令和3年春のヒノキ花粉飛散量は少ない
令和2年度県内ヒノキ雄花の着花量調査結果まとまる

掲載日:2021年1月15日
2021年01月15日
記者発表資料
(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)

自然環境保全センター(厚木市七沢)では、スギに引き続き、令和3年春のヒノキ花粉飛散量を予測するため、県内のヒノキ林40箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめました。

1 調査結果の概要

今回の調査では、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は34.6点となりました。この値は、昨年の33.2点をわずかに上回ったものの、過去9年間の平均44.0点を下回り、調査を始めてから4番目に低い順位になっています(図1)。
ヒノキは夏が冷夏であると雄花の着花量は少なくなる傾向にあります。令和2年夏は7月は冷夏、8月は猛暑でしたが7-8月の日照時間は平年よりやや低い値を示し、結果的に少ない雄花量となりました。
今回の調査結果から、令和3年春の花粉飛散量は、昨年(令和2年春)と比べるとわずかに増えるものの、例年より少ないと予想されます。

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2 調査の概要

(1)調査期間 令和2年12月4日から同月10日まで

(2)調査地 県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計40箇所を調査しました。

地域 調査地 箇所数
県北部 相模原市緑区 8箇所
県央・湘南部 厚木市、秦野市、伊勢原市、清川村 9箇所
県北西部 南足柄市、松田町、山北町 9箇所
県西部 小田原市、箱根町 14箇所

(3)調査方法
各調査箇所のヒノキ林において見通しのよい10本を調査木とし、双眼鏡又は望遠鏡等を用いて、1本ごとに着花状況を観察して次の6ランク区分により点数化し、その合計値(100点満点)を各調査林分での着花点数としました。

雄花の着花状況 着花点数
木全体に密度が非常に高く着花が非常に多い 10点
木全体に密度が高く、着花が多い 5点
木全体に着花するが密度が低い、一部の枝に着花が多い 2点
一部の枝に着花するが密度も低く少ない 1点
一部の枝に着花するがまばらで非常に少ない 0点
雄花がほとんどないか着花が認められない 0点

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調査ヒノキ林の状況(厚木市七沢、令和2年12月4日撮影)

この林では着花点数が87点と高く、樹冠全体に雄花がついています。

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調査ヒノキ林の状況(相模原市緑区長竹、令和2年12月4日撮影)

枝先の半円形の部分が雄花です。

 

図4

(参考)ヒノキ花粉(光学顕微鏡により撮影)

大きさは0.03mmほどでスギ花粉より一回り小さく、ヒノキ雄花1つに約20万個の花粉が形成されます。

3 参考資料

問合せ先

神奈川県自然環境保全センター

研究企画部長 羽太(はぶと) 電話046-248-0323(内線202)

研究連携課長 倉野 電話046-248-0321

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