医療型短期入所事業所の開設促進について

掲載日:2019年5月29日

医療型短期入所と取組の概要

 障害福祉サービス(市町村が決定した障害児・障がい者が受けられるサービス)として、利用者を日帰り又は宿泊で一時的に受け入れる短期入所(ショートステイ)という事業があります。

 しかし近年、医療的ケアを必要とする障がい児者の増加に伴い、この短期入所事業を医療機関等において行う「医療型短期入所」のニーズが高まっています。

 そこで県では、医療機関等(病院・診療所・介護老人保健施設・介護医療院)による医療型短期入所事業所の開設を支援し、重症心身障がい児者をはじめとする医療的ケア児者が在宅で安心した生活を送ることができるよう、支援の充実を図ることとし、平成30年度から取り組んでいます。

現状

全国的な背景

 近年、医療技術の進歩により小児の救命率が向上したことにより、NICU(新生児集中治療管理室)から退院し地域で生活しているものの、喀痰吸引をはじめとする医療的ケアを要する児童(以下「医療的ケア児」という。)の数が増加しています。

 このような医療的ケア児数の増加傾向は全国的にみられ、今後も重症心身障がい児者をはじめとする医療的ケア児者は増加していくと見込まれています。

医療的ケア児の数

県内の状況

 神奈川県内には、平成30年4月時点で28の医療型短期入所を提供する事業所があり、その定員総数は109名ですが、このうち定員を設けない空床型は約半数の13事業所、さらに日中のみの受け入れで宿泊できない事業所もあることから、十分な定員数とはいえない状況でした。

 また、県所管域(指定都市及び中核市を除く地域)に所在する事業所はこのうち8事業所(この他、県立こども医療センター2事業所)で、宿泊が可能な事業所は2事業所で3人分と僅かであったことから、特にニーズに対して供給が不足している状況となっていました。

県所管の事業所一覧(平成30年4月現在)

事業所名称 本体施設 法人名 所在 定員
小さき花の園 入所 福)聖テレジア会 鎌倉市 空床型
七沢療育園 入所 福)神奈川県総合リハビリテーション事業団 厚木市 1名+空床型
箱根病院 入所 独)国立病院機構 小田原市 空床型
太陽の門 入所 福)風祭の森 小田原市 2名
神奈川病院 入所 独)国立病院機構 秦野市 空床型
あおば 無床診療所 福)県央福祉会 大和市 10名(宿泊不可)
曽我病院 病院 公財)積善会 小田原市 空床型
総合療育相談センター 有床診療所 神奈川県 藤沢市 空床型
県立こども医療センター 肢体不自由児施設 入所 神奈川県 横浜市 空床型
県立こども医療センター 重症心身障害児施設 入所 神奈川県 横浜市 空床型

県内の医療型短期入所事業所立地状況(平成31年4月現在。星印は新規開設事業所。)

県内の医療型短期入所事業所立地状況

 


神奈川県における取組み

医療型短期入所事業所開設促進事業

 平成30年度より、委託事業として開設促進のための講習会の開催などの取組みを実施しています。本事業の詳細や研修の開催予定等については、以下のリンク先をご覧ください。

 医療型短期入所事業所開設促進事業のページ

 

事業化に向けた調査

 事業化に先立ち、平成29年度に県所管内及び全国都道府県の取組状況を調査したところ、その結果の概要は次のとおりでした。

 調査結果の概要1(都道府県照会結果)(PDF:6KB)

 調査結果の概要2(市町村照会結果)(PDF:13KB)

 調査結果の概要3(既存事業所照会結果)(PDF:4KB)

 

国庫補助制度の活用

 本事業では、地域生活支援事業費補助金(国庫補助制度)に、都道府県事業(指定都市・中核市も実施可能)として平成28年度より創設された任意事業である「医療型短期入所事業所開設支援」を活用しています。 医療型短期入所事業所開設支援(地域生活支援事業)について

 

事業成果

 本事業による取組みの成果として、新たな事業所に参入いただきましたので、ご紹介します。

[平成30年度]鈴木病院(平成31年1月開設)

 鎌倉市腰越1-1-1

 TEL:0467-31-7651

 ※主として障がい者(児童以外)を対象としています。

[平成30年度]茅ヶ崎新北陵病院(平成31年2月開設)

 茅ヶ崎市行谷583-1

 TEL:0467-53-4111

 ※主として障がい者(児童以外)を対象としています。

 


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