更新日:2024年4月1日

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新型コロナの基本的な感染防止対策

新型コロナウイルス感染症は、発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。

一人ひとりの行動で感染を防止できる

県民の皆さまお一人ひとりが基本的な感染防止対策をすることで、感染拡大を防ぎ、ご自身のみならず、大切なご家族やご友人を守ります。

感染の要因

飛沫(ひまつ)感染

感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

接触感染

感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

エアロゾル感染

微細な飛沫(5μm未満の粒子)が、換気の悪い空間において空気中を漂い、少し離れた距離や長い時間において感染します。なお、空気感染とは異なります。

基本的な感染防止対策

1 マスク着用

令和5年3月13日以降、着用は個人の判断が基本となります。他者にマスクの着脱を強いることがないようお願いします。ただし、感染を広げないため、マスク着用が効果的な場合については着用をおすすめします。

マスク着用の考え方

マスク着用の考え方ページへのリンクボタン

「マスク着用を推奨する場合」および「マスク着用が不要な場合」について掲載しています。状況に応じたマスクの着脱をお願いします。

医療機関でのマスク着用

病院・診療所・クリニックでのマスク着用についてのリンクボタン

医療機関内では、高齢者をはじめとする重症化リスクの高い方などへの感染防止のため、「引き続きマスクの着用」をお願いします。

マスクの種類

マスクは布やウレタンよりも不織布の方が効果が高いことが示されています。すき間のないよう、顔にフィットさせ、正しくご利用ください。

不織布マスク

一般的なマスクでは、不織布マスクが最も高い効果を持ちます。

(図)人と近距離で接するとき、電車内などでは不織布マスクを着用しましょう

マスク着用時の注意(夏季)
  • 熱中症予防のため、マスクを一時的にはずして休憩することが必要です。

(図)マスク着用時に、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することが必要です。

2 換気

新型コロナの感染経路のひとつに、飛沫(ひまつ)よりも細かい粒子がしばらくの間空気中を漂い、その粒子を吸い込み感染するエアロゾル感染があります。換気の悪い場所でのエアロゾル感染が確認されており、これを防ぐためには換気が重要です。

ただし、夏場は家電などからの発熱や日射侵入により、室内の温度が外気よりも高くなるため、エアコンや扇風機を活用して熱中症を予防することも必要です。

換気の悪い密閉空間では、5μm未満の粒子がしばらくの間、空気中を漂い、少し離れた距離にまで感染が広がる可能性があります。

複数の窓がある場合は2方向の壁の窓を開放し、窓が一つしかない場合は、ドアを開けたりサーキュレーターや扇風機を活用したりして、常に風の流れをつくりましょう。

(図)換気の例 複数の窓がある場合は2方向の壁の窓を開放し、空気の入り口を狭く、出口を広くします。

(図)換気の例 窓が一つしかない場合は、ドアを開けたりサーキュレーターや扇風機を活用したりして、室外へ空気を流します。

3 手洗い・手指消毒

手洗い

(図)新型コロナウイルスには石けんやハンドソープでの丁寧な手洗いが有効です

石けんやハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎます。手洗いを丁寧に行うことで、十分に残存ウイルスを除去できます。

アルコール等での消毒

エタノール濃度70%以上95%以下のアルコールを使用します。手のひらにアルコール消毒液をため、指先を浸します。さらに指の間、甲、手首まで消毒します。

  • 70%以上のエタノールが入手困難なときは、60%台のエタノールを使用できます。
  • メタノールは人体への毒性が高いため、手指の消毒に使用できません。

(図)アルコール消毒の際は、指先から手首まで入念に消毒しましょう

関連情報

石けんやハンドソープによる手洗いは、新型コロナウイルスだけでなく、ノロウイルスにも有効です。ノロウイルスについては、アルコールによる手指消毒は効果がないため、手洗いはかかさず行いましょう。

(図)石けんやハンドソープによる手洗いは、ノロウイルスにも有効です。アルコールによる手指消毒はノロウイルスには効果がありません。

4 加湿(冬季)

冬は、室内の湿度が40%以上になるようにしましょう。加湿中は、窓を開けて適切に換気を行うことも大切です。

(図)冬は、室内の湿度が40%以上になるようにしましょう。

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。