平成31年春のヒノキ花粉飛散量は少ない
平成30年度県内ヒノキ雄花の着花量調査結果まとまる

掲載日:2019年1月25日
2019年01月25日
記者発表資料
(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)

自然環境保全センター(厚木市七沢)では、平成31年春のヒノキ花粉飛散量を予測するため、県内のヒノキ林40箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめました。

調査結果の概要

今回の調査では、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は28.1点となり、昨年度の80.8点(平成29年12月調査)を大きく下回りました。本調査開始から7年間の平均値は46.9点で、今回の調査結果は、7年間で最も低くなっています(図1)。
ヒノキは夏が猛暑であると次期の雄花の着花量は増える傾向にあります。また、結実が多いと次期の雄花の着花量は減る傾向にあります。平成30年の夏は猛暑で着花量が多くなる気象条件でしたが、結実が多かったことが原因となって、雄花の着花量は減少したと推定されます。
今回の調査結果から、平成31年春の花粉飛散量は、昨年(平成30年春)と比べると大きく減少し、過去7年間で最少になると予想されます。

図1

調査の概要

1 調査期間 平成30年12月2日から同月19日まで

2 調査地 県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計40箇所を調査しました。

地域 調査地 箇所数
県北部 相模原市緑区 8箇所
県央・湘南部 厚木市、秦野市、伊勢原市、清川村 9箇所
県北西部 南足柄市、松田町、山北町 9箇所
県西部 小田原市、箱根町 14箇所

3 調査方法
各調査箇所のヒノキ林において見通しのよい10本を調査木とし、双眼鏡又は望遠鏡等を用いて、次の6ランク区分により、1本ごとに着花状況を観察して点数化し、その合計値(100点満点)を各調査林分での着花点数としました。

雄花の着花状況 着花点数
木全体に密度が非常に高く着花が非常に多い 10点
木全体に密度が高く、着花が多い 5点
木全体に着花するが密度が低い、一部の枝に着花が多い 2点
一部の枝に着花するが密度も低く少ない 1点
一部の枝に着花するがまばらで非常に少ない 0点
雄花がほとんどないか着花が認められない 0点

調査ヒノキ林の状況

調査ヒノキ林の状況(厚木市七沢、平成30年12月7日撮影)

この林では昨年の着花点数が95点でしたが、今年は38点と減少しています。

調査ヒノキ林の状況

調査ヒノキ林の状況(南足柄市弘西寺、平成30年12月12日撮影)

枝先の灰色がかった部分が雄花です。

ヒノキ花粉

(参考)ヒノキ花粉(光学顕微鏡により撮影)

大きさは0.03mmほどでスギ花粉より一回り小さく、ヒノキ雄花1つに約20万個の花粉が形成されます。

参考資料

問合せ先

神奈川県自然環境保全センター

研究連携課長 倉野 電話046-248-0321

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