更新日:2023年6月9日

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公立高校入学者選抜制度の概要

公立高校入学者選抜制度の概要についてお知らせするページです。

公立高校の入学者選抜制度について

 神奈川県公立高校の入学者選抜については、令和4年4月に策定した「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」に基づき、学力の三つの要素を的確に測りとるという理念のもと、生徒自らの志願を確かなものとするために、引き続き全課程同日程で「共通選抜」を実施します。また、公立高校における学びの場を幅広く提供するために、夜間の定時制の課程および通信制の課程においては「定通分割選抜」を実施します。

【共通選抜】

すべての高校の全日制の課程、定時制の課程及び通信制の課程で実施します。

 ○全日制の課程では、定員の100%を募集します。

 ○定時制の課程及び通信制の課程では、定員の80%を募集します。

 (注)県立横浜明朋高校、県立川崎高校、県立厚木清南高校、県立相模向陽館高校、横浜市立横浜
  総合高校及び川崎市立川崎高校の定時制の課程では、定員の100%を募集します。

 ○募集は、各学校の課程、学科別に行い、志願はひとつの課程、学科、コース等に限ります。

 ○志願変更が期間中に1回できます。

 ○共通選抜と同日程で連携募集、特別募集及び中途退学者募集を行います。

【定通分割選抜】 

定時制の課程、通信制の課程で実施します。

 (注)県立横浜明朋高校、県立川崎高校、県立厚木清南高校、県立相模向陽館高校、横浜市立横浜
  総合高校及び川崎市立川崎高校の定時制の課程では実施しません。

 ○国公私立の高校(高等専門学校も含みます。)に合格している人は志願できません。

 ○定員の20%を募集します。(共通選抜で募集人員に満たなかった学校はその分を定通分割選抜の
  募集人員に加えます。)

 ○募集は、各学校の課程、学科別に行い、志願はひとつの課程、学科、コース等に限ります。

 ○志願変更が期間中に1回できます。

【共通選抜二次募集】

全日制の課程及び定時制の課程(夜間以外)において欠員等があった場合、選抜の終了後、必要に応じて実施します。

選抜の検査について

【全日制の課程及び定時制の課程】

「学力検査」を共通の検査として実施します。「特色検査」を実施する場合もあります。(クリエイティブスクールでは学力検査は行わず、特色検査(面接)を共通の検査として実施します。)

 ○「学力検査」は課程ごとに問題が異なります。

 ・全日制の課程の学力検査は、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科を原則とします。
  特色検査を実施する学校では、3教科にまで減らすことがあります。

 ・定時制の課程の学力検査は、国語、数学、外国語(英語)の3教科を原則とします。理科や社会を
  実施する場合もあります。

○「特色検査」は、実技検査または自己表現検査または面接を実施します。複数の特色検査を実施
 する学校もあります。

【通信制の課程】

「作文」を実施します。(「特色検査」を実施する場合もあります。)

選考方法について

1 【全日制の課程及び定時制の課程】(クリエイティブスクール,県立横浜国際高校及びフロンティアスクールを除く。)

実施したすべての検査と中学校から提出された調査書の学習の記録を活用して選考します。

調査書の評定の扱い

 A=(第2学年の9教科の評定の合計)+(第3学年の9教科の評定の合計)×2

 (注)教科ごとの評定合計を一定の範囲(3教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。

 ・Aを100点満点に換算した数値を(a)とします。

学力検査の結果の扱い

 B=学力検査(3から5教科)の各教科の得点合計

 (注)教科ごとの得点を一定の範囲(2教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。

 ・Bを100点満点に換算した数値を(b)とします。

調査書の評価の扱い

C=第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価について、評価Aは3点、評価Bは2点、評価Cは1点に換算した合計

 ・Cを100点満点に換算した数値を(c)とします。

特色検査の結果の扱い

 D=観点ごとの得点合計

 ・Dを100点満点に換算した数値を(d)とします。

第1次選考…次の数値S1により募集人員の90%まで選考します。

 合計数値S1の算出式

 S1(a)×f+(b)×g (f、gは合計が10となるそれぞれ2以上の整数とし、各学校が定めます。)

 (注)特色検査を実施した場合は、S1=(a)×f+(b)×g+(d)×i (iは1以上5以下の整数)

資料の整わない者の選考

 参考にできる資料を活用して、第1次選考の合格者と比較して適正に選考します。

第2次選考…「第1次選考」及び「資料の整わない者の選考」において合格となっていない者の中から
 次の数値S2により募集人員まで選考します。

 合計数値S2の算出式

 S2=(b)×g'+(c)×h' (g'、h'は合計が10となるそれぞれ2以上の整数とし、各学校が定めます。)

 (注)特色検査を実施した場合は、S2=(b)×g'+(c)×h'+(d)×i' (i' は1以上5以下の整数)

 (注)第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価を欠く者については、参考にできる資料
  を活用して適正に選考します。

2 【クリエイティブスクール】(県立釜利谷高校、県立田奈高校、県立横須賀南高校の普通科、県立大和東高校、県立大井高校)

実施したすべての検査と中学校から提出された調査書の観点別学習状況を資料として総合的に選考します。

 (注)資料の整わない者については、参考にできる資料を活用して適正に選考します。

3 【県立横浜国際高校】

県立横浜国際高校では、国際科および国際科国際バカロレアコースにおいて前記1の選考方法とは異なる選考を行います。

(注)選考基準の詳細については、令和6年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要(別ウィンドウで開きます)の県立横浜国際高校の箇所(一般募集及び海外帰国生徒特別募集)を参照してください。

 (注)資料の整わない者については、参考にできる資料を活用して適正に選考します。

4 【フロンティアスクール】(県立横浜明朋高校、県立相模向陽館高校)

実施したすべての検査と中学校から提出された調査書の観点別学習状況を資料として総合的に選考します。

 (注)資料の整わない者については、参考にできる資料を活用して適正に選考します。

5 【通信制の課程】

実施したすべての検査と中学校から提出された調査書を資料として総合的に選考します。

 (注)資料の整わない者については、参考にできる資料を活用して適正に選考します。

通学区域について

【県立及び横須賀市立の高校】

県内どこからでも志願できます。

【横浜市立及び川崎市立の高校】

それぞれの市内を学区としている学校・学科があります。(ただし、学区のある学校においては、学区外からでも募集定員の一定の割合まで入学できる枠を設けています。)

【横浜市立の高校】

 ・一部の学校・学科を除き、横浜市内が学区となります。

 学区のない学校・学科・コース

 ・横浜商業高校・全学科及び別科

 ・横浜サイエンスフロンティア高校・理数科

 ・戸塚高校・全日制の課程普通科音楽コース

 ・戸塚高校・定時制の課程普通科

【川崎市立の高校】

 ・普通科(全日制・定時制の課程)は川崎市内が学区となります。

◎特別募集においては、学区はありません。

 

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