更新日:2023年7月13日

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黄色ブドウ球菌

鎌倉保健福祉事務所 黄色ブドウ球菌のページです。

黄色ブドウ球菌の特徴等を紹介しています。

特徴

自然界に広く分布している細菌

ブドウ球菌は人を取り巻く生活環境に広く分布しています。

  • 人の化膿した傷口、鼻や喉の中、皮膚、手指、毛髪、腸管。
  • 動物の皮膚、腸管。

原因

食品中で増殖の際、毒素を産生

いろいろな食品中で増殖し、毒素は熱や乾燥にも強い性質を持っています。

  • この菌は食品中で増殖するときに「エンテロトキシン」という毒素を作り、この毒素を含む食品を食べることにより、食中毒をおこします。
  • この菌は10から48℃の温度で発育し、産生された毒素は通常の加熱調理では分解されません。

食品

あらゆる食品が原因食の可能性

手指を介しての汚染を受けやすい調理食品が原因となりますが、主に穀類及びその加工品が多くなっています。

  • おにぎり、弁当、和菓子、サンドイッチ、ケーキ、シュークリーム、ポテトサラダなど。

症状

短時間で激しい吐き気・嘔吐

この毒素は胃・小腸で吸収され嘔吐中枢を刺激して嘔吐を引き起こし、下痢を誘発します。

  • 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
  • 潜伏時間は1から5時間(平均3時間)で、一般的には24時間以内に回復します。

予防

毒素は加熱してもなくなりません

清潔 調理前の手指等の洗浄・消毒

  • 手指に傷や手荒れのある人は傷口を保護した上で、使い捨て手袋を使用して食品に直接触れないようにする。
  • 調理にかかる前には、手指を石けんでよく洗った後、逆性石けんなどを使い消毒する。

迅速 調理後できるだけ早く食べる

  • 新鮮な材料を使い、調理した食品は早く食べる。
  • 食品中で毒素が作られると再加熱しても、毒素は破壊されませんので、長時間経過したものは思い切って捨てることも必要です。

温度管理 細菌の増殖を抑える

  • 調理の際は十分に加熱し、保存の場合は室温で放置せず、冷蔵保存を徹底し、菌の増殖を抑える。

このページに関するお問い合わせ先

食品衛生課
電話 0467-24-3900(代表) 内線271から273

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