の身近な存在として、それから男女を対象とした職場に関する課題の抽出などを今後も進めていきたいなと思っています。女性社員が活躍する、イコール、企業が発展するということで、今後、私たちも活動を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

司会

宮川様、ありがとうございました。それでは、皆様との意見交換に移ります。ここからは、黒岩知事にマイクをお渡しいたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

知事

はい、よろしくお願いします。先ほど申し上げたように、ここから先は、シナリオがありません。後は、皆さんとの議論の中で進めてまいります。
今、お二人から貴重な話をいただいたなと思います。宮川さんに、まず説明していただきたいと思うことがあります。違いを認めるという話がありましたが、男女共同参画というか、女性の活躍を推進しよう、なでしこブランドをやりたいというときに、いつも私の中で戸惑いがあるのは、違いというところなのです。つまり、男性と女性が違うということから始めるべきなのか、「違わないよ、みんな一緒だ。」というところから始めるべきなのか。違いと言った時、どんな議論になりましたかね。

宮川 佳子氏(株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長)

そうですね。もちろん、男女だけではなく、個人それぞれ違いはあるのですが、ただ、傾向として、男性は縦社会の中に生きてきて、女性はどちらかというと、横のつながりをうまく使いながら生きているような土壌もあるので、その点にまず違いがあるということを認識してもらいました。
絶対そうではなくて、あるかもしれないというところに着目してディスカッションをする、もしくは、そのようなことをイメージして話ができるようになることが、私たちの狙いですね。

知事

松田さん、この辺りいかがですか。

松田 正樹氏(神奈川県男女共同参画審議会 副会長)

私は、一人ひとり名前が異なるように、男女の違いというよりも、一人ひとりの立場、「あなたはどう考えますか、私はこう思うんですけどどうですか。」というスタンスが、素敵な関係を築くのではないかと考えています。

知事

先ほどの発表で、体調の問題ですね、更年期の問題であるとか、月経の問題とか、こういうのは女性特有の問題でもあるでしょうね。

松田 正樹氏(神奈川県男女共同参画審議会 副会長)

私の連れ合いが、今53歳で、ちょうど更年期です。大学の同級生で結婚して、彼女は東京都の病院に勤めているのですが、大変辛いと申しておりますので、それを、まずは夫である私が理解しなければいけないし、その理解を彼女の職場の方々に共有してほしいという思いが、現実として、今生まれております。職場、あるいは、企業の中で、女性のこれからを考えるときには、更年期や月経に伴う色々な症状の変化というのは、特に男性は、これからケアしていくべき大切な分野じゃないかと考えております。

知事

私が冒頭で、今の二人の話を聞きながら、違いというところについて、敢えて質問したのはなぜかというと、私の体験があるからですね。私は、知事になる前は、長いことテレビのキャスターをやっていました。フジテレビの「報道2001」という番組のキャスターをずっとやっていたのですが、私がその番組を卒業する直前の状態を言うと、番組を作る上での幹部社員のプロデューサー、プログラムディレクター、チーフディレクターが3人とも女性だった。僕が育った環境の中で、フジテレビの報道という現場で仕事をする時に、男と女、一切無視ですよ。とにかく忙しいから、あなたが女性だから、男性だからという配慮はゼロ。人事異動でも転勤がごくわずかあるのです。フジテレビといったら、関東のテレビ局です。大阪では関西テレビで別会社です。普通の会社みたいに全国人事異動というのはないです。ところが、海外の特派員とか若干名あるのです。私もワシントンの支局に行ったことがありますけれど、その当時海外に支局がワシントン、ニューヨーク、ロンドンと3つあって、ある時全員女性がトップだったのです。全員結婚して子供もいるのだけれど、それは無視されて、女性だけが単身赴任で行くのです。旦那は残される。そのくらい、男、女、関係ないという職場でずっときたので、最初の、その違いというところに、思わず反応してしまったのです。その辺り皆さんはどのように捉えていらっしゃるのかな。違いがあると言った方がいいのか、違いなどと言うこと自体が違うというのか、頭の片隅に置きながら議論をしていっていただきたいなと思います。何でも結構です。

参加者1

このような機会に参加できて大変うれしく思っております。一度、県庁の前で知事にお会いして、その時に、思わず、「高校無償化をお願いします。」と言って、その流れで今日があると思っております。高校無償化はいずれなると思って、その後、安倍さんも教育無償化するとおっしゃっていたので、言えば何とかなるんだ、進んで行くのだと思いました。今日、お二人の話を聞いていて、女性が社会参加していることを非常にうれしく思っています。私たちが就職する頃には、そういうことはできなかったんですね。だからそれが現実になっているということはうれしいのですけれども、その反面、子どもの立場から女性の社会参加が今のままでは非常に問題があると思うようになりました。今、働いて活躍していらっしゃる女性の方は、ご両親から非常に大切に育てられて、高学歴、能力を発揮して、優秀な人材になられて、それで社会参加なさっている。けれども今、私が接している子どもたちの家庭環境と教育環境は40年前と比べたら、非常に悪くなっていると思います。一つは貧困化、もう一つは家庭環境の貧困化ですね。今までの男女参画、男女雇用均等法、待機児童ゼロ運動などというのは、皆、女性も男性と同じように働きなさいということを推し進めていて、それが子どもにとっては過酷な家庭環境になってしまう。0歳児を8時間プラス通勤時間、親元から離していることは、体のいいネグレクトだという感じがします。経済的にはいいかもしれないけれども、親子の絆を築いておかなければならない時期の、そのような育ち方というのは、子どもへの負担が後々まで響いています。
そこで私が考えた、これを一気に解決する策は、先ほどのワーキングマザーの座談会に出てきた時短ですね。私、男女とも正規4時間労働で日本はいけると思います。これだけ科学技術が発達したのだから、そうすれば待機児童ゼロは、すぐ解消できますね。4時間ずつ交替すればいい。保育園があってもいいです。さらに4時間自由に、それは、自分のキャリアアップにも使えるし、有休も取れます。もう1コマ働いてまとめるということも可能になってきます。満員電車も解消できます。それから今、100歳以上までに寿命が伸びたときに高齢者あるいは障がいを持った人たちも4時間だったら働ける、そうすると、一億総活躍の時代が来ると思うのです。子どもの将来を考えた上で、それを不可能だと言わないで、可能性を考えてほしいです。

知事

はい、ありがとうございます。4時間の時短でと、今、大胆な提案でありました。今、働き方改革というのは、我々は待ったなしということで、県庁の中でも無駄な残業をするなということで、今までできないと言っていたけれども、そんなことを言ってはいけないということで、やってはいますけれども、4時間までというのは、なかなか厳しいと思いました。非常に今、貴重な指摘もありました。母と子の触れ合いというか、昔は、割とそういう人が多かったわけで。専業主婦で、お母さんが子どもの面倒を見て、深い愛のもとに育てて、そういう時間がどんどん減っているのではないかと。これ、深い問題だと思いました。さあ、皆さん、どうお考えでしょうか。

参加者2

川崎市の宮前区から来ましたヒロタと申します。今の話を聞いていて、女性が活躍するという話は、けっこうラッキーな女性が活躍していて、そうでない人から見ると、疲れる話かなというところも感じました。
それで私の話なんですけれども、老朽化したマンションの建替計画を検討しております。単なる建替ではなくて、1階に共同生活のコミュニケーションセンターを作ることを検討しています。その中で、軽重程度までの要介助者や幼児を、一緒にケアをするというよりも、地域の人が集まってきて、楽しく一緒に遊ぶというようなスタイル、システムを考えています。近隣の方が、朝早くから夜遅くまで子どもをそこに預けて、心置きなく働ける環境を作りたいと思っています。親の介護のために仕事を辞めざるを得ないというようなことも解消できるのではないかと思っています。
これを作るには、税金や個人の負担ではなく、AIエターナルセンターという新しい概念を提案したいと思っています。これは納骨堂に人工知能を付帯させるものです。これで亡くなった方と会話をしたり、あとは、生前から登録するのですけれど、キリスト教のざんげ部屋のような形で、AIと話をすることで自分と向き合うというようなことを考えています。
従来、葬式や墓、お寺に流れたお金をAIエターナルセンターで吸収して、そのお金で共同コミュニティーの生活の場を作る又は維持するということを考えております。

知事

ありがとうございます。ダイナミックな意見、提案が色々出ていますけれども、さあ、いかがでしょうか、他に。若い人も、今日はいっぱい来ていますからね。

参加者3

横浜市港南区に在住しております。お話をうかがっていて気になったのが、女性の活躍推進と子ども・子育て支援の最終的なゴールといいますか、どういう風な社会を作っていきたいかということに、ご回答いただければと思います。よろしくお願いいたします。

知事

はい、これ重要な質問ですね。松田さん、いかがですか。

松田 正樹氏(神奈川県男女共同参画審議会 副会長)

最終的なゴールは、やはり、これまでの男性中心の働き方ではなく、男性も女性も安心して子育ても介護も仕事もできる新たな社会システムの構築だと思います。一部のバリバリ仕事ができて、子育てにも積極的で、年収もかなりあって、結婚も積極的とか、前向きなスーパーウーマンだけの女性の活躍ということでは全くないです。それはご存知かと思いますけど、やはり、今の日本というのは未婚でも子どもを育てる人が出てきたり、あるいは、夫婦ともに正社員ではない働きをするカップルが出てきたりと、これまでの日本社会が想定していなかったいろいろなことが起こってきているわけです。ですから、なかなかゴールというのは申し上げにくいのですけど、新たな柔軟な社会システムを構築していかないと、日本は対応できなくなるだろうと私は考えています。

知事

はい、ありがとうございます。宮川さん、いかがですか。

宮川 佳子氏(株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長)

ちょっと企業寄りの話にもなるのですが、子育てするということは、社会の中のライフイベントの一つに過ぎないので、やはり、全体で見たときに子育てだけではなくて、結婚もし、子育てもし、もしかしたら自分や相方、両親に何かあった場合の介護など、そういったライフイベント全てをひっくるめて、社会で安心して暮らせるというところがゴールというか、望ましい姿ではないかなと思っています。その中で、企業もせっかく知り合った縁で入っていただいた社員の皆様に、始めから終わりまで一緒に接して良かったというような思いをしていただき、お互いにWin-Winというところが望ましいかなと思っています。

知事

はい、ありがとうございます。私にも質問がありました。私が考えているのは、この議論というのは、ある程度慎重にしなければと思っている部分もすごくあるのです。つまり、ある一つの生き方を押し付けるような形になってはいけないのではないか。先ほど、スーパーウーマンという話もありましたが、そのようにできる人はいます。何でもこなせてしまうみたいな。働く時にはバリバリ働き、ママとしても奥さんとしてもガンガンやるし、親の介護も全部やるようなスーパーウーマンもいますけれど、みんなそうしなければいけないという価値観のもとに動くかというと違うだろうと私は思っています。行政の立場から言えば、多様な選択肢というか、私は子どもを育てながら働きたいと思う人はそれができるような仕組みがあるし、私はとにかく子どもに全力投球したい、子どもとずっと向き合っていたいという人は、そういう形で生活できるようなシナリオもあるという、そういったことをみんなで模索していくというのが、私のゴールといえばゴールだと思っています。

参加者4

横浜市から参りましたサイトウと申します。現在の日本はまだまだ男性社会で、女性が活躍できるためには、やはり男性と同じように朝から晩まで働いて、男性と同じように成果を出して、やっと男性と同じくらい認められるという世の中だと思うのですが、そうなると子育てや介護が入ってきたときにどうなるかということで、先ほどの素晴らしいVTRもあったのですが、ただ男性に育児休暇や介護休暇を取らせましょうと推進するのではなくて、働き方自体を改革しなければいけないと思うのです。でも、現在を見ると、残業して夜中まで働いてようやく生活費や自分のお小遣いを稼ぎ出していると思うので、そこから変えないとなかなか前に進まないのかなと思うのですけれども、その辺りの取組がございましたら教えて下さい。

知事

はい、これは、非常に難しい問題ですね。松田さん、いかがですか。

松田 正樹氏(神奈川県男女共同参画審議会 副会長)

具体的な取組というと、なかなか難しいのですが、例えば、男性社員に妻が出産したときの育児休業を必ず取らせると決めた会社がありまして、そこは男性社員の育児休業取得率は100%という、ある生命保険会社も出てきました。
おっしゃること、とても大切で、極端なことを言えば、今後の日本は、残業代を払うのだったら別に新たな正規社員を雇って、新たな雇用を作った方がいい。子育て中、介護あるいは子どもをお持ちでない方でも自分の趣味を追求するには、1日8時間労働で十分ではないかと私は考えております。実際に、今、国の方で、忙しい時は月に残業100時間未満までは認められます、みたいな話になっていますけれども、保育所に毎日子どもを預けている保護者の方は、1日1時間の残業でも負担になるのです。月に何時間なのかは関係ないですから、子育て中の方、あるいは介護で大変な方の声を本当に国は聞いてほしいと思っていますし、国の歩みが遅ければ、神奈川県からどんどん進めてほしいと私は考えておりますし、その時にやはり問題なのがトップの意識でして、従業員の方に楽しく働いてもらえるか、働き方改革ではなくて働かせ方改革、そういった、トップの視点を変えるうまい処方箋がこれから必要ではないかと考えております。

知事

働き方改革の話をされたというのは、非常に鋭い視点だと私は思いますね。朝から晩まで働いてというのを女性もやらなければいけないのか。今、朝から晩まで働き続けるというのを解決しようと言っているわけですね。究極には、松田さんがおっしゃったように、残業なしにしていこうと言ったときに、その中で、どれだけ効率よく仕事ができるかといったら、今までの流れと変わってくると思うのですよね。そこはやはり働き方改革で、我々は真剣になってやっていかなければいけない非常に重要なポイントだと思いますね。ありがとうございます。

参加者5

横浜市から来たキクチと申します。男女共同参画、女性の社会進出は、この先の時代において重要なことだと、私は考えていますが、やはり働き方、社会のあり方っていうのが、この数十年の間で、だいぶ変わってきているので、やはり重要となってくるのは保育園の問題が関わってくるのかなと考えております。神奈川県が、紹介しておられましたように保育士の試験の回数を増やすですとか、そういった取組をされておられるというのを初めて知って、非常に感激しております。
同時に思いましたのは、現状、保育士を目指す人が少ないというのが、この問題の核だと考えておりまして、保育士を目指す人の母数を増やしていかないと、保育士・保育園不足の問題は改善しないのではないかと考えております。神奈川県の方では、何か、例えば、保育士の労働条件の改善案を考えていたり、また、職場環境が改善しているんだよということを若い世代、特に中学生ぐらいの人に対して、何か周知をするような取組をしているのか、気になったので、その点をお答えいただければと思います。

知事

ありがとうございました。保育士を目指す人が少なかったら、いくら試験をしてもなかなかそううまくいかないと、この点については子どもみらい担当局長が来ていますから、答えさせましょう。

子どもみらい担当局長

子どもみらい担当局長の丸山でございます。今、ご指摘いただいた点、一番重要なことだと私は思っております。確かに、例えば待機児童の話が出てきて、ニュースで大変よく取り上げられますけれども、併せて、保育士の働く環境が非常に厳しいというお話が、たくさん出てきます。そこのところを何とかしなければいけないというのが、今、私が抱えている課題の一つでございます。
今すぐ、このように労働環境を改善しましたと申し上げられる段階にないのですけれども、今、知事も含めて色々知恵を絞っているところでございますので、もうしばらくお時間をいただきまして、何とか少しでも改善していきたいです。保育士というお仕事に魅力を持ってくださる方は、大勢いらっしゃると思うのですが、「やはり働く環境がね」というところがあると思うのです。そこのところを何とかしていきたいと思っておりますので、しばらくお時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

知事

彼女は、女性の活躍応援団を発明した、なかなかの知恵者ですから、またきっと新しいことを考えてくれると思います。しっかり、これを大きな課題として受け止めていきたいと思います。

参加者6

横浜市緑区から来ました。今日、ここに来る途中、道をまっすぐ行って、ビル1階で道を聞いて、すみません。誰でもヒーローになりたい。たくさんの車が待つ横断歩道で、専業主婦でも小さな子どもに、あのおじさんに手を振りなさいとか、他の人でも、今日は暑いですねとお互いにあいさつしながら横断歩道を渡る。ありがとうございました。

知事

はい、ありがとうございました。

参加者7

横浜市から来ました。ナカマです。私の中では、女性は育児、男性は仕事という考えが強くて、確かに女性の活動する社会というのは本当にいいことだと思うのですけど、でも、その考えが強すぎて、その考えを変えるためには、どうしたらいいですか。

知事

今、あなた、何年生ですか。

参加者7

高1です。

知事

女性は育児をすべきだ、働かないで、家にいて、お母さんの役目をしっかり果たしたほうがいい、そういうものではないかと。これ、皆さんで議論したほうがいいですね。そう考える人もいるだろうし、いやそうではないと思う人もいるし、いろいろな考え方があると思いますね。今の考え方とはちょっと違うと思う高校生いますか。

参加者8

横浜市からまいりましたヒラガといいます。違うというと少し語弊があるのですが、私の母親は専業主婦で、小学校のころから、学校から帰ってくると、「今日、学校楽しかった」といつも聞いてくれていたのです。「最近、○○ちゃんが嫌だ」みたいなことで友達と愚痴を言い合ったことがあったのですが、お母さんにそのことを言うと、「何があったの」と聞いてくれて、説明をすると、違う見方を提示してくれて、こうやって考えればその子ともうまく付き合えるんだなどと、親からたくさんヒントをもらいました。育児をするべきというわけではないのですが、先ほど知事もおっしゃったように、たくさんの選択肢があっていいと思います。私は親が専業主婦で、家にいてくれて話しかけてくれたから毎日楽しく学校に通えたけれども、だからと言って、自分が大人になったときに育児だけに専念しようと思っているわけでもないので、人それぞれ、男性だから女性というのではなくて、それぞれに色々な選択肢があっていいのかなと思いました。

知事

とってもいい意見ですね。はい、他にいかがですか。自分の思うこと、どんどん言っていいんですよ。これが正しくて、これが間違っているという話ではなく、私はこう思います、でいいのですから。

参加者9

私は、今、高校2年生ですけど、子どもの目線からになってしまうのですが、私も母がずっと専業主婦で、6つ下の小学5年生の妹がいるんですが、その妹が小学校中学年になったときに、母は、スーパーのパートのお仕事を始めました。私や一番下の妹が小さい時には、母は家に帰ってきたらいてくれていました。父は夜遅くまで働いて帰ってきて、夏休みもあまり長いお休みが取れず、お母さんとの思い出しかないのです。子ども目線から言うと、父親がいないのも、母親がいないのもさみしい。共働きの子どもの気持ちにはなったことがないので、わからないのですが、例えば、近隣の方に預けられている子どもの気持ちはどうなのかとか。
私は、まだ働くといってもアルバイトしかしたことがないので、あまり大人の方々の気持ちはわからないのですが、子どもの母親とも父親ともあまり遊べない、話せないというときに、子どもがどう思うのかということを、すごく考えてしまいます。

知事

実感がこもった発言がいいですね。「私は、親が共働きだった」という人いますか。その立場、その子どもの目線から言うとまたちょっと違ってくるかな。

参加者10

うちは、小さい頃、お母さんも夜遅くまで働いていて、休みの日は遊んでもらえるけど、平日は、兄弟でお留守番ばかりで、親との時間が少なかった。だから、もっとお母さんとも一緒にいたかったという気持ちがあったし、授業でも、共働きの話がたくさんされていたし、おじいちゃん、おばあちゃんの世代は、女は家で子育てをしていたと聞いたりして、そういう影響もあって、正直、親は共働きよりも、父親は仕事をして、母親は家にいてほしいと思っていました。

知事

皆さんの実感がこもった言葉が出てきて、非常に深い話になっていますね。高校生は、自分の気持ちを言ってくれるからうれしいですね。

参加者11

高校2年生です。私の家は、逆で、父親が今まで自分を育ててくれて、母親がずっと仕事をしていました。物心つくまで、母親が何をしているかわからなかったです。そのくらい、母親と接する時間がないに等しかったので、夜勤も多かったですし、だからたまに帰ってきて自分と話してくれると、とてもうれしかったです。小さい時は意識しなかったのですが、今、高校生になると、頼ってしまうのは、今まで自分の近くにいた父親です。母親には、ちょっと迷惑かけられないかなっていうことで、今でも話すのに緊張するところがあります。父親もずっと専業主夫なのですが、母親が今もずっと働いていて、父親も仕事をしようとしても、自分も大きくなっているとはいえ、家のことがあるので、次の仕事をどうしようかな、正社員は無理だろうなとか、つぶやいたりしているので、育児の後の仕事のケアをもっと考えていただけたらなと思います。

知事

いろいろと違うのですよね。一言でいうのがなかなか難しいですね。他にいかがですか。

参加者12

こんにちは。私、県立高校の校長です。今日は、生徒と一緒に来たのですが、今までの高校生の話をうかがっていて、育ってきた環境というのはその子の気持ちというか、考え方に影響していると感じました。本校は、女子生徒が75%です。育休を取っている男性教員も複数います。とても女子が元気で、将来は、社会で活躍したいとはっきり言う生徒が多いのです。そういう生徒たちが、今は、あまり男性社会を意識していない環境の中で高校生活を送っていて、今後、どのような社会だったらずっと働き続けたいなと思っているか答えてくれるということなので、話してもらいたいと思います。

知事

この生徒さんですね。

参加者13

こんにちは。今、校長先生がおっしゃったように、私たちの学校は女子生徒が本当に多くて、しかも力強いような生徒が多くて、私自身は、パイロットか外交官になりたいと思っているのですが、学校というのは先生の男女比で、そんなに男の先生の方が多いという気はしないのですね。それもあって、私たちの学校だけじゃなく、他の学校も男性社会ということを意識することが少ないと思うので、まずは現状として男性社会ということを生徒に知らせることが大切なのかなと思って、その中で、女性活躍もどうやってしていけるか、きちんと教育していくことが大切だと思います。

知事

何だか楽しみですね。男も女も関係ないよって言って、これは私がやると、そういうところから変わってくるのかなって、すごいパワーを感じますよね。

参加者14

今、高校2年生です。父が単身赴任で、地方にいつも飛んでいて、4人兄弟で、やはり母一人で4人育てるのは、姉も大学が少し遠かったりで、経済的な面で最近少し不安になっています。それでも、お母さんは働かないで家にいてくれて家事とかしてくれます。
女性の活躍を願っているのですが、子育ての方でちょっと不安があって、子どもが夜中まで保育所にいて、夜中に母親が迎えにくるのは、子どもとコミュニケーションが取れないというのが多いのですよね。近くの人に育ててもらうならば、その人の習慣になって、自分の子でも習慣が違うようになって、合わないのではと不安なのですが、そのことについてどう考えているのかを教えてほしいです。

知事

なかなか難しいですね。こういったことは、宮川さんも職場の中で、女性委員会の中で出てくるんじゃないですか。

宮川 佳子氏(株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長)

そうですね。やはり、お子様を預けること自体の抵抗はだんだんなくなってきているようには思います。それはなぜかというと、弊社も1日の勤務時間が決まっていて、また、短時間勤務をしたいと申請すれば、拒まれることはありませんので、そういった安心できるような環境がある程度あれば、積極的に取り組む人たちも多いです。ただ、先ほどのお話のように夜までということになると、また、それが年に何回もということになると話は別ですね。申し訳ないのですが、社会人で生活していると、どうしてもお客様側にトラブルが起きてしまったりしたときにケアしなければいけない場面が、ままあります。そのときに、お母様ご自身が対応すると判断されるのでしたら、場合によっては、夜中までお預けになることもあるかもしれないと思います。
ただ、それが常態化するようだと、やはり会社側でもそういった方を作らないように、ローテーションを考えるとか、何らかのケアはしていかなければいけないと思います。
今のお話、いろいろ聞いている中で、会社側には柔軟性が必要なのだと痛切に思い始めています。短時間勤務は時間が決まっていますけれど、突発的なことに対応できるような柔軟な休暇の取り方であったり、そういうことをやるべきなのではないかと思いました。私がこの場でお約束することはできないですけれど、そういう考えは大事だなと思いました。

知事

だんだん議論が深まってまいりましたね。

参加者15

自分は、横浜市泉区から来ました。現在、高校2年生です。今、自分は父親と2人で暮らしていて、小学生の頃に、父と母が離婚して、そのときには、もう父親はかなり高齢で、働くにも病気がかなり重くて、生活保護を受けて暮らしている状況なのです。やはり金銭的な面で不安なところが多々あります。今、父親に育ててもらって、自分の中で父親孝行がしたいという気持ちがあって、やはりいい大学出て、いい会社行って、お金を稼いで親孝行したいのですけど、いい大学行くにもお金がどうしても必要になりますし、生活保護を受けていると働くにもいろいろ条件が課せられるところがあるので、金銭的に自由がないのですが、そういうところで金銭的にサポートはどうなのかなという質問がしたいです。

知事

やはり、そういったことは基本的に支えていくことがなければね、せっかくの思いを持っていても、厳しいって正直なところでしょうね。今、県もですね、厳しい財政状況ですけれど、何とかしてそういう皆さんに手を差し伸べられないか、いろいろ工夫をしているところですからね。生の声を聴かせていただいて、ありがとうございました。

参加者16

藤沢市から来ました。今、高校1年生です。企業の時間短縮やプレミアムフライデーなどをやっていると思うのですが、個人的になってしまうのですが、私の父は東京で働いていて、帰ってくるのが11時過ぎなのです。帰ってきた後も仕事をしているし、土日も休みなのに、いつも仕事しているのです。もっと休めばと言っても、これをやらなければいけないからって、いつも仕事をしているのです。会社で働く時間を短くしても、やらなきゃいけないと思ったら、家でやりますよね。そうすると、家で仕事をしているのに、給料が出ないという話になるので、今働いている人の意識から変えるようにしてほしいし、神奈川県から東京に働きに行っている人は大勢いると思います。だから、神奈川県内だけではなくて、東京都も連携して、やってほしいなと思います。

知事

ありがとうございます。確かにそういうご家庭も多いでしょうね。働き方改革といっても、家に仕事を持って帰っているだけだったら、何の改革にもなってないわけですよね。いやほんと、生の声、どんどん出てきますね。

参加者17

横浜市神奈川区から来ました。現在大学3年生です。今の意見と被りますけれど、現在働いている人から意識を変えるべきとおっしゃっていましたけれど、現状、神奈川県で晩婚化が進んでいて、子供を産んでからまた戻るとなると、結構、年齢が高くなっている可能性があって、そうなると社会復帰するのが精神的、体力的にも難しくなってきます。今後、社会人になる人への支援よりも、現在、社会人の方への支援の方が大事になってくると考えます。

知事

はい、ありがとうございます。確かに、今日はその話はできないけれども、晩婚化で、年齢がかなりいってから出産されるという方もいらっしゃいますけれども、医学的に言うと、なるべく若く産んだ方がいいんですよね。なるべく若く産んだ方が体力もあるし、子育て、大変ですからね。様々なトラブルを抱えることも少ないということがあるのだけれども、これも生き方ですから、押し付けるわけにはいかない。県としてそういった正しい情報は提供しなければいけないのですけれども。さあ、時間も迫ってきました。次の人を最後にしましょうか。

参加者18

川崎市の川崎区から来ました高校3年生です。私は将来、幼稚園の先生や保育士になろうという考えで、そういう系の大学に行こうと思っているのですが、今現在、そういう大学の入学率なども考えると、男性の比率がものすごく低くて、給料が少ないとか仕事が大変だというイメージが強いのですが、それを覆すというか、イメージを変えるということに関して、知事はどう思いますか。

知事

先ほど局長が言ったこととつながりますよね。これはやはり、頑張っている人が報われるような環境を作っていくということは、非常に大事ですからね。今までそういうことを実践してきて、職場のイメージが変わってきたこともたくさんありますから、今のようなことを我々は大きな課題として受け止めていきたいと思います。
という中で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。もう時間になりましたが、一言ずつ、まず、松田さんから、どうですか。全体を聞いた感想をお願いしたいと思います。

松田 正樹氏(神奈川県男女共同参画審議会 副会長)

皆さんのすてきなご意見を伺えて、とても幸せでした。私と連れ合いの間には男の子が1人です。連れ合いとは大学の同級生で結婚して、もう8か月の頃から彼を保育所に預けました。もしかしたら彼にはつらい思いをさせてしまったのかなという気が、今日は、いたしました。私は、実は女性の活躍推進という言葉は好きではないです。今さら何を申すかということですけれども、今日のタイトルをいただいたので、そのテーマで話をさせていただきましたが、実は、そうなのです。
高校生の方が、社会に出られてその厳しさを味わう一つのいい例が学校にもあるのです。それは、私が思うには生徒の皆さんには学校の掃除をきちんとやってほしいのです。なぜかというと、社会に出ると自分の望んだ仕事ではない仕事が降ってくることがあります。それをなんとか私が乗り越えられたのは、学校の掃除をきちんとしていたからなのです。なぜ先生が「掃除しろ、掃除しろ」と言うのかなと思ったら、やはり社会人になったとき、とても役に立ったのです。それを皆様には、お伝えしたいと思います。
最後です。私の息子がですね、小学生の時の父の日に私の顔の絵を描いて、プレゼントしてくれました。うれしかったので、お父さんに何か一言、言ってとお願いしたのです。当時、私は10年間務めた仕事を辞めて、主夫をしていたのですが、連れ合いの給料から比べると、もう10分の1位しか収入がなかった、そういう状態です。で、彼は、「パパへ、この間の遊園地、面白かった。また行こうね」と言ったのです。ありきたりだなあ、でも、遊園地が好きなんだなと思って、反省しました。では、お母さんにも一言、言ってよとお願いしたら、彼は、「ママへ、いつもお仕事ご苦労さん、僕とパパをよろしくね」と言ったのです。やはり子どもは、しっかり見てくれているのです。今日は皆様のご意見をうかがえて、とてもうれしかったです。どうもありがとうございました。

知事

はい、どうもありがとうございました。では、宮川さん、お願いします。

宮川 佳子氏(株式会社アイネットデータセンター本部クラウドサービス事業部プロダクトマーケティング部部長)

今日は、本当に、あっという間に時間が過ぎて、驚くくらいいろいろ議論がなされていて、すごく楽しかったです。私も企業の一員として活動していますが、その枠を超えたご意見であったり、私たちはワーキングマザーのお母さんたちとお話をする機会があって、親目線で聴くことが多いのですが、その先にいらっしゃるお子様からのご意見というのは、あまり耳にすることはできないので、本当はこういうことを思っているんだというところを、リアルな声として聴けたことは、本当に貴重な機会だったと思っています。
また、先ほど働いて活躍しているような女性は、ラッキーだからという話もあったのですが、ラッキーをつかむもつかまないもその人自身のところがありますし、また周りの方といかに信頼関係を結び、信頼貯金を貯めていくかということもあるので、誰しもチャンスはあって、それをつかめるような環境を皆さんにご提供しながら、みんなで活躍していこうという方向になるのが、本当は望ましいことなのではないかと思います。
先ほど、松田様から、女性活躍推進という言葉があまり好きではないという話があったのですけれども、実際、女性だけピンポイントで当たるのではなくて、多様化の社会の中で、全員が活躍というのが本当は望ましいということは、こちらも理解しているのですが、あくまでも女性はまだまだマイノリティの部分もあるので、こういった活動を通じて、最終的には皆さんで一緒にというところまでいければ本当に幸せだなと思います。今日は、このような機会をいただきまして、ありがとうございました。

知事

はい、ありがとうございました。本当に、あっという間に過ぎてしまったなという感じですけれど、今日の会は、私にとっては非常に大きかったなと思います。先程の女性の活躍推進という言葉でいくと、女性は、社会に出て活躍しなければいけないと、それを支えなければいけないと、こういう話にすべって行きがちなのですが、今日、子どもたちの生の声がどんどん出てきました。そのような中で、今日は、本音をよくぞ言ってくれたなと思います。寂しいという声を受け止めながら、では、どうやって政策的に我々は前に進んでいけばいいのか。家庭の事情はいろいろあると思いますよね。今日は出なかったけれど、例えば、自分のお母さんがナースだと夜勤もあるという中で、いてくれと言っても無理だろうという、そういう方も当然いらっしゃるし、いろいろな職業があるし、働き方は皆違うわけです。そのような中で、子どもたちの気持ち、想いというものにしっかり目を向けながら、全体の姿を作っていかなければいけないなと思いました。そのような中で、今、世の中でギュッと絞っていったときに、ここが改めて大事だなあと思ったのは、やはり働き方改革ということですね。
要するに、無駄な、そう言うと怒られるかもしれないのですが、従来型の仕事のやり方では、改革はできないですよ。例えば、今まで、どうしても残業4時間必要だったとして、でも、「残業するな」と言ったら、今までのやり方ではできないです。働き方そのものを変えていかなければいけないということです。そうやって、皆で働き方を変えていくという中で、先程の話にも出てきた、4時間で全部済むようになったら最高の改革ですけれども、そういうことを目指しながら、やはり皆が自分たちの生活は生活として、働く場は働く場として、しっかりと峻別しながらやっていく。女性の、中でも、「私はこうやって働きたい」、「子どもを徹底的に面倒見たい」、「働きながら、子どもの面倒も見てやっていきたい」、様々な選択肢に対し、皆のその想いに応えられるような仕組を、工夫しながら作っていくということが、非常に大事なんだなあと、改めて思った次第であります。
私にとっても、今日は勉強になった1日でありました。こういう形で、スマイルかながわを目指していきますので、どうぞ、今後ともよろしくお願いします。
本日は、どうもありがとうございました。

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