更新日:2023年9月20日

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新型コロナ 変異ウイルスについて

一般的にウイルスは増殖・流行を繰り返す中で少しずつ変異します。新型コロナウイルスも約2週間に1か所程度の速度で変異していると考えられています。

変異ウイルスについて

(図)従来ウイルスと変異ウイルスの比較。スパイクタンパク質(鍵)が、人の細胞の受容体(鍵穴)と結合すると感染する。

新型コロナウイルスの感染は、ウイルスのスパイクタンパク質(鍵)が、細胞の受容体(鍵穴)と結合しておこります。

(図)変異ウイルスは従来ウイルスと比べ、スパイクタンパク質(鍵)と人の細胞の受容体(鍵穴)の親和性が高い。

変異ウイルスは、鍵と鍵穴の親和性が高く、細胞に結び付く力が強くなっています。

人の細胞にウイルスが付着し、しっかりと結合されると細胞膜の移動が起こり、ウイルスが侵入します。上気道の中で感染細胞が増え、呼気中により多くのウイルスを含んだ飛沫がでます。

(図)ウイルスが膜融合して人の細胞内に侵入すると感染する。

ウイルスが膜融合して侵入し、感染します。

(図)上気道(鼻から喉頭まで)、下気道(気管から肺まで)

上気道(鼻から喉頭まで)、下気道(気管から肺まで)

ウイルスは自分に都合のいい変異を選択維持します。感染力が高まると、少しずつ変異の速度が上がります。

従来ウイルス:中国の湖北省武漢で最初に確認された新型コロナウイルス

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