更新日:2023年10月31日
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次の審議会等を下記のとおり開催した。
令和4年度第1回神奈川県医療審議会
令和4年10月14日(金曜日)18時30分から20時00分
神奈川県総合医療会館2階災害時医療救護本部(テレビ会議室)
【会長】菊岡正和、恵比須享、岡野敏明、小川護、岸部都、篠原正治、渋谷明隆、新堀史明、鈴木紳一郎、竹内知夫、玉巻弘光、中﨑久雄、長野広敬、奈良﨑修二、真木利枝、松井克之、水野恭一、守屋輝彦、吉田勝明(敬省略、五十音順)
令和5年3月
法人指導グループ 齊藤
電話番号 045-210-1111(内線4869)
ファックス番号 045-210-8858
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議事概要
審議会での了解事項
1 開会
健康医療局長あいさつ
進行
2 会長選出
医療審議会会長あいさつ
3 医療法人部会委員の選任
4 議事
議題(1)資料2:非医師の理事長選出認可申請について(諮問)
〇事務局説明
資料2により説明
〇主な意見及び質疑応答 <非公開>
5 報告
報告(1)報告資料1:精神病床の取扱いに関する要綱整備について
〇事務局説明
報告資料1により説明
〇主な意見及び質疑応答
(委員)
資料には神奈川県は精神病床が過剰とありますが、他県と比べてどの程度過剰なのでしょうか。
(事務局)
まず神奈川県から申し上げますと、報告資料1-1の12ページに記載のあるとおり、基準病床数10,992床に対して既存病床数が13,646床であり、約2,600床が過剰となっています。
他県の状況については、例えば、東京都は基準病床数が18,500床に対して、既存病床数が21,000床であり、2,400床程度過剰ということになっております。埼玉県ですと、基準病床数約12,000床に対して、既存病床数が約13,000ということで、900床程度過剰となっております。その他、千葉県、静岡県、大阪府、京都府、福岡県など調べましたが、少ないところでも600床程度過剰、多いところでは3,000床程度過剰という都府県もあり、全国的にも精神病床は過剰な傾向があると思います。
(委員)
神奈川県では全ての二次医療圏で現在、精神病床が過剰と考えてよろしいですか。
(事務局)
精神病床については二次医療圏ごとではなく、全県でとらえております。一方で、一般病床・療養病床の配分については、二次医療圏ごとに見るということになります。
(委員)
わかりました。精神病床については全県で過剰であることから、県内のどの医療圏であっても、精神病床返上の対象となるということですね。
(事務局)
そのとおりです。
報告(2)報告資料2:令和4年度の病床整備に関する事前協議について
〇事務局説明
報告資料2により説明
〇主な意見及び質疑応答
(なし)
報告(3)報告資料3:第8次保健医療計画策定に向けた当面の取組みについて
〇事務局説明
報告資料3により説明
〇主な意見及び質疑応答
(なし)
報告(4)報告資料4:医療介護総合確保促進法に基づく令和4年度神奈川県計画(医療分)の策定の概要について
〇事務局説明
報告資料4により説明
〇主な意見及び質疑応答
(委員)
資料4-2、区分I-1の「2 構想区域病床機能分化・連携推進事業」について、地域の基幹病院が地域医療構想の実現に向けて必要な再整備、機能強化を行う際には、公立病院だけではなく、公的、あるいは民間病院も含めて補助の対象になるという理解でよろしいでしょうか。
(事務局)
地域医療構想に資するということからも、補助対象の要件に関しては調整していく必要がありますが、公立病院や公的、あるいはそういった機能を担っている病院も対象に含まれると考えています。
(委員)
はい。ありがとうございます。
他県に比べて神奈川は、この区分Iの活用が進んでないように思っています。
神奈川県民のためにも、再整備や機能強化をしたいと考える医療機関が、この基金をより活用しやすいよう、ぜひ相談窓口や補助要件もわかりやすく明示して取り組んでいただきたいと思っております。
(事務局)
ご意見ありがとうございます。
報告(5)報告資料5:湘南西部地域における病床の取扱いについて
〇事務局説明
報告資料5により説明
〇主な意見及び質疑応答
(委員)
大磯病院は建設から38年経ちますが、大磯病院の整備は、継承した医療法人徳洲会が行うのでしょうか。
(事務局)
今回のケースについては3月1日で、東海大学大磯病院から、医療法人徳洲会にそのまま引き継がれるということになりますので、整備そのものを伴うものではありません。その後、整備等が必要になれば、継承した徳洲会が整備をすることとなります。
報告(6)報告資料6:医師の働き方改革に係る特例水準の指定について
〇事務局説明
報告資料6により説明
〇主な意見及び質疑応答
(委員)
資料5ページの「4 検討体制」について、表のC-1水準については、臨床研修や専門研修との関係が深いので、医療対策協議会でしっかりと協議する必要があると思います。
一方で、B水準・連携B水準については、働き方改革を進めることで、これまでできていた医師確保がままならなくなり、救急の一部返上や診療科の一部ができなくなってしまうなど、地域の医療提供体制に確実に影響が及ぶということが想定されます。
仮に、影響があったとしても、地域の中でできる限り支障がないようにするためには、医療機関同士が救急の輪番、或いは診療科目で、役割分担をこれまで以上に進めていくということが必要であり、その地域の医療体制であるべき姿を実現していくことが、重要になってくるかと思います。
そのためには、保健医療計画推進会議と、特に地域医療構想調整会議において、しっかりと協議していただく必要があるかと思います。
また、患者の立場で見ると、これまでは特殊な診療科でなければ、地域のどこの医療機関でもある程度多くの診療科目があって、受診や入院手術ができていました。
それが、医師の働き方改革で、一部の診療科が閉じられるなど、医療機関の選択の自由度が狭まる可能性がありますが、そのことについて、行政としても、県民の皆様に理解していただけるように、しっかりと周知啓発に取り組んでいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(会長)
地域医療が崩壊してはいけませんので、対応についてよろしくお願いいたします。
(委員)
特に夜間診療等については、若手の、また勤務医の先生達の協力なくして成り立たない事業だと考えております。
働き方改革で一概に時間枠を当てはめられると、診療所の先生だけでは、とてもカバーしきれない部分があります。この働き方改革というのは、病院内の問題だけではなく、地域医療の死活問題と考えています。
時間外勤務の制限の特例について、医療の業種や時間枠を拡大するなど、もう少し根本的に大きく変えていただかないと、今後の休日急患、そして地域医療は、成り立たなくなっていくのではないかと危惧しております。
(事務局)
まずは働き方改革で、これからの医師の確保をどのような形で行っていくか、ということをしっかりと調整していかなければならないと考えております。
また、届出の関係や各水準についての調整を行いながら、救急をはじめとした医療提供体制をどのように確保していくのか、ということについてはしっかりと議論していかなければならないと考えますので、事務局としてもいただいた意見を踏まえながら調整していきたいと思います。
(会長)
はい。病院としてもしっかり対応していただきつつ、県の方は、さらにしっかりと調整をしていただきたいと思います。
(委員)
超過勤務時間の中に評価されるべき業務と、超過勤務とは評価できない業務の線引きが、医療の現場においては非常に難しいと思います。特に研究機能も持ちながら、医療を提供する組織では、研究者としての自発的・自主的な研究活動部分と、労働者としての医療業務を提供している部分を峻別することが難しい。その勤務の実態をどうすれば評価できるのか、ということも併せて考えていく必要があると考えます。
(事務局)
仰るとおり、働き方改革を進めていくにあたって医師の勤務内容等をよく考えていく必要もありますが、最終的には医師の勤務環境が良くなっていかなければならないと思います。
場合によっては医師の仕事の仕方ということ自体についても、何らかの形で見直しをしていかなければならないところも出てくるのかもしれませんが、これについては現状を踏まえて、どのような形で進めていくことが適切なのか、皆様とよく議論していかれればと思っております。
6 その他
7 閉会
※資料2については、非公開議事のため資料の掲載はありません。
02 資料1 医療法人部会委員名簿(案)(PDF:121KB)
03 報告1 報告資料1-1 精神病床の取扱いに関する要綱整備について(PDF:1,149KB)
04 報告1 報告資料1-2 新旧対照表(PDF:499KB)
05 報告1 報告資料1-3 病院等の開設等に関する指導要綱(PDF:302KB)
06 報告2 報告資料2-1 令和4年度の病床整備に関する事前協議について(PDF:1,431KB)
07 報告2 報告資料2-2 令和4年度事前協議における各医療圏の公募条件(PDF:138KB)
08 報告3 報告資料3 第8次保健医療計画策定に向けた当面の取組みについて(PDF:1,820KB)
09 報告4 報告資料4-1 医療介護総合確保促進法に基づく令和4年度神奈川県計画(医療分)策定の概要について(PDF:1,492KB)
10 報告4 報告資料4-2 医療介護総合確保促進法に基づく神奈川県計画(R4年度分)医療分事業(案)一覧(PDF:432KB)
11 報告4 報告資料4-3 平成27年度~令和3年度の国財源における活用事業の事後評価について(PDF:226KB)
12 報告5 報告資料5 湘南西部地域における病床の取扱いについて(PDF:1,952KB)
13 報告6 報告資料6 医師の働き方改革に係る特例水準の指定について(PDF:1,244KB)
電話 045-210-4869
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部医療企画課です。