更新日:2024年8月22日

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保土ケ谷公園野球場・サッカー場

保土ケ谷公園野球場・サッカー場改修工事に関するページ

県立保土ケ谷公園は各種スポーツ施設を中心とした公園として、広く県民に親しまれています。特に硬式野球場は、県内高校野球のメッカとして長い歴史を守り育て、アマチュアの利用を主体とした球場として公園内のスポーツ施設の中でも核となる施設ですが、経年による施設の老朽化、機能の低下、美観の劣化等による利用面・管理面での不都合が生じ、時代のニーズに応えるべく「開かれた施設」として改築されました。
野球場は公園の西側端部に位置し、南南西-北北東を軸として内野スタンドを南側に配置し、外野スタンドの地形を既存のまま残す条件から、ダイヤモンドを既存にあわせて両翼を95mに延長しました。また、内野スタンドを大きく4つのゾーンに分けて大会時の混乱を防ぐとともに、各ゾーンの単独使用も可能としました。
外観はスタンドを支えるリズミカルな列柱が組積造のような力強さを感じさせ、そこから伸びるダイナミックなフレームに軽やかな屋根を乗せて、夏場の強い日ざしから観客を守っています。
サッカー場についても、建設後20年を経過した施設の老朽化が目立ち始めたため、保土ケ谷公園再整備事業の一環として改築されました。
外観は港ヨコハマと、Jリーグ発足によるサッカーブームの勢いをイメージした「波」をモチーフにデザインされており、ステンレス製の金属屋根と鉄筋コンクリート造の外壁面にそれは現れています。
設計に際して求められた施設の役割は、公園内の施設としての憩いの場であること、風致地区内の施設として緑を確保したやすらぎの空間であることが挙げられますが、周辺のスポーツ施設同様、現在も県民に親しまれて利用されている現状から、それらの役割を果たしていることがうかがえます。

所在地 横浜市保土ケ谷区花見台
工事区分 改修工事
構造・規模 野球場 鉄筋コンクリート造・地上3階
スコアボード 鉄骨造・地上4階
サッカー場 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)・地上2階
建築面積 野球場 5,527.66平方メートル
スコアボード 58.05平方メートル
サッカー場 544.28平方メートル
延床面積 野球場 11,863.79平方メートル
スコアボード 112.60平方メートル
サッカー場 623.42平方メートル
工期 野球場 平成6年12月から平成8年12月
スコアボード 平成7年12月から平成8年10月
サッカー場 平成8年11月から平成9年6月
設計監理 野球場 株式会社東畑建築事務所
スコアボード 直営
サッカー場 株式会社創建計画事務所
施工

野球場

建築 戸田建設・三木組 特定建設工事共同企業体
電気 弘電社・東京電機 特定建設工事共同企業体
衛生 興信工業株式会社
昇降機 株式会社東芝神奈川支社

スコアボード

建築 株式会社三木組
スコアボード表示装置 東芝ライテック株式会社
サッカー場

建築 株式会社三澤工務店
電気 小山電気
衛生 南海工業株式会社

 

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