風しんの流行にご注意ください

掲載日:2019年7月11日

風しん患者数が増加しています

2018年7月下旬から、関東地方を中心に風しんの患者数が大幅に増えています。

厚生労働省では、今後、全国的に感染が拡大する可能性があるとして注意を呼び掛けています。

また、国立感染症研究所が発表した「風疹流行に関する緊急情報」によれば、2018年は2,917人(2017年は年間91人)の風しん患者報告がありました。2019年第26週までの報告数は1,896人です。

風しん非常事態宣言(平成30年)

県では、県民の皆様に風しんを理解していただき、その予防に取り組んでいただくため、平成30年12月10日に、風しん非常事態を宣言しました。

県民の皆様へ

風しんにかからないために

風しんの予防には予防接種が有効です。

予防接種が必要か分からない方は抗体検査を受けましょう。

検査の結果、抗体が十分でない場合には予防接種を検討してください。

30代から50代の男性は、風しんの抗体が低い傾向がありますので、特にご注意ください。

風しんかなと思ったら

発熱、発疹等、風しんと思われる症状が見られたら、必ず事前に医療機関に連絡し、風しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従って受診しましょう。

受診時は、周囲への感染を防ぐために、公共交通機関の利用を避けてください。

県内発生状況

2019年(平成31年)

2019年 発生数(人)
12月31日~1月6日 1週 8
1月7日~1月13日 2週 11
1月14日~1月20日 3週 13
1月21日~1月27日 4週 14
1月28日~2月3日 5週 13
2月4日~2月10日 6週 15
2月11日~2月17日 7週 12
2月18日~2月24日 8週 13
2月25日~3月3日 9週 22
3月4日~3月10日 10週 11
3月11日~3月17日 11週 8
3月18日~3月24日 12週 7
3月25日~3月31日 13週 4
4月1日~4月7日 14週 7
4月8日~4月14日 15週 4
4月15日~4月21日 16週 5
4月22日~4月28日 17週 9
4月29日~5月5日 18週 1
5月6日~5月12日 19週 10
5月13日~5月19日 20週 10
5月20日~5月26日 21週 5
5月27日~6月2日 22週 5
6月3日~6月9日 23週 7
6月10日~6月16日 24週 7
6月17日~6月23日 25週 7
6月24日~6月30日 26週 4
7月1日~7月7日 27週 4
累計 236

※当該週の報告をもとに集計しているため、週毎の発生数は前後することがあります。

2018年(平成30年)

2018年 発生数(人)
4月9日から4月15日 15週 1
6月18日から6月24日 25週 2
7月30日から8月5日 31週 2
8月6日から8月12日 32週 1
8月13日から8月19日 33週 4
8月20日から8月26日 34週 16
8月27日から9月2日 35週 11
9月3日から9月9日 36週 23
9月10日から9月16日 37週 13
9月17日から9月23日 38週 21
9月24日から9月30日 39週 27
10月1日から10月7日 40週 29
10月8日から10月14日 41週 30
10月15日から10月21日 42週 37
10月22日から10月28日 43週 26
10月29日から11月4日 44週 22
11月5日から11月11日 45週 29
11月12日から11月18日 46週 15
11月19日から11月25日 47週 19
11月26日から12月2日 48週 22
12月3日から12月9日 49週 21
12月10日から12月16日 50週 16
12月17日から12月23日 51週 18
12月24日から12月30日 52週 9
累計 414

※1週から14週、16週から24週、26週から30週の期間、風しんの発生はありませんでした。

神奈川県の風しんと先天性風しん症候群(CRS)の報告数

  2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
風しん 1,686 70 12 10 10 414
CRS 3 0 0 0 0 0

特に、30代から50代男性は注意が必要です

今回の風しん患者の多くは、30代から50代男性が占めています。

平成30年の患者数の内訳

年代
10代未満 4 1 5
10代 6 6 12
20代 52 32 84
30代 103 17 120
40代 105 9 114
50代 62 7 69
60代 5 4 9
70代 0 1 1
合計 337 77 414

日本では、昭和52年から女子中学生のみを対象として風しんの定期予防接種(学校での集団接種)が始まりました。

平成6年からは対象が男女に広がりましたが、「学校での集団接種」から「医療機関での個別接種」に変更となったことから、接種をしていない人が増えました。

平成18年からは、麻しん・風しん混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前の「2回接種」となり、接種率も高くなりました。

こうした過去の予防接種制度の変遷から、30代から50代の男性は、風しんの抗体(免疫)が低い方が2割程度存在していることが分かっています。

風しん予防接種制度の変遷

妊娠を予定又は希望される方へ

風しんに対する免疫が不十分な妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが、先天性心疾患や難聴、白内障などを引き起こす「先天性風しん症候群」という病気にかかる可能性があります。

先天性風しん症候群予防のためには、妊娠を予定又は希望する女性は、妊娠前に予防接種を受けることが最も重要です。(妊娠中の女性は風疹の予防接種を受けることはできません)

抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦さんは、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。

また、妊婦さんの周りにいる方(妊婦さんのパートナー、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めてください。

風しんとは

風しんは感染力が非常に強く、インフルエンザの2から4倍といわれています。知らない間に感染し、他人にうつしてしまう可能性が高い病気です。

感染すると約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。

発しんの出る2~3日前から発しんが出た後の5日程度まで感染性があります。

風しんで最も怖い点は、妊娠初期の女性がかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風しん症候群」という病気にかかる可能性があることです。

先天性風しん症候群とは、抗体のない女性が妊娠初期に風しんに罹患することで、風しんウイルスがお腹の中の赤ちゃんに感染して、出生児に先天性心疾患や難聴、白内障などを引き起こす病気のことをいいます。

風しんは予防接種で予防できます

  • 2022年3月31日までの間に限り、1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日までの間に生まれた男性が風しんに係る定期の予防接種の対象者として追加されました。まずは、風しんの抗体の有無を確認するため、抗体検査を受けてください。抗体検査の結果、風しんの抗体がないことがわかった場合、原則無料で風しんの予防接種を受けることができます。「風しんの追加的対策について(厚生労働省ホームページへ移動します)
  • 県では無料の風しん抗体検査を実施しています。また、県内市町村では、風しん予防接種費用の一部助成を実施しています。

風しんにかかったら

感染すると約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。

発しんの出る2~3日前から発しんが出た後の5日程度まで感染性があります。

風しんにかかった方は、職場や学校を休んで、通院以外は外出を控えましょう。

抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦さんは、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦さんの周りにいる方(妊婦さんのパートナー、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めてください。

神奈川県内の無料の抗体検査について

県は、平成26年度以降、妊娠を希望する女性やそのパートナー等に対して、無料で風しんの抗体価(免疫)の有無を調べる検査を実施しています。平成31年度からは、対象者を抗体保有率の低い年齢層である31から60歳の男性に拡大して実施します。(国が実施する風しんの追加的対策の対象者である、40から56歳の男性は本事業の対象外です。)

詳しくは、神奈川県風しん撲滅作戦特設ページをご覧ください。