webnews14号 モミガラ、ヤシガラを利用した環境に優しいトマト養液栽培

掲載日:2018年5月14日
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★ モミガラ、ヤシガラを利用した環境に優しいトマト養液栽培


現在のトマト養液栽培1では、鉱物を利用したロックウール2培地を使う方法が主流です。
しかし、使用後のロックウールは自然還元が難しいため、産業廃棄物として処理が必要であり、他の培地に代えることが望まれています。
また、培養液はトマト一株あたり一日数百ミリリットルから2リットルくらいを与えて管理しているのが普通ですが、植物が吸わなかった残りは排液となっています。

そこで当所では、培養液を外に流さず再利用し、培地をロックウールから自然還元が容易なモミガラやヤシガラに切り替えることを目的に試験を実施しました。
培地の様子 左から「ヤシガラ培地」、ロックウール培地、モミガラクン炭培地
培地のようす
左から・・・

ヤシガラ培地(茶色)
ロックウール培地(黄色)
モミガラくん炭培地(黒)

その結果、モミガラくん炭はロックウール培地で栽培したときと同等の収量が得られ、代替培地として実用性があることが分かりました。
また、ヤシガラでも種類によってはロックウールと同等の収量が得られるため、有望と考えられました。

今後は、これらの培地がどれくらいの年数使用できるのかを試験するとともに、農家が容易に入手できる、より低価格な培地資材を検索する予定です。

1養液栽培とは、土を使うかわりに固形の培地や水の中に根を張らせ、必要な栄養成分を含んだ培養液を与えて栽培する方法です。
土壌で栽培し続けると生じる病気の心配がなく、作物の栄養状態の管理がしやすいという特長があります。
2ロックウールとは、鉱石を溶かして作られた繊維を固めたものです。
(生産技術部)
 
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