初期公開日:2025年8月18日更新日:2025年8月18日

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男性の更年期障害

男性の更年期障害は、おおむね40歳代以降、どの年代にも起こる可能性があるので、症状があったら医療機関を受診しましょう。

男性にも更年期障害があります

男性の方で、最近、「疲れがとれない」「意欲がわかない」「イライラする」などの症状がありませんか。仕事で「これまでのようなパフォーマンスが出せない」「集中できない」などの悩みはありませんか。

もしかしたら、それは、更年期障害によるものかもしれません。

更年期障害は女性特有のものと思われがちですが、近年、男性にも起こりうることがわかってきました。

男性の更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因とされ、様々な症状が出てきます。男性ホルモンの減少の速さや度合いにより、症状や発症の時期は個人差が大きいのですが、おおむね40歳代以降、どの年代でも起こる可能性があります。

加齢と性ホルモン分泌の変化

出典 一般社団法人 日本内分泌学会ホームページ

このような症状が考えられます

注意 男性の更年期障害は病態が複雑で、まだ十分に解明されていないため、症状は参考情報です。

男性の更年期障害には、次のような症状が考えられます。

  • 身体的な症状…ほてり、のぼせ、発汗、動悸、頭痛、関節痛、冷え、疲れやすさなど
  • 精神的な症状…気分の落ち込み、意欲低下、イライラ、不眠など
  • 性機能症状…ED(勃起不全)、性欲低下など

 

ご自身の状態を確認しましょう

AMSスコア(男性更年期障害質問票)を活用し、それぞれの症状に対して、症状の重さに合わせて1から5点の点数をつけます。17項目の合計点で、症状の程度が把握できます。

AMSスコア(Excelデータ)(エクセル:18KB)

AMSスコア(PDF:229KB)

出典 「更年期症状・障害に関する基本調査」(厚生労働省)

 

症状が悪化する前に受診しましょう

更年期障害を疑う症状があったら、無理や我慢をせずに、医療機関を受診しましょう。

受診する診療科の目安は、身体的な症状は主に泌尿器科精神的な症状は心療内科や精神科などです。

以下の厚生労働省の運用する「医療情報ネット(ナビイ)」にて、診療科目や対応可能な疾患・治療内容などから医療機関を検索可能です。

医療情報ネット(ナビイ)

受診の際には、医療機関のホームページや電話で「男性の更年期障害」の診療が可能か確認しましょう。

 

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康増進課です。