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更新日:2023年6月6日

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食中毒の発生について

2023年05月23日
記者発表資料
(県政・厚木記者クラブ同時発表)

 5月23日(火曜日)、愛甲郡愛川町内のスーパーマーケットから「5月20日(土曜日)に購入した刺身を喫食した客から、腹痛の症状を呈し、5月23日(火曜日)に医療機関で胃から寄生虫(アニサキス)が摘出されたとの申し出があった。」旨の連絡が、厚木保健福祉事務所にありました。
 当保健福祉事務所で調査を行ったところ、原因と考えられた食品は当該スーパーマーケットで購入した刺身だけであること、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、本日、この施設が販売した刺身を原因とする食中毒と決定しました。

1 摂食者数

1名(男性:1名)(調査中)

2 患者数

1名(男性:1名)(調査中)

3 入院者数

0名

4 初発日時

5月21日(日曜日) 17時頃(調査中)

5 主な症状

腹痛

6 原因施設

名 称 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
営業者 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
業 種 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
所在地 愛甲郡愛川町(所在地詳細は、健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。)

7 原因食品

真いわしお造り(刺身)

8 病因物質

アニサキス

9 措置

原因施設に対して、5月23日(火曜日)から5月24日(水曜日)まで営業停止

本件については、健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき、修正している箇所がありますので、記者発表時の内容をお知りになりたい方は、問合せ先までご連絡ください。


県民の皆さんへ

アニサキスとは

 海産魚介類に寄生する寄生虫の一種です。
 アニサキスが寄生している海産魚介類を生食することにより、アニサキスの幼虫がヒトの胃腸壁に侵入し、アニサキス症がおきます。
 わが国では、サバの生食によるものが最も多く、その他、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどが感染源となることがあります。また最近では、カツオによるものが増加している傾向にあります。刺身の他、酢漬け、しょうゆ漬け、にぎりずしなどで感染する場合が多いとされています。
 潜伏時間:早いもので1時間、遅いもので36時間、約70%が8時間以内に発症
 主な症状:みぞおち部分の痛み、悪心、嘔吐等
腹部を絞りあげるような痛みに周期的に襲われるところが特徴

予防のポイント

1 加熱処理をするとアニサキスは死滅するので、十分加熱しましょう。
2 アニサキスは魚の内臓から筋肉にも移行するので、魚を調理する際には早めに内臓を除去しましょう。
3 アニサキスは傷を受けると死滅するので、細かく切ることも予防になります。

神奈川県の食中毒発生状況(本日発表の1件を含む)

 

 

件 数

患 者 数

死 者 数

令和5年1月1日~令和5年5月23日 20時

34件

 110名

0名

令和4年同期

16件

 292名

0名

令和4年(1月~12月)(速報値)

 68件

526名

0名

 

(問合せ先)

神奈川県厚木保健福祉事務所
食品衛生課長 青山 電話 046-224-1111 内線3255
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 土肥 電話 045-210-4930
食品衛生グループ 植村 電話 045-210-4940

 

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。