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初期公開日:2025年11月19日更新日:2025年11月19日

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全国初!多頭飼育崩壊の未然防止に向けてペットリエゾン(訪問型動物相談支援員)が始動します
-ペットのいのちも輝く神奈川の実現に向けて-

2025年11月19日
記者発表資料

県では、全国初の取組としてペットリエゾン(注記)が積極的に福祉関係機関を訪問し、ケースワーカーなどから福祉的な支援を必要とする方のペットに関する情報を聞き取り、適切な飼い方のサポートをすることで、多頭飼育崩壊の未然防止に繋げていきます。なお、この取組は、令和6年12月に開催した「黒岩知事と当事者とのオンライン対話」における提案を踏まえて、事業化しました。
(注記)「ペット」と「リエゾン」(フランス語で橋渡しの意味で使われる)をかけ合わせた造語

1 ペットリエゾンとは

ケースワーカーなど福祉関係機関の方が直面している、「福祉的な支援を必要とする方でペットに関する困りごとがあるケース」をサポートする専任の獣医師です。

2 目的

福祉関係機関では、地域住民からの相談に応じる際にペットに関する困りごとに直面することもあり、飼い主に対して動物愛護管理の観点からの支援が必要な場合があります。

そこで、ペットリエゾンが福祉関係機関を積極的に訪問して、ペットに関する問題の解決をサポートし、不適正な飼育や多頭飼育崩壊等の未然防止を図ります。

<ペットに関する困りごとの相談例>

〇支援対象者宅を訪問する度に犬や猫が増えている。

〇ペットの飼育環境が不衛生になっている。

〇ペットがいることを理由に、入院・施設入所・転居を拒んでいる。

3 訪問先

県内(横浜市・川崎市・相模原市及び横須賀市を除く)の地域包括支援センター、社会福祉協議会、県保健福祉事務所福祉主管課、市町村福祉主管課等の福祉関係機関

4 訪問開始日

令和7年11月19日

5 訪問先での実施内容

ペットに関する困りごとの相談に対して、ペットリエゾンが事案毎に改善策を考え、飼い主への助言等の支援をします。また、必要に応じてペットシッターなどのペット関連事業者への橋渡しを行い、問題解決をサポートします。

令和7年度は先行して県西地域で活動し、令和8年度以降は対象地域を広げていきます。

問合せ先

神奈川県健康医療局生活衛生部

動物愛護担当課長 石川 電話045-210-4932
生活衛生課動物愛護グループ 遠藤 電話045-210-4947

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。