ツブ貝による食中毒の発生に伴う注意喚起について

掲載日:2018年4月23日
2018年04月23日
記者発表資料
(県政・厚木記者クラブ同時発表)

 4月17日(火曜日)、座間市内の住民から、「スーパーで購入したツブ貝(生の殻付き)を自宅で調理し、喫食したところ、体調不良となり、救急搬送された。」旨の連絡が厚木保健福祉事務所にありました。
 当保健福祉事務所で調査を行ったところ、ツブ貝の種類がエゾボラと確認されたこと、患者の症状がテトラミンの中毒症状と一致していること、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、4月20日(金曜日)、このツブ貝を原因とする食中毒と決定しました。
 本事例は家庭での調理に伴う食中毒ですが、広く注意喚起を行うために公表するものです。

1 摂食者数

1名(女性:1名)(調査中)

2 患者数

1名(女性:1名)(調査中)

3 入院者数

1名(女性:1名)4月18日に退院しています。

4 主な症状

眼症状(物が見えにくくなる)、口の麻痺、嘔吐、腹痛など

5 原因施設

家庭

6 原因食品

自宅で調理(塩ゆで)したツブ貝(エゾボラ)
※テトラミンがある唾液腺を除去せず調理したため

7 病因物質

テトラミン(推定)

ツブ貝のだ液腺にはテトラミンという有害物質が含まれていることが多く、テトラミンは、熱に強く、煮ても毒性がなくなりません。

よって、必ず、調理する前にはだ液腺を完全に除去しましょう。
だ液腺の詳しい除去方法については、神奈川県のホームページをご参照ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/e8z/cnt/f6576/p21920.html

 

 


県民の皆さんへ

巻貝による食中毒に注意しましょう

 巻貝の中には、有毒な物質を持ち、食べると食中毒を起こすものがあります。
 その中でも通称「ツブ貝」と呼ばれる、エゾバイ科エゾボラ属に属するヒメエゾボラやエゾバイ属に属するスルガバイなどのだ液腺には、「テトラミン」という有毒物質が含まれています。


テトラミンとは

 巻貝のだ液腺に含まれる有毒物質のことで、熱に強く、煮ても毒性がなくならないので、「加熱してあるから大丈夫!」は間違いです。
 だ液腺を除去せずに食べると、食後30分から1時間で、激しい頭痛、めまい、視覚障害などの症状が現れますが、ほとんどの場合、数時間で回復します。

予防のポイント

テトラミンは、だ液腺に含まれていますので、必ず、調理する前に除去しましょう。


だ液腺の除去方法

ツブ貝の写真 1 貝から身を取り出し、内臓と肉を切断する。

貝の中身を取り出して切るところ 2 貝のフタを下にして切り口を入れ開く。

開いた身に唾液腺がついているところ 3 だ液腺を確認し、取り出す。

唾液腺を取り出したところ 4 肉にだ液腺が残っていないか確かめ、十分水洗いしてから調理する。


神奈川県の食中毒発生状況(本日発表の1件を含む)

 

件 数

患 者 数

死 者 数

平成30年1月1日から4月23日 10時

20件

 257名

0名

平成29年同期

17件

 147名

0名

平成29年(1月から12月)

 63件

444名

0名

 

(問合せ先)

神奈川県厚木保健福祉事務所生活衛生部食品衛生課
課長 河井 電話 046-224-1111 内線3255
副技幹小沢 電話 046-224-1111 内線3256
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 加藤 電話 045-210-4930
食品衛生グループ 松永 電話 045-210-4940