webnews22号 三浦半島における野菜くずの発生量とリサイクル

掲載日:2018年5月14日
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三浦半島における野菜くずの発生量とリサイクル
三浦試験場

写真:キャベツ畑に残った葉
キャベツ収穫後畑に残った葉

三浦半島は県下有数の露地野菜地帯です。半島内の約1000haの畑には、夏はスイカ、メロン、カボチャ、冬はダイコン、キャベツ等が作付けされています。しかし、栽培が終わった畑には、スイカのつるや屑果、キャベツの葉などの野菜くずが残ります。
半島全体で発生する野菜くずの量は、年間約17万tに及ぶと試算されていますが、この野菜くず中には、野菜に必要な肥料分が多く残されています。これは窒素成分で考えると、畑に散布された量の約4割にあたります。よって野菜くずはリサイクルすべき貴重な資源といえます。
しかし、半島内で発生した野菜くずの全量を堆肥化処理すると仮定すると、10t規模のプラントを半島内に60基程度設置しなければなりません。これは現実的に不可能なことです。
そこで、当試験場では大がかりな装置を使わずに個々の農家で実践できる野菜くずの有効利用法を模索しています。
例えばダイコンとキャベツの葉に、同量の細断したトウモロコシの茎を混合し、高さ1m程度の山を築き、1週間に1度切り返せば、およそ1ヶ月で堆肥化します。さらに3ヶ月寝かせれば完熟堆肥になります。このように作成した野菜くず堆肥を用い、キャベツを栽培したところ、従来の牛ふん堆肥と同等の収量が得られました(図)。
図 野菜くず堆肥で栽培したキャベツの収量(2001年4月8日調査)
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