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更新日:2021年1月29日
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5月から8月頃にかけて、多くの鳥が繁殖期を迎え、巣をつくり、卵を産み、ヒナを育てます。
スズメやヒヨドリのような身近に見かける鳥たちはふ化後10日から2週間程度で巣立ちますが、すぐに自立するわけでなく、しばらくは親と過ごし、生きていくのに必要なさまざまなことを学びます。
このような巣立ったばかりのヒナを「巣立ちビナ」といいます。
食べ物のこと どんなものが食べられるか、どうやってとるのかなど、親鳥を見ながら覚えていきます。 |
飛ぶ練習 最初はうまく飛べません。親鳥に誘導され、だんだん長く飛べるようになります。 |
キケンなこと 天敵のことや、身を守る術を学びます。 |
コミュニケーション 仲間とのコミュニケーションの方法も学びます。 |
巣立ちビナはうまく飛べずに地面におりて休憩していたり、親鳥がエサを運んでくるのを待っていたりすることがあります。このとき、迷子やケガをしていると間違えられて保護されてしまうことがあります。
しかし、親鳥はすぐ近くでヒナの様子を見ています。保護すると親鳥と引き離すことになってしまい、飛び方やエサのとり方を学ぶ機会がなくなってしまいます。
しばらく鳥の様子を観察し、鳴いたり、動いたりして元気なようであればそのままにしておいてください。
このような鳥は巣立ちビナである可能性があります。
種名 | 巣立ちビナ | 成鳥 |
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スズメ | ![]() |
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ツバメ | ![]() |
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メジロ | ![]() |
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ヒヨドリ | ![]() |
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ハクセキレイ | ![]() |
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ウグイス | ![]() |
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シジュウカラ | ![]() |
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