光陵高校特別教棟

 

昭和47年に建築された光陵高校の特別教棟は、耐震診断の結果において、補強が必要と診断されたため、耐震補強工事を行うとともに、建物の老朽化対策工事を行いました。桁行方向については、K型鉄骨ブレースを主体とした強度補強を行うとともに、極脆性柱の解消のためのスリット工事を、梁間方向については、軸耐力が不足している柱に鋼板巻き立て補強を行うとともに、3階の視聴覚室は鉄骨屋根の荷重伝達が不足していることから、外付けの水平トラスによる補強を行いました。この鉄骨ブレース及び水平トラスを外付けとすることで外壁・内装周りの撤去・新設を最小限とした工事を行うことができました。また、外壁や屋上防水の改修のほか、各階のトイレを乾式のトイレに改修する工事を併せて行いました。

所在地	横浜市保土ヶ谷区権太坂1ー7ー1
工事区分	改修工事
構造・規模	鉄筋コンクリート造・4階
建築面積	1,667平方メートル
延床面積	5,056平方メートル
工期	令和2年11月から令和3年12月
工事費総額	551,914千円
設計監理	株式会社伊藤建築設計研究室
施工	建築：大洋建設株式会社 衛生：株式会社ビオン工業 電気：株式会社キャット

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