令和2年春のヒノキ花粉飛散量は少ない
令和元年度県内ヒノキ雄花の着花量調査結果まとまる

掲載日:2020年1月16日
2020年01月16日
記者発表資料
(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)

自然環境保全センター(厚木市七沢)では、令和2年春のヒノキ花粉飛散量を予測するため、県内のヒノキ林40箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめました。

1 調査結果の概要

今回の調査では、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は33.2点となり、昨年度の28.1点(平成30年12月調査)を僅かに上回ったものの、本調査開始から8年間で2番目の低さです(図1)。
ヒノキは夏が猛暑であると雄花の着花量は増える傾向にあります。また、結実が多いと次期の雄花の着花量は減る傾向にあります。令和元年の夏は日照時間の少ない冷夏であったため、雄花の着花量は減少したと推定されます。
今回の調査結果から、令和2年春の花粉飛散量は、昨年(平成31年春)と比べるとやや増えるものの、例年に比べ少ない花粉飛散になると予想されます。

図1

2 調査の概要

(1)調査期間 令和元年12月3日から同月11日まで

(2)調査地 県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計40箇所を調査しました。

地域 調査地 箇所数
県北部 相模原市緑区 8箇所
県央・湘南部 厚木市、秦野市、伊勢原市、清川村 9箇所
県北西部 南足柄市、松田町、山北町 9箇所
県西部 小田原市、箱根町 14箇所

(3)調査方法
各調査箇所のヒノキ林において見通しのよい10本を調査木とし、双眼鏡又は望遠鏡等を用いて、1本ごとに着花状況を観察して次の6ランク区分により点数化し、その合計値(100点満点)を各調査林分での着花点数としました。

雄花の着花状況 着花点数
木全体に密度が非常に高く着花が非常に多い 10点
木全体に密度が高く、着花が多い 5点
木全体に着花するが密度が低い、一部の枝に着花が多い 2点
一部の枝に着花するが密度も低く少ない 1点
一部の枝に着花するがまばらで非常に少ない 0点
雄花がほとんどないか着花が認められない 0点

図2

調査ヒノキ林の状況(山北町中川、令和元年12月4日撮影)

この林では着花点数が65点で比較的よく着花しています。

図2

調査ヒノキ林の状況(南足柄市内山、令和元年12月4日撮影)

枝先の灰色がかった部分が雄花です。

 

図4

(参考)ヒノキ花粉(光学顕微鏡により撮影)

大きさは0.03mmほどでスギ花粉より一回り小さく、ヒノキ雄花1つに約20万個の花粉が形成されます。

3 参考資料

問合せ先

神奈川県自然環境保全センター

研究企画部長 羽太(はぶと) 電話046-248-0323

研究連携課長 倉野 電話046-248-0321

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