更新日:2021年1月21日

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外来生物リストについて

丹沢大山の外来生物リストについて

方針

神奈川県もしくは国内に定着している外来生物の中から、生態系への影響度合いが大きく、防除対応の可能性があり、丹沢大山地域にすでに侵入もしくは侵入の可能性が高い種を、「丹沢大山地域の生態系に特に影響を与えるおそれのある外来生物」として抽出し、リストに掲載することとした。なお、現時点では丹沢大山地域で確認記録がない種でも、近い将来、本地域に侵入・定着して生態系に大きな影響を与える可能性の高い種は、リスト掲載の対象とすることとした。また、丹沢大山地域の生態系への影響の度合いが小さい種や、対策が不可能な種は、リスト掲載の対象から除外することとした。

リストには、種名や原産地のほか「丹沢大山地域での確認状況・地域の生態系への影響度合い・対応方法」の3つの観点からの整理区分、県内における分布、丹沢大山への影響、主な防除方法等を記載する。

なお、今後、本リストはモニタリング等の情報により、丹沢大山自然再生委員会の助言指導のもとで必要に応じて見直しを行うこととする。


検討体制

 

羽山伸一 日本獣医生命科学大学 准教授 [座長]
羽澄俊裕 株式会社野生動物保護管理事務所 代表取締役
吉田剛司 酪農学園大学 准教授
鈴木 透 酪農学園大学 助手
秋山幸也 相模原市立博物館 学芸員
高桑正敏 神奈川県立生命の星・地球博物館 学芸部長
勝山輝男 神奈川県立生命の星・地球博物館 専門学芸員
勝呂尚之 水産技術センター内水面試験場 主任研究員
神奈川県環境農政部緑政課
神奈川県自然環境保全センター
財団法人自然環境研究センター

 


対象とする生物の分類群

環境省における外来生物対策と同様に、以下の分類群ごとに「リスト」を作成した。
哺乳類  鳥類  爬虫類  両生類  魚類  昆虫類  その他無脊椎動物  植物


丹沢大山の外来生物の区分について

リストアップにあたっては、まず国内に定着している外来生物、神奈川県に定着している外来生物をリスト化した。次に、それらの外来生物を「本地域での確認状況」、「生態系への影響度合い」、「対応方法に関する区分」の3つの観点から以下のとおり区分し、「外来生物リストの整理にあたっての区分表」に整理した。

丹沢大山地域での確認状況

  1. 既確認:丹沢大山地域で出現記録がある。(定着を含む。)
  2. 侵入のおそれあり:丹沢大山地域では出現記録が無いが、周辺地域に分布するなど、今後侵入・定着するおそれが高い。
  3. 1・2以外:丹沢大山地域では出現記録が無く、今後その可能性も少ない。(c.についてはリストに掲載しない)

    注)丹沢大山地域とは丹沢大山自然再生計画の対象地域8市町村(相模原市津久井町、秦野市、厚木市、伊勢原市、松田町、山北町、愛川町、清川村)とする。

    ただし、農耕地、市街地は対象から除く。また、植物については既知の侵入・定着済みの種が多すぎるため、丹沢の主要部(標高1,000m以上の範囲)での確認状況とし、具体的には丹沢大山総合調査において整備されたデータベース上で標高1,000m以上において確認された種をピックアップした。

丹沢大山地域の生態系への影響度合い

  1. 丹沢大山地域の生態系に大きな影響がある、またはその可能性が高いもの。
  2. 丹沢大山地域の生態系への影響が懸念されるもの。
  3. 丹沢大山地域の生態系への影響の度合いが比較的小さい、または不明のもの。(III.については、リストに掲載しない。)

対応方法に関する区分

  1. 有効な防除対策有り:
    現在、その種の根絶、または生態系に重大な影響を与えない程度の生息密度へ低減するのに有効と思われる何らかの防除手法等がある。

  2. 要防除手法開発:
    現在、その種の根絶、または生態系に重大な影響を与えない程度の生息密度へ低減するのに有効と思われる防除手法がない。今後、防除手法の検討が必要。

  3. 対応困難:対策は不可能。もしくは対応方法不明。(3.についてはリストに掲載しない)


外来生物リストの整理にあたっての区分表

1.丹沢大山地域への侵入を確認済み

侵入確認済一覧

2.丹沢大山地域への侵入は未確認

侵入未確認一覧

-:本リストの目的から、今回のリストにおいては対象外とする。

区分別の対応

上記の整理の結果、表内の各区分において以下のような対応が考えられる。

区分別対応表

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