更新日:2023年7月24日

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秦野戸川公園パークセンター

秦野戸川公園パークセンター新築工事に関するページ

大倉バス停前に位置するA棟は、「花の山里-ファームホリデー」をテーマとして整備された県立秦野戸川公園の中核的な公園施設として、また公園の利用拠点として建設されました。公園の案内施設としてのビジターセンター的役割、公園入口に立つシンボル的性格及びバス停が塔ノ岳、鍋割山の登山口となっていることから、登山者の休憩施設としての役割等を合わせ持っています。
施設内部の展示室では、丹沢の自然と歴史、登山の歴史、秦野戸川公園の自然等を展示・紹介するだけでなく、その一角に「森の劇場」を設け、ジオラマと映像による展示も行っています。
外観は、寄せ棟屋根の管理棟と方形の展示棟からなり、丹沢の山並みをイメージし、自然石による外装を取り入れて自然景観及び風の吊橋との調和を図るとともに、2階ルーフバルコニーの格子状の木製手摺りは、ヨーロッパの農家をイメージして設計を行ったものです。
一方、B棟は丹沢登山訓練所の老朽化による建て替えと、平成10年に行われた「かながわゆめ国体」で秦野戸川公園が登山競技の会場となったことから、生涯スポーツとしての「山岳スポーツ」の振興のために建設されました。
配置・平面計画としては敷地内の段差(3.5m)を考慮して、高い西側部分に玄関事務・研修部門を配置し、道路との高低差を極力なくし、低い東側部分に宿泊部門を配置し、建物機能の明確化を図っています。
外観は壁に天然木板を鎧下見板張りとし、時を経るに従って自然環境に馴染むように心がけ、屋根は大小の切妻を重ね合わせたような形状をしており、色彩も周囲に調和したものとなっています。全体的に山小屋のような味わい深い雰囲気のある建物に仕上がっています。

所在地 秦野市堀山下1513
工事区分 新築工事
構造・規模 A棟 鉄筋コンクリート造・地上2階
B棟 木造・地上2階
建築面積 A棟 901.83平方メートル
延床面積 A棟 997.88平方メートル
B棟 627.00平方メートル
工期 A棟 平成8年5月から平成9年3月
B棟 平成8年6月から平成9年3月
工事費総額 A棟 404,589千円
B棟 216,094千円
設計監理 直営
施工 A棟
建築 株式会社関野建設
電気 株式会社北村電気
衛生 有限会社渋谷商店
空調 飯沼設備工業株式会社
昇降機 守谷輸送機工業株式会社
B棟
建築 株式会社村上建設
電気 株式会社昭光
衛生 富士設備
 

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