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更新日:2024年3月27日

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HIV・エイズについて

HIV、エイズ関連情報を掲載しています。

 

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HIV・エイズとは

HIV

HIVは正式にはHuman Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)といいます。HIV感染とは、体の中にウイルスが存在している状態をいいます。もしも、治療せずに放置したままで経過すると、特に症状のない状態を経て、エイズを発症します。しかし、現在では治療により発症を抑えることができます。

エイズ(AIDS)

エイズ発症とはHIV感染によって体の免疫力が低下し、その結果として、日和見感染症など様々な合併症が出た状態をいいます。発症していた場合でも合併症の治療後に免疫力を回復させる治療を行います。

※「日和見感染症」とは、免疫の力が弱くなったために、普段なら病気を起こさないような弱いカビ、細菌、ウイルスなどの病原体による症状を抑えきれずに、感染症が起きることをいいます。

感染経路

HIVは主に3つの経路で感染します。

1.性行為による感染

性行為による感染は最も多い感染経路です。HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通ってうつります。性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染症/エイズ予防にとって有効な手段です。

2.血液を介しての感染

HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の回し打ちによる注射器の共用などによって感染します。なお、血液凝固因子製剤については加熱処理が行われているので、現在の血液製剤で感染する心配はありません。医療現場における針刺し事故の場合は、万が一HIV感染者の血液により暴露事故が起こってしまった場合には、2時間以内に抗HIV薬の予防内服を行うことで、感染リスクを低くすることができます。

3.母子感染

母親がHIV感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もありますが、日本では、母親がHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えなことで、赤ちゃんへの感染を1%以下に抑えることができます。

予防

HIVは血液、精液、膣分泌液などに多く分泌されるため、それらの体液が粘膜や傷のついた皮膚に触れないようにすることが必要です。HIV感染の一番多い感染経路である性行為の場合、HIV感染を防ぐために必ずコンドームを使用することが重要です。

治療

現在、抗HIV薬によって、ウイルスの増殖を抑え、エイズの発症を防ぐことで、長期間にわたり健常時と変わらない日常生活を送ることができます。HIV感染が判明したら、できるだけ早い段階で抗HIV療法を開始することが勧められています。現在では、1日1回1錠の服薬で、HIVの血中ウイルス量が検出限界未満に抑えられ、他の人へHIVを感染させる可能性が低くなります。ただし、抗HIV薬をきちんと飲み続けないと、薬に対して耐性ができてしまい、薬が効かなくなってしまいます。治療を開始したら、特別な場合を除き、治療を継続する必要があります。

HIV・エイズ相談

HIVについての相談は、保健所、専用電話等様々なところで相談できます。無料・匿名でプライバシーは守られます。

面談希望の方は、まず保健所に電話をしましょう。

【電話相談・面談】

神奈川県内の保健福祉事務所一覧

【相談専用電話】

HIV検査相談マップ(別ウィンドウで開きます)

【外国語対応可能な相談専用電話】

外国語によるHIV検査情報や医療情報の提供を行っています

■AMDA国際医療情報センター 電話番号03-6233-9266

「HIVに感染したかも・・どうしよう?!」

HIVは非常に感染力が弱いウイルスで、日常生活ではまず感染しないと言われています。

例えば、せきやくしゃみ、お風呂やトイレの共用では通常、感染しません。

ただし、血液や精液、膣分泌液が粘膜や傷口に直接触れたりすると感染する可能性はあります。

相談では、HIV感染のリスクが高い行為か、低い行為かについてはお話しできますが、最終的な感染の有無は検査をしないと分かりません。(お話だけでは判断できません)

もし、不安なことがあった時は、検査を受けることをおすすめします。

まずは、保健所や専用電話で相談し、検査を受けましょう。

急性HIV感染について

HIV感染したかどうかは、検査を受けるか、エイズが発症しないと分かりません。

ただ、感染してから数週間で症状が出ることがあり、この状態を急性HIV感染と言います。

一時的に体内のHIVが増加するために起こるもので、インフルエンザのような症状、発熱、全身倦怠感、リンパ節腫大、咽頭炎、皮疹、下痢、嘔吐等がみられます。

不安な行為の後に上記症状があれば、相談・検査をすることをおすすめします。

HIV検査について

 抗体が出来るまでにかかる時間は遅い人で3ヶ月間と言われており、正確な抗体検査を行うには感染のあった行為から3ヶ月が必要です。

 感染不安のあった行為から3ヵ月経過していれば正確な結果が分かります。

検査の種類

通常検査

検査結果が分かるまで約1週間かかります。

検査の結果は「陰性(感染なし)」または「陽性(感染)」のいずれかとなります。

即日検査(スクリーニング検査)

検査結果は検査当日(約60分後)に分かります。

検査の結果は「陰性(感染なし)」または「判定保留(再検査)」のいずれかとなります。

結果が判定保留の場合、確認検査を行い、約1週間で陰性または陽性の結果が分かります。

不安があれば、早めに検査を受けましょう

 HIV/エイズの治療は大きく進歩して、早期に治療を開始、継続することで、エイズの発症を防ぎ、感染前と変わらない生活を送ることが可能になりました。それには検査を受けて早期に発見し、適切な治療を開始することが重要です。一方、新型コロナウイルス感染症感染拡大状況による外出控えの影響で、検査を受ける方が減少したことで、エイズを発症して初めて感染したことが分かる、いわゆる「いきなりエイズ」で感染が分かる方の割り合いが以前よりも増えています。

 県内の保健所等では、感染対策を実施した上でHIV検査を実施しています。少しでも不安があれば、早めに検査を受けましょう。

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Free HIV Test Available for Foreign Nationals with Interpreter's Assistance

Click Here

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神奈川県内の保健所等でのHIV検査について

 県内では、保健所等でHIV検査を無料・匿名で実施しています。

「神奈川県内の保健所等HIV検査実施機関一覧(無料・匿名)」

 全国で実施されているHIV検査は、次のサイトで確認できます。

『HIV検査相談マップ』(別ウィンドウで開きます)

神奈川県実施 休日検査

令和3年度より、休日検査は予約制となっています。予約は下記のリンクからお願いします。なお、検査会場・受付時間等も変更となっておりますのでご注意ください。

【注意事項】

 ・会場内ではマスク着用をお願いします。

 ・発熱や風邪症状など、体調の悪い方は受検をお控えください。

 ・会場での検温で、37.5度以上の発熱がある方は、当日の受検をお断りさせていただきます。

 

検査当日に結果をお知らせできる「即日検査」で、無料・匿名となっています。
(再検査が必要となる場合があります。その際は、後日、再検査の結果をお知らせします。)

 

■日程:偶数月第3週の土曜日(日程表のとおり) 受付時間:16時00分から18時30分まで 

■会場:港町診療所(横浜駅きた東口A徒歩5分 横浜市神奈川区金港町7-6)地図(別ウィンドウで開きます)

■定員:60名(感染対策のため予約制ですが、10人の当日枠があります。先着順に電話で受け付けますので、当日15時以降に必ずお電話ください。当日受付・会場案内 電話070-1306-1770)

 <日程表>

日程

4月15日

土曜日

6月17日

土曜日

8月19日

土曜日

10月21日

土曜日

12月16日

土曜日

2月17日

土曜日

受付

時間

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

 

■予約方法:以下の予約用ページから予約を行ってください。
http://www.health-kanagawa.net/rapid/(別ウィンドウで開きます)

※原則として日本語・簡単な英語での対応となります。
※証明書の発行はいたしません。
※駐車場はありません。

【問い合わせ】
神奈川県医療危機対策本部室 電話 045-210-1111(代表)(祝日及び12月29日から1月3日を除く月から金曜日まで8時30分から17時00分まで)
検査当日の問合せ 電話 070-1306-1770(15時00分~18時30分)

神奈川県実施 対象者限定検査

※令和3年度より検査会場・受付時間等が変更となっていますので、ご注意ください。

【注意事項】

 ・会場内ではマスク着用をお願いします。

 ・発熱や風邪症状など、体調の悪い方は受検をお控えください。

 ・会場での検温で、37.5度以上の発熱がある方は、当日の受検をお断りさせていただきます。

 

ゲイ・バイセクシュアル男性と、日本語に不慣れな方のために、サポート体制を整えたHIV検査をそれぞれ実施します。
どちらも検査当日に結果をお知らせできる「即日検査」で、無料・匿名となっております。
(再検査が必要となる場合があります。その際は、後日、再検査の結果をお知らせします。)

対象者限定HIV検査は梅毒・B型肝炎検査を追加して実施いたします。

■日程:奇数月第3週の土曜日(日程表のとおり) 受付時間:16時00分から18時30分まで 

■会場:港町診療所(横浜駅きた東口A徒歩5分 横浜市神奈川区金港町7-6)地図(別ウィンドウで開きます)

<日程表>

日程

5月20日

土曜日

7月15日

土曜日

9月16日

土曜日

11月18日

土曜日

1月20日

土曜日

3月16日

土曜日

受付

時間

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

16時から

18時30分まで

 

■予約方法:以下の予約用ページから予約を行ってください。

https://ship-web.sakura.ne.jp/hiv_yoyaku/ken/yoyaku.cgi 
※各日程の約10日前から予約を開始します。

※受付から結果が出るまでの所要時間は、約60分です。
※証明書の発行はいたしません。
※駐車場はありません

 

Free HIV Test Available for Foreign Nationals with Interpreter's Assistance

Schedule:May.21,Jul.16,Sep.17,Nov.19,2022,Jan.21,Mar.18,2023(3rd Saturday)

Location:Minatomachi Medical Center

(5min, walk from Yokohama Station 7-6kinko-cho kanagawa-ku Yokohama-city )

Time for non-Japanese speakers : 16時00分~18時30分

Please make an online reserbation. https://health-kanagawa.net/(別ウィンドウで開きます)

An exclusive contact number for test days (15時00分~18時30分) 070-1306-1770(Language support available)

英語(English)(PDF:315KB)

スペイン語(Spanish)(PDF:314KB)

ポルトガル語(Portuguese)(PDF:517KB)

タイ語(Thai)(PDF:395KB)

 

 【問い合わせ】
《日本語》神奈川県医療危機対策本部室 045-210-1111(代表)(祝日及び12月29日から1月3日を除く月から金曜日まで8時30分から17時00分まで)
《英語・タイ語》港町診療所045-453-3673(月・火・金曜日 13時00分から14時00分まで 担当:沢田医師)
《スペイン語・ポルトガル語》CRIATIVOS 080-3723-5798(木曜日 13時00分から17時00分まで)
※当日の連絡先: 070-1306-1770 (15時00分から18時30分まで)
※他の言語のご希望については、日本語で神奈川県医療危機対策本部室へお問い合わせください。

陽性者の方(エイズ)への情報

相談について

エイズについての相談は、保健所、専用電話等様々なところで相談できます。無料・匿名でプライバシーは守られます。

面談希望の方は、まず保健所に電話をしましょう。

詳細は「HIV・エイズ相談」のページをご参照ください。

エイズ専門カウンセラー派遣制度について

県のエイズ専門カウンセラーとの面談を希望される方は通院されている医療機関にご相談ください。

(医療機関の方へ)

エイズ専門カウンセラー派遣制度の利用をご希望の方は医療危機対策本部室までご連絡ください。

歯科診療紹介事業について

歯科診療についてお困りのHIV陽性者の方に対し、病院や歯科診療所を紹介しています。

受診の手続きについては、(公社)神奈川県歯科医師会 TEL 045-681-2172(平日10:00から17:00)までご連絡ください。

HIV歯科診療(PNG:266KB)  HIV歯科診療2(PNG:272KB)

 

 ■チラシ(全体版)はコチラ(PDF:648KB)から

HIV陽性者向け冊子「たんぽぽ」(神奈川県版)について

HIV陽性告知された方に向けた情報冊子を発行しています。

<R5年度改訂版はコチラ(PDF:5,528KB)

■注意事項■当該出版物は著作権法に保護されるものであり、「私的使用のための複製」や「引用」など著作権法 上認められた場合を除き、無断で複製・転用することはできません。

関連情報

HIV検査情報

県内の情報

多言語でのHIV・エイズ情報

日本にいる、日本語を母語としないゲイ・バイセクシュアル男性のために、HIV/AIDSの基本情報をそれぞれの言語でまとめたウェブサイトです。

医療機関情報

全国のエイズ治療拠点病院を検索できます。

国内外のHIV感染症の治療・研究機関との連携のもと、新しい治療法開発のための臨床研究や最先端の医療情報の提供、医療従事者などへの研修の開催、ACC患者ノート(かんじゃ・こころ・くらし・くすりノート)の発行などを行っています。

その他の情報

統計情報

新規エイズ患者の割合が増えています

神奈川県は、東京都、大阪府等と共に、HIV感染の新規報告が多い県となっています。その中でも、AIDSを発症して初めてHIV感染が判る、いわゆる「いきなりエイズ」の方の割り合いが、増加しています。

HIVは、そのほとんどが性的接触による感染です。性的接触の際に感染予防に努めていれば、日常生活で感染することはまずないと考えられます。

こちらでは、感染症法上で五類感染症に指定されている「後天性免疫不全症候群」の、本県における統計情報を掲載いたします。

➡➡ HIV感染者・AIDS患者統計(2022年)

*全国データの詳細は、厚生労働省エイズ動向委員会の報告(API-Net)をご覧ください。

レッドリボンとは?

レッドリボン(赤いリボン)は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
 このレッドリボンがエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題になってきた1990年頃です。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにエイズが広がり、エイズで死亡する人々が増えてきました。
 そうした仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を表すため、赤いリボンをシンボルにした運動が始まりました。
 この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンはあなたがエイズに関して偏見をもたない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージを持っています。

かながわレッドリボン運動とは?

平成6年に横浜で開催された第10回国際エイズ会議への取り組みの成果を一過性のものに終わらせないために開始しました。本県において、HIV/エイズの感染拡大防止とHIV感染者、患者に対する偏見や差別のない社会をつくる為、県民の方に広くHIV・エイズの正しい知識を普及を目的に行なっています。

20181107hiv

かながわレッドリボン月間とは?

本県では、年2回(夏、秋)に、HIV/エイズ対策強化月間として設定し、この期間にHIV/エイズに関する活動を集中させて、効率的な普及啓発活動を行なっています。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 医療危機対策本部室です。