神奈川県食の安全・安心審議会平成29年度第1回審議結果

掲載日:2018年3月25日

[様式3]審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県食の安全・安心審議会

開催日時

平成29年7月12日(水曜日)14時00分から15時30分

開催場所

県本庁舎大会議場

出席者

(会長)西島 基弘委員、

(副会長)岡部 とし子委員、

上野 伸子委員、

林 義亮委員、

吉田 啓子委員、

倉迫 豊委員、

小嶋 昇一委員、

二宮 務委員、

森田 利海委員、

鳥羽 茂委員、

平野 眞由美委員、

丸山 善弘委員、

柳田 瑩子委員

(※氏名の表記の一部に、常用漢字を代用しています。)

次回開催予定日

平成30年2月

所属名、担当者名

生活衛生課食品衛生グループ 梶川、宮崎
電話 045-210-4940
ファクシミリ 045-210-8864 

掲載形式

議事録全文

議事概要とした理由

 

審議(会議)経過

  • 事務局(廣武生活衛生課長)

本日はお忙しいところありがとうございます。定刻よりやや早めですが、本日出席予定の委員の皆様がお揃いですので、これより、平成29年度第1回神奈川県食の安全・安心審議会を開催します。神奈川県食の安全・安心推進会議幹事会で幹事長を務めています、生活衛生課長の廣武です。本日、全体の進行役を務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。今回、委員の皆様方の席にはマイクを設置しています。ご発言の際は、特段の操作は不要ですが、マイクに近づいてご発言をいただきますよう、よろしくお願いいたします。審議会の開会にあたり、本来であれば、神奈川県食の安全・安心推進会議座長の首藤副知事からご挨拶を申し上げるところですが、所用により出席できませんので、神奈川県保健福祉局生活衛生部長の梶木からご挨拶を申し上げます。

  • 梶木生活衛生部長

こんにちは。生活衛生部長の梶木です。委員の皆様には、大変お忙しい中、平成29年度第1回神奈川県食の安全・安心審議会にご出席いただき、ありがとうございます。まず、最近の食に関する話題について、ちょっと振り返りたいと思います。きざみのりを原因とした、学校給食で大規模なノロウイルスの食中毒の発生、また、蜂蜜による、乳児ボツリヌス症による死亡事例、さらには、相次ぐ食品の異物混入事件など、様々な出来事がありました。また、この4月には、平成13年にBSEの全頭検査を開始してから16年が経過して、健康な牛の検査を廃止するという、国内の管理体制の大きな見直しがありました。食は私たちの生活の根幹であり、食の安全・安心の確保という重要な責務を担う行政の立場として、ますます気を引き締めていかなければならないと受けとめているところです。さて、本日の議題は、「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第3次)」に基づく「かながわ食の安全・安心行動計画(平成28年度版)」の実施結果についてご意見を伺い、食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例の概要について、ご報告することとしています。委員の皆様には忌憚のないご意見、ご助言をいただくとともに、本県の食の安全・安心の確保の推進にお力添えをいただきますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 事務局(廣武生活衛生課長)

神奈川県食の安全・安心審議会規則第5条第2項により、本審議会の定足数は過半数となっています。本日は、15名の委員のうち、13名の方々にご出席をいただいていますので、定足数を満たしていることをご報告します。なお、篠原委員、樋爪委員から、本日は所用により、欠席する旨のご連絡をいただいています。本日の会議は、県の附属機関等の設置及び会議公開等運営に関する要綱に基づき、会議及び会議記録については公開となっています。なお、本日傍聴者はございません。続きまして、本日の内容について簡単にご説明をします。次第にありますが、本日ご審議をいただきます議題が1題、報告事項が1題です。議題は「かながわ食の安全・安心行動計画(平成28年度版)」の実施結果についてです。第3次指針では、平成28年度から30年度までの3年間の目標を掲げています。この指針に基づく単年度毎に定めている行動計画の取組み結果について、ご意見をいただくものです。また報告事項である「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例の概要」について、ご意見をいただくこととしています。次に、資料の確認をお願いします。

  • 事務局(宮崎グループリーダー)

生活衛生課食品衛生グループの宮崎です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。本日の資料ですが、次第と併せて、委員の皆様に事前にご検討いただきますよう、7月4日付けで送付をさせていただいています。資料1としまして、「かながわ食の安全・安心行動計画(平成28年度版)実施結果について」、資料2としまして、「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例の概要について」、参考資料1としまして、「神奈川県食の安全・安心審議会規則及び傍聴要領」、参考資料2としまして、「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第3次)」、以上4点の資料をお送りしています。また、本日、各委員の皆さまの机上に、フラットファイルに閉じこんだ資料として、神奈川県食の安全・安心の確保推進条例と規則を配布していますので、審議の際にご参考にしていただければと思います。なお、フラットファイルについては、次回以降も使用させていただきたいと思いますので、お持ち帰りにならず、お席に置いておいていただければと思います。以上です。

  • 事務局(廣武生活衛生課長)

資料に不足しているもの等はございませんか。もし途中で気づくことがあれば、お申し出をいただきたいと思います。それでは、これ以降の進行については、西島会長にお願いしたいと思います。西島会長、よろしくお願いいたします。

  • 西島会長

よろしくお願いします。積極的にご意見をいただけたらと思います。本日の進行ですが、「かながわ食の安全・安心行動計画(平成28年度版)」の実施結果について、事務局から説明いただいた後にご意見をいただきたいと思います。それでは事務局から資料の説明をお願いいたします。

  • 事務局(梶川技幹)

生活衛生課の梶川です。よろしくお願いいたします。資料1をご覧ください。これは、「かながわ食の安全・安心行動計画(平成28年度版)」の実施結果です。

1ページをご覧ください。「生産から販売に至る各段階における助言・指導等の推進」のうち、「生産段階」における「1生産者等における自主管理の促進」については、「(1)「農業者の自主管理の促進」、2ページの「(2)畜産農家の自主管理の促進」、「(3)漁業者等の自主管理の促進」、これらに係る取組みは、いずれも着実に進められています。

3ページから5ページですが、こちらは「2生産者等に対する指導等の実施」における、「(1)農業者等に対する指導等の実施」、「(2)畜産農家等に対する指導等の実施」、4ページの「(3)漁業者等に対する指導等の実施」、そして5ページ、「(4)農林畜水産物等の放射性物質検査及び指導の実施」、これらについては、いずれも着実に進められています。また、放射性物質検査の結果は、食品衛生法の基準を超えたものはありませんでした。

6ページをご覧ください。「3生産段階における助言・指導等に係る人材育成及び調査研究」の、「(1)農業者等に対する助言・指導等に係る人材育成」については、計画が30人のところ、実績は28人となっています。これは研修の受講者数は計画を上回っていましたが、試験の結果、認定者数が28人にとどまったものです。「(2)畜産農家等に対する助言・指導等に係る人材育成」、また、「(3)漁業者等に対する助言・指導等に係る人材育成」、「(4)食の安全・安心に配慮した農畜水産物の生産技術等の調査研究」を行う取組みについては、いずれも着実に進められています。

8ページをご覧ください。「4遺伝子組換え作物との交雑の防止等について」は、着実に進められています。

9ページの「生産から販売に至る各段階における助言・指導等の推進」のうち、「製造・輸入・調理・販売段階」の結果です。「5食品営業者等における自主管理の促進」の「(1)食品営業施設等における自主管理の促進」における、食品衛生責任者等衛生講習会の実施については、計画が320回のところ、311回という結果でした。これは、依頼講習の回数が減少したことにより、計画数を下回る結果となったものです。このほかの自主管理の促進については、全般的に着実に進められています。

12ページをご覧ください。「6食品営業者等に対する監視指導等の実施」における「(1)食品営業施設等に対する監視指導」等の取組みに係る実施状況については、ほぼ着実に進められています。

14ページをご覧ください。中程、「(4)流通食品等の抜き取り検査等」については、計画が4,350検体のところ、4,343検体となっています。これは計画策定後に対象としていた営業施設が廃業等したため、計画数を下回る結果となったものです。なお、検査の結果ですが、違反検体数が1件、基準値を超える農薬が検出されたものがありましたが、これ以外の違反はありませんでした。

18ページをご覧ください。「7製造段階等における助言・指導等に係る人材育成及び調査研究」の中の「(1)食品営業者における指導的立場の人材育成」については、食品営業者の団体等の中で、適正な表示を含めた食品衛生全般について、各食品営業者に対して助言と指導ができる人材の育成をするため、講習会を行っています。また、「(2)食品衛生監視員等に対する研修」、「(3)食の安全・安心に関する調査研究」として、食品衛生監視業務に対応できる人材の育成を進めています。

20ページをご覧ください。「8食品表示の適正の確保の推進」においては、「ア相談窓口による対応」、次のイにおいて、食品関連事業者を対象とした、「神奈川県食品の適正表示推進講習会」の開催、またウにおいて、様々な法に基づく「食品表示の指導」、そして21ページをご覧いただきまして、「7食品表示に係る抜き取り検査」、「食品表示ウォッチャー」によるモニタリング。こういった取組みにより、適正表示の啓発については、いずれも着実に進められています。

次に23ページをご覧ください。この23ページから28ページにかけては、本計画の大きな柱の二つ目である「リスクに関する相互理解(リスクコミュニケーション)」の結果について記載しています。「9情報の共有化の推進」の中の「アかながわ食の安全・安心基礎講座等の開催」等の取組みに係る実施状況について記載していますが、外部講師への依頼、また体験型プログラムの実施、利便性の高い駅周辺会場での開催、同日に2回開催するなど、開催内容や資料、開催方法等の工夫をしています。また、食の安全・安心に関する様々な情報を迅速かつ的確に共有するため、情報発信として、ホームページでの様々な紹介をしています。

24ページをご覧ください。こちらには、ホームページのアクセス数等を記載しています。「食の安全・安心」のトップページのアクセス件数は、2つ目の◆、6万1,986件になります。県全体のアクセス件数の算出は困難ですが、県のホームページのトップページのアクセス件数としましては約641万件となりますので、大体、その100分の1程度のアクセス件数となっています。また、昨年に比べましては、1万件ほどの伸びを見ています。また、4つ目の◆ですが、ツイート数は、44件、そしてリツイート数として、フォロワーのアカウントを延べ数として104万8,493件カウントしています。フォロワー数自体は、平成27年度に比べまして、40件増で169件のアカウントとなっています。同じページの中ほど、「エ小学生への食の安全・安心の情報提供」としては、食品の安全性に関する情報について、正しく理解し、考えることができるように、小学生を対象としたホームページを9月から開設しています。9月から今年3月までのアクセス数は、こちらに記載していませんが、1,676件となっています。「オ自主回収情報の公表等」については、食品関連事業者による情報提供を促進するとともに、条例に基づく自主回収の報告制度により報告を受けた自主回収情報について、県民の皆様へ迅速にわかりやすく提供しています。県全体の件数としましては90件となっています。また、同じページの一番下「カe-かなネットアンケートを活用した情報提供」は、7月そして1月に実施しまして、合計319名の方にアンケートへのご協力いただく際、資料をご覧いただいています。

次に25ページ、「キ食品関連事業者の自主的な取組の情報提供」は、平成28年度から始めた取組みです。生産・製造等の現場の公開情報を収集しまして、県のホームページ等で県民の皆様に食品関連事業者の自主的な取組みを通じて、食の信頼の向上につなげるという趣旨で実施しています。今のところ6施設から了解を得てリンクを張って紹介していますが、この他に6施設、今紹介に向けて、調整を進めているところです。「ク食育の推進に関する施策と連携した情報提供」ですが、食育のための食品安全リーフレット「かながわの食品衛生forKIDS」を県内の全小6年生を対象に、配布しています。また、「ケ相談窓口による対応」ですが、「かながわ食の安全・安心相談ダイヤル」、また、「消費生活相談窓口」において相談を受けるとともに、受け付けた相談及び回答の事例をホームページに参考として掲載しています。「コ県内保健所設置市と国の関係機関との情報共有」として、担当者会議等を開催し、情報の共有、意見の交換を行っています。

26ページをご覧ください。「サ県内市町村と連携した情報提供」として、県内市町村にご協力いただきながら、県民の皆様に身近な県内市町村の窓口を通じて、資料を配架する等、食の安全・安心の確保に関する情報提供を行いました。「シ食中毒警報等による注意喚起」は、まず、8月3日から10月28日まで、「食中毒警報の発令」、ここでは、予防啓発用のチラシの配布や食品関連団体に対する予防の徹底の通知、講習会の開催、市町村広報紙等への注意喚起の記事の掲載等を行っています。また、10月31日から3月31日までは、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令し、注意喚起を行っています。

ページをおめくりいただきまして28ページになります。「10関係者による意見交換の促進」においては、「かながわ食の安全・安心キャラバン」を開催しまして、県の施策のうち、県民の関心が高いテーマについてわかりやすく情報提供し、意見交換を行いました。こちらは着実に進められています。また、先ほども申し上げました、「e-かなネットアンケート」ですが、こちらのアンケートを活用した意見募集は、着実に進められています。「ウ県民からの意見・提案の募集」においては、県の施策についての意見や提案を受け付けています。昨年度は、お1人から1項目、ご意見をいただいています。また、この意見については、すでに施策において実施済みのものでした。

次に29ページですが、最後になります。こちらは、この行動計画の実施結果のまとめを掲載したものです。

まず1つ目の丸印のところ、これは、この計画が第3次指針に基づき、平成28年度に実施する具体的な計画として策定したものであることを記載しています。

2つ目の丸印のところ、こちらは、実施項目のうち、目標の数値化をすることが可能なものについて、目標値を掲げて実施した結果、目標数と同等もしくは超えたものについては31項目、全体で91.2%、概ね目標を満たすことができたということになります。また一方、計画数に満たなかった項目は3項目ございました。こちら8.8%。内容については、先ほどご説明申し上げましたとおりです。

3つ目の丸印のところ、指針において重点的な取組みとしている「食品表示の適正の確保の推進」について、相談窓口での対応、関係機関・関係団体と連携した適正表示推進講習会の開催、情報提供等に基づく調査や指導等の実施、抜き取り検査、食品表示ウォッチャーによる店頭でのモニタリング等により、食品表示を確認し、必要に応じて指導、他自治体への通報等を実施しています。

4つ目の丸印のところは、同じく指針において、重点的取組みに位置付けている「リスクコミュニケーションの推進」については、「かながわ食の安全・安心キャラバン」の実施、「食の安全・安心基礎講座」の開催により、県民に対する食の安全性に関する正しい知識の啓発に努めています。また、平成28年度から、県内の大学と連携して、「かながわ食の安全・安心ラボ」を計2回開催し、大学生を中心とした若年層をターゲットとして、食の安全・安心に関する情報提供を行いました。また、こういった催し物で表明された県民の意見は、次年度計画を策定する際の参考とさせていただきました。

5つ目の丸印です。輸入食品の安全性確保の推進については、輸入食品の抜き取り検査を行いまして、残留農薬、食品添加物、細菌検査等の試験検査を実施しました。また、県内保健所設置市及び厚生労働省検疫所と連携して情報交換等を行うとともに、食品等輸入事務所等に対する監視指導や衛生講習会を開催することによって、最新情報の提供、衛生意識の向上を図るなど、輸入食品の安全性確保に努めています。

以上です。ご意見よろしくお願いいたします。

  • 西島会長

ありがとうございました。指針に基づく行動計画ですので、この実施結果について審議会から意見を述べたいと思います。ご意見をお願いいたします。この資料はあらかじめお配りいただいておりますので、もう目を通していただいていると思います。丸山委員どうぞ。

  • 丸山委員

資料を読ませていただいて、他の都道府県と比べても神奈川県はいろんな表現、資料の作り込み等も含めて頑張って作っておられると思います。まずは、ありがとうございますということを申し上げたいと思います。それで、第3次指針に基づいて、この28年度の行動計画を推進されていますが、意見が3つあります。例えば、4ページの家畜の衛生検査のところになります。この平成28年度実施結果が計画と比べて、大幅に、約4500件多く実施なさっています。これはしっかりと取り組んでいるのだなということと併せて、追加で実施している部分については何を実施したのかというのをコメントしていただければと思います。それからもう1つは、6ページになりますが、「(1)農業者等に対する助言・指導等に係る人材育成」のところで、農薬の適正使用に係る人材育成において、受講者数は計画を上回ったけれども試験の結果、認定者数は28人にとどまったと書いてあります。適正使用に係る人材育成ですから、認定をするにあたって、適正に認定していると、落ちる人もいると、いうことについては理解し、しっかり実施していると評価しますが、落ちた人は、どのようなところが不十分だったのかということを少し教えて欲しいと思います。それから、3つ目は、この全体に関わることでもあるのですが、いわゆる、残留農薬であったり、様々な検査については、基本的に事業者さんも含めてしっかり実施されていれば、基本的には問題なし、検出限界以下、違反はゼロという様なことが続くのであろうと思います。それはそれで、消費者にとって嬉しいことではあります。しかし、「ゼロで、問題がないことの継続」の意味合いを、どのように消費者に伝えていくのかということは、リスクコミュニケーションという側面から考えると、もう1つの課題ではないかと思います。それは、食の安全・安心の取組みをもっと理解していただくためのとても大事なことだと思います。以上3点です。

  • 西島会長

事務局、よろしいでしょうか。まず1点目からお願いいたします。

  • 事務局(石田畜産課長)

畜産課長の石田です。家畜の検査件数が増えているということ、その理由ということでよろしいでしょうか。牛、それから豚、鶏と、主な検査を実施しているわけですが、1つ1つの検査項目は、年度によって変動します。ただし28年度については、例えば、牛の場合は、「牛白血病」という病気、これは牛固有の病気ですが、それにかかると、肉にすることができなくなりますので、非常に生産者側が損害を被ります。そこで、今、現場では、その病気の撲滅等に向けて、検査をし、感染している牛は優先的に淘汰していくという取組みを行っていますので、その分、牛においては、牛白血病の検査が増えています。それから、もう1点、鶏の場合、人の食中毒の原因にもなるサルモネラについては、生産者が細心の注意を払っていまして、そのサルモネラに対して、鶏の小屋が汚染されてないか、また卵が汚染されてないか、我々に対して検査依頼が増えています。その他、豚についても増えている要素はありますが、主にその牛と鶏の関係で検査件数が増えているという状況です。

  • 西島会長

よろしいでしょうか。では2点目をお願いいたします。

  • 事務局(中村農業振興課長)

農業振興課長の中村です。農薬管理指導士の試験は、研修を2日間実施し、2日目に試験を実施するという流れで実施していまして、実施者側とすれば、確認試験的なものと考えておりまして、できれば皆さんに合格してほしいところです。研修の内容については、農薬取締法、あるいは毒物及び劇物取締法、また、農薬の安全使用、危害防止対策、病害虫の実際の種類、農薬の使用方法など、かなり幅広いということもありまして、決して試験が難しいわけでありませんが、やはり総合的に試験の点数が悪い方が出て、9割ぐらいが合格率という状況です。不合格の方についてですが、試験を作る段階で各分野の専門の方で調整して、特定の分野が難しいことは無くなるようにしていまして、多少、分野ごとの差はありますが、目立って特定の部分が不十分というようなことはありません。

  • 西島会長

ありがとうございます。よろしいでしょうか。では、3点目について、よろしくお願いします。

  • 事務局(宮崎グループリーダー)

生活衛生課です。ご意見ありがとうございます。検査結果に伴う違反への対応のご質問をいただきました。昨年度については、資料の14ページの(4)のアに記載していますとおり、検査総数として4,343件の検査を実施して、違反が1件発見された状況です。こちらについては、記載の通りですが、具体的には、輸入のオレンジから農薬成分であるプロピコナゾールが農薬の残留基準値を超えて検出されたというものです。輸入者が他県でしたので、当該自治体に通報しまして、調査していただいたという状況です。調査の結果は、この農薬成分自体、収穫前に農薬として使われたものではなくて、収穫後にポストハーベスト、防ばい剤として使われたものということで、違反の内容としますと、指定外添加物の使用、食品衛生法第10条の違反になりますが、そういう形で調査結果が私どもの方に回付されています。また、こういった個々の残留農薬や食品添加物、放射性物質ですとか、私どもは、様々な収去検査を実施していますが、個々の検査項目の結果については、県のホームページの中で「食の安全検査情報」として公表しています。行動計画では、全体の結果として4,000数百件をまとめて記載していますが、ホームページでは、項目ごと、検査の状況がわかる形で、公表をさせていただいています。また、食の安全・安心基礎講座では、様々なテーマを取り上げていますが、例えば、食品添加物をテーマにする際には、県の取組みとして、こういった検査を実施しているんですよ、前年度の結果はこうでしたという形で、情報提供させていただいています。以上です。

  • 西島会長

ありがとうございます。丸山委員よろしいでしょうか。

  • 丸山委員

基本的には正しい中身のものが流通しているということなのであれば、違反に注目をするということよりも、これだけしっかり取り組んでいるから、これだけ大丈夫ですよということを、どのように伝えるのかということを大切にして欲しいということです。消費者は常に大丈夫だろうかという不安を持っています。だから、検査の結果を数字としてホームページに載せてあるということではなくて、食品の偽装といったような様々なことも含めて、それは安全の部分ではないのですが、消費者は、その辺のところが混とんとして、安全なのかしらという心配を常に持っていますので、そこを考慮して、リスクコミュニケーションという観点から、表現について、少し工夫して欲しいということです。

  • 事務局(宮崎グループリーダー)

ご意見ありがとうございます。丸山委員がおっしゃるとおり、私どもも様々な機会をとらえて、基礎講座にこられた県民の方から、アンケートなどを通じて、ご意見をお伺いしているところです。やはり食品添加物について不安を持っている、残留農薬について不安を持っているという方は依然として沢山いらっしゃるという状況があります。検査結果から、「大丈夫です」ということを、リスクコミュニケーションの中で、工夫をしながら伝えていきたいと考えています。今後、リスクコミュニケーションの実施方法についても、様々工夫していきたいと思います。ありがとうございました。

  • 西島会長

他の委員、よろしいでしょうか。吉田委員。

  • 吉田委員

質問1点と、ご提案が1つあります。質問については、10ページのところですが、公立学校における自主管理の促進ということで、下のほうにある実施内容で、市町村立学校対象で腸管出血性大腸菌O157についてはすべて陰性、それ以外の検査項目について一部陽性の検体有りということでした。どのような事例があったかをお聞きしたいと思います。次に意見ですが、こちらは、27ページの「食中毒の発生件数」、神奈川県域において18件、食中毒患者数594人ということで記載されています。これに関連して、実はこの前、真鶴のかながわ食の安全・安心キャラバンで講師をした際に、一般の消費者の方とお話をした時のことです。私が調べた中では、神奈川県はどうも他県に比べるとアニサキスが統計的に非常に多く出ているような気がしまして、それを話したところ、「真鶴のような場所では、新鮮な魚が沢山とれるので、それをぜひ刺身で食べたいのだけれど、実際に保健所等に問い合わせると冷凍しなさいと言われる。家庭では、なかなか冷凍してから食べるということは、難しいし、現実的ではないのでどうしたらいいのですか。」というようなお話がありました。消費者の方たちを対象に、もちろん一般論として、私もそのようにお話をするときはするのですが、ただ、現実的にどうすれば良い対策ができるのかということを、具体的に提示していくことは非常に大事ではないかと思いました。できれば、一般の対策に加えて、現実的な方法として少しでも防げるというような助言が示せると良いかなと思いました。また保健所に聞かないとわからないというのではなく、家庭の主婦などがよく利用するスーパーなど利用頻度の高い場所に掲示を出していくといったことで、皆さんの目に多く留まるのではないかと思います。情報公開の仕方として、もちろんホームページというのも非常に神奈川県はわかりやすくて、私もよく参考にはしているのですが、積極的にもっと踏み込んだ形の掲示ができるとよろしいのではないかなというふうに思います。以上です。

  • 西島会長

ありがとうございます。今の質問と意見について、事務局、よろしいでしょうか。

  • 事務局(保健体育課市之瀬副課長)

保健体育課副課長の市之瀬と申します。質問についてお答えします。陽性となった食品及び検査項目は、数多くの野菜や肉があります。大腸菌群が陽性となったものは豆腐や鶏肉、モヤシ、小松菜、キャベツ、油揚げ、豚肉などがあります。そして、大腸菌が陽性となったものは、豚肉、鶏肉、サルモネラ菌が陽性となったものは、鶏肉などがありました。これらについては、陽性の結果が出た食材を提出した学校へ連絡し、食品の衛生的な取扱い等について注意喚起を行っています。また、このたび陽性となった食品及び検査項目については、加熱前の食品であること、そして、大腸菌群、大腸菌、サルモネラ菌は、加熱に弱く、学校給食においては、加熱調理を行って提供しているため、健康被害の恐れはないと考えています。なお、加熱調理の際は、中心温度を計ることで、加熱温度の確認を実施しています。以上です。

  • 吉田委員

ありがとうございます。

  • 西島会長

事務局、どうぞ。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

アニサキスについてご意見いただきまして、ありがとうございました。対策については、先生がおっしゃいましたとおり、冷凍という方法が1つありまして、それ以外には、内臓から筋肉に移行するものですので、保健所では、営業者等の指導の際、極力早めに内臓除去をするようにと助言をさせていただいています。ただ、刺身にする際、自ら、アニサキスを除去することが大事ですので、アニサキスを見たことがない一般の方が適切に除去できるかという問題点があります。情報提供のあり方については、今後、検討していきたいと思います。また、神奈川県においては、アニサキスは、ここ何年も食中毒の病因物質のワーストスリーに入っている状況が続いています。全国的に見てもこの傾向というのは同様でして、特に神奈川県だけというところではないかと思います。国としても、7月7日付けで各自治体に対し、アニサキスによる食中毒の原因調査について通知を発出していまして、アニサキスの食中毒事案について、具体な処理の方法等について詳細な情報を収集するべく、要請があったところです。そういった国の動きにも注視しながら、消費者の方にわかりやすい情報提供に努めていきたいと考えています。ご意見ありがとうございました。

  • 吉田委員

ありがとうございました。

  • 西島会長

吉田委員、築地の魚のアニサキスについて研究している研究員の話を聞いたことがありますが、昔から同じくらいアニサキスはいたようです。医師が、以前は患者の胃からアニサキスを摘出し、それで完結としていましたが数年前、クドアなどと一緒に食中毒に指定されたため、医師が保健所に届け出るようになったので、統計上、急激に多くなった、統計とは違う面もあるような気がします。昔から市場の魚貝類を調べると魚やイカには、肝臓や皮の内側にアニサキスがいましたよね。最近、ニュースに取り上げられるようになったので、消費者が驚いているのではないでしょうか。

  • 吉田委員

かなり不安が大きいかなという印象もあります。

  • 西島会長

そういった面もあるかもしれませんね。平野委員。

  • 平野委員

24ページの「エ小学生への食の安全・安心の情報提供」のところですが、小学生を対象としたホームページを開設されたということで、私もちょっと拝見してみたのですが、とてもわかりやすいし、いいなと思いました。このようないいものは、親が一緒に見ても、すごくわかりやすいと思います。今までの情報公開のあり方というテーマにもすこし共通するのですが、これについて、小学生が学校において、どのような形でこういうものがあることを知ることができるのかを知りたかったので質問させていただきます。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

ご意見ありがとうございます。こちらのホームページは、先ほど説明させていただきましたが、昨年度から開設したものです。こちらの周知については、食の安全・安心のリーフレット「かながわの食品衛生forKIDS」を、県内すべての小学6年生を対象に配布していますが、そのリーフレットを配布する際に、そういったページを開設した旨、各学校宛に周知をしています。

  • 平野委員

例えば栄養教諭が食育の時間に紹介したり、学級だよりでお知らせしたり、担任の先生が紹介することもあるかと思いますが、何かこう、言葉がけといいますか、こういうものがあるという、別のアプローチの仕方で、より多くの目に触れるように記載はありますが、子どもたちが帰宅して開いても、皆さんお勉強などで忙しいので、読まないのではないかなと思いました。せっかくだから、多くの子どもたちやお母さんたちの目にも触れると、効果的なのかなと思いました。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

ご意見ありがとうございます。ぜひ積極的に、そのページについて活用していただけるような形で取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。

  • 西島会長

上野委員、どうぞ。

  • 上野委員

今の平野委員と同じく、私も、この小学生を対象に漫画風に書いて発信されているのが、非常にいいなと思いました。これを広く小学生やその親御さんに見ていただく機会をつくっていくのは、本当にいいことだと思いました。そして、それをまた発展させて、ちょっと予算があれば、YouTubeや動画にして発展させていったらいいのではないかなというのが一つの提案です。もう一つ、25ページの県の「相談窓口による対応」というところもちょっと拝見しました。この回答に関して、科学的な根拠と、不安をもってご相談した方への対処も含めてコメントされていることに対して、大変よく対応されているのだなと感心しましたので、今回、問題点というより、そういったすばらしい活動をされているという面で意見を申し上げたいと思いました。

  • 西島会長

ありがとうございます。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

ご意見、ご要望、ありがとうございました。子ども向けのホームページについては、特段の予算がついていない状況の中、当課職員が、イラストも含めて全部をパソコンで作成している状況です。それを発展する形で、今後もできる限り、幅広い方たちに見ていただきたいと考えていますので、でき得る対応は、今後もやっていきたいと思います。

  • 西島会長

どうぞ、鳥羽委員。

  • 鳥羽委員

2点ほどあります。神奈川県は、食品の抜き取り検査等を非常に幅広く、数多く実施されていて、それについては非常に安心して見ています。その中で15ページの上の方、「いわゆる健康食品の検査」があります。昨年度は30検体実施した中で2件の違反があったということで、この30分の2というのは、母数が小さいから、一概に言えませんけど、かなりの確率で、違反が起こっていると考えていいのではないかと思います。かたや、14ページの下の方には、「食品等の検査」について、4,343検体とあります。これは、多分、食品添加物とか残留農薬とか、とかいう項目だと思います。4,343分の1と単純に比較できませんが、いわゆる健康食品というのは、国のリスク評価でも、こういった残留農薬等に比べて非常にリスクが高いと評価されている中で、もっと検体数を増やして、実施する必要があるのではないかと、この結果から見てちょっと思いました。今年度の計画に基づく取組みはすでに始まっているところですが、将来考えていただけたらと思います。一般の人は、健康食品に対して、名前からくるイメージから一般の食品よりも健康に良いイメージがあるのではないか、そう思ってる方が多分多いと思うのですが、実はそうではなくて、健康食品は、一般の食品より非常にリスクが高いということを、もっと知らしめなければいけないと私は思っています。そういう点からも、そういう対応が必要かなと考えています。それからもう1点、12ページの上に、「食品営業施設等に対する監視指導」ですが、ここには言葉がありませんが、「フードディフェンス」という、以前、アグリフーズ事件がありましたが、だんだん忘れ去られているような中で、そういう項目というのは実施されているのでしょうか。これは単純な質問です。お願いいたします。

  • 西島会長

よろしいでしょうか。

  • 事務局(小笠原薬務課長)

薬務課長の小笠原でございます。まず、健康食品のお問合せに関してお答えします。昨年度、健康食品の検査をしまして、医薬品成分を検出したもの2検体については、いずれもインターネットで購入をして検査したものです。これは、1つのサイトから買い上げたもののうち、2検体が違反品だったということです。しかも、その2検体については邦文表示のない商品でして、売っているのは日本のインターネットサイトではあるのですが、どうやら海外からそのまま輸入してきたようなものということになっています。従って、一般流通しているような商品ではなく、それをあえて買い求める人が、購入すると健康被害に遭う可能性がある、というような商品ということになります。具体的にどんなものが検出されたかをご紹介しますと、1つの商品は、記者発表もしていますので少々詳しく申し上げますと、名称は、アルファベット記載で、たぶん「スリムFX」と読むのだと思いますが、この製品からは5-ヒドロキシトリプトファンという医薬品成分が出ています。これは食べると、膨満感というか、お腹がいっぱいになるような感覚になるそうでして、どうやら痩身目的に使われるようなものです。具体的な効能・効果はどこにも記載なく、分からないような状態です。それからもう1つの商品は、「PreloxNaturalSex」という名前の商品でして、これからはインヨウカクという医薬品成分が検出されています。いわゆる強精・強壮といった効果をどうやら期待して入れられているようなものということで、そういった、あえて痩せたいとか、強精・強壮を目的にしたいというような方がそういったサイトにアクセスして、海外の商品ということを知りながらも、購入しているということです。ある意味、取り締まりの一環として実施しており、商品を数多く検査すれば、それだけ違反の摘発ができるかというと、それは観点が違って、むしろどういったサイトを狙い撃ちしていくかというところが、この買上げ検査のポイントになっているというふうに思っております。

  • 西島会長

大変ご苦労が分かるような気がしますね。以前、国民生活センターと協力して、食品の摂取により体に症状が出たという、いくつかの事件を解決したことがあります。国民生活センターの統計を見ますと、問題となる食品は、大抵、通販ですね。市場に売っているものは、ほとんど危害が出ていないと思います。通販については、集中的に調査をすると営業妨害にもなるし、県としてもなかなか、やりにくい。しかし、通販の食品の検査の実施は大事ですね。

  • 事務局(小笠原薬務課長)

通信販売でも、国内で正規に流通しているものであれば、まだ検査実施の方法はあると思いますが、海外から直接買い付けたようなものが国内に入ってくる場合は、規制が難しいというところがあります。

  • 西島会長

ありがとうございます。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

2点目として、フードディフェンスについてご質問をいただいたかと思います。参考資料2として、委員の皆様に事前送付させていただいた「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第3次)」の中に、その取組みについての記載があります。13ページの(7)になりますが、食品営業者等に対する監視指導等の実施の中で、事業者に対して、フードディフェンスの取組みを徹底するよう指導を実施します、という記載をさせていただいています。保健福祉事務所等の現場におきましては、その施設の状況に応じて指導しているところです。以上です。

  • 西島会長

ありがとうございます。森田委員。どうぞ。

  • 森田委員

話題がちょっと戻りますが、先ほどアニサキスの話題が出て、調理の現場の人間として、少しお話したいと思います。アニサキスは目に見える寄生虫、目視できる寄生虫ということで、昔からかなり魚介類にはついていたもので、最近出始めたものではなくて、昔から存在している寄生虫です。いわゆる調理の現場というのは、修行した職人が調理を行いますので、アニサキスは、仕込みの段階で全部取り除いていたものですが、最近といいますか、いわゆるプロでない人間が、現場で調理作業をするということがかなり多くあると思います。そうすると、見逃してしまって、仕込みの段階で、アニサキスを取り除かないで販売してしまうことになり、最近、アニサキスによる食中毒が大変増えている一因かなと思います。一番簡単なのは、ピンセットで取り除いてしまう、包丁で切ってしまえば、死んでしまいますので、イカを細かく包丁で切る、あれは食べやすくするということと、アニサキスを切ってしまうということでも、包丁を入れるということです。職人だったら誰でもやることなのですが、そういうことを知らない人が調理することが増えてきたのかなと思います。それもあって、アニサキスの中毒が近年こんなに増えたのかなというふうに思います。

  • 西島会長

それは、県の食品衛生監視員がそこに行ってチェックすることは可能ですか。

  • 森田委員

仕込みの段階で監視員の方が来られれば、そこでわかりますが、監視の際に仕込みをしてなければわからないですね。魚市場から仕入れて、すぐに仕込みをすれば、新鮮な魚にはかなり元気のいいアニサキスがついていますので、すぐに仕込みをすれば、取り除けるのですが、仕込みをすぐにせず、ぐずぐずしていると、内臓から筋肉、身の方に移ってしまうということがあります。すぐに仕込みをして取り除く、昔の職員はみんなそれを当たり前のようにやっていたのですが、最近はそういう知識のない人が、調理作業をしてしまうための事故だと思います。青物、アジ、サバ、カツオ、イカ一般も、かなりの量のアニサキスがいると思って間違いないですから。動いていますから、目で見てわかりますので、取り除くという事が一番大事です。

  • 西島会長

小嶋委員、今の内容に関連して、アニサキスのほか、全般的なことで、何かありましたら。

  • 小嶋委員

流通業として、我々はまさに販売する立場ですが、昨年か、アニサキスの黄色いタイプは対象とできないのですが、白いタイプのアニサキスは、特定の波長の光に反応する、そういう、科学的な装置を発明された方がいらっしゃいまして、ブラックライトをあてると、アニサキスがぼんやり光るんです。この機械を、目視チェックを強化する意味で、補助的なもので導入しましたところ、昨年は確かに、お店の方でも、沢山お申し出があったという経緯があったんですが、幸い今年度につきましては、今のところですね、大きな申し出には至っていないですね。そういう意味では、目視が非常に重要であるということを改めて気付かされました。

  • 西島会長

家庭に買って帰ってアニサキスがいた場合、苦情を言ってくる方はいますか。

  • 小嶋委員

もちろんいらっしゃいます。説明はしていまして、店頭でも告知といって、お知らせのためのものを掲示してはいるのですが、やはり、すべてのお客様がご理解なさっているということではないので。

  • 西島会長

そうすると県としても情報提供ということは、必要ですね。

  • 小嶋委員

すでに県のホームページでもありますね。

  • 西島会長

そうですか。

  • 小嶋委員

ただ、今マスコミも取り上げるようになってきていますので、以前よりは、ご存知の方が大分増えてきていますね。

  • 西島会長

そうですか。ありがとうございます。柳田委員、どうぞ。

  • 柳田委員

今のアニサキスの話ですが、私は、3年ほど北海道で生活したことがありまして、その時、魚を、切り身ではなくて、一匹丸のまま買う、あるいは箱買いするのが一般的でした。家庭で、魚をさばくのですが、アニサキスなどの寄生虫がいるのは当たり前で、皆さん、家庭で取ることが当たり前でした。ある意味、それが常識的でした。そういう教育が最近はされてないのではないかと思うのです。この行動計画を拝見して、全般的に思うのは、消費者に対する情報提供という部分では、非常に少ない。例えば資料の中で様々なことが記載されていて、先ほどの説明の中でも出てきますが、説明を聞いたことは、ここには書かれてはいないですよね。そういうふうに、一般消費者に対しての情報提供というのは、していたとしても、やり方が十分ではないのではないか。そういう意味では、環境農政局の方が、何に取り組んでいるかということが私どもの耳によく入ってきます。同じようなことに取り組んでいても、スタンスが違うというか、やり方が違うというか、もっとこう上手に一般消費者の心を掴むような形での周知をされていかれたらよろしいのではないかなというふうに思った次第です。

  • 西島会長

質問というよりも、ご意見ということで。ありがとうございます。他にありませんでしょうか。

  • 二宮委員

よろしいですか。

  • 西島会長

どうぞ。

  • 二宮委員

生産者団体として、一言、申し上げます。この実施結果の最初、「農業者の自主管理の促進」の「アGAPの導入・取組支援」というふうに、表題で、整理がされています。その中の最初の丸の中において、3行目の終わりの部分は、「栽培履歴の記帳を指導しました。」というふうにまとめられています。これは前回もこの場で、私が申し上げたのですが、神奈川県は小規模な農家が多いので、なかなかGAPというのは、農家の生産行為の過程においてかなり負担が大きいものです。従って、絶対的な最小単位の安全・安心というと、「栽培履歴の記帳をする」ということは、我々も徹底はしていますし、県行政とも連携しながら取り組んでいるつもりです。従って、事務局の方も、ここに記載したのかとは思いますが、この「GAPの導入・取組支援」についての冒頭の「着実に進められております」という評価の説明につきましては「GAP等」、というように「GAP等の導入・取組支援」と表現する方が実態として正しいのかなと、私は思います。以上です。

  • 西島会長

事務局、よろしいでしょうか。

  • 事務局(廣武生活衛生課長)

はい、ご意見ありがとうございます。

  • 西島会長

いろいろなご意見いただきまして、ありがとうございました。特に丸山委員のおっしゃった「違反だけを取り上げる」ということについて、どうしてもそちらの方に視点が行ってしまいやすいと思いますが、「安心である」ということをいかに県民に伝達するかということを、今後、考えていただくとよろしいのではないでしょうか。よろしくお願いします。いろいろご意見いただきましてありがとうございました。本日の意見につきまして、当局において本年度の行動計画の実施にあたり検討いただきますようお願いいたします。

続きまして、報告事項、「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例の概要」について、事務局から説明をお願いいたします。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

説明させていただきます。資料2をご覧ください。「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例」は、神奈川県において食品衛生法に基づいて、飲食店営業や食肉販売業といった個々の許可業種についての施設の基準などを定めている条例です。このたび、その条例を改正するということで概要の説明をさせていただきます。具体的な内容ですが、第3条に規定する「自動車を利用して行う営業」の施設基準に、新たに食肉処理業を設定するというものです。1改正の背景と趣旨ですが、神奈川県では、野生鳥獣対策を所管している環境農政局が、捕獲した野生鳥獣をジビエとして利用を促進する施策の一環として、野生鳥獣の移動式解体処理車を導入する事業者に対して、補助金の交付をすることとしました。こちらは、今年度から新たに始まった事業でして、これに伴い、私どもが所管する条例を改正する必要が生じたというものです。そもそも食肉は、通常ですと、皆さんの普段のお買い物の中で目にされることが多いのは、牛、豚、鶏であると思います。牛・豚については、と畜場法に基づいて、と畜場でとさつ解体されています。また、鶏などの食鳥については、食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律に基づいて、食鳥処理場で処理されるという位置付けがあります。ただ、イノシシや鹿などの野生鳥獣をジビエとして市場に流通させるためには、と畜場法、食鳥検査法の対象外になってしまいますので、厚生労働省は、平成26年11月、野生鳥獣肉の衛生管理に関するガイドラインを示して、その中で、野生鳥獣肉を市場流通させるため、とさつ、解体する場合には、食肉処理業の施設で行いなさいということを示しています。そうしたことから、今回、施設基準を改正する必要が生じたというものです。具体的には、移動式解体処理車を利用した営業については、私どもの条例で規定するところの「自動車を利用して行う営業」というカテゴリーに該当します。そこでは、飲食店営業や菓子製造業といった業態がすでに設定されているのですが、食肉処理業については、現状、対象としていません。そこで、新たに、自動車を利用して行う営業について食肉処理業の施設基準を設定するものです。改正の概要ですが、第3条に規定する「自動車を利用して行う営業」の施設基準の中で、次の2点を規定することとしています。まず1点は、「自動車を利用して行う営業」として、新たに食肉処理業を規定します。これは先ほど説明したとおりです。2点目は、自動車を利用して野生鳥獣を解体処理するにあたり、衛生上必要な設備等について規定します。具体的には、解体処理をするための営業施設の構造や解体処理をするための必要な設備、また、使用する器具等の洗浄に必要な設備等を規定する予定となっています。今後のスケジュールですが、9月の第3回県議会定例会に条例の改正案を提出しまして、10月に改正条例の公布、11月に施行という予定です。概要としては以上です。

  • 西島会長

ありがとうございました。「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例の概要」について事務局から情報提供いただきました。ありがとうございました。何かご意見がありますか。

  • 岡部副会長

具体的なところは、これから決めていかれるのかなと思うのですが、野生鳥獣の場合、様々な細菌、ウイルス、寄生虫の感染があると思います。解体処理の際に、そういうものによる汚染などが予想されます。特に、2の「ウ解体処理をするために使用する器具等の洗浄に必要な設備」というところに関しては、汚染がそこから広がることがないような十分な対応を、もちろん考えていらっしゃると思いますが、よろしくお願いします。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

ありがとうございます。参考にさせていただきます。

  • 西島会長

基本的な質問で恐縮ですが、神奈川県で、いわゆるジビエの対象になるものは、どういう野生動物なのでしょうか。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

今回の移動式解体処理車については、環境農政局が補助金を交付することになるのですが、想定している種類としましては、イノシシです。

  • 西島会長

鹿などの様々な野生動物が出て、農家の人が困っているという話は聞きますが、とりあえずイノシシということですか。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

そうですね。今、先生がおっしゃられましたとおり、県内でも、既に固定のジビエ専用の処理施設がありまして、そこでは鹿も処理しています。今回に関しては、移動して処理をするということもありまして、鹿ですと山の中で捕獲という形になりますので、どうしても処理までの時間がかかることがネックになりますので、当面、イノシシを対象とすると聞いています。

  • 西島会長

ありがとうございます。他の委員、よろしいですか。どうぞ、丸山委員。

  • 丸山委員

私は、足柄上郡松田町の寄というところに住んでいるのですが、鹿は、うちの本当の隣で沢山見かけます。鹿は、身近なところで罠にかけて、それを殺して、地元では自宅で解体して、隣近所に配っています。ですから、「鹿は山の中だから」、ということではなくて、実際、鹿が丹沢の山中だけではなくて、いわゆる中山間地域にも出てくるということを考えると、実際に出てくる動物の数ではイノシシよりも鹿の方が多いのです。ですから、どうせ取り組むのであれば、ぜひ、イノシシだけに限定しないで、鹿も含めて対象として欲しいと思います。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

食品衛生法の施設基準の中では、特に鹿を排除するということは考えていません。すべての獣を対象とするかどうかというのは、今後の検討課題になりますが、施設基準の作りとしては、イノシシであっても鹿であっても、対処できるような形で作りたいと思います。ただ、今、環境農政局が補助金の事業の対象として私どもが聞いているのは、イノシシということです。

  • 西島会長

倉迫委員、何かこれについて、ご意見等、ありますか。

  • 倉迫委員

今、丸山委員からご意見がありましたが、イノシシの発生件数より、やはり鹿の方が頭数的には圧倒的に多いのかなと思います。それを扱う飲食店も徐々に人気が出て、増えていますし、やはり、鹿についても将来的には食品として利用できるようにして、とりあえずまずはイノシシということなので、特に問題ないかなと思います。

  • 西島会長

ありがとうございます。他に。鳥羽委員どうぞ。

  • 鳥羽委員

これは神奈川県だけではなくて、全国的に同じように、条例を改正して取り組むことになっているのでしょうか。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

現状とすると、すでに一部の自治体、例えば長野県では、要綱を作りまして、実際に移動式解体処理車が稼動をしていると聞いています。ただ、全国的な流れとすると、神奈川県と同じようなタイミングで、条例を改正して取り組むというところは、今のところないかと思います。先行的に取り組んでいる自治体がありますが、全国的に一斉に、条例または要綱を作ってこういったものを取り入れていきましょうというような形での流れではないというところです。

  • 鳥羽委員

これを最初に拝見したとき、少々違和感がありましたが、今、自動車を利用して行う営業というのは、先ほどお話のあった菓子製造業や飲食店営業、食肉販売業もかなり衛生管理をしっかりして営業している。かたや、これは、野生動物の解体という、何か、極端なものが加わってきて、さっき岡部委員が言われたように、寄生虫などというのは、まず非常に心配になるような印象を受けました。ですから、そこはきっちりとこの改正内容、どのようになるのかわかりませんが、しっかりとしていただきたいなというふうに思いました。

  • 事務局(生活衛生課宮崎グループリーダー)

ご意見ありがとうございます。

  • 西島会長

林委員、全体として何かご意見かなにかあれば。

  • 林委員

特にありません。

  • 西島会長

ありがとうございました。各委員、よろしいでしょうか。ありがとうございました。以上で本日予定しました内容は終了いたしましたので進行を事務局にお返ししたいと思います。よろしくお願いいたします。

  • 事務局(廣武生活衛生課長)

長時間にわたりまして、ご熱心なご討議、また、貴重なご意見もいただきまして、誠にありがとうございました。それでは部長から一言、お願いいたします。

  • 梶木生活衛生部長

皆様、本日は貴重なお時間をいただきまして、ご討議いただきましたこと感謝申し上げます。本日いただきました貴重なご意見は、今年度の行動計画の取組みに生かして参りたいと思います。特に、皆様からいただいたご意見といいますか、我々が今まで皆様からの意見を取り入れながら、少しずつ改良を重ねて取り組んでまいりました事を、評価いただいた部分もありまして、大変ありがたく思っておりまして、これからの取組みにますます拍車がかかればいいなと感じております。今後もよろしくご指導、ご鞭撻、お願いしたいと思います。そして具体的にいただいたご意見、例えば消費者への情報提供や、また、積極的に子ども向けのホームページを周知するべきである、そのようなご意見、そしてまたアニサキスに対してのマスコミからの報道も含めて、アニサキスに対する認識が高まっている中で、本日も色々なご意見、また現場の状況についてもお話をいただきましたこと、これも、今後の私たちの業務の参考になるものと、ありがたく思っているところでございます。ある程度まとまった形で、方向性を持って、食品衛生行政、食の安全・安心の確保を進めているところでございます。今後とも細かいところでも結構でございます。いろいろご意見賜りますことによりまして、さらに県民の皆様の食品や食品事業者に対する信頼の向上を図られるように、努めていくことができるものと思っております。今後とも、様々な角度からのご意見、ご指摘をいただくことをお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

  • 事務局(廣武生活衛生課長)

ありがとうございました。なお、次回の審議会は、来年2月頃の開催を予定しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。また、本年度、委員の改選期となっています。来年の1月ぐらいまでに、改選の手続きを行うこととなりますので、その際には、ぜひご協力をよろしくお願いしたいと思います。それでは、本日は長時間にわたりまして、どうもありがとうございました。

審議会資料

次第[PDFファイル/160KB]

資料1「かながわ食の安全・安心行動計画(平成28年度版)実施結果について」[PDFファイル/845KB]

資料2 「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例の概要について」[PDFファイル/106KB]

参考資料1「神奈川県食の安全・安心審議会規則及び傍聴要領」[PDFファイル/315KB]

参考資料2 「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第3次)」[PDFファイル/1.45MB]


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本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa