第14回かながわ食育推進県民会議「会議結果」

掲載日:2018年5月21日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第14回かながわ食育推進県民会議

開催日時

平成28年3月23日(水曜日) 14時から16時

開催場所

神奈川自治会館3階 会議室305

出席者【会長・副会長等】

秋山理砂 奥村美由 加藤京子 門倉麻紀子 小山正武 佐藤哲郎 里山寿巳枝 志澤勝 鈴木益江 中崎久雄 中村丁次【副会長】 中村靖彦【会長】 野村智 則竹栄子 丸山善弘 宮田丈乃 山崎弘子 山崎理恵(代理 中野くに) 吉岡由紀子(敬称略)

所属名、担当者名

健康増進課、担当者名 成田

掲載形式

  • 議事録

審議(会議)経過

議題1 「第2次神奈川県食育推進計画」に基づく平成27年度の県の取組状況について

佐藤委員

 事務局の説明を補足すると、資料1-1、P17「8020運動推進員の養成と活動支援」については、神奈川県歯科医師会も県と協力して実施している。8020運動とは、80歳まで20本の歯を残していこうという運動である。20年前は達成率が5%を切っていたが、最近は38.3%まで上がってきている。人間、生まれてから看取られていくまで毎日食べることは重要で、食べるためには、歯が重要である。

中村靖彦会長

 県によって、8020運動の達成率にばらつきはあるのか。

佐藤委員

 おおまかで申しあげますが、都市部では数値がよく、地方では数値が悪い。

 また、残っている歯の数が一桁となると、食べることができず、重度の要介護となっていく傾向がある。 

志澤委員 

 畜産農家350戸ほどで、900万人の県民の、豚肉6%、牛肉と卵黄12%程度の需要をまかなっているところである。

 資料1-1のP19については、畜産課からも説明があったところだが、会場において、参加者がボランティアとなり、こども医療センターに教材を寄付していることを御紹介したい。

 また、資料1-1、P6の保健体育課の事業だが、1回以上が98.3%、3回以上が55.6%実施となっているが、農業の国際化が言われて、自給率を下げないためには、食育が大事であり、学校給食の食材に県内産を使うというのは、2回に1回くらいにすべきではないのか。また、献立に、産地情報を載せられないのか。

神奈川県保健体育課

 「かながわ産品学校給食デー」であるが、県内産品を特に多めに使っている日というようにご理解いただきたい。

 年間3回は、県内産品を特に多めに使って、この食材はどこで生産されて、どのような栄養があって、と説明も合わせてしてもらっている。

 国の目標では、品目数ベースで30%使用することとしており、県内産品を給食で使用する回数は着実に増えてきている。

中野委員

 現場からの意見を申し上げると、ほとんどの学校で県内産品を使っている。すべての食材とまではいかないが、毎食必ず1品くらいは、神奈川県産のものを使っているのではないか。

 ただ、本校でいえば、1日900食分を用意しなければならず、量が足りずに県内産品だけではまかなえないという状況もある。

門倉委員

 大規模で生産しているものは横浜のキャベツ、三浦のだいこんくらいで、それ以外の品目は各農家が少量のロットで生産しており、なかなか学校で求められる量をまかないきれない。

農家としては、学校の給食に提供したいという想いはあるので、JAなどが、学校と農家の仲介となって、ロットが足りなければ、他の農家から集めるとか、そのようなシステムが構築できればいいと思う。

丸山委員

 資料についてであるが、主な取組としてまとめるのであれば、「こういうことをやりました」という記述だけではなく、「やってどうだったのか」という点について、簡単なコメントでいいので、記述してもらいたい。

 例えば、先ほどの「かながわ産品学校給食デー」についていえば、「子どもたちの反応はどうだったのか」等の記述があれば、次のステップにつながる。

中村靖彦会長

 「中高年ホームファーマー」の事業の予算は主に何に使われているのか。

 耕作地の買い取りや、農園の復旧か?

神奈川県農地保全課

 この予算については、農園の復旧もあるが、主に研修となっている。

 この制度は、合計4年間、170名の方に農園を使ってもらっており、研修が年に20回、巡回指導も行っている。

中村靖彦会長

 栽培したものを販売してもよいのか。

神奈川県農地保全課

 市民農園の位置づけとなるので、販売目的の耕作はできません。

 ただし、余剰農産物については、販売してもよいということになっている。

議題2 市町村及び関係団体等の食育取組事例について

山崎委員

 県食連では、資料1-1のP9に掲載されているが、四季のレシピ集を提案している。綾瀬市では、四季折々の農産物が収穫されており、旬のものを召し上がっていただき、その食材のいのちと一緒に元気一杯になってもらいたい、ということである。

中野委員

 資料2のP7にある「我が家の自慢料理コンクール」であるが、学校栄養士協議会では、この取組を10年近く行っている。

 以前は、子どもの苦手な料理をテーマにして、給食の残量を減らそうということで行っていたが、最近は、神奈川県の豊かな食材を使った地産地消の観点で行っている。毎年400、500の応募があり、20点を選び、かながわ食育フェスタで掲示を行うほか、給食に採用するレシピもある。

佐藤委員

 資料2のP65に「食と口腔の健康に係る講習会」とあるが、今年は「高齢者への食事支援」として、高齢者になったときの、口の周りの筋肉、飲み込む力といった摂食嚥下機能の虚弱について取り上げて、講演会を行った。

 また、歯科医師会としては、幼少期から噛む機能、飲み込む機能について、正しく成長させることにも着目している。

小山委員

 資料2のP66「調理師研修会」であるが、定年を迎えて仕事をしていない人でもまだまだ仕事ができる人がたくさんいるので、若い人に技術を継承させている。

 また、最近の保育園では、魚をほとんど食べさせない、それと国産のものも使用していない。幼少期のころから魚を食べていると大きくなっても魚が好きである。今、魚と野菜の摂取量が減っているので、対策をしていただきたい。

加藤委員

 資料2のP70、P71にあるが、これ以外にも相模原市では「大豆100粒運動」ですとか、様々な取組を行っている。

 食育と絡めて、「農育」「花育」についてもぜひ取り組んでいただきたい。景観を守るというのも農業経営士の大事な役割であり、経営士をはじめ認定農家の方々が一生懸命取り組んでいる。予算もつけていただいているが、まだまだ足りない。農業から生まれた文化・知恵を伝えていきたい。「食育」とともに「農育」も進めていただきたい。

宮田委員

 子どもたちが楽しく食べる習慣をつけることが大事だと考えている。

 県の保育会としては骨のある魚の提供を進めている。決して、保育園では野菜、魚を食べていないという状況でないことを皆さんにはご理解いただきたい。

 また、朝食の推進、噛む習慣づけについても取り組みを進めている。

丸山委員

 生活協同組合としては、終活フェアというのをやっている。

 介護保険を払うような年代となったら、残りの人生を考えよう、と提案している。食べるということは、最後まで残される楽しみなので、介護食の紹介や、食べ方、健康の問題などもアドバイスできるようにしている。

 食育というのは、小さい子どもたちを対象とする一方で、高齢者に対しても必要なもので、「共食」による高齢者の「社会参加」ということも含めて、健康寿命を延ばすために、「食」は重要なテーマとなっている。

議題3 その他

中村丁次委員

 「食育」は、日本独特の運動で、世界の方々はどのような成果がでるか注目しているところだが、どこに特色があるかというと、「健康問題」と「農業問題」を一緒にしたところにある。

 10年間やってきて、そろそろしっかり評価しないといけない。

 県民が元気になったのか、農業が元気になったのか。

 個々の皆さんはそれぞれの領域でがんばっているが、これが全体でどのような成果を生み出しているか。

 参考資料1のP10であるが、30代の男性の肥満者は年々増えており、全国平均よりも高い。40代は年々高くなっているが、全国平均程度となっている。

 30代のやせは、全国平均よりも高い、もっと深刻なのは、60代女性のやせが、全国よりも倍程度ある。なぜこのようなことが起きるのか、冷静に見つめなければならない。

 P27にある食育に関心をもっている県民の割合、食育の推進に関わるボランティアの数は減っている。

 P20では、1日の野菜摂取量、食事バランスガイドを参考に食生活をおくっている県民の割合もさがっている。

 この状況を冷静に受け止めて取組みを進めなければならない。

吉岡委員

 参考資料2に、直近の指標のデータがある。

 成果を上げている指標があまりない。その状況から、今の取組の効果を検証していただいて、平成29年度に報告をまとめる際には、記述してほしい。

 また、資料の作り方として、重点目標とその他の目標で作られているが、重点目標の指標と重複しているものがある。一覧の方が分かりやすく、全国とも比較できるとよい。

 もう一つは、実績評価の指標が多く、経過評価、結果評価、影響評価といったところが、見えるような形が望ましい。例えば、先ほど話題となった参加者のコメントなどが掲載されていれば、数値は達成できていなくても少しずつ変わっているという評価ができる。次期計画については、目標ごとに事業をぶら下げると見えやすくなるのではないか。

秋山委員

 担当しているのは、地産地消、食育を担当。食育レシピの連載。

 今、新聞を読んでいる方が高齢化している。情報格差が激しくて、若い方は分からないことはインターネットで検索できるが、高齢者の方は新聞でのみ情報を得ている。分からないことは、当社のお客様センターに問い合わせてくる。若い方と高齢者の方への情報の伝え方を考えていく必要がある。

 新聞の役割としても、読者の方に健康を維持する情報を伝えていかないといけないという自己反省も含めてであるが、高齢者の方への情報の伝え方については、考えていく必要がある。

則竹委員

 本日の議論で、農林水産業の活性化ということで、農業、畜産については、活発に行われているように感じたが、漁業の取組がまだまだかな、と感じた。漁業としては、後継者不足であったり、本業を優先して体験のようなところには時間が割けないという課題はあるのだが、皆さまのお力をお借りして、漁業という観点からの食育を見直していきたい。

佐藤委員

 共食と朝食というキーワードが出ている。

 高齢になると孤食の方は虚弱になる率が高いという研究がある。このような問題にも取り組まなければならない。

 朝食についてだが、単に朝食を食べるから勉強ができるという訳ではなく、背景に基本的生活習慣がある。基本的な生活習慣の向上というところから取り組んでいく必要がある。

奥村委員

 特別支援学校の代表として、本日は出席させていただいている。

 本校でも給食を実施しているが、給食は非常に重要なものと考えている。

 一つ目は、給食となると、まず匂いがしてきて、給食の雰囲気が学校中に伝わり、子どもたちの時間の感覚、習慣が養える。

 次に、保護者についてであるが、食べさせるということに保護者は非常に苦労している。給食で子どもたちの食習慣を少しでも改善することで、またその方法を保護者に伝えることにより、食に対する保護者の不安を軽減するという役割を給食は担っている。

 また、児童200名に対し130名の教職員がいるが、県外出身者も多く、かまぼこの原料がなんなのか分からない、という現状である。

 栄養士が食育を進める中で、教職員に対する食育ともなっている。

鈴木委員

 小田原城址公園でかまぼこ桜まつり、小田原おでんサミットを実施している、ぜひご参加ください。

 それと、提案ですが、今回、事前に「未定稿」の資料が送られてきたが、ほとんど変わらない資料が本日卓上に置かれていた。二重に資料を作成する必要はないので、事務局において工夫されたい。

 また、先日、未病サポーター養成研修というのを受講したのだが、健口体操など皆さん一生懸命やっていただいた。これらの取組と食育をセットにすると皆さんに興味をもっていただけるのではないかと感じました。

中村靖彦会長

 事務局においては、本日の意見を参考に取組を進めていただきたい。

 また委員の皆さまにおかれましては、本日の皆さんの取組を参考にしながら、それぞれの分野で、御協力いただきたい。

<会議資料>
資料1-1 第2次神奈川県食育推進計画 平成27年度の県の主な取り組み[PDFファイル/914KB]

資料1-2 平成27年度「第2次神奈川県食育推進計画」の取組状況[PDFファイル/1.2MB]

 

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本文ここまで
県の重点施策
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