平成28年度第1回 たばこ対策推進検討会 会議結果

掲載日:2018年2月27日

次の審議会等を下記のとおり開催した。

 

様式3

審議会等名称

平成28年度第1回神奈川県たばこ対策推進検討会

開催日時

平成28年7月21日(木曜日)18時30分から20時40分まで

開催場所

かながわ労働プラザ 4階 第3会議室

(役職名)
出席者

(◎:座長、○:副座長)

望月 友美子 (国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターたばこ政策支援部 医師)
曽根 智史 (国立保健医療科学院次長)

玉巻 弘光 (東海大学法学部教授)
山本 佳世子 (電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授)

笹生 正人 (公益社団法人神奈川県医師会理事)

樋口 正人(一般社団法人神奈川県商工会議所連合会・小田原箱根商工会議所専務理事)

飯島 文男(神奈川県中小企業団体中央会副会長)

齋藤 敦匡(神奈川県都市衛生行政協議会:秦野市こども健康部長)

石田 まり子(神奈川県食生活改善推進団体連絡協議会理事)
高原 ななゑ (相模原市健康づくり普及員連絡会顧問)

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

保健福祉局 保健医療部 健康増進課 たばこ対策グループ 堀越
電話番号   045-210-5025
ファックス番号 045-210-8857

下欄に掲載するもの

議事録全文

議事概要とした理由

会議経過

【内容】

1 開会

(事務局)

それでは、定刻となりましたので、ただいまから「平成28年度第1回神奈川県たばこ対策推進検討会」を始めさせていただきます。

私は、保健福祉局保健医療部健康増進課副課長の弘中と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

検討会の開会に先立ちまして、保健医療部長の中澤よりご挨拶申し上げます。

(中澤保健医療部長)

保健福祉局保健医療部長の中澤でございます。よろしくお願いいたします。

3年前には、このたばこ対策推進検討会に、がん対策課長として参加しておりまして、また、ここに戻ってきたという感じですので、昔からの方、新しく委員になられた方、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、ご多忙のところ、足元の悪いところ、ご出席くださいましてありがとうございます。そして、日頃より、本県のたばこ対策の推進に当たり、ご尽力を賜り、この場を借りて、御礼申し上げます。

皆様ご存知のとおり、2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催、その前年の2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催され、この神奈川県でも競技が行われます。これらのイベント開催では、県外、そして国外から多くの方々が本県を訪れることが想定されております。2019年のラグビーワールドカップでは、横浜で開催される決勝戦で見込まれる外国人観戦客約4万人、そして、平均20日以上滞在するとの試算も出ております。このため、来訪される方も含めて、受動喫煙から県民の健康を守るために、今後のたばこ対策の推進にご意見を頂戴したいと考えております。

一方、本県では「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」を平成22年に施行いたしまして、受動喫煙防止対策を進めております。条例の附則に基づき、施行日から起算して、3年を経過するごとに、施行状況について検討を行うこととされております。前回の見直し検討から3年経過いたしましたので、今年度、たばこ対策推進検討会に見直し検討部会を設置いたしまして、見直し検討を行ってまいりたいと考えております。委員の皆様方におかれましては、様々な面でご協力をよろしくお願いいたします。

また、オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控えて、国では受動喫煙防止対策強化検討チームを、東京都では、受動喫煙防止対策検討会を立ち上げ、受動喫煙防止対策の強化の検討を進めております。現段階では、具体的な方向性はまだ示されていませんが、国や東京都の動向は、本県の受動喫煙防止条例の見直し検討にも、重要な要因となりますので、注視してまいりたいと考えております。

なお、この条例の見直し検討の結果につきましては、前回の見直し検討と同様に、12月の神奈川県議会の厚生常任委員会に報告をさせていただく予定としておりますので、よろしく、ご承知おきくださいますようよろしくお願いいたします。

当検討会では、条例の見直し検討のほか、たばこ対策全般について、専門的な見地からご意見を頂戴しながら、様々な角度からご検討を進めていただきたいと考えておりますので、今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)

本日、健康増進課職員が事務局として出席させていただいておりますが、氏名等につきましては、机上に配布してあります席次表をご確認いただければと思います。

それでは、傍聴者について、ご報告させていただきます。本日は、一般傍聴者4名の方の傍聴をいただいております。

次に、本検討会の会議録の公開についてお話させていただきます。本検討会の議事の内容につきましては、議事録を作成し、発言者のお名前とともに公開いたします。この件につきましては、ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

続きまして、資料確認に移らせていただきます。次第と委員名簿、報告資料、資料1から資料11、参考資料1から4を机上に配布しております。また、当検討会の設置要綱と傍聴要領のほか、受動喫煙防止条例、施行規則などにつきましては、資料集として、配布させていただいていますので、併せてご確認いただければと思います。過不足はございませんでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、以降の進行は、玉巻座長にお願いいたします。

2 報告

(1)県のたばこ対策の取組み状況について

(玉巻座長)

最初に一言だけ申し上げます。

皆様、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

それでは次第に従いまして進めたいと思います。最初に、次第2の報告として、県のたばこ対策の取組み状況について、事務局からご説明をお願いいたします。

 (事務局)

 事務局から報告資料を説明

(玉巻座長)

ありがとうございました。それでは、今のご報告につきまして、何か、ご質問ご意見がございましたら、ご発言をいただければと思います。

(望月委員)

神奈川県も、国と同様に、たばこ対策の数値目標を掲げていらっしゃると思いますが、喫煙率は20%、或いは12%ですか。

(事務局)

喫煙率の数値目標につきましては、神奈川県がん対策推進計画で定めております。平成22年度では、県民健康栄養調査の結果、成人男性の喫煙率が30.8%でしたので、平成29年度に成人男性の喫煙率を25.4%まで下げるという数値目標を設定しているところでございます。

(望月委員)

そうしますと、たばこ対策の取組みというのは、その目標に向かってのアクティビティだと思いますが、前のラウンドで申し上げたと思いますが、この取組みがどれだけインパクトがあるのかです。例えば、直接的には喫煙者に喫煙を止めさせる施策をされていますが、その施策にリーチしている喫煙者の数がどれくらいいるのかです。神奈川県の喫煙者は、ざっと計算すると、おおよそ100万人以上です。そうすると、1万分の1ぐらいしかアクセスできていないのではないでしょうか。

また、喫煙者を支援する人材の育成とかキャパシティービルディングも、教育とか研修会でやられているとは思いますが、その方々が、実際に、どのくらいの数が喫煙者にリーチしているのかということもあります。

行政の政策目標を達成するために、このアクティビティーをすることによって、こうなるはずだという絵は描いていらっしゃるのでしょうか。

(事務局)

実際にどこまで効果があったかを証明できるかどうかは別ですが、県民の方々へのアクションでございますが、キャンペーンの中でチラシ等を配布しております。11月に横浜で行うキャンペーンでは、1500から1600のチラシ等を配布しますが、どれだけの効果を生み出せるかは分からないところです。

あと、卒煙サポートネットワークにつきましては、企業或いは健康保険組合のたばこ対策の担当者の方に対して、それぞれ、色々な形で情報提供しております。企業に対しましては、実際に従業員の声に基づく禁煙教育を行ってもらっていますが、今後は、禁煙教育の回数や参加人数等について、その企業から情報提供をいただきながら、実施状況を把握していきたいと考えております。

(望月委員)

行政だけが、数値目標達成の責任を負うわけではないと思います。自然減もあるでしょうし、民間団体の自発的な動きもありますので。ただ、全体の絵のうち、何割ぐらいを行政が寄与しようとしているのかについて、具体的なイメージがあるようでしたら教えていただきたいのですが。 

(事務局)

難しいです。

(望月委員)

ただ、そういうのがないと、行政がこれだけやったから、こうなったと言い張れないですよね。

(事務局)

健康増進課長の鈴木でございます。よろしくお願いいたします。

私どもで行っている受動喫煙防止対策やたばこ対策の取組みに関して、行政がキャンペーンを行う、その結果、どのくらいの方々が行動変容をするかについてのエビデンスは、今の段階で持ち合わせておりません。それを逆に、無理に、ここまでやることを想定していますということを言うことは、乱暴なのかなとも思います。健康増進課が、この受動喫煙防止対策を行っていますが、一方で、未病を改善する取組みも行っています。健康増進課では、従来から健康づくりの取組みとして行ってまいりましたが、どれくらいの方々が健康づくりの取組みに参加していただけるのか、最初に想定した形でやってしまうと、それは強制になってしまいます。私どもは、地道に、未病を改善する取組みを一生懸命に行っていくことをベースに、その結果、成果がどれくらい上がったかについてウォッチしていくしかないのかなと考えているところでございます。

(玉巻座長)

よろしいですか。他に何かございますか。

(山本委員)

ご説明どうもありがとうございました。

普及啓発を続けていく、イベントを行ったりする時に、多くの人が集ることは大事だと思いますが、そういう時に、ソーシャルメディアは使われていますか。最近、イベントをやる時に、ソーシャルメディアで情報を拡散することにより、結構、人が集ったりします。例えば、ツイッターだったら、適宜明示されるものを設定し情報提供すると、それがリツイートされると、結構拡散したりします。また、フェイスブックですと、イベントに参加・・と書くと、「興味がある」とか「参加する」というボタンがあって、それで、結構拡散したりもします。ソーシャルメディアを活用することにより、新たな情報の拡散が期待できるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

(事務局)

私自身、ツイッターをやったことがないので、その効果というのは理解していないのですが、ただ、県の事業の中で、様々なイベントについては、県のツイッターで今年度からご案内しております。例えば、県のたよりに掲載していたものを、ツイッターにも載せるということを今年度から始めております。

(山本委員)

ありがとうございます。行政の方がソーシャルメディアを活用されるのが一ついいのと、もう一つは、県のたばこ対策の普及啓発などの活動に対しご賛同していただける一般の方々が、できれば自発的に、自分で、こういう情報がありますとか、県がこういうイベントをしていますとか、こういった活動をしていますと紹介してくれたりすると、もっと効果的なのではないかと思います。要するに、県が、受動喫煙防止条例の普及啓発を一生懸命されているわけですから、この条例のサポーターの方々がいらっしゃったら、是非見つけていただいて、その方に、ソーシャルメディアのトップのオピニオンリーダーになっていただいて、自発的に情報を拡散していただくことがあってもいいのかと思いました。

(玉巻座長)

よろしいですか。他になにかございますか。

(樋口委員)

二つほど教えてください。

まず、先ほど、喫煙率の目標値について話されていましたが、喫煙率はどのように出されているのでしょうか。

もう一つは、報告資料の4ページで、分煙技術相談会の開催について、平成27年度が、平成27年10月末の数字になっていますが、これでいいのでしょうか。

(事務局)

分煙技術相談会の開催状況は、平成27年度の開催状況で、平成27年10月末になっていたのは間違いです。

喫煙率については、国等で様々な調査で調べられているのですが、通常は、アンケート調査と同じで、2000から3000のサンプル数の中で、「あなたはたばこを吸いますか」などの設問に対する回答数に基づいて、喫煙率を出していると思います。県の方でも、今度、県民健康・栄養調査を行いますので、そこで、喫煙率を出していきます。

(樋口委員)

分かりました。

(玉巻座長)

よろしいですか。他になにかございますか。

特にないようでしたら、今日は、条例の見直し検討に時間を割きたいので、このことについては、この辺でとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。

それでは、次第2の(1)県のたばこ対策の取組み状況については、この辺で、とどめることといたします。

(2)「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」見直し検討部会の設置及び委員の選任について

(玉巻座長)

それでは、次第2の(2)「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」見直し検討部会の設置及び委員の選任についてに移ります。

今年度の見直し検討については、前回と同じように、「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」見直し検討部会を設置して、その部会で、見直し検討の議論を進めて行きたいというのが事務局の意向でございます。その関係で、委員をどのような形でお願いするかということでございますが、既に、委員名簿が配布されていますが、この件につきまして、事務局からご報告をいただけますでしょうか。

(事務局)

それでは報告します。

昨年度の3月に、たばこ対策推進検討会を開催させていただいた時に、皆様に、条例の見直し検討につきまして、見直し検討部会を設置させていただいて、委員を選任させていただくと説明させていただき、委員の選任については、事務局で対応させていただくことについてご了承をいただきました。

この5月に見直し検討部会の設置及び委員の選任をさせていただきました。見直し検討部会の委員の名簿につきましては、皆様に配布させていただいているたばこ対策推進検討会の委員名簿の裏面に記載してございます。玉巻委員、望月委員、笹生委員、山本委員につきましては、たばこ対策推進検討会と見直し検討部会の兼務をお願いしたいと思います。兼務委員以外の見直し検討部会の委員につきましては、生活衛生同業組合関係の方を2名、教育関係の方1名、日本労働組合総連合会神奈川県連合会から1名、かながわ健康財団から1名、報道機関から1名の方を、前回と同様な形でご推薦をいただいているところでございます。それから、今年度につきましては、先ほど、オリンピック・パラリンピックの話をさせていただきましたが、観光関係の視点から、受動喫煙防止条例の見直し検討に関するご意見をいただければということで、文教大学の山口先生に委員をお願いしているところでございます。

(玉巻座長)

今回の見直し検討につきましては、こういう形でとのご説明でしたが、ご質問、ご意見ありますでしょうか。

(曽根委員)

たばこ対策推進検討会と見直し検討部会との関係について確認をさせてください。見直し検討部会の設置要領を見ますと、「部会は、条例の見直しに関することを検討し、検討結果を座長に報告する。」とありますが、この座長は、たばこ対策推進検討会の座長ということでよろしいでしょうか。

(事務局)

はい。そうです。

(曽根委員)

ということは、見直し検討部会の見直し検討の結果の報告を受け、このたばこ対策推進検討会で議論をするということですね。

(事務局)

後ほど、見直し検討のスケジュールも説明させていただきますが、前回の見直し検討の時には、たばこ対策推進検討会と見直し検討部会を同時開催することが多かったのですが、今回は、まず、たばこ対策推進検討会を開催させていただいて、来週、見直し検討部会を開催させていただき、そこから、見直し検討部会を4回程度開催させていただいて、最後に、部会からの報告を受け、たばこ対策推進検討会でまとめの議論をしていただいて、県に見直し検討の結果をいただくという形を考えております。見直し検討部会は、あくまでも部会という位置づけでありまして、前回は、特殊な形で見直し検討を進めさせていただきましたが、今回は、通常の検討会と部会の関係で、条例の見直し検討を進めたいと考えております。

(曽根委員)

たばこ対策推進検討会にぶら下がっているのが見直し検討部会という認識でよろしいですね。

(事務局)

そうです。

(玉巻座長)

あまり言わない方がいいかもしれませんが、前回は、当初は、たばこ対策推進検討会のメンバーで条例の見直し検討を進めていこうとしたところ、もろもろの状況判断の中で、直接の利害関係がある人も、条例の見直し検討の場に加えるため、通常は部会の方が小人数になるところ、部会の方が大人数になってしまい、検討会も部会を兼ねることになったという状況があり、変則的な形になりました。

今回は、検討会と部会で議論をした上で、検討会に上げて、検討会で了承をする通常のスタイルに戻すことができたのかなとの理解でいいと思います。このことについては、事務局にコメントは求めません。私の勝手な理解です。

それでは、このような見直し検討部会で、条例の見直し検討についての細かい議論をしていくことでご了解いただければと思います。

3 議題

(1)神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の見直し検討について

ア 平成28年度における神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の見直し検討について

(玉巻座長)

そうしますと、次から、本題ということになるわけでございますが、次第3の議題(1)神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の見直し検討に移りまして、まず、アの平成28年度における神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の見直し検討について、事務局からご説明をお願いいたします。

(事務局)

 事務局から資料1を説明

(玉巻座長)

ありがとうございました。

今の説明につきましては、前回の見直し検討とは異なって、資料4の平成27年度受動喫煙に関する県民意識調査及び施設調査を前提に条例の見直し検討を進めて行きたい、また、事業者に対する意見聴取については、前回と同様に行うということでしたが、何かご質問ご意見ありますでしょうか。

(曽根委員)

確認ですが、ラグビーワールドカップは平成31年、オリンピック・パラリンピックは平成32年です。ということは、ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックについては、次回の見直し検討では、たとえ変更したとしても間に合わないので、今回の見直し検討で対応を決めるということになるとの認識でよろしいでしょうか。

(事務局)

今、私どもとしては、そこのところについては、現段階では、国の検討チームや東京都の検討会の動向を注視しながら、見直し検討を進めていきたいと考えております。曽根委員がおっしゃるように、時期的には、もう1回、条例の見直し検討があるわけです。確かに、次の見直し検討のタイミングで検討した上で修正したとなると、直前になってしまいますので、この段階である程度方向を出さなければいけないのかと思います。と言いつつも、国の動きを見ながらということになりますと、そこは、私ども、なかなか難しいところだと考えております。そこは、委員の皆様との議論を踏まえ、バランスをとりながら対応を考えたいと思います。例えば、今回の見直し検討の中では、こういう方向だと、ただ、国の方向性が出ていない場合には、国の方向性が出た段階で、どういう対応をするのか検討をする余地を残すことはあるのかと思っております。これについては、事務局の方から、こうしてくださいとかはございませんし、また、これがコンクリートではございませんが、そういったことも想定の一つとして考えておいてもいいのではないかと思います。 

(望月委員)

今の論点はすごく重要だと思います。神奈川県の受動喫煙防止条例をつくる時に、国の方も検討会を開いていたのですが、そこで、「分煙」の基準をどうするのかについては、県が「分煙」の基準を想定していることをにらみながら、外せなかったんです。結局、今回も、国はどうなるのか、東京都はどうなるのか、にらみ合っていてズルズル進むよりは、オプションとして、或いはシナリオA、B、Cぐらいを想定して、どういう方向になっても、県としてベストかベターな選択ができるようにしておいたほうがいいと思います。にらみ合っているうちに、たばこ産業がどんどんマーケティングで、「分煙」を広めていくとか、よく分からない補助金があちらこちらにつくられていくよりは、県としては、ベストアベイラブルなものを、どっちになっても、県民にとってプラスになるものを進められるようにしておかれた方がいいと思います。にらみ合っていたら、結局、何も進まないと思います。それから、それは、みんなにらみ合っているような気がするので、それよりは、先進事例として、県が推し進めていけば、もしかしたら、国も動くかもしれませんし。最終的には、政治マターかもしれませんが、県民の方や国民の方がそれを選択したものですから、是非そういう方向で、三竦みにならないようにしていただければと思います。

(事務局)

説明が不足していたのかもしれませんが、今回の見直し検討で、新たな要素として、オリンピック・パラリンピックの開催に向け観光の視点での見直しもお願いしたいと、また、国の受動喫煙防止対策強化検討チームもありますということでございますが、だからと言って、国の動きに引きずられてどうこうということはございません。今回の条例の見直し検討については、神奈川県でつくっている受動喫煙防止条例の見直し検討でございますので、ここでの議論は尊重すべきと思っております。そのことについては、望月委員のご意見と変わらないのかと思います。

(玉巻座長)

いかがでしょう。今の事務局の説明について、何かお聞きになりたいことはございますか。

私は、立場上積極的なことは言わない方がいいのかとも思うのですが、検討会或いは見直し検討部会で期待されていることは、この6年間、又は直近の3年間の条例の施行状況を見て、その施行状況の評価に基づいて対応策を考えていくのが、まずメインの柱だと考えています。そして、その枠を超えて、先々の政策判断をしていくことは必要ではあると思いますが、この検討会や見直し検討部会にどこまでやる役割を与えられているのかというあたりが、なかなか判断が難しいところかなとも思います。

ただ、曽根委員がおっしゃるように、オリンピック・パラリンピックのことを考えて、神奈川県の体制をあらかじめ整えておくということになると、今やらないとだめということになる。ただ、3年ごとの見直しというのは、受動喫煙防止条例の附則に定められていることであって、それ以外のところでの条例改正は有り得ないのかというとそうではなく、社会状況の変化に対応する形で、随時条例を改正している。例えば、実際に、昨年、加熱式のたばこに関連して条例改正をしているわけです。そういうことで、オリンピックをにらみながら、国の動きもにらみながら、神奈川県が独自にいろいろ手を打っていくことは、もちろんあり得ると思いますが、ただ、今回の見直し検討で、やってやれないことはありませんが、それを期待されて開くものではないと私は理解しています。

そういう中でどこまでやるのか。皆様も十分ご存知のことですが、現在の受動喫煙防止の観点からの様々なルールというのは、後に続く自治体がほとんど出てきていない。健康増進法の改正だなんだかんだという議論もありながら、国の動きも鈍い。オリンピックというような黒船の影響で、受動喫煙防止対策が一気に進展する可能性はないことはないと思いますが、東京都は検討会を開きながら、事実上腰砕けに終わってしまった。東京都が神奈川を上回るものをつくっていれば、それをステップに、また、神奈川県もということは有り得たと思います。しかし、それができていない中で、神奈川はどこまで進んでいけるのか。望月委員や曽根委員の立場からすれば、進むべきだということは当然ですけれども、望月委員のおっしゃるように、政治情勢もあるという中ではございますが、ここで、いろいろ意見を出しておけば、3年後の次の見直し検討ではなくて、その前に条例の見直しの動きが出てくる可能性もあるという観点で、積極的に意見を出していただければというのが、望月委員、曽根委員のご意見に対する感想です。

他の方、いかがでしょうか。

(山本委員)

ご説明どうもありがとうございました。

気になったのが、見直し検討に当たっての新たな要素のところです。

一つ目は、ワールドカップやオリンピック・パラリンピックは確かに大事だと思いますが、しかし、これが契機に外国からの来訪者が増えるといいますか、既に、外国の方は増えてきています。いろいろな行動様式や慣習の方が来られていて、日本的な考え方が通じない方もいっぱい来られていますので、そういった方々がおられるという中でも、受動喫煙防止条例を貫くということで、外国人の来訪者がこれから増えてくることに対応していくというスタンスのほうがいいのではないかと思います。ワールドカップやオリンピック・パラリンピックがゴールではないのです。むしろ、それは一つの契機であって、こういった路線を、もっと強調していくことが改正の趣旨ではないかと思いました。

二点目の未病を改善するという新たな視点ですが、私も、総合計画の審議に携わっていますが、総合計画でも、「未病」を強調しています。この受動喫煙防止条例の関係でも、「未病」を強調した方がいいのではないかと思います。受動喫煙防止条例の関係では、今まで、「未病」の視点は出てきていないです。ここでの条例では「未病」という視点はでてきていなかった印象があるので、そういう意味があって、受動喫煙防止条例は大事な趣旨を持っているものだということを、もっと県民の方に広まっていくと、この条例に関しての活動も、もっと活発になっていくのではないかと思いました。

(事務局)

2つのご意見をいただきました。

まず、オリンピック、パラリンピックにつきましては、神奈川県では、既に、国内外からの来訪者が増えてきていることを無視しているわけではなくて、今回、見直し検討の視点の新たな要素として、象徴的なものを記載させていただきました。山本委員が言われるように、そこの部分を、外国籍の方に対する全般的な対応と捉えていただければと思います。外国籍の方に向けては、報告資料に示したように、並行して、外国語での条例の周知にも取り組んでおりますので、今後どういった形でするのかも含めてご議論をいただければと思います。

それから、「未病」についてですが、確かに、受動喫煙防止条例、たばこ対策については、これまで、「未病」の視点はなかったかと思います。「未病」というとなかなか分かりづらいと言われる方もいらっしゃるのですが、実際にそれに関しては、どういうことかと申し上げますと、一人ひとりの方が、自分の健康は自分のものとして考えるということでございます。現在、知事は、人生100歳時代ということも打ち出しています。これは、非常にいい話だと思っておりまして、それと言うのは、これまでは、健康、健康と言いながらどこまで行くか分からないということがありました。例えば、健康寿命日本一が、100歳なのか120歳なのか、150歳なのか分からないじゃないのかということがありました。統計上では、2000人ぐらいに1人が100歳ぐらいということだそうですが、それを着地点としながら、逆算していくと、それぞれの地点で、どういう自分のライフプランが立てられるのかを考えた場合、それは、全てにおいてつながるのかと思います。未病を改善する取組みの中で、自分の健康をどういうふうにデザインしていくのかを考えた場合、たばこのことを検討するに当たってもいい視点なのかと考えております。そういった意味合いもありまして、今回、「未病」を、受動喫煙防止条例の見直し検討の視点の新たな要素として記載させていただいたところでございます。

(山本委員)

是非、こういう考え方を打ち出していただきたいと思います。

(事務局)

ありがとうございます。

(玉巻座長)

よろしいでしょうか。今日は、スケジュールが盛りだくさんですので、この件につきましては、この程度で止めたいのですが、先ほど、事業者団体への意見聴取を見直し検討部会で行うことについての話もございました。事業者団体への意見聴取の件については、この場でご了解をいただきたいとのことでしたが、その点についてもよろしいでしょうか。

(望月委員)

それは、前回と同じ団体という意味でしょうか。

(玉巻座長)

意見陳述の要望がある事業者・団体から意見を聴取することとなるかと思いますが。

(望月委員)

必要に応じてであって、必ずしも、資料1の2ページに記載されている事業者・団体に限らないということですよね。

(玉巻座長)

意見聴取については、現状どうなっているか分からないので、事務局からご説明いただけますでしょうか。

(事務局)

事業者・団体からの意見聴取については、今日は、このような形で議論していただきましたので、前回と同様に、意見陳述の要望があって、それを受け止めて、意見陳述をしていただくことになろうかと思います。資料1の2ページに記載されている事業者・団体だけということではないと思います。

(飯島委員)

意見陳述の要望について、呼びかけをするのですか。

(事務局)

このたばこ対策推進検討会については、記者発表もしており、広く周知をさせていただいております。この検討会において、意見陳述もできると説明させていただいておりますので、その中で、意見陳述の希望を申し出ていただくことになると思います。私どもで意見陳述をしてくださいとPRするということではありません。

(望月委員)

例えば、10団体や20団体が押し寄せてきて、合理的な選択の基準がどこかで示された場合は、資料1の2ページに記載されている事業者、団体に限らないということですよね。

(事務局)

そういうことになります。

(望月委員)

重要なステークホルダーである消費者団体などもここにいませんが、東京都の検討会でも意見陳述をしています。資料1の2ページに記載してある3団体に限らなければ、部会での意見陳述はいいと思います。

(事務局)

それは、拒めるものではないと思っています。

(飯島委員)

来てもらって、たくさん呼べばいいのでは。

(事務局)

そういうことになりますと、部会の時間がすごく長くなるかと思いますが。

(飯島委員)

前回も言いましたが、時間はそのためにあるのだから。大事なことです。知事も未病の取組みを進めてきたのだから、未病の取組みの中に、禁煙とか分煙の視点を入れていけば、知事も前向きになるかもしれない。知事がたばこの関係でも前向きになるように考えてはどうか。未病の取組みには、たばこ対策のことは言及されていないですよね。この検討会では、未病の視点も入れて、禁煙や分煙を推進していこうと言っているのだから、未病の取組みに乗っかって、たばこ対策を推し進めていけばいいのでは。オリンピックも大事、パラリンピックも大事ですが、神奈川県が6年前に受動喫煙防止条例をつくったのだから、未病の視点もいれて、禁煙、分煙をどんどん推進していけばいいのです。バッシングがきたら、その時点で考えればいいのです。最初から、逃げることを考えていては、事が進まないんです。一番厳しいものを出せばいい。罰則をしますと。前にも、私言いましたよね。国がだめだっていうのなら、考えればいい。そのために、ここにきているわけですから。

(玉巻座長)

ということで、事業者・団体からの意見聴取はしなければいけないのですが、希望者全員から意見を聞くことは、現実的、物理的に困難なので、大勢が手を挙げた時には、事務局で公正さを考えながら、バランスをとってセレクトしていただき、見直し検討部会に上げていただくという形で進めるしかないということで理解いただければと思います。

(望月委員)

それは裁き方の問題で、1分間で陳述してくださいと言えば、1分で陳述してもらえると思いますので、なるべく多様な意見をお聴きしたいと思います。

(玉巻座長)

その点は、事務局が受け止めて、適宜対応していただければと思います。

イ及びウ 「平成25年度における条例見直し検討の結果について」及び受動喫煙防止条例の見直し検討項目及び論点の整理について

(玉巻座長)

それでは、だいぶ時間も押しておりますが、平成25年度では、このような形で見直しをしましたとのことについて、事務局から簡潔にご説明をお願いします。

(事務局)

平成25年度の見直し検討の状況については、資料3にも記載しておりますので、ウの受動喫煙防止条例の見直し検討項目及び論点の整理についてと併せて、ご説明させていただきます。

 事務局から、資料2から資料11について説明

(玉巻座長)

以上で、本日配布されました資料について、事務局からの説明が終了しました。今のことについて、どなたからでも、ご質問ご意見をいただければと思います。ただ、部会委員を兼務されている方は、見直し検討部会でも十分ご発言いただけますので、部会委員を兼務されていない方が、中心となってご発言をいただければと思います。いかがでしょうか。

(高原委員)

長時間にわたるご説明ありがとうございました。調査も大変だったと思いますし、受動喫煙についても90%近くまで認識が上がったというのは、すごい評価だと思います。だけれども、現状、施設における禁煙の状況が進まないのは、もどかしい思いで聞いておりました。それは、たばこに対する考え方、健康には悪いけれども完全禁煙は難しいという考えがちになる一般的な意識がベースにあって、そこから抜け切れていないのかと思いました。県民意識調査は、そういう一般的な意識がベースになって回答されていると思いますので、それ以上のところに入り込んでいくと、どうしても高い認識を得ることはできないのかと思いました。この文書を送ってもらって、読みながら、その辺のところは普及啓発しかないのかと思いました。前回の見直し検討の時も、私は参加させていただいておりましたが、いろいろな状況の中で、ここは、まずは普及啓発が大事だろうということで、皆様が議論して出された結論に私も納得しました。それ以降、3年を経過した中で、その普及啓発が、本当にできていたのかについて、疑問を感じています。先ほどの実績を見せていただきながら、その高い認識は、普及啓発で得られたとは思っていません。予算をつけていただけていたのかについても見えないところもありますし、もっと踏み込んだ普及啓発を考えていく必要があります。他の委員の方もおっしゃっていましたが、行政だけが普及啓発をするのではなく、一般の市民を巻き込んで、ただパンフレットを作るだけでなく、また、キャンペーンをするだけでなくて、一般の市民と一緒になって普及啓発をする必要があると思います。

(玉巻座長)

ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。

(曽根委員)

資料4の平成27年度受動喫煙に関する県民意識調査及び施設調査の結果についての3ページから4ページ、第21条関係のところで、県民問9で規制強化を選択した方の中でどのように強化すべきかの回答の割合が県民問10に示されていて、県民問9で規制緩和を選択した方の中でどのように緩和すべきかの回答の割合が県民問11に示されています。もともと、県民問9で、規制強化を選択した方は26.1%、規制緩和を選択された方が5.2%しかいないことから、県民問10と県民問11の回答の実数はそんなに多くないと思いますが、県民問10と県民問11の表を見た人は、こんなにたくさんいるのかと誤解しかねないので、見せ方を工夫された方がいいと思います。

それから、資料6で通報の状況が記載されていますが、通報で施設の具体名が分かれば、個別に対応されているということでしょうか。

(事務局)

通報があった施設は、基本的には、一般の戸別訪問と同様に、戸別訪問をして、履行状況を確認させていただいているところです。

(曽根委員)

通報の是非はともかく、通報があるということは、実際に、どこまで条例が履行されているのかを確認するいい機会であるので、条例が守られていないところがあれば、県民の方にもご一報いただき、県の方で対応させていただくようなことをすると、もう少し条例が徹底されるのかなと思いました。個別の施設管理者の方や業者の方や、それぞれ状況があって、難しいところもあるかと思いますが、個別に指導することにより、状況が改善することも多いかと思いますので、そういうところを、重点的に対応していただければと思います。

(玉巻座長)

ありがとうございました。他にございますでしょうか。

(事務局)

先ほど、資料4の説明で分かりにくいところがありましたので、報告させていただきます。

県民意識調査の母数が2464で、規制強化を回答された方が643人で、その規制強化を回答された方の中で、屋外について規制強化すべきと回答された方が、411人で16.7%(2464分の411)になります。また、規制強化を回答された中で職場について規制強化すべきと回答された方が643人中235人で、9.5%(2464分の235)になります。

(曽根委員)

お話はよく分かりますので、資料の見せ方によって、議論が空回りしないようにしていただければと思います。

(玉巻座長)

他にございますでしょうか。

(樋口委員)

商工会議所の県連から来ている関係で、実際に営業されている方のことが気になります。今日の資料で、通報制度とかアンケートの結果とか見させていただいて思うのは、実際に営業をやっていらっしゃる方からすると、禁煙ができればベターなんでしょうけれども、分煙を徹底すれば、お客さんが来なくなる。或いは、中途半端なことをすれば、逆に、吸わない人が来なくなる可能性もあります。もし、「禁煙」や「分煙」を徹底するのであれば、予算的なものを確保していただいて、きちんと対応がとれる環境を、是非、併せてご検討いただけたらと思います。勿論、条例に違反した形で経営をしたいと思っている方ばかりではなくて、きちんとした形で対応して、気持ちよく飲食していただきたいと考えている経営者の方もたくさんいらっしゃると思います。そういった方々が、これで経営が立ち行かなくなることがないように、是非、そういうことも踏まえて、対応していただければと思います。

(玉巻座長)

ありがとうございました。その他にございますか。

(飯島委員)

たばこ交付税、たばこの売上げに対する交付税はどこになります。使途は限られていました。

(玉巻座長)

地方たばこ税だったと思いますが、県と市町村ですね。目的税ではなかったと思いますので、一般財源に入りますから、県と市町村は何に使ってもいいと思います。

(飯島委員)

県や市町村に入るのだったら、逆に、そういった税収を、受動喫煙防止のための設備整備に使えるようにできないのですか。

(樋口委員)

もともと国税なので、国の方で変えないと難しいと思いますが。

(飯島委員)

変えないと、そのお金を「禁煙」や「分煙」に使えないなら、変えた方がいいですね。また、たばこ1箱1000円にするとかもありますが、たばこを止める人も増えますよね。

ただ、受動喫煙の防止が問題になる時代ですから、たばこ税の何パーセントかを「禁煙」や「分煙」の設備整備に使えるようにしてもいいのではないかと思います。

(樋口委員)

禁煙や分煙の設備について、たばこを吸う人が負担するという考え方もあると思いますが、逆に、禁煙又は分煙を実施した施設を利用する方が負担する、たばこを吸う人だけでなく、たばこを吸わない人も負担する、その施設を利用する方々が応分の負担をするとの考え方もあります。

(望月委員)

受益者負担ということですよね。それとも、汚染者負担かな。

(樋口委員)

汚染者負担ではなくて、受益者負担です。

(飯島委員)

単純に、たばこの売上げに対する税金ですから、その何パーセントかを「禁煙」、「分煙」の設備に使えるよう国に陳情することはできるのではないですか。このたばこ対策推進検討会は権限がないから、逆に、たばこ1箱を1000円にするとか、たばこ税の何パーセントかを、お金がない県に交付してほしいとか、たばこ税を目的税にしてほしいとか、たばこ対策推進検討会として、何でも言えるのではないか。発想を変える必要があると思います。

(玉巻座長)

部会で検討してほしい論点項目について、部会員でない方からお気づきの点をもう少し絞りこんでご発言をいただければと思いますが、いかがでしょうか。特に出ないようであれば、先ほどの膨大な資料の解説を受け止めて、見直し検討部会で検討していくことになるわけですが、こんな感じでよろしいでしょうか。

(石田委員)

県民として、この場に来させていただき、いろんな勉強をさせていただいたと思っております。今後の受動喫煙防止条例の見直し検討を進めていく中で、県民としては、「分煙」を「完全分煙」のような形にしていただける方向に持っていってほしいと思います。

(玉巻座長)

率直な感想、ご意見で十分です。こんなこともやってほしい、あんなこともやってほしい、今、ここが問題ではないかなど、お気づきの点でご発言いただければと思いますが、いかがでしょうか。

齋藤委員、何かございますか。秦野市は、もともと専売公社の工場がありましたが、もうたばこ農家もなくなって、秦野市では、たばこは生産されていないと思います。ただ、いまも「たばこ祭り」をやられていますね。

(齋藤委員)

「たばこ祭り」は、たばこ耕作者の慰労会として行われていましたが、秦野市でのたばこの生産は30年ほど前に終わっています。祭りは、たばこを吸うことを推奨しているようなことはありません。ただ、「たばこ祭り」の名前だけ聞くと、そう思われる方もいらっしゃいます。秦野市は富士山の火山灰の影響で肥沃ではない土地でしたので、先人の方々が、肥沃ではない土地でもできる産業ということで、たばこの耕作を行ってきたということです。名称を変えるかどうかとの議論もありましたが、秦野市において、先人の方々がたばこを生産してきたという歴史があって、今がありますので、祭りの名前だけは継承しようということになりました。

(高原委員)

一つだけすいません。

前回の見直し検討の結果を見ますと、職場での禁煙に関して、職場のコンセンサスの問題で、ここではあまり触れないようなことが記載されていましたが、それは違うと思います。職場であるからこそ、健康で生きられる権利を平等に主張できる要素が必要ですので、職場でも、受動喫煙防止条例の波及効果を出す必要があると思います。かえって、職場の中では、パワハラのこともありますし、上司にものが言えない人たちが、仕方なく、受動喫煙にあっても仕事をしている人をたくさん聞いています。この検討会の場で言ってくださいと言われていましたので、是非、受動喫煙防止条例の効果を職場で出していただくとありがたいです。

(玉巻座長)

8時30分の終了予定時刻を過ぎておりますが、他に何かございますか。

(曽根委員)

最初の話に戻ってしまいますが、課長が最初にお話された今年度の条例の見直し検討の進め方ですと、国の状況や東京都の状況を見ながらと言うことですが、その辺がなかなかはっきりしないですよね。今回、都知事選もあってはっきりしませんが、11月の第2回たばこ対策推進検討会で取りまとめをした後、外部の状況が変わった場合は、来年度というか、次の期のたばこ対策推進検討会で、条例の見直しの議論をしてもいいのでしょうか。

(玉巻座長)

それは、条例の見直しの必要性が出てくれば、構わないかと思います。

(事務局)

11月の第2回たばこ対策推進検討会での取りまとめの後、条例の見直しの必要性が出てきた場合に、どのような形で見直しを進めていくかは、私どもで考えなければいけませんが、それは、条例の附則に、3年を目途に状況を見て、条例の見直し作業を行うということですので、状況がドラスティックに変われば、そういうものは検討対象になるということでございます。

(曽根委員)

それでは、例えば、見直し検討部会でいろいろな議論があって、外の状況を見ながら、今後、再度検討する必要があるという取りまとめを、第2回の検討会で出しても構わないという選択肢もあるということでよろしいでしょうか。

(事務局)

それは、検討会での結論ということになろうかと思います。

(玉巻座長)

3年ごとの見直しというのは、条例上の義務的な対応で、それ以外のことをしてはいけないという制約はありません。ただ、必要に応じて、こういう会を設けて見直し検討をするかどうかは事務局の判断ということになろうかと思います。

いかがでしょうか。他に格別論点に関してご意見がないようであれば、本日の議論は、この程度にとどめていくことにしたいと思いますが。来週の火曜日の部会で、いろいろ具体的な議論をしていくことになろうかと思います。特に、他に追加のご意見はありませんか。この検討会で議論していく論点に関しての発言ということでしたが、その他に、この際でありますから、何かお気づきの点がありましたら、何なりとフリーにご発言していただければと考えておりますが、いかがでしょうか。本日は、皆様、発言したいことはできましたでしょうか。

そうしますと、検討会としての議論はこの辺にさせていただきます。

4 その他

(玉巻座長)

その他、事務局から何かございますか。

(事務局)

特にございません。

5 閉会

(事務局)

長時間にわたり、本当にありがとうございました。

条例見直し検討部会を兼務されている委員の皆様につきましては、来週の7月26日の火曜日に、横浜開港記念会館で見直し検討部会が開催されますので、引き続きよろしくお願いいたします。

検討会の次回の日程につきましては、見直し検討部会で議論を重ねていただいた後、だいたい11月頃に開催を予定しております。早めに日程調整をさせていただきますが、次回は、見直し検討の結果を取りまとめて、ご検討をお願いすることになろうかと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

お手元にありますピンク色の「資料集」につきましては、ご希望であればお持ち帰りしていただいて結構ですが、持ち歩くには重いという方は、その場に置いておいてください。次回の部会・検討会では改めて机上に配布させていただきたいと思います。

それでは、最後に、健康増進課長から、皆様方に一言ご挨拶申し上げます。

(鈴木健康増進課長)

本日は、長時間にわたり、ご議論いただきましてありがとうございました。

今回は、今後の議論の進め方を中心にお話をいただきました。本県の受動喫煙防止条例の目的でございます受動喫煙による県民の健康への悪影響を未然に防止することは、これからもしっかり進めていかなければならないと考えてございます。一方で、受動喫煙対策を強化することによる事業者の方々への影響も十分に考えなければなりません。そうしたことも踏まえながら、今後の条例の見直し検討を進めていければと考えております。そう言ったことで、今後ともご協力をよろしくお願いしたいと思います。

今日はこれまででございますが、今後、部会での議論が始まりますが、部会での議論の状況も、皆様にお伝えしながら、次の第2回、今年度の条例の見直し検討については最後になりますが、この検討会でご議論いただければと考えております。

本日は、ありがとうございました。

会議資料

会議次第 [PDFファイル/101KB]

神奈川県たばこ対策推進検討会設置要綱・傍聴要領 [PDFファイル/147KB]

委員名簿:たばこ対策推進検討会 [PDFファイル/104KB]

報告資料:県のたばこ対策の取組み状況について [PDFファイル/695KB]

資料1:平成28年度における神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例の見直し検討について [PDFファイル/165KB]

資料2:平成25年度における条例見直し検討結果について [PDFファイル/178KB]

資料3:受動喫煙防止条例の見直し検討項目及び論点の整理について [PDFファイル/235KB]

資料4:平成27 年度受動喫煙に関する県民意識調査・施設調査の結果について [PDFファイル/572KB]

資料5:戸別訪問の実施状況 [PDFファイル/556KB]

資料6:通報対応状況について [PDFファイル/135KB]

資料7:事業者団体等に対する受動喫煙防止に関する取組み依頼について [PDFファイル/404KB]

資料8:国、他の都道府県の受動喫煙防止に係る最近の動向について [PDFファイル/173KB]

資料9:国の受動喫煙防止対策強化検討チームの開催について [PDFファイル/1.55MB]

資料10:県内市町村における路上喫煙の規制等、たばこ関連条例の制定状況一覧 [PDFファイル/152KB]

資料11:受動喫煙防止条例の周知活動について [PDFファイル/3.74MB]

参考資料1:喫煙率の推移について [PDFファイル/79KB]

参考資料2:宿泊者数、たばこの販売本数・代金、酒類販売数量の推移について [PDFファイル/61KB]

参考資料3:オリンピックと喫煙規制について [PDFファイル/103KB]

参考資料4:2019 年ラグビーワールドカップの概要 [PDFファイル/137KB]

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本文ここまで
県の重点施策
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  • ヘルスケア・ニューフロンティア
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