webnews17号 新黄金柑「湘南ゴールド」を育成!!

掲載日:2018年5月14日
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やや小太りで肌の良い
新黄金柑「湘南ゴールド」を育成!!
根府川試験場
当試験場では、黄金柑(別名:ゴールデンオレンジ)に替わる5月のカンキツとして「湘南ゴールド」を育成しました。
この「湘南ゴールド」は黄金柑の風味を有し、むきやすく、黄金柑より果実の大きい品種です。現在、品種登録の手続き中です。

1 育成経過
温州みかんが終わる4月から5月にかけて成熟し、果汁も多く、独特の香りがある「黄金柑」に注目し、1988年に黄金柑を母親とし、今村温州を父親として交配しました。これらの中から黄金柑に比べ、果実品質、収量、樹の生育ともに優れた「湘南ゴールド」を選抜しました。
湘南ゴールド
↑「湘南ゴールド」(2月下旬)



 
特性

外観は母親の黄金柑に似ているが、果実が一階級大きい。
※平均果重 湘南ゴールド77g,黄金柑56g
表皮は黄金柑より凹凸が少なく滑らかで、成熟期近くになると柔らかくなり、むきやすい。
果肉は黄金柑と同様、糖度11から12%と十分甘く、果汁も多く柔らかい。
種は1果あたり4個くらいと少なく、食べやすい。
成熟期は4月であるが、やや酸味が強いため、収穫後、仮貯蔵してから食べると風味も良くなる。
樹の生育は黄金柑に比べて良く、刺があるが、結果期が近づくにつれて落ち着き、刺も短くなる。
隔年結果性は黄金柑とほぼ同じで強い。

写真左:湘南ゴールド、右:黄金柑

湘南ゴールド黄金柑
3 今後の課題

黄金柑の代替品種として県西部の海岸沿いのカンキツ地帯を中心に普及が期待されます。また、露地栽培はもとより施設栽培(無加温、少加温)にも適しています。
この品種には、果実の大玉化、隔年結果性の軽減化など、まだいくつかの栽培技術上の問題もありますが、経済品種として増産を図りながら問題点の解決に努力していきたいと考えています。
奥の背の高い方が湘南ゴールド、手前が黄金柑(2月下旬)→
 

奥の背の高い方が湘南ゴールド、手前が黄金柑(2月下旬)
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