認知症のリスクを軽減するには(認知症の未病改善)

掲載日:2018年12月27日

 急速な高齢化の進展により、認知症高齢者数は平成37(2025)年には全国で約700万人、高齢者の5人に1人になると見込まれています。

 このことから、県では認知症の未病改善の取組みを推進しています。

認知症とは?

 認知症は、脳に起きた何らかの障害によって、記憶力など脳の機能が低下し、日常生活を送ることが困難になる症状や状態のことです。

 認知症の多くは、10年から20年といった長い時間をかけて、MCI(軽度認知障害)と呼ばれる認知症の前段階を経て、進行すると言われています。

 認知症に関する様々な情報を掲載している「かながわ認知症ポータルサイト」をご覧ください。

認知症の未病改善のためには?

 生活習慣の改善などにより、認知症のリスクは軽減できると言われています。

 日頃から、「食・運動・社会参加」を中心とした生活習慣を改善することが大切です。

平成30年度における県の認知症未病改善の取組み

1 未病改善県民シンポジウム「今からできる認知症への備え」

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 県民の皆様に、認知症は自分や家族など誰でもなり得ること、また、生活習慣の見直し等が重要であることを理解し、認知症について考えていただくきっかけとなるよう、「未病改善県民シンポジウム『今からできる認知症への備え』」を開催しました。当日は、340名の方に御参加いただき、認知症の基調講演や、食・運動・社会参加による未病改善の実践についてパネルディスカッションを行いました。

日時:平成30年11月10日(土曜)13時から16時まで

場所:パシフィコ横浜会議センター

平成30年度の結果についてはこちら

2 プロスポーツチームを活用した認知症未病改善プログラム

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 県はプロスポーツチームを活用して、認知症未病改善プログラムを実施しています。

 平成30年度は、横浜・Fマリノスに委託し、高齢者の方々がお孫さんと一緒に楽しみながら参加でき、認知機能改善効果の測定も行う、6か月間の継続的なプログラムとして「お孫さんと一緒にサッカー教室 ~楽しく認知症未病改善~」を開催しています。

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 横浜市の会場(5月~10月)

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 大和市の会場(8月~1月)

 横浜市の会場で実施した結果、認知機能の改善と合わせて、「自分で調理するようになった」、「階段を使うなど、意識して運動するようになった」といった感想が寄せられるなど、参加者が食生活や運動習慣を見直すきっかけとなりました。

 「横浜F・マリノス」ホームページへのリンク

3 高校の未病学習の機会を活用した認知症バーチャルリアリティ(VR)体験

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 高校生を対象に認知症への正しい理解を促進するため、認知症VRのコンテンツを持つ事業者(平成30年度においては株式会社シルバーウッド)に委託し、県立高校で認知症のVR体験学習を実施しています。この体験学習では、VRの技術を活用し、認知症の中核症状を生徒一人ひとりが疑似体験することで、実感を持って認知症への理解を促進します。

 平成30年度は11校で実施しており、「認知症の方がどんな気持ちなのかなど普段の授業では分からないことを沢山学べた」、「私の身近な人にも認知症の方がいたら助けたいと思う」といった感想が寄せられるなど、参加者の認知症に対する理解を深めることが出来ました。

 「株式会社シルバーウッド」ホームページへのリンク

4 コグニサイズ

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 国立研究開発法人国立長寿医療研究センターが開発した「コグニサイズ」の普及に取り組んでいます。

※コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、頭で考えるコグニション課題と身体を動かすエクササイズ課題を同時に行うことで、脳と身体の機能を効果的に向上させることが期待されます。

 「運動による認知症未病改善の取組ーコグニサイズー」のページへのリンク