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更新日:2023年2月7日

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[子どものワクチン]乳幼児・小児コロナワクチン接種をご検討ください

動画:[子どものワクチン]小さなお子さんをコロナから守る

生後6か月から11歳のコロナワクチン接種について

接種回数や間隔、接種会場、接種時の携帯品、ワクチンの効果、接種後の症状と対応について記載しています。
接種を受けることは強制ではありません

10歳未満のコロナ感染者数の推移

オミクロン株が流行した2022年以降に感染者が増加しています。

2021年から2022年の10歳未満の感染者の推移

神奈川県内の10歳未満の感染者の推移(2021年から2022年)
注意:2022年9月26日、発生届出の見直しが行われました。

新型コロナからお子さんを守るにはワクチンが有効です

乳幼児接種(対象:生後6か月から4歳)、小児接種(対象:5歳から11歳)について、ご検討ください。

乳幼児コロナワクチン接種

コロナワクチンは、生後6か月から接種できます。接種部位は、太ももの外側または腕です。

11歳未満の方が服用できる抗ウイルス薬はありません

新型コロナ感染時に、11歳以下のお子さんが服用できる抗ウイルス剤(経口薬)はありません。

出典:日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会 小児に対するワクチンの筋肉内接種法について(改訂第2版)

ワクチンの効果

乳幼児接種

生後6か月から4歳を対象に使用するのはファイザー社のワクチンです。(2023年2月3日現在)

新型コロナの感染歴がない人を対象に、3回目接種後7日以降の発症予防効果を確認したところ、73.2%であったことが報告されています。

出典:厚生労働省 新型コロナウイルスQ&A

乳幼児接種の発症予防効果

小児接種

5歳から11歳を対象に使用するのはファイザー社のワクチンです。(2023年2月3日現在)

シンガポールでオミクロン株流行期の5歳から11歳を対象に実施された研究では、ファイザー社ワクチンを2回接種した後の入院予防効果は82.7%であったと報告されています。

出典:厚生労働省 新型コロナウイルスQ&A

小児接種の入院予防効果

ワクチンの副反応

ワクチン接種後7日間の発熱(38度)について、「乳幼児は7.2%以下、小児は10%以下に確認される。ほとんどの方が、短期間で解熱している」との報告がされています。

出典:厚生労働省
新型コロナウイルスQ&A 乳幼児(生後6か月~4歳)接種の副反応
新型コロナウイルスQ&A 小児(5~11歳)接種の副反応

ワクチンの副反応(発熱)

 

ワクチンの仕組み(ファイザー社)

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図となるmRNA(メッセンジャーRNA)を脂質の膜に包んだワクチンです。mRNAには生きたウイルスは含まれていません。

このワクチンを接種し、mRNAが人の細胞内に取り込まれると、細胞内でスパイクタンパク質が作られ、その後、免疫の仕組みが働き、ウイルスを攻撃する抗体を作るよう促します。

取り込まれたmRNAは体内で分解され、遺伝子に組み込まれません。

ワクチンの仕組み(mRNAとは)

ワクチン接種から抗体が生成されるまでの図

ワクチン接種から抗体の生成まで

参考:新型コロナウイルス ワクチンの仕組み

関連リンク:新型コロナウイルス感染症対策ポータル

 

接種を受ける際の同意

新型コロナウイルス感染症の収束に向けて、効果が期待されているワクチンですが、接種を受けることは強制ではありません。接種を受ける方は、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、ご自身の意志で受けていただくことになります。ただし、16歳未満の方の場合は、原則、保護者(親権者または後見人)の同伴と予診票への保護者の署名が必要となり、保護者の同意なく接種が行われることはありません。署名がなければワクチンの接種は受けられません。

持病やアレルギーなど、様々な理由からワクチンを接種できない方もいらっしゃいます。接種をしていない方に対して、接種の強制や差別、学校や職場等における不利益な取扱いなど、ワクチン接種に関する差別を行うことのないよう、御理解と御協力をお願いします。

<神奈川県>コロナ差別・偏見、ワクチンハラスメントのページ

<厚生労働省>新型コロナワクチンQ&A

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