webnews12 アオサの農業利用

掲載日:2018年5月14日
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★ アオサのたい肥化と農業利用

近年、日本沿岸の富栄養化に伴い、海藻の異常発生が報告されています。海藻は少量なら問題ありませんが、大量に発生している浜辺では景観を破壊し、環境悪化を引き起こします。また、地球環境を考えると有効利用が重要になります。
当所では、野菜くずなど未利用資源を緑農地へリサイクルする技術開発を行っていますが、平成8年から、その一つとして、海藻の「アオサ」の農業利用技術を開発する研究を行いました。
横浜市では、年間1000トン程度のアオサを回収していますが、回収物の適切な処理方法はまだ確立していません。一方、横浜市は、公園管理や街路樹管理などから出るせん定枝のたい肥化に先進的に取り組んできた結果、すでにせん定くずたい肥を実用化しています。
そこで当所では、せん定枝破砕物(せん定くず)と混合することによってアオサたい肥をつくる方法を検討しました。
堆肥化は、2段階で行います。
まず、水洗したアオサとせん定くずを重量比でほぼ等量混合し、通風しながら約1ヵ月間一次発酵しました。
切り返した後、箱形発酵槽の中で約2ヵ月間の二次発酵を行いました。
たい肥化過程では良好な発酵を示し、できあがったたい肥は、窒素1.5%、炭素35%を含み、一般のたい肥とほぼ同じぐらい良いものができました。作物の栽培に用いた場合、肥料成分を調節すれば、牛糞たい肥を使用した場合と同様に、作物の生育が良いことが示されました。
なお、アオサ利用に際しては、土を荒らさないために水洗物を使用し、施設栽培での使用はさけてください。

(農業環境部)

アオサたい肥ができるまで
アオサ1

 

 

 

 

 

アオサ2

 

 

 

 

 

アオサ3
海岸に打ち上げられたアオサ   アオサを水洗いします   せん定くずと等量混合します
       
アオサ4

 

 

 

 

 

2次発酵

 

箱型発酵槽の中で約2ヶ月間

 

 

 

 

 

1次発酵

 

強制送風装置付き縦型発酵槽の中で約1ヶ月間

たい肥のできあがりです        

 

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