発電総合制御所の役割

掲載日:2021年6月15日

発電総合制御所の概要

 発電総合制御所は当初、相模川水系の発電所(当時7カ所)の遠隔監視のために「城山発電制御所」として昭和63年に城山発電所に設置されました。その後、平成9年に愛川第1・第2発電所の2カ所を、平成15年に酒匂川・早川水系の発電所3カ所を監視対象に加えて、「発電総合制御所」と名前を変え、平成22年に道志第4発電所を加えて現在に至っています。

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相模発電所津久井発電所道志第1・第2・第3・第4発電所柿生発電所愛川第1・第2発電所城山発電所早川発電所玄倉第1・第2発電所

 

発電総合制御所の業務

 発電総合制御所で行う業務は、県営水力発電所の遠隔監視制御業務と、発電機の運転・停止計画作成や実績のとりまとめなどの給電業務があります。各発電所は、平常時は作成された運転計画にしたがって自動で運転や停止、出力の変更を行っています。職員は計画通りに運転を行っているかを24時間体制で監視をしています。設備の点検や、トラブルが発生した場合は遠隔操作で発電設備の制御を行います。

 

城山発電所について

 城山発電所は相模川総合開発事業の一環として建設された、日本で初めての大規模な純揚水式発電所です。この発電所は下池である津久井湖の水を上池である城山湖にくみ上げておき、その水を使って発電をするものです。純揚水式であるため、上池の城山湖には河川の流入がありません。

 揚水式発電所は火力発電所などの他の発電所と比べて電力需要の急激な変化に早く対処して発電をすることができるのが特徴で、電力供給の安定に大きく貢献しています。電力需要の変化のため、全国各地に大型の揚水発電所が建設されてきましたが、城山発電所はその先駆けとなったものです。

 電気を貯めることは難しいといわれていますが、揚水発電所は上池に発電用の水を貯めておくことで電力の貯蔵と同等の効果をもっています。

 城山発電所の発電電動機室は、地下230メートルにあり、その大きさは長さ124メートル、高さ30.8メートル、幅15メートルあります。発電した電気を送り出すための変電設備などは地上にあります。