横浜南陵高等学校健康福祉棟

本高校は県立高校改革推進計画に基づく横浜日野高校と野庭高校の統合に伴い、横浜日野高校敷地で新たに「横浜南陵高等学校」として平成15年度に開校したところです。
本校の特色は、普通科における特色ある教育内容を提供する専門コースとして、健康と福祉を融合した分野を深く学ぶことが可能な健康福祉コースを設置し、個性・適性の伸張を目指す教育を展開することを目的に建設したものです。内部には介護に関する知識や技術を学ぶための福祉実習室及び福祉学習室、健康増進保持や体力向上のトレーニング方法を学ぶためのスポーツ科学実習室、スポーツ栄養学や食品・調理について学ぶための健康科学学習室を配置しました。
設計・施工にあたっては、設計者と監理者が異なったことによる設計意図の伝達、施工図等の承認及び図面等、内容相違の調整などに多大なエネルギーを費やしましたが、施工上の安全対策を十分に配慮するとともに、隣家及び既存の擁壁に影響を及ぼさないよう万全の注意を払いながら関係者の努力により無事完成に至った次第です。