未病の改善(健康寿命の延伸をめざして)

掲載日:2018年12月11日

未病改善とは

未病グラデーション

「未病」とは?
⇒神奈川県では、心身の状態を健康と病気の二分論の概念で捉えるのではなく、「健康」と「病気」の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」としています。
日常の生活において、「未病改善」により、心身をより健康な状態に近づけていくことが重要になります。

神奈川県では平成29年3月29日に「かながわ未病改善宣言」を発表し、健康寿命を延ばすため「未病を改善する」取組みを進めています。
この宣言では、2つの理念と重要な3つの取組みを掲げ、全ての世代が未病を自分のこととして考え、行動していくよう、ライフステージに応じた未病対策を進めています。

<2つの理念>
理念1:「超高齢社会を幸せに生きるには未病改善が大切だ」という価値観を県民文化として育て、人生100歳時代に向けた「スマイルエイジング」を実現します。
理念2:そのため、未病改善について皆で学び、県民一人ひとりはもとより社会のあらゆる主体が協力しあって、ライフステージに応じた未病改善の取組みを展開します。

<3つの取組み>
食:毎日の食生活を見直し、健康的な食生活へ改善すること。オーラルフレイル対策も重要です。
運動:日常生活にスポーツや運動を取り入れること。質の良い睡眠も重要です。
社会参加:ボランティアや趣味の活動等で他者と交流し、社会とのつながりを持つこと。
※心身の機能の低下につながる口腔機能の虚弱な状態

3つの取組み

かながわ未病改善宣言[PDFファイル/166KB]参考資料[PDFファイル/471KB]

 

~国の戦略に「未病」が位置づけられています~
平成29年2月、「未病」の定義が新たに盛り込まれた国の「健康・医療戦略」が閣議決定されました。
「健康・医療戦略」には、『健康か病気かという二分論ではなく健康と病気を連続的に捉える「未病」の考え方などが重要になると予想される。その際には、健康・医療関連の社会制度も変革が求められ、その流れの中で、新しいヘルスケア産業が創出されるなどの動きも期待される』とあり、国の戦略に初めて「未病」が位置づけられたことになります。

 

 

1 健康寿命の延伸について

本県の高齢化率(65歳以上の人口が、全人口に占める割合)は、年々高くなり、平成27年は23.9%と国勢調査開始以来最高値となっています。

さらに県の将来人口推計によると、人口は平成30年(2018年)をピークに減少に転じ、年少人口(0から14歳)と生産年齢人口(15から64歳)が減少するのに対し、1970年に25.6万人であった65歳以上の高齢者人口は2050年には約295万人と10倍以上になり、高齢化率は36.4%まで進むと見込まれています。

現時点(平成27年)では高齢化率は全国で下から4番目と低いものの、団塊の世代や高度成長期に県に転入してきた世代の高齢化が進行するため、今後、全国平均を上回るスピードで超高齢社会へ移行することが予測されます。

そこで、高齢になっても、健康な状態で生活できることが重要となります。
そのため、県では、「かながわ健康プラン21」において、「平均寿命の延伸の増加分を上回る健康寿命の延伸をはかること」を目標の1つに定め、「ライフステージに応じた未病対策」と「未病改善の取組みを支える環境づくり」を軸に、様々な未病改善の取組みを推進しています。

※ 「健康寿命」とは
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、平均寿命から日常生活に制限のある期間を除いたものです。
神奈川県の健康寿命は、平成28年(2016年)は、男性72.3歳で(全国16位)、女性74.63歳(全国31位)となっています。

人口ピラミッド

 他県との比較

 平均寿命との比較

 

未病センター

県では、県民の皆様が手軽に健康状態や体力等をチェックし、「見える化」でき、その結果に基づくアドバイスや未病改善に関する情報提供を受けられる「未病センター」の設置を、市町村や企業・団体と連携して進めています。

詳細はこちら

かながわ未病改善協力制度

かながわ未病改善協力制度は、「かながわ未病改善宣言」のもと、未病を改善する取組みを企業や団体など、幅広い主体と共に進めるために創設された制度です。

※本制度は、平成26年1月8日に発表した「未病を治すかながわ宣言」に基づき、未病を改善する取組みを企業や団体など、幅広い主体と共に進めるために創設された「未病を治すかながわ宣言協力活動登録制度」の名称等の一部を変更したものです。

※本制度は、企業・団体等が行う「かながわ未病改善宣言」の推進に協力する活動について、県が企業・団体等に対し一定の評価を与え、保証又は推奨するものではありません。

かながわ未病改善協力制度はこちら

現在、御協力いただいている企業・団体等はこちら(PDF:2,913KB)
[409企業・団体 12,243事業所にご協力いただいています。 (平成30年12月7日現在)]

未病サポーター養成研修

県では未病を改善する取組みの普及のため、平成27年度から未病サポーター養成研修を開催しています。
研修受講後は「未病サポーター」として未病に関するリーフレットを身近な方に配布していただくなど、未病を改善することの重要性について、普及・啓発していただくようお願いしています。
本研修は、無料で受講いただけます。生活習慣病や認知症に有効な未病を改善する取組みの内容や、日常的な実践のための実技も体験でき、年をとってもいきいきと元気で暮らすためのお役立ち情報が満載です。

 内容(所要時間 約2時間)
・「未病の概念」と「未病を改善する」取組み(食・運動・社会参加)の意義
・未病を改善するための具体的な取組み
・コグニサイズ(認知症予防エクササイズ)
・お口の健口体操(「食べる」「話す」など口腔機能を、維持・向上するための体操)
・転倒予防エクササイズ、ロコモ運動 など

 平成30年度の研修日程についてはこちら(URL:http://www.khf.or.jp/kenko/mibyo.html

子どもの未病対策応援プログラム

未病の改善には、子どもの頃から正しい生活習慣を身につけることが重要であることから、県では子どもの未病対策を進めています。
そこで、子どもが楽しく運動や食などの未病改善に取り組めるよう、企業等のノウハウや人材を活かしたプログラムを、幼稚園や保育所等で提供するしくみを構築し、株式会社エポック社など13のプログラムを登録しました。
幼稚園や保育所等から希望を募り、県がコーディネートして、県内各地域でプログラムを提供しています。

詳細はこちら

かながわ女性の健康・未病サイト

「かながわ女性の健康・未病サイト 未病女子navi あなたらしくもっと、輝くために」

20歳から35歳くらいの女性は、一般的に女性ホルモンの分泌が安定し、女性としての健康問題が出にくい時期です。しかし、近年、女性のライフスタイルの変化やストレスの多い生活環境の影響もあり、心身に不調を感じる方が多くみられます。

そのため、特に女性は若い頃から未病改善に取り組むことが重要です。詳細は下記URLへ

URL: http://www.okanouenooisyasan.com/mibyo-joshi/

フレイル対策

 年をとって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態を「フレイル」と言います。多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。
 神奈川県では、市町村と連携して、高齢者の未病改善の取組としてフレイル対策を進めており、次の市町村で、60歳以上の方を対象にフレイルの兆候を確認できるフレイルチェックを実施しています。

 実施市町村:
横須賀市、逗子市、三浦市、厚木市、座間市、平塚市、藤沢市、茅ケ崎市、中井町、湯河原町

 また、口腔機能の軽微な低下などをいう「オーラルフレイル」について、対策を進めています。

 詳細は次のURLへ
 URL: http://www.pref.kanagawa.jp/docs/cz6/cnt/f480290/frail.html

 

かながわ健康長寿ナビサイト

「かながわ健康長寿ナビサイト 未病改善で元気でいきいき」

神奈川県の「未病を改善する」取組みの周知・普及や、市町村や企業・団体等による「未病を改善する」取組み支援の情報を発信・提供しております。

URL: https://me-byokaizen.pref.kanagawa.jp/

医食農同源の取組み

若い人も高齢者も、元気で健康に暮らすことができるよう、地産地消や食育等を通した医・食・農が連携した取組みが 求められています。そこで、医・食・農の各分野の専門家などにより、医食農同源のあり方を研究するとともに、その一環として、生活習慣病予防に役立つ高機能性を有する県内産農産物を活用したレシピの開発を行い、病気にならない健康づくりを目指します。
※「医食農同源」・・・病気の治療をするのも、日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことのできないもので、源は同じだという考えに、さらに食材等を育てる「農」を取り込んだ健康観。

医食農同源の取組みはこちら

未病チェックシート

未病チェックリスト

未病チェックシートは、体調などの質問に答えていくと、ご自分の健康状態が分かります。また、その健康状態によったアドバイスも受けられます。(上のバナーをクリックしてください)

健康寿命日本一戦略会議

神奈川県は健康寿命の延伸に向け、外部有識者などからなる戦略会議を設置し、議論を進めていきます。

「健康寿命日本一戦略会議の概要」はこちら

未病改善県民シンポジウム「今からできる認知症への備え」

県では、超高齢社会の到来に向けて、認知症の未病改善の取組みを進めています。この度、県民の皆様に、認知症は自分や家族など誰でもなり得ること、また、生活習慣の見直し等が重要であることを理解し、認知症について考えていただくきっかけとなるよう、「未病改善県民シンポジウム『今からできる認知症への備え』」を開催しました。

平成30年度の結果についてはこちら

関連リーフレット等

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