三浦半島の気象データの収集と活用

掲載日:2018年5月14日
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三浦半島の気象データの収集と活用
三浦試験場

三浦半島は、温暖な気候を利用して県内有数の野菜産地となっています。しかし、近年の異常気象により、キャベツなどに抽苔(ちゅうだい:とうがたつこと)、寒害、腐敗病が発生しています。これらの低温障害を避けるため、平成10年より三浦半島全域(平成11年度から12年度は82ヶ所 畑地、海岸、山頂部など)に自記温度計を設置し、気象データを収集してきました。

三浦半島気温分布図 現在、三浦半島を50メートルのマス目で色分けた気温分布図を作成し、あらかじめ気象災害を避け、収穫期や収量を予測する基礎データが得られています。(参照:調査結果の一例)

今後の課題は、西風による低温の原因を究明することに加え、栽培現場においてこのデータの活用方法を確立することです。農家があらかじめ気象障害の危険を予測し、作付けや収穫期、収量の予測に役立てられるよう、パソコンソフトや農協の情報センター等からデータを利用できるよう計画しています。
調査結果の一例 図1 三浦半島気温分布図→
 
図2 1月から2月の夜間の気温変化
1月から2月の夜間の気温変化 夜間の平均風向が西1月から2月の夜間の気温変化 夜間の平均風向が北1月から2月の夜間の気温変化 凡例
↑夜間の平均風向が西 ↑夜間の平均風向が北 ↑凡例

(1) 三浦半島中西部をはじめ青色の部分など最低気温が低い地域が見られ、地域的な気温の偏りが見られる。(図1)
(2) 西風が吹く時は北向きの風より気温差があり、朝の冷え込みが強い。(図2)

※図2は夕方5時から翌朝5時の気温を引いた値の期間平均です。凡例は暗い色ほど気温差があることを示します。
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