webnews10 ヘアリーベッチ

掲載日:2018年5月14日

 

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★ 草を草で抑える! 果樹園の省力草生法 ★



ヘアリーベッチの開花 果樹園の土壌管理では除草剤の使用を減らし、雑草を利用した草生栽培が主流になっています。しかし、樹と草の養水分の奪い合い、春から収穫期にかけての4、5回の草刈り作業には手間がかかる、などの問題があり、改善が望まれています。

当所では、春から夏の雑草繁茂をおさえ、草刈り労力の軽減できる草種として、マメ科の牧草ヘアリーベッチとイネ科のライムギに注目し、検討しました。

ヘアリーベッチ(写真)は10月に種を播き、冬の間に徐々に生育し、春になると盛んにつるを伸ばし、緑のマット状になります。これが他の雑草の生育をおさえて、草刈り作業を軽減します。一般的に養分の競合が大きいのは窒素ですが、マメ科の草種では競合が少なく、むしろ土壌を豊かにします。また、夏期の水分競合でも、梅雨明け前に暑さのため枯れてしまいそのまま敷き草になるので、土壌水分の蒸発を防ぎます。

ライムギは春に刈り取り、そのまま敷き草にします。試験では6月中旬までの約2ヶ月間、雑草の発生をおさえ、土への有機物の補給にもなることから、土作りをかねた省力的草種として有望です。

今後も果樹園の草生栽培における、省力的草種、環境保全型草種、景観形成型草種について検討する予定です。

 

 

(生産技術部)

 

 

 

 


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